未来に正しく伝えるために・・・。土と生きる私の「最後の仕事」(特集)

未来に正しく伝えるために・・・。
土と生きる私の「最後の仕事」
「おひさまシェアリング」代表 香取政典さん(千葉県香取市)
おひさまシェアリング香取さん

佐原農産物供給センター代表理事の香取さんが取り組む「ソーラーシェアリング」。
作物を育てる畑の上で太陽光発電するシステムで、
パルシステムでんきの発電産地の1つです。
そこには香取さんが「最後の仕事」と語る熱い想い、人生哲学が宿っています。
文明を享受した者の責務、

生き方を変えたという実感、
子や孫の世代に伝えたいもの、伝えるためにできること
香取さんにお話をうかがいました。
空からみた「おひさまシェアリング」
空から見た「おひさまシェアリング」

私が太陽光発電に取り組むきっかけは、
6年前の福島第一原子力発電所の事故でした。
経済優先で、地方を犠牲にして、自分だけが文明を享受して生きていくことが、
果たして正しいのか。
そう自問自答したんです。
ここに太陽光発電があるのは、私自身のためでもあります。
「世の中、やはりお金だ」「便利な生活にはかなわない」、
そんな欲望に心が揺れ動いたとき、
「6年前に戻ろう!」と自分を律してくれる。
そんな存在です。(香取さん)

ソーラーシェアリングって?
農地を作物つくる場として維持しながら、
その上部空間に太陽光発電の設備(太陽光パネルなど)を設置し、
発電する仕組み。
一般的には「ソーラーシェアリング」「営農型発電設備」と呼ばれる。
農業と地域振興策としても注目を集める。

佐原農産物供給センターの野菜(人参)
佐原農産物供給センター

パルシステムの産直産地。
火山灰を多く含む豊かな土壌が広がる北総台地で、
サツマイモや人参などの根菜類などを栽培。
食の安心・安全のため、独自の基準を設けるほか、
生産技術の向上や新品種の導入にも積極的に取り組む。
女性部「農め~くくらぶ」による交流活動など、
生産者と消費者(パルシステム組合員)の顔の見える産直交流も盛ん。
2014年には産地ぐるみで農業者を育てるため、
株式会社修農者を立ち上げた。

撮影/坂本博和(写真工房坂本)

この記事は2017年8月号でご紹介しています。
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