<事例> わたしの「失敗!」「想定外!」
事例に学ぶ
●失敗例 「想い」だけが 突っ走り、 資金面で詰めの甘さも。
間借りしていたある組織の一室から、一刻も早く自立したいと想いをふくらませていたAさんたち。ある商店街から「空き店舗対策事業」の話が持ち込まれました。入居時にかかる費用の3分の2は東京都と区が助成し、NPOの負担は3分の1で済むというその制度。 「拠点を持つにはいましかない! って突っ走ってしまったんですね。どんぶり勘定でコトを進めてしまって」。 いざフタを開けてみると、助成金の申請は商店街とNPOのどちらがするのか、といった初歩的な取り決めもしていなかったことに気がつきました。 愕然としたのは、「負担するお金に、入居時の保証金も含まれていると思いこんでいた」こと。 結局、3分の1の負担に加えて保証金をあわてて用意することに。詰めの甘さから、素人にとっては大きな負担を負うことになった苦い経験です。
●想定外 「めざすもの」 の違いから、 信頼関係が崩れて。
女性たちの潜在能力を生かし、高齢者向け配食のNPOを立ち上げようとしていたAさんたち。専門知識と実績に定評のあるBさんに設立を持ちかけました。 意気投合し、Bさんも理事として名を連ね、NPOの活動に全力で取り組む、そのはずが……。 「私たちは、時間も持てる力もすべてを注ぎ込んで必死でした。でもBさんは仕事のフィールドでも超多忙。Bさんにとって私たちとの仕事は、『もうひとつの場』に過ぎなかったのでしょう」。 初めは小さかった意見の食い違いが、やがて大きな溝となり、結局、AさんたちとBさんの関係はこじれて修復できないものに。設立1年を待たずに袂を分かつことになりました。 「コミュニケーションの大切さを思い知りました」とAさん。一度は信頼した仲間との決別は、Aさんにとって辛い記憶となりました。
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