「活動のジャンル」 > 「バリアフリー」 のブログ記事一覧
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「日本聞き書きボランティア協議会」の活動
「日本聞き書きボランティア協議会」の実践活動として、ご高齢の中村博子さんへの聞き取りを元に、『名誉チャプレン』の冊子ができるまでが紹介されています。戦前戦後を生きぬくために、とりわけ女性たちは、大変な苦労を重ねたことと思います。その多くは表に出ることもなく、記録がなければ後世に伝えることもできません。
偉業のあるないにかかわらず、人にはそれぞれの人生があります。たとえ他人に知れなくとも、そこにはドラマがあるのだと思います。そうした隠された人生を発掘し、記録する作業、それは本当に根気がいる仕事であると同時に、私たちにとって実にありがたい活動なのではないでしょうか。
一人の人間の小さくも壮大な「物語」を、これからもっともっと目にする機会が増えるといいですね。
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こどもの笑顔にバリアはない

今回の会場は新宿駅ルミネ・エストB1のスタンド式カフェショップ「Berg(ベルク)」です。新宿らしいにぎやかな地下の一角のお店で、藤井さんによると、迫川尚子さんという女性写真家の方がオーナーをしていらっしゃるそうです。(http://www.artatcom.com/gazer/hibakari.htm)

今回もテーマは「チルドレン」。藤井さんは「2004から2007にかけて歩いたスリランカ、イラン、トルコ、シリア、レバノンの子どもたちのレポートです。」といってらっしゃいます。

藤井さんが鏡の中から自己紹介しています。いかにも藤井さんらしいやり方で。

作品20点がコーヒーショップの壁を飾っていました。こぶりな木製の素朴な洗濯ばさみに写真がつるされてます。その何気なさがなんともいい雰囲気です。

カウンターの向こうで忙しく立ち働くスタッフ。
来ているお客さんもコーヒーや職人さんが作ったハムだのパンだのを黙々と飲んだり食べたりしています。ほとんどの人が一人で来ています。そして何気なく藤井さんの写真を見ているのです。私たちのようにぺちゃくちゃおしゃべりをしてわざわざ作品を見に来ましたといわんばかりなのはちょっとばかり場違いの雰囲気です。こんな作品の鑑賞の仕方もあるのだと知りました。

この写真の波と光の美しさに感動しました。是非実物を見ていただきたいです。

母親に手を引かれてモスクに入るこどもの後姿はすでに敬虔なイスラム教徒を見せています。

ティッシュー売りの少年のちょっともの悲しげな微笑みに惹かれました。
写真の中のこどもたちは、変わることなくあの美しい目で私たちを見ています。とても幸せそうな笑顔もあります。ちょっと憂いを含んだ微笑みもあります。日本ではあまり馴染みのない中東の子供たちの表情ですが世界中どこへ行っても出会える純粋で無垢なこどもの笑顔です。このこどもたちの笑顔を絶やさないように、おとなは争いなんかやめなくてはと心底思います。みんなみんな幸せでいてほしいと藤井さんの写真は無言で訴えていました。平和は何物にも変えがたい大切なものと訴えかけていました。
(徳重 富士子)
藤井将氏写真展
■開催期間■
9月1日(土)〜9月30日(日)
■ 開催場所■
ビア&カフェ BERG (ベルク) 7:00〜23:00 東京都新宿区3-38-1 ルミネエスト(旧MYCITY) B1
(JR新宿駅東口から徒歩15秒)
2007-09-14 03:32:10 この記事のURL 「もっと楽しむためのバリアフリーとは」
夏の終わりの蓼科の野草
花の名前をすべて知っていないのが残念ですが、山野草の素朴な美しさをご覧ください。
山荘にいけてあった山野草です。われもこうが自然の美しさをきわだたせてくれます。亡くなった主人の母がとても好きだったのを思い出し、懐かしくなりました。

