5回にわたり綴られた、のんびるリポーターで現役通訳ガイドの徳重富士子さんが、シニア日系人とまわった
東北の桜をめぐるツアー。改めて全編を読むと、日本の国土がいかに広いかを感じました。以前、「旅フェア」という祭典の来場者の、「あこがれの旅」と題したアンケートをみたことがあります。自由記述方式にもかかわらず、多くの方が「桜前線と一緒に北上する旅」をあげていたのが印象的でした。
6日間のバス旅行は、桜前線にも追いつき、最後の訪問地弘前で、めでたく満開の桜を出会い成功裏に終わっています。しかしその間、さまざまなできごとが起こり、旅が人生にたとえられる所以を改めて実感します。
折しもニュースでは、都道府県別の将来推計人口が発表されました。高齢化が進み、国全体で人口が減るなかで、東京など都市部への人口集中が進む見通しとも報道されています。
美しい桜も、風情ある温泉宿や歴史ある観光地も、そこに住む人々が大切に守っているからこそ、旅人が恩恵を受けることができるはずです。不均衡なくさまざまなバリアから解き放たれ、国全体で豊かに推移できる方策を、我々は真剣に考える時期なのかもしれません。
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