【募集中】戦争が終わっても苦しむ人たちがいます。寄付・サポーター募集中。日本イラク医療支援ネットワーク

子どもたちの回復が力になる
斉藤亮平さん/NPO法人日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET)
赤ちゃんを抱っこする男性。横には白い民族衣装の男性。
イラクでがんの子どもや家族を支援
斉藤亮平さんは2017年1月、JIM-NETに参加するのとほぼ同時に、
現地駐在員としてイラク北部のアルビルで暮らし始めました。
現地の病院と患者、家族を支援する施設「JIM-NETハウス」を拠点に、
医薬品の手配や、小児白血病などの
小児がんの子どもたちが治療を受けるための手助け、
家族も含めた支援やケアを行っています。

JIN-NETに入る前は青海外協力隊などで
シリアなどに滞在した経験をもつ斉藤さん。
その当時は音楽教育などを通じた支援を行っていました。
専門外の医療に取り組んだこの1年は大変だったといいます。
「それでも、IS(イスラム国)の戦火から逃れてきた子どもたちが、
支援で治療を受けて少しでも快方に向かっていたり、
数か月の間に背が伸びたりした姿なんかと見ると、
ジムネットの活動を始めてよかったと思いますね」

イラクではいま、日本の約2倍の頻度で
小児白血病などの小児がんになる子どもたちが出ています。
はっきりした理由は解明されていませんが、
湾岸戦争以来の戦闘で使われた兵器、
その残骸が出す放射能や化学物質が原因ではないかといわれています。
そして、湾岸戦争からISの支配に至る長い混乱のなかで、
医療サービスが行き届かない状況が続いているのです。

戦争が終わっても苦しむ人たちがいる
戦争の影響で苦しむ人を根本的になくすには、
紛争を止めること、戦争をなくすことがもちろん大事。
「でも、同時に“終わっていない戦争”の処理に
立ち向かう団体もいないといけない」
と斉藤さんは話します。
「実際、戦争は終わったと思われていたイラクでも
こんなに苦しんでいる人がいるんです。
戦争や紛争を止めることと、人々のサポートをすることは、
並行してやっていく必要があるんですよね」

斉藤さんは帰国中、活動を広げるため、
大学などで講義をすることもあります。
「学生はみんなイラクやシリアに怖いイメージしかもっていない。
でも、それらの国の若者も、恋をしたり音楽を聞いたり、
おいしいものを食べて喜んだりしていると知ってもらうことから、
興味をもってもらえればと思うんです」
今年は現地の病院内に新たなJIM-NETハウスが建設される予定です。
そうなれば、治療で学校に行けない子どもたちが学んだりでき、
子どもたちや家族に、より幅広い支援ができる場になるでしょう。
斉藤さん自身も新たな計画を考えています。
「じつは現地で、ピアノを買ったんです。
今後は音楽やアートを通じて、
医療とは別の心の栄養も提供できればいいですね」

写真提供/JIM-NET

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事務所の中の2人。デスクの前で男性はたっていて、女性はすわっている。
日本に帰国中の斉藤さん(左)と、事務局の雀さん。

斉藤さんの記事は、3月号、スタッフが語る「はじめてよかった」でご紹介しています。
◆『のんびる』2018年3月号 目次
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