前回お伝えした「NPO法人の役割」の中で、「市民自身が暮らしやすい社会をつくっていくための道具」という考え方が紹介されていました。今回紹介するのんびるリポーター佐々木和恵さんの報告
、「雄大な構想と哲学と実践力をもって活動をする NPO法人やみぞの森」を読むと、改めてNPO法人のそうした役割を感じます。
やみぞ(八溝)という地名は、周辺の住民の方にはおそらくなじみの深いものなのでしょう。地理的に山の多い日本では、昔から人々は森と深くかかわってきましたし、こうした風土から日本の家屋は長く木造建築が中心でした。しかし、いわゆる「薪炭革命」と、輸入材の増加が林業の衰退を招き、今日に至っています。森や日本の材木を守っていくためには産業が必要です。しかし、単純に営利だけを追求するとその維持は大変難しいのが現状です。
「地域森林資源を循環させながら生育した樹木を利用し、樹木と共生することを伝える実践活動」を行うNPO法人やみぞの森の、理念と具体的な活動について、佐々木さんのさまざまな角度からの丁寧な説明に、この団体に対する畏敬の念を改めて感じました。NPO法人として、地域の資源を共有し維持発展していく、一つのモデルとして、今後の活躍にますます注目したいものです。
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