障がいをもつ子とその親の居場所をつくりたい。「ことりんご村」(「はじめの一歩通信」より)

手仕事でつながろう!「ことりんご村」は、みんなの家

か ねてから「障がいをもつ子とその親の居場所をつくりたい」という夢を持っていた中嶋さん。実践起業塾(※)を受講したことがきっかけで仲間とつながり、手 仕事を通じた交流の場「ことりんご村」をオープンしました。起業への想いを聞きに、オープンしたばかりの「ことりんご村」を訪ねました。

障がいのある子と、その親の居場所作りは切実。
 私には3人の娘がいますが、三女には障がいがあります。もともと福祉の仕事に関心があり、その子が生まれるまでは幼稚園に勤めていたので、障がいのあるお子さんや、その親を支える仕事に積極的にたずさわってきました。
でも、自分が三女を迎えたことで知ったのは、障がいをもつ子の親が、いかに孤立しているかということ。どこに情報があるのか、だれに助けを求めればよいの かもわかりません。やがて自分自身の経験から「障がいのある子どもと、その親が安心して過ごせる『居場所』をつくりたい」という想いをもつようになりまし た。

『のんびる』掲載の先輩の「はじめの一歩」に励まされた。
 想 いはあっても、何をしたらよいのかもわからず、この10年ほどは悶々ともがいていた感じでしょうか。そんななかで、励まされたのが『のんびる』でした。苦 労しながらも「はじめの一歩」を切り拓いている方がたくさんいる。何年かかっても、何歳からだっていいから必ず、と思えるようになったんです。そして、三 女が中学生になり子育てにちょっと一息ついたときに思いきって「実践起業塾」を受講しました。
講義で事業計画を具体的に立ててみると、自分が本当にやりたかったことに気づくことができました。障がいをもつ子とその親が疲れた羽を休め、交流を通して元気になり、巣立つ〝木〟。私のなかで「ことりがとまる木」というイメージもできました。その後、私の想いを聞いていた10年来の友人が、お母様が亡くなられて住む人がいなくなったご実家を貸してくれることになったのです。
ことりんごの外観 静かな住宅街
静かな住宅地にオープンしたことりんご村。 手作りの看板が目印。お待ちしています!

手仕事をテーマに 誰もが気軽に立ち寄れる家に。
 もともと民家なので、障がい者支援の場としては、スペースも限られ、階段があるなど制約もありました。でも、足りないことを挙げてためらうよりは、いただいたチャンスを受けて、前に進むことにしました。
プレオープンのイベントとして、家を貸してくれた友人と、布小物作りが得意な別の友人といっしょに、手作り雑貨の「お茶の間手作り市」を開きました。この 家が、誰もが気軽に立ち寄れる場として開かれていることを、地域のお母さんたちに知ってもらうことが大切だと考えたのです。
まだまだ軌道にのる には時間がかかりそうですが、今後は年に2〜3回ほど「お茶の間手作り市」などイベントを開催する予定。手作り品を見ながらお茶を飲んでくつろいでもらい たいですね。手仕事のワークショップも計画中です。そしていつかは障がい者支援にもつなげていきたいですね。それは、障がいをもつ子とともに生きてきた私 が、あきらめずにもち続けたい夢。そして願えばいつかかなう夢。そんな気がしています。
(のんびる2015年7月号はじめの一歩通信掲載)


■問い合わせ■
「ことりんご村」
【オープン日時】不定期、ツイッタ―でご確認ください。
【住所】東京都江戸川区東小松川3-23-9
【アクセス】JR新小岩駅から都バス西葛西行き 東小松川2丁目下車徒歩5分
【Eメール】lulai21n★gmail.com ※★を@に変えて送信してください。
【ツイッター】https://twitter.com/kotoringomura
ことりの木ノート 検 索
※イベント内容等、詳細はお問い合わせください

ことりんご村の手作り作品
お友だちの作家さんたちが協力して制作してくれた小物。
「手仕事は人と人をつないでくれます。昔から縫い物が大好きなんです」(中嶋さん)

 

 

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