<事例> わたしの「失敗!」「想定外!」
事例に学ぶ
●善意のつもりが「押し売り」に!
「ある学習会で、お葬式で使う本物の道具って、どんなもの? という疑問に答えるために、実際の道具類を会場に展示したことがありました」。
葬儀にまつわる学習会を開いているNPO法人の代表理事・Aさんは、その経緯を話してくれました。
骨壷や棺、祭壇など、葬儀がなければ日頃決して目にすることのないそれらの道具を、見て手で触れるよいチャンスと意気込んで企画したはずが、一部の参加者から「売りつけるつもりなの!?」の声が出てしまいました。
「いわゆる『互助会』の強引で執拗な勧誘が後を絶たないという現状もありますから、こちらは善意のつもりが、道具を提供してくれた企業の、営業・販売の場のように誤解されてしまったんですね」と苦笑い。こちらの「よかれ」という真意が伝わりませんでした。
●盛りだくさんの企画は大成功。でも……赤字に!
学習会で『もし、あなたが喪主になったら』という"模擬葬儀"を企画したAさんたち。
「葬儀をひとつの寸劇に仕立てて、参加者の方たちにも、見るだけでなく、実際に参加してもらおうということになったんです」。
企画の段階から熱のこもった話し合いが行われ、会場は実際の葬祭場を使用することにしました。祭壇をしつらえ、参加者も葬儀参列者となって、焼香や献花の仕方、数珠の持ち方、葬儀の流れなどを経験。寸劇の後にはビュッフェスタイルの通夜料理も用意して、参加者たちに試食してもらう、という凝った趣向でした。
「とても好評でしたよ。でも……」。
終わってみると、花と料理代で想定外の7万円もの持ち出しになってしまいました。
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