この百合も山に自生しているものだそうです。

露草や野菊も可憐でした。


あざみは高度が高くなればなるほど色も深くなる気がします。

クローバーや野生のホタルブクロのような花もたくさんありました。野いちごも赤い実をつけてかわいらしく、いくら歩いてもあきません。



水辺のススキも穂が開きかけて秋の気配を感じさせてくれます。もう少しするとあたりのから松林が黄金色に変わって早い晩秋が訪れることでしょう。

(徳重 富士子)
2007-09-06 01:00:18 この記事のURL 「もっと楽しむためのバリアフリーとは」
ダンスであなたの人生が変わる!
ジャパンソーシャルダンスクラブ
「クイック・クイック・スロー、クイック・クイック・スロー」と先生の声と音楽に合わせてルンバのリズムを踏む人たち。曲は『べサメ・ムーチョ』。そのいいリズムに乗って床の上を滑らかに流れるように踊っています。背すじをしゃんと伸ばしてしっかりとステップを踏む人たちはJSDC(アメリカン社交ダンスクラブ)のシニアクラスのメンバー。最高齢者は80歳、平均年齢は70歳半ばといわれても、まったく年齢を感じさせない踊りです。

2007-08-21 00:27:15 この記事のURL 「もっと楽しむためのバリアフリーとは」
第92回世界エスペラント大会
8/4〜8/11の期間世界エスペラント大会が横浜のパシフィコで開かれました。第一次世界大戦と第二次世界大戦のときを除いて毎年開催され、ことしは92回目、日本では1965年以来二回目です。
ご承知のようにエスペラントはポーランドのザメンホフが考案した人工の国際語です。ザメンホフは異なる文化や言語を持つ人々が互いに対等な立場で共通の言語を使うことで国際平和に寄与しようという考えから創りました。現在エスペランティスト(支持者)は世界に約百万人ほどいるそうです。ロマン語系の語彙を中心としているので単語だけを聞いているとスペイン語やイタリヤ語に似た音があります。
今回の世界大会には2000人の人が参加しました。会議だの分科会だのと皆忙しいスケジュールをこなしていましたが、中日の8日だけはフリーデーで、富士山、東京、鎌倉、箱根などの日帰りオプショナルツアーが企画され、何台口もの大型バスが出ました。ツアーはすべてエスペラント語で行われました。ただし、エスペラントの通訳さんはガイディングに慣れていないので、私たち通訳ガイドが一台に一人添乗してお手伝いしました。うっかり英語をしゃべりそうになってしまいましたが、基本的にはエスペラントと日本語だけといわれました。

2007-08-12 00:41:25 この記事のURL 「もっと楽しむためのバリアフリーとは」
「バリアフリー映画鑑賞推進団体シティーライツ」
「目から入る情報を言葉で説明する。そんな、ちょっとした手助けがあれば、目の不自由な人たちも、あきらめてしまった映画をまた楽しむことができます。」と、この団体のホームページに書かれています。
映画には音声があるから大丈夫じゃないか?と思った方もいらっしゃるかもしれません。でも、洋画だったらよほど語学力にたけていないと内容を理解することはむずかしいはずです。シティライツは「音声ガイド」という、映画の視覚的な情報を補うナレーションづくりのボランティアを通じ、バリアフリー映画鑑賞の推進活動をされています。1つの映画の音声ガイドづくりに約2ヶ月を費やしているそうです。こうした地道な努力により、視覚障がい者の方は、再び映画を「観る」ことが可能となるのです。
音声ガイドを作る皆さんも、実は単なるボランティアではないように思いました。映画という作品を隅から隅までじっくりと味わい、もう一つの「作品」を重ねていくという作業は、映画好きにとって、実は作品の内面をいっそう深めることのできる貴重な体験なのではないでしょうか。
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邦楽入門「謡曲と筝曲」・・その普遍性
邦楽のテンポ、言葉の難しさ、古風とも思われる高価な衣装、動きの難しさ、正座をはじめとするマナーの堅苦しさ、月謝その他が高すぎる家元制度の旧態依然とした体質等々、思いつくままに列挙してみますと、なるほど普及のバリアになりうるものが多いことに気付きます。そんな中で、謡曲・仕舞・筝曲の普及に一生懸命務めている若いカップルの主宰する教室の発表会を見せていただく機会を得ました。澄声会(ちょうせいかい)と澄和会(ちょうわかい)の合同発表会です。

2007-07-18 10:34:44 この記事のURL 「もっと楽しむためのバリアフリーとは」
外国人にとってのお箸
名古屋から入って福岡へ飛び、その後京都と六日間のかなりハードなスケジュールでした。
シンポジュームの合間のわずかな時間に日本は初めてという教授を案内し、食事もともにしました。日本への関心度は非常に高く、歴史や文化については勿論のこと、日本の生活習慣などにも大いに興味をもってくれました。

2007-06-20 00:42:37 この記事のURL 「もっと楽しむためのバリアフリーとは」
バリアフリー旅行に関する更なる情報
<草薙威一郎氏の返信(1)>:
JTM草薙と申します。
標記に関するメールをいただきありがとうございます。拝見いたしました。
論文に関して、ご理解をいただきありがとうございます。
私は、ブログに掲載することについて、また掲載された内容に関して、
全く異論はございませんし修正する点もありません。
徳重様よりいただいたメールは、共同執筆者・勝矢さんに転送いたします。
バリアフリー旅行に関する課題は、依然として山積していると考えています。当ツーリズム・マーケティング研究所ウェッブサイト(下記URL)のコラム欄に、「進化する観光UD」として23回にわたり、現状と課題について連載しました。
ご参考になれば幸いです。よろしくお願い申しあげます。
草薙 威一郎
http://www.tourism.jp
<上記返信に対する徳重の返信> :
草薙 さま
ご丁寧なご返信を有難うございます。
私のブログにお二人の論文を取り上げたことを
ご寛大にお許しくださいまして本当に有難うございます。
コラムのユニバーサル・ツーリズムを拝読させていただきました。
観光先進国のユニバーサル・ツーリズムはずいぶん進んでいると
思いますが、おっしゃる通り、歴史的建造物・文化財の保全との
兼ね合いの難しさはずいぶん気になって居りました。昨年、数年ぶりで
フィレンツェに参りましたが、あの石畳は車椅子ではどうにもなりませんね。
数年前には視覚障害者の友人と一緒にヨーロッパを回りましたが、
ルーブルには、ロダン美術館と同様視覚障害者が触れて鑑賞する
美術品のコーナーがあったものの、やはり数は少なかったです。
美しい景色を見るときにはその空気を感じてもらうと同時に
出来るだけ景色を思い描いてもらえるよう言葉を選びながら
説明したものでした。あのときほど、詩人のような言葉を持ちたいなと
思ったことはありません。
おそどまさこさんのご著書を読むと、車椅子の方を万里の長城や
サハラ砂漠へお連れになっていらっしゃいます。万全の周到な準備を
重ねた上での旅行ですよね。
確かにマイナーな旅行市場ではあっても、だれでも楽しむ権利を
持っているのですから、それが少しでも広がりますようにとねがっているのです。
これからも草薙さまのURLを時々読ませていただいて、お勉強させて
いただこうと思います。本当に有難うございました。
末筆ながら、勝矢様にはくれぐれもお宜しくお伝えくださいませ。
お二人のご健康をお祈り申し上げております。
徳重 富士子
******************************************************
<草薙威一郎氏の返信(2)>:
徳重様
JTM草薙です。
おそどまさこさんとは10数年来のお付き合いです。
彼女は実践を通じてチャレンジします。
私がずっと代表をしておりました
「もっと優しい旅への勉強会」があります。
(昨年から黒埼弁護士が代表になりました。)
http://www.yasashiitabi.net
「学び隊」の報告に歴史的建造物文化財のバリアフリー化について、
論文があります。今、旅の「権利性」について勉強しております。
すべてではありませんが過去の定例会の記録も載せてあります。
1991年から16年続いています。
定例会は参加自由です。お時間があればご参加ください。
草薙 威一郎
***************************************************
草薙さんからお知らせいただいた「もっと優しい旅への勉強会」へ参加は是非と願っていますが、定期的に入っているスケジュールとかち合うため今はまだ始められません。時間調整が出来たらこのお勉強会には入れていただきたいと考えています。
マイナーな旅行市場と、草薙さんもおっしゃっていらっしゃいますが、だれでも楽しむ権利があるのですから、利潤追求優先の大手旅行社がなかなか取り上げないからこそ、誰かがしなければならないと思うのです。その意味で、草薙威一郎さんやおそどまさこさんの試みは本当に貴重ですし、私にも何かできることがないかと常に模索しています。
(徳重 富士子)
2007-06-11 11:39:48 この記事のURL 「もっと楽しむためのバリアフリーとは」
NPO法人「日本子守唄協会」

2007-06-02 00:06:31 この記事のURL 「もっと楽しむためのバリアフリーとは」
春うらら 東北ツアー (5の5)
〜角館と弘前編〜
桜を追うツアーもいよいよ最後の2日間になりました。満開が期待される角館と弘前です。
桜の名所といわれる数箇所を訪れましたが、いま一つ、最高の時期には出会わなかったので、何とかこの二日で挽回したいと祈る気持ちです。秋田のホテルを出て一路角館へバスは進みます。
運転手さんが同じ会社の仲間の運転手さんと連絡を取って様子を聞いてくれたところによると、角館は8〜9分咲き、早く出発しないと駐車場は順番待ちで入れないという情報をもらいました。お客様にもご了解いただいて8時30分には秋田のホテルを出たのですが、果たして駐車場にスムーズに入れるかしらという心配もありました。角館に近づくに連れて車の数が増えてきました。それでも幸い、駐車場では誘導してくれる係員がこっちこっちと手を振ってくれるので、運転手さんも「やー、早く出発してもらってよかったですよ。待たされないで済んだ。」と喜んでいます。

2007-05-21 11:34:28 この記事のURL 「もっと楽しむためのバリアフリーとは」
春うらら 東北ツアー (5の4)
〜遠野昔話の村・横手かまくら・秋田編〜
次の朝、メンバーみんなでMさんと別れを惜しみつつ、松島を発ちました。今日の第一番目の目的地は岩手県遠野市です。
ご存知の方も多いでしょうが、遠野は日本民俗学を学問として体系づけた柳田國男がまとめた伝承民話『遠野物語』によって、民話の原点の里として広く知られるようになりました。柳田は語り手佐々木喜善(きぜん)の語る遠野の民話を書き取って『遠野物語』を書きあげました。ごく普通の人々が語り伝えた話が、単純な昔話のように見えても、それを突き詰めれば、人間の歴史にあたたかい血をかよわせるものになると信じた柳田國男の民俗学の根幹となったのです。柳田国男が逗留していた旅館が保存されて資料館になっているところを訪れて、柳田がどんなに血の通った民俗学を大切に考えていたかを知りました。

2007-05-16 00:16:44 この記事のURL 「もっと楽しむためのバリアフリーとは」
春うらら 東北ツアー (5の3)
〜仙台・松島(病院へ・日米健康保険制度の比較)編〜
南陽市赤湯温泉を出て約二時間走って仙台市に入ったときにはかなり大降りの雨となっていました。春うららという気候からは程遠い、いうなれば『なたねつゆ』か?いや、青葉城址(仙台城址)で降り立ったときは強風で吹き飛ばされそうで『なたねつゆ』なんてロマンチックなものではありません。桜は終わっているどころか花びらさえも吹き飛んでしまって皆無です。紅葉を追うツアーより桜を追うツアーは『生もの』で難しいと感じました。
2007-05-10 22:05:28 この記事のURL 「もっと楽しむためのバリアフリーとは」
春うらら 東北ツアー(5の2)
〜赤湯温泉・外国人にとっての和風旅館編〜

南陽市に入ってしばらく行くと普通の地方都市の街中に突然タイムスリップでもしたかのように300年も昔の農家風の建物が忽然と現れました。赤湯温泉の「いきかえりの宿 瀧波」です。(http://www.takinami.co.jp/shisetsu/index.htm)ここが今夜の宿です。
この純和風旅館は300年ほど昔の飯豊(いいで)連峰のふもとの豪農で大庄屋だった民家を移築し、内装を旅館風に改装したものとのこと、いやあ、なかなか立派なものです。ガイドは洋室でしたがお客様のお部屋を見せていただいたら15畳ほどの大きなお部屋に控えの間つき、もちろんプライベートバスもあります。ご夫婦ならまだいいのですが、お一人参加の5人の女性はそれぞれこの大きなお部屋に一組のお布団を敷いてもらってお休みになられるわけです。日本人だったら、4人は一緒に泊まるでしょうね。宿としてもこのような使い方では採算が取れないでしょうし、お客様側としても割高になるでしょう。
2007-05-08 00:04:19 この記事のURL 「もっと楽しむためのバリアフリーとは」
春うらら 東北ツアー (5の1)
〜水戸・三春・会津若松・喜多方・赤湯 編〜
4月25日からゴールデンウィークの始まった4月30日まで、三十年ぶり四十年ぶりに日本に帰国した日系人のグループ9名の「春うらら 東北ツアー」と称するツアーにアテンドしました。昨年「秋の東北紅葉の旅」と同じアメリカの会社の企画です。今回のメンバーはお一人参加の女性が5名、日系人のご夫妻一組、日系人と米人のご夫妻が一組、そしてアメリカ在住の日本人添乗員が一名、合計10名の小グループ。添乗員以外はすべてシニア。最高齢者は、79歳のTさんです。今回はアメリカ人のご主人も片言の日本語が出来るのでガイディングは主に日本語で行い、難しいことは英語でも説明することとなりました。

今回は、その名の通り春がテーマなので『桜』が目玉。出発前に訪れる予定地の観光協会に開花状況を聞くために電話しまくりました。ことしは例年よりも早いかと心配したら、四月に入ってまた寒くなったので予測しがたいようで、直前にならないとなんともという返事。そこで、出発直前にかけなおしたというわけです。このグループが予定している日程にどんぴしゃりと満開の予測をしてくれるところはどこもなくて祈るような気持ちで出発しました。
2007-05-06 00:10:48 この記事のURL 「もっと楽しむためのバリアフリーとは」
バリアフリー旅行学術論文
財団法人アジア太平洋観光交流センター(http://www.aptec.or.jp/)は、毎年観光に関する学術研究論文を募集しています。平成17年度第11回の一席に入賞した論文が、『当事者からみたバリアフリー旅行の実証的考察 −旅行環境のバリアフリー化と旅行介助の軽減に関する研究−』でした。(http://www.aptec.or.jp/kakonyuusensha.htm)
この論文は、草薙 威一郎さん(JTMバリアフリー研究所<http://www.tourism.jp/unit/accessible/>所長 )と 勝矢 光信さん(江戸川区福祉電話相談員)のお二人によってかかれたものです。
1991年から2003年までの12回、電動車いす旅行を行い、障害者の旅行とその介助の経験をとおして、この12年間で、社会環境のバリアフリー化が障害者の旅行にどのような変化をもたらしたかを実証的に検証したものです。このころ日本は、ハートビル法や交通バリアフリー法、福祉のまちづくり条例などによって、社会環境のバリアフリー化が急速に進んだ時代でした。
この中で、草薙氏と勝矢氏のお二人が、公共交通機関を利用する電動車いす利用者とその介助者として、これまでの旅行体験を振り返ると、困難な旅行が多かったと書いていらっしゃいます。
進行性筋萎縮症で、筋力が失われていき、20年前から電動車いすを利用している障害者とその介助者の検証記録です。歩行は不可能ですが、食事、着替えなど日常の身の回り動作については、少しの介助だけで独力で済ませられるかなりの自立度を保った方です。
旅行目的地は国内・海外の両方にわたっていますがこの論文では国内のバリアフリーをテーマにしているので、国内旅行のみに絞っています。北は北海道から南は奄美諸島まで、驚くほどの広範囲に及んでおります。検証を始めた1991年と2003年の比較をすると大都会のバリアフリー化は非常に良く進んでいますが、地方の空港や駅はまだまだといってます。これは私がガイドとして気付いているのとまったく同じ結論だったので、私も意を強くしました。神社仏閣の坂や階段が障害者にとってはいまだに大きなバリアであるという検証もまったくその通りと思いました。公共施設や宿泊施設の手すりやスロープなどもすべて具体的に数値を出して検証し、まとめてあるので、学術論文としての信憑性、説得力に感銘を受けました。私は感覚的・感情的な見方をしていたと深く反省しました。
そして、お二人の論文の中での「バリアを越えてでも旅行しようという行為は、今日的な意味での安楽な『旅行』ではなく『冒険レベル』のものであった。今日の高齢時代を迎え、障害のある人の旅行が特殊・冒険ではなく、誰もがごく普通に楽しめるものとなるには、旅行環境のバリアフリー化をより進めるとともに、旅行介助の特殊性の分析、旅行介助のシステム化を行うことが必要であると思われる。」という結論には心から賛同し、私もこの視点でバリアフリーをもっと深く考えていこうと心を新たにしています。
草薙さん、勝矢さん、もう一度バリアフリーを考える新たな機会をおあたえくださいまして有難うございました。この場をお借りして心より御礼申し上げ、お二人の更なるバリアフリーのご検証を伺わせていただけることを楽しみにしております。
(徳重 富士子)
2007-04-23 00:58:15 この記事のURL 「もっと楽しむためのバリアフリーとは」
日本科学未来館をご存じですか?
もし子どもの頃、こんなミュージアムを訪ねる機会があったら・・・という気持ちになった記事が、のんびるリポーター徳重 富士子さんの「もしかして科学苦手意識のバリアーを取り除いてくれる?」です。
「日本科学未来館」と、名称だけでもわくわくするこの施設は、東京の人気スポット、お台場地区に堂々存在します。ヒトゲノムの解読など科学技術は日進月歩、より専門化しています。この施設ではこういった多岐に渡る科学の現場をわかりやすく展示しているようです。
何より、徳重さんは「面白かった」という感想を述べられています。興味を持つことは、何事に対してもとても重要なこと。ロボットASIMO君のこと、アザラシのロボットパロちゃんのことなど、記事を読むだけで明日にでも足を運んでみたくなります。
入館料はおとな500円、18歳以下は200円なんだそうです。ユニークなカフェやレストランも興味を惹きます。
もしかしてここは子どもさんやお孫さんが、将来の科学者になるきっかけにもなるかもしれませんね!
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科学苦手意識のバリアーを取り除いてくれるか?未来館

2007-02-24 01:45:19 この記事のURL 「もっと楽しむためのバリアフリーとは」
外国人の着物姿
明けましておめでとうございます。
今年もバリアフリーを念頭に置きつつ、ブログを書きますのでご意見を頂戴できましたら幸いです。
お正月早々仕事で、53人のオーストラリアからのお客様にガイド二人が一週間アテンドして、都内、長浜、金沢、白川郷、五箇山、京都と回ってきました。
日本語の教師たちで日本に研修に来たのです。ですから、日本語で話して、その後、難しい部分を英語で言い直すというやり方でガイディングします。それぞれの地域でいろいろと興味深いことはありましたが、今日は、彼女らの京都での着物の着付け体験を、お正月らしい華やかな話題と思いましたのでお伝えします。

2007-01-11 00:14:36 この記事のURL 「もっと楽しむためのバリアフリーとは」
2007年、みんな笑顔で
今週は2つの記事を紹介しましょう。
最初は佐々木和恵さんの「障がいのあるこどもの学校選択」です。「水戸共に育つ会」は、障がいのある子に付き添って学校生活を支援するボランティアサークルとして活動を開始。2004年にNPO法人化し、さまざまな活動を展開しています。当日のパネラーの方の報告のみならず、ハンディキャップを抱えている方の問題について、まだまだ理解が足りない点を痛感します。”ノーマライゼーション”の理念がきちんと理解され実現されるためは、まずは問題への気づきが必要なのかもしれません。
もう一つ、徳重富士子さんの「ホテルライフを楽しみながら、リハビリや健康増進を!」です。リゾートホテルでのリハビリや健康増進についてのリポートで、車椅子利用の方の視点で、宿泊施設のバリアフリー度やスパでのプログラムなどが紹介されています。首都圏でこんな体験ができるとは新鮮です。のんびる12月号で、さわやか福祉財団理事長の堀田力さんのインタビューが掲載されています。人間にとっての本当に財産とは「自分はどれだけ人の笑顔をつくりだせたか」ではないかとのこと。
ちょっと役に立つ、はっと気づかされる、よっしゃと動くきっかけになる、そんな素敵な記事を、2007年もたくさん紹介し応援していきます。

- 自分も幸せにする福祉活動
のんびるリポーター:佐々木 和恵 - コミュニティビジネスでまちを元気に!
のんびるリポーター:田中 幸枝 - シニアにとっての食育ー鎌倉の台所からー
のんびるリポーター:浅越 美枝 - まちぐるみで子育てを応援
のんびるリポーター:山崎 礼子 - 身近な国際協力に参加しよう
のんびるリポーター:鈴木 由利子 - 農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨
のんびるリポーター:山本 豊美 - セカンドリーグ!自立して生きる女のガイド
のんびるリポーター:矢口 峰子 - もっと楽しむためのバリアフリーとは
のんびるリポーター:徳重 富士子 - 地域デビューでキラリ輝く
のんびるリポーター:吉田 和子 - 誰でも通る、延命治療、終末期医療
のんびるリポーター:松尾 陽子 - こころが、ちょっとほっとする地域活用法
のんびるリポーター:成相 陽子 - 最新!高齢者福祉と医療&美容
のんびるリポーター:中澤 まゆみ


