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紙芝居 「わたしのお兄さん」井出裕子作・絵
わたしのおにいさん 脚本・絵 井出裕子
1

ここに私が赤ん坊の頃、今から50年以上前の
古い写真があります。
私には4歳年上のお兄さんが居ました。
何枚かある、お兄さんと一緒に写った写真を見てみましょう。
2

これは私とお兄さんが一緒に写っている最初の写真です。
近所のおじさんが映してくれたました。
そっくりかえっていてるのが私、
嬉しそうにしてるのが私のお兄さんです。
何故、ズボンを二枚はいているのか、というと
お兄さんは足が不自由で直ぐ転ぶからです。
ころぶとすぐどろんこになるから、
お母さんが
汚れてもいいのを上から履かせてたのです。
言葉も不自由でした。何度も覚えさせられ、自分の名前を
お兄さん「ががしまかじと(ナガシマカズト) 」
住所を
お兄さん「きたくたばたろぴゃあよんじーさんばんち(北区田端643番地)」と言えました。
でも、本当に迷子になったときは
泣いてばかりで役に立たなかったそうです。
3

ご飯の時も良くむせました。
お兄さん「はっくしょーん」
ひろこ「あーきたないなあ。
唾がとんじゃってこっちにきたじゃない。」
お兄さん「鼻出た、鼻出た」
お母さんが鼻紙で鼻を押さえてあげるとちーんとかみます。
一人で歩けない、鼻もかめない、
うんちしてもお尻の拭けない
何にも一人で出来ないお兄さんに
私はいつも威張っていました。
そしてみんなが「ボク」と呼ぶので
私も「ボク」と呼んでいました。
4

だからある時、お母さんから
お母さん「ひろこはボクの妹なんだよ。」って言われたとき
ひろこ「裏のおばちゃんが
『何でも出来てひろちゃんのほうが
ボクよりお姉ちゃんだ』
って言ったもの。」
「えーん、えーん」(大声で)
お兄さんは自分がお兄さんだと言われて凄く嬉しそうでした。
それ以来、私が我が儘を言うと
お兄さん「ひろちゃん、駄目よ。
ひろちゃん、マママ」
と兄貴風を吹かせました。、
マママとは我が儘と言っているつもりです。
5

これは私が幼稚園に入ったとき
友だちのお父さんに写して貰った写真です。
バラの垣根の前で
お兄さんも一緒に笑っています。
実は7歳になっても
お兄さんはどこの学校へも入れてもらえませんでした。
そのころは自分のことが一人でできない子は
養護学校も入れませんでした。
2年遅れて少しだけ小学校へ行きましたが、
みんなに付いていけないので、すぐ止めてしまいました。
6

お兄さん「ぼくおおちえんに行ったよ。」
ひろこ「へー行ってませんね。」
お兄さん「ひろちゃん、べんきょうしなさい。」
ひろこ「うるさいなーもうやったもん。」
私が学校へ行くようになるとお兄さんはいつも留守番でした。
ささいなことでけんかを良くしました。
口げんかで勝てないと手が出ました。
手当たり次第に物を投げたとき
何かがガツンとお兄さんの頭にぶつかりました。
お兄さん「痛いよー、ひろちゃんやったのー」
「お父ちゃん、帰ってきたら言いつける。」
ひろこ「ふーんだ、平気だもん。」
7

夜帰ってきたお父さんが
お兄さんの頭を調べると切れて血が出ていました。
お父さん「見なさい、こんなに切れてるじゃないか!」
「お母さん、赤ちん出して、
全くなにしてたんだ。」
お兄さん「ひろちゃん悪いの。お父ちゃん、かんかんして!」
怒られたと事より
大変なことをしてしまって恐ろしくて私は泣きました。
ひろこ「ごめんなさーい。もうしません。」
お兄さんは一四歳の時、知り合い人の薦めで
保谷市にある小さな施設に入りました。
8

あるとしの夏休みにお父さんとお兄さんと電車に乗って
千葉の海へ遊びに行きました。
お兄さん「こんちゃん、こんちゃん」
電車の中にメガネをかけた男の人を指さして言います。
次は
サングラスをかけた人を見つけ、大きな声で
お兄さん「いっこうかめん」と指を指します。
お兄さんはテレビの『月光仮面』や『とんま天狗』が好きでした。
ひろこ「あーやだやだ、はずかしい。」
そう言いながらも、お兄さんと出かけるとき
人にじろじろ見られるのはなれっこで
それほど恥ずかしくはありませんした。
9

海では体が自由になるのかお兄さんは大喜び。
お父さんが浮き輪に風呂敷をくくりつけそこにお兄さんを乗せて
放り出して遊びました。
お兄さん「おとうちゃん、もっとやって、もっとやって!」
私に水をかけられても
お兄さん「おべたいよ(冷たい)」と
おおよろこびでした。
10

ところが海で体が冷えたのか
帰りの電車ではお腹がゆるくなってしまいました。
行きはあんなに嬉しそうにしていたのに
帰りの電車にはつらそうでした。
ウンチが漏れて臭くなったのには困りました。
何度か途中の駅のトイレにに寄りました。
ひろこ「あーあ、ボクのせいで恥ずかしいよ。」
お父さん「そんなことを言うんじゃない。」
そのうちお父さんが免許を取って小さな車を買ったので
そのとき以来、お兄さんと電車に乗ったことは有りません。
11

私が結婚して子供が産まれるとお兄さんも叔父さんに成りました。
子供達は「ボクおじさん」と呼びました。
その後、大好きなお父ちゃんが病気で死んでしまいました。
私たちはずっと離れて暮らしていましたが
お兄さんが 四三歳の時、
私の家のすぐ近くに出来た療護園に入れることになりました。
お母さんも毎週面会に行けるようになりました。
私は初めて安心しました。
園の運動会の日に家族で面会に行きました。
あんぱんが大好きなお兄さんはパン食い競争で頑張りました。
みんな「かずとー、手をつかっちゃ、反則だぞ」
お兄さん「うーん、うーん」
12

その日、私の家族と一緒に撮した写真です。
お兄さんと一緒に写っている写真はこれが最後です。
有る冬に、インフルエンザの高熱が元で
激しいけいれんを起こし、緊急入院しました。
それから三年間の病院のベッドで寝たままで
お兄さんは五四歳で死んでしまいました。
今は大好きなお父さんと一緒に
遠い空から私たちを見守ってくれています。
お兄さん「ひろちゃん、マママ、ダメよ。」
「ひろちゃん、勉強しなさい。」
終わり
2007-03-19 04:25:40 この記事のURL 「自分も幸せにする福祉活動」
”身の丈起業” 入門講座
『シニアと主婦のための“身の丈起業”入門講座』
参加者募集中!!
カッセKOGANEIでは、コミュニティビジネスの担い手として期待されるシニアや主婦の皆さんを対象として、先進事例の研究をしながら“身の丈起業”について学ぶセミナーを2週連続で開催します。「仕事の経験を活かして働きたい」「趣味を極めて仕事にしたい」「気の合う仲間と一緒に何かやりたい」という方や、お店を開業したりコミュニティビジネスでの創業に興味のある方、参加してみませんか。
*日時 2月17日(土)2月24日(土)13:30〜15:30
・24日終了後、希望者の方で交流会を行います。
*場所 小金井市前原暫定集会施設 A会議室
(JR武蔵小金井駅南口から徒歩約7分)
小金井市前原町3−33−27
*参加費 全2回で2,000円
*交流会参加の方は別途1,000円
*申込方法
下記の申し込み先まで、TEL・FAX・メールのいずれかにて。
先着順で受け付けています。
NPO法人カッセKOGANEI
TEL/FAX 042−381−1139
Mail kacce@nifty.com
・主催 : NPO法人カッセ小金井
・共催 : 小金井市
・後援 : 経済産業省関東経済産業局
広域関東圏コミュニティビジネス推進協議会
小金井市社会福祉協議会
2007-02-07 23:04:15 この記事のURL 「コミュニティビジネスでまちを元気に!」
社会福祉法人ぱる「いきいきタウンとだ」
JR埼京線戸田公園駅から徒歩で18分の、商店や住宅の立ち並ぶ街中にある、社会福祉法人ぱるが運営する『いきいきタウンとだ』です。
建物は、落ち着いた生活感溢れるマンションのような造りです。
この中で、『ショートスティ』『デイサービス(一般型&認知症対応型)』『ヘルパーステーション』『居宅介護支援事業所』『在宅介護支援センター』『地域交流スペース』の介護サービスが行われています。
老人ホームや介護施設というと、街中から離れて、見るからに、”収容施設”というイメージで建てられていることがありますが、ここは、建物を出るとすぐに町の人々の生活があり、普段のままの風景を目にすることが出来ます。近くに小学校、中学校もあり、子供たちの話し声、笑い声が聞こえてきます。
まさに、自宅と同じように生活ができる環境、を作り出していると言っていいでしょう。
ケアも、スタッフの「してあげるケア」ではなく、入居者、通所者一人一人に対する「暮らし支援ケア」を心がけています。

2007-01-30 22:45:04 この記事のURL 「自分も幸せにする福祉活動」
NPO法人ラナップ
ラナップの活動
ラナップは、誰もが自分らしく働き暮らせる社会作りを理念とし、地域社会における問題点を改善するための雇用の創出を行い、社会参加及び就労・自立支援に寄与することを目的として活動しています。
これまでに埼玉県内等の多くの市や団体との共催などで実施してきた講座のいくつかを紹介します。講座の名称からも、その活動の目的がわかります。
◆ホップ!(自分の力に気づこうよ!)事業
1.ライフアップ講座
2.高齢者のためのいきいきセミナー
◆ステップ(自分の力を伸ばそうよ!)事業
1.再就職支援事業
☆「わたしが幸せになれる働き方」講座
☆チャレンジ支援事業「いつだって再就職できるよ!ワークショップ」
☆女性の再就職準備のための『いっぽいっぽ』講座
☆再就職支援セミナー『自分の中にすでにあるチカラを掘り起こそう!』
☆共生セミナー『就労支援講座 自分らしく働きたい』
☆就労支援講座『いつだって自分らしく働きたい』
2.健全な情報化のための研修
☆インターネット時代のコミュニケーション基本研修
〜こどもを「被害者」にも「加害者」にもしないために〜
☆話題のブログ講座
☆お母さんたちのパワーアップのためのパソコン研修
◆ジャンプ!(自分の力をみんなのために生かそうよ!)
1.調査研究
『子育て期における女性の自立意識と子育ての実態調査』
2.インターンシップ事業
協賛企業、団体行政等の協力のもと、自分の力を試す機会、生かす場所作りをしています。
☆インターネット安全教室〜あなたは子どもを守れますか〜
次に、今年の講座開講予定についてお聞きしました。
2007-01-07 19:46:51 この記事のURL 「コミュニティビジネスでまちを元気に!」
『のんびる』取材から2 NPO法人 ケア・ハンズ
ブログ原稿12月3回 ユ06.12.18
『のんびる』取材から2 NPO法人 ケア・ハンズ
今回は女性たちが作り上げた「草の根NPO、ケア・ハンズ」を紹介します。
代表を勤める誠子さんと二人の友人は共に団塊世代。11年前の1995年に介護の団体を設立しました。「介護保険法」制定の5年前のことです。
誠子さんの青春時代は学園紛争の嵐が吹き荒れた時代でしたが、深く関わることなく過ごし、社会人となり結婚。子育てにひたむきに生きてきたある日「自分は何もして来なかったのでは?」という疑問が湧き「社会と接点を持ちたい」という想いに駆られました。
そこで友人二人を誘い介護ヘルパー2級の研修を受講します。その後、その団体の事務局スタッフとして来るべき「老人介護社会到来」に向けての取り組みを行なう社団法人の協会の事務局スタッフを勤めました。
誠子さんが学んだ事は「高齢者の在宅生活を支えるには公的制度だけではどうしても足りない部分がある。それを支えるのは地域の力ではないか」ということでした。そんな想いから友人達と設立したのが「NPO法人 ケア・ハンズ」です。リーダー研修受講後の1995年のことでした。
地域の高齢者、障がい者、子育て等の家庭に出向き必要とされる援助を行う「ケア・ハンズ」。この活動を始めて5年目には「介護保険法」が制定されましたが、スタッフ一同の話し合いで、制度の枠に縛られずこれまで通りの支援を続けられる方法を選びました。その年にNPO法人格を取得し、市より「生活援助派遣事業」の委託を受けました。
望まれる介護をきちんと行うために必要なスタッフの研修も独自に行う誠子さん。ある日の研修を見学させたいただき、特にこの研修に力を入れていることが感じられました。
スタートして11年目をむかえる「ケア・ハンズ」はその歴史もさることながら、自分達のめざす介護のヴィジョンが実に明確です。それは“利用者が望む援助”を“制度の枠に縛られずに行う”ということ。こうした活動の積み重ねによって、他業種から参入した多くの介護保険事業者の中から業務閉鎖の例が聞こえる昨今、「ケア・ハンズ」の利用者はむしろ増えているということに揺るぎない信念と歴史を感じます。
社会参加を求めての始めの一歩から長い道のりを辿って来た誠子さんとその仲間達。多くのスタッフの女の底力に最近白一点のリタイア世代の男性が加わりました。これからも地域の求めに応じ「ケア・ハンズ」は軽やかに、喜んで出かけて行くことでしょう。 (矢口 峰子)
2006-12-20 11:46:14 この記事のURL 「セカンドリーグ!自立して生きる女のガイド」
女性が立ち上げた「NPO法人 市民葬送情報センター」
その方が亡くなり、彼女と友人達が催したのは遺影のかわりに自画像を飾り、音楽教室の生徒たちの演奏や合唱とたくさんのお花に囲まれた「お別れ会」でした。この「お別れ会」は二部制で行われるほど多くの人々が参加したとか。
その後思ってもみなかった反響があり、葬送に関する多くの人の希望や意見が寄せられました。その声に押されるようにNPO法人として「市民葬送情報センター」がスタートしました。
満智子さんたちが常に心がけているのは送られる人が「どんな人生を歩んで来たのか」「葬儀に参加した人が『このような人だったのか』と理解を深められるように」などです。
「市民葬送情報センター」はこの5月にエンディングノート『よろしくノート』を発行しました。家族や知人に伝えたいこと、終末医療について、財産、葬儀他きめ細かくゆきとどいた内容の一冊です。(定価500円)
問い合わせ: 0120-941-110 E-mail npo-soso@wcv.jp
2006-12-16 10:08:09 この記事のURL 「セカンドリーグ!自立して生きる女のガイド」
よりあい*ええげえし<おーい! 芸術祭>

「自分の得意なこと、好きなことを表現して、交流し合うってこんなに活気が溢れるんだ!」と感激しました。演じる人も観る人も、ほんとに生き生きと輝いて、自分がその場にいることが嬉しくなるのです。
あじさいの会の井出さんから、写真とコメントを提供していただきましたので、この日の活気と楽しさをここに再現します。どうぞお楽しみ下さい♪
2006-12-08 07:57:41 この記事のURL 「自分も幸せにする福祉活動」
女性の羊飼い達(メーメー母さん)
日本の羊飼い達が本気になって国産羊毛のグレードアップに取り組んで16年ほど(シンポジュームより)、それまで英国より何ケ月もかかって船便で送られた来た羊毛しか知らなかった私達にとってギューギューに押し詰められた羊毛とは雲泥の差、艶やかに輝くようなクリンプス(カール)はまるで初雪を掌に頂くような感動でした。
出逢って無くてはならない存在となって久しいシゲ子さんは富士の裾野で夫とともに羊を育てて20数年。農大で羊を学んだお二人です。一頭ずつに「ムッチ」「パッチ」「姫」「黒姫」等など、名付けられ愛おしまれ、それはそれは美しい輝くようなステイプル(房)の羊毛を蓄えた羊ばかりです。織物教室では、各々の作品を「○○のブランケット」、「△△のマフラー」などと呼び合い愛着のほどが忍ばれます。羊の年譜のように作品を作り溜めている生徒さんも…。
そしてもうひとつのは、北海道は弟子屈、奥春別原野で羊を育てるチエ子さんの牧場です。彼女は産まれも育ちも関東で、若かりし頃広告会社で仕事をし同僚だった夫と共にアメリカに渡り、帰国後北海道の地を選んで移住したという経歴の女性です。夫と共に出版するグラフ誌は、美しい北国の風景が空から大地から語りかけるように迫り、おおらかな大地そのもののような静かで豊かな文章が読んでいて心地良い冊子です。出版のかたわら育てている羊たちの毛は織物教室の生徒さん達とモニタリングよろしく作品作りにいかさせてもらっています。
こうして羊が取り持つ縁が有機的に繋がり、これからもそれぞれの角度から有機的に『羊WORLD』を育てていくことでしょう。
2006-11-28 13:02:47 この記事のURL 「セカンドリーグ!自立して生きる女のガイド」
知的障がい者通所授産施設『はぐくみ園』<自然の中でフェスティバル>
山の上から、会場全体を観る

はぐくみ園の出店 ケーキ、クッキー、野菜、炭加工製品の消臭グッズ、お茶などを出す。どれも好評でどんどん売れていました。

利用者の人たちと出会ってパチり。主宰者から振舞われたうどんを食べているところ。私もいただきました。おいしかったです。ごちそうさま!

埼玉県のイメージキャラクター、鳥のコバトンくんと、もう一羽の着ぐるみ鳥さんも参加!(名前を訊くのを忘れました。ザンネン!) 大人気でした。

舞台で催し物がはじまるので、舞台そでをのぞいたら、地域の婦人会の人たちがオカリナの稽古をしていました。

日本舞踊の会の人の舞い。美しくてうっとり。

いよいよ登場、本日のメインイベント、はぐくみ園の『ロックソーラン節』です。きりりときれのいいリズムで見事に踊りきりました。拍手拍手拍手が周りの山々にも響き渡りました。観ていても楽しく、一緒に踊りたくなる素晴らしさでした。

利用者のみんなの、見事な踊りを、嬉しそうに見守っていらっしゃる施設長の森正子先生

2006-11-27 15:28:54 この記事のURL 「自分も幸せにする福祉活動」
炭焼きは楽しそう!
今週の注目記事は、のんびるリポーター佐々木和恵さんによる、埼玉県寄居町にある、知的障がい者通所施設「はぐくみ園」での炭焼きの話題です。薪や炭は、かつて日本人にとって大切な燃料でした。里山の存在価値もそこにありました。しかし昭和30年頃から燃料革命がおこり、燃料は急速に石油や天然ガスにとって変わられたのです。
最近はアウトドアブームもあって燃料としての炭は再び注目を集めてます。
また、佐々木さんも書いてらっしゃるように、自然、環境にやさしい燃料ともいえます。
秩父地方に伝わる「秩父窯」を使ったはぐくみ園の炭焼き活動は、園の大切な財源となるばかりでなく、里山の保護、地域文化の伝承といった役割も担っているということですね。
何より、佐々木さんの詳細な炭焼きの説明を読むと、炭焼きの楽しさが伝わってきます。自然の素材が美しい炭にできあがる瞬間は、しょうがいを持つ人も健常者も同じように感動するに違いありません。
わくわくするこんな作業に、次回はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
2.内弟子時代そして「アトリエ風舎」の日々
1年〜2年の修行の日々を共にした弟子仲間の前歴はカメラマン、新聞社勤務、横笛修行、新卒とさまざま。当時は月〜土勤務は当然の時代。同じ釜の飯仲間と学んだ「若き日の苦労(などと思った事はなかったけれど)」によって、あれから30年この仕事に活かされ、鍛えられ、そして癒されてきました。辞めたいと思ったことは一度たりとも無く、今も“この仕事が好き!”と思いながら仕事ができる私はきっとしあわせ者…。
2006-11-21 02:00:41 この記事のURL 「セカンドリーグ!自立して生きる女のガイド」
知的障がい者通所授産施設『はぐくみ園』<炭焼き>
特に、園が力を入れているのは「炭焼き」です。園と利用者の財政を担う重要な作業のひとつであるということと、炭焼きの工法を伝えていきたいという理念があるからです。
また炭のひとつの長所として、環境にやさしいというところがあります。
炭焼きの工程から森林浴と同じ効果を得ますし、間伐材や、整備のため切られて産廃となるものを、燃料やその他のものに再生します。
そこで、写真を中心に、「炭焼き」の工程をご紹介します。
<炭を作る!>
「うちの園の場合は、くぬぎやにれを使います。」と炭焼き担当の支援員の半田さん。

竹炭にする孟宗竹。これを切りそろえて使います。

園で一番使うのはこの真竹。既に切りそろえられています。

利用者の方が、切った真竹を揃えているところ。こうやって7枚づつ重ねてきちんと揃えます。間に隙間があると、窯の中で燃え過ぎてしまい灰になるのだそうです。

「これで完璧です!」

炭焼き窯は二つ並んであります。それぞれ竹、木が火ととともに入って堅く閉じられた扉の中で、炭となって外に出る日を待っているのです。

窯の扉は鉄の上に粘土で塗り固められます。その時使った水です。

こうやって一ヶ月間、竹と木は、窯の中で炭への熟成の時を経て再び陽光溢れる外の世界に出てきます。
11月7日、その日を迎えました。ここからの写真は、はぐくみ園の支援員の方が撮影されたものです。
2006-11-20 14:20:30 この記事のURL 「自分も幸せにする福祉活動」
歩行訓練士<清水美知子さんの視座>

清水美知子。歩行訓練士である。弱視や視覚障がい者の生活の場で、実際の手助けをしたり、講演活動を各地でしている。
「社会に出ようという時、いろいろな職種を想定に入れて取捨選択していったら、この仕事が残った。」
エンパワーメントの功罪
「障がい者は、長年、行政側から一方的にお仕着せを与えられていた。国が面倒見るから、言われた通りにしていればいい、と。
ところが10年前頃から急にかわった。これからは何事も自分でやりなさい。補助の一割は自分で出しなさい。・・・これまでやるな、生活は面倒見る、と言われて何も教えられず出来なかった人が、突然、何もかも、やりたければ自分でやれ、と言われて出来ますか? みんな戸惑い迷います。
・・・ここで生じる摩擦や不備を、行政側が、『こちらのやり方が至らなかった。』と自らの不備を認めてくれればいい。そうすれば、当事者は心が楽になリ、ストレスも深刻にはならない。なのに、行政は、認めないんですよね。だから、障がい者は、いきなり、歩くために必要な杖をとられて放り出されたような追い詰められた切羽詰った感じにいる。こんな土台に、自分で立つ、なんて出来るはずないですよ・・・。」
清水美知子さんは、よけいなことは言いません。いきなり、このエンパワーメントの核心に迫ってきました。でも、とても静かな穏やかな口調です。風で称すると、”そよ風”がそよぐような優しさが漂っています。
だから尚のこと、聴く方の私は、居住まいを正すものがありました。
エンパワーメント・・・自分で能力をつけ、その能力で生きる。・・・この論理を知ると、思わず、「そうよね!」と頷きたくなります。
論理を知りたい方は、『エンパワーメント』でネット検索にかけてみて下さい。さまざまな活動に用いられています。
根本から、一段一段階段をあがるようにして活用していけば、いい結果が得られる、これからの自立の時代に必要な方法論をもったものだと私は思いました。
ですが、正論こそ、根本の実践をないがしろにしていけば、かえって、苦しむ当事者を追い詰める、ことになるものです。
清水美知子さんの視座には、こうしたことへのアンチテーゼが確としてあるのだと、そのことに居住まいを正されたのです。
それでは、もう少し、清水さんのお話を聴いていきましょう。
2006-11-13 12:40:25 この記事のURL 「自分も幸せにする福祉活動」
紙芝居ボランティア あじさいの会<溌剌 中学生に指導>
それが今では、音楽やゲームも取り入れ幅広い内容の活動になってきました。ここで、ご紹介するのは、10月13日、坂戸中学校が中学三年生を対象に開いた、『福祉・ボランティア体験学習会』に参加された時の様子です。

まず挨拶から
この日、あじさいの会から参加した実演者はこの7人。
溌剌とした実演者の皆さんの挨拶も堂に入って、生徒たちは熱心に話を聴いていました。

観せる
まずは模範実演。実演者は井出裕子さん。
生徒たちはみんな、紙芝居を食い入るように見つめています。

メイン指導
一番の目的が、生徒みずからに実演をしてもらうこと。
最初は恥ずかしそうにおずおずとしていた生徒も、次第に感情がこもってきて、声にも力が入ってきました。指導する実演者も思わず拍手、拍手です。
生徒の感想
「観てる時は面白くて一生懸命観ていたけど、自分がやるときは、観ている人に伝わっているかな? と心配になった。」
「はじめは恥ずかしかったけど、やってたらだんだん集中した。面白かった。」
「戦争のドラマとかは、怪我や死ぬ場面が出て夢中で観るけど、紙芝居は、読んでいて、この人の気持ちを考えたりするので深く感じる気がする。」
「紙芝居をするボランティアがあったら、自分も参加してみたい。」
***************
特別報告

あじさいの会の二十年来のメンバー、井出裕子さんの自作の紙芝居『私のお兄さん』が、紙芝居文化推進協議会の手作りコンクールで、教育画劇賞を受賞! 井出さん、おめでとうございます!
(註:この写真の紙芝居は、『私のお兄さん』ではありません。)
2006-10-23 00:52:42 この記事のURL 「自分も幸せにする福祉活動」
陶芸作家 中村 勇の世界<自宅ギャラリーとパソコンで合成絵本を>
それから、只今、中村勇さんが入選された展覧会が、埼玉県立近代美術館で開催されています! 展覧会のホームページはこちらです。
真春さんは、勇さんの陶芸作品が多くなるに従い、「この作品たちをどのようにしていったらいいだろう・・・」と思案するようになります。

勇さんは、年に何回か開催する個展や展覧会のために作品を作られ、その時は多くの人の前に公開されますが、普段は家に陳列しておくことになります。
「それではもったいない。観たい人がいつでも観れるようにして。」という声も友人や知人の間でおこります。
そこで真春さんが考えたのが、自宅ギャラリーです。
(【陶芸作家 中村 勇の世界<我が誇り 息子よ>】参照)
玄関を入ったすぐの部屋に、勇さんの動物陶芸を並べ、観たい人にいつでも観てもらえるようにしました。
勇さんの生き物たちへの愛情と、作品を創ることへの情熱のこもった作品は、瑞々しい生命力が迸って、そこに在るだけで不思議な力を湛えていますが、ここのギャラリーは、それだけでないファンタジック