「クッキングハウス」代表・精神保健福祉士/松浦幸子さん
■「“おいしいね”と言い合えば、 やさしい気持ちで生きられる。 そんな文化を広げていきたいんです」
心の病気を持った人も 地域で元気に暮らしていける
いつ来ても、いつ帰ってもいい、どんなふうに過ごしてもいい、そんな居場所があったなら……。東京・調布市にある自然派レストラン「クッキングハウス」は、そんな松浦さんの思いと、うつや統合失調症など、心の病をかかえるメンバーたちがつくり上げてきたスペースだ。昼食どきになると、レストランは一気に混んでくる。「いらっしゃいませ〜」「こんにちは〜」と、元気にあいさつしながら、注文を取りに来るのはここに集うメンバーたち。しかし、厨房のほうからススッと出てきて、みんなのいる席についたり、食事を食べ終わった途端、やおら接客係に早変わりする人も。おや? 誰がお客で、誰がメンバーで誰がスタッフなのだろう。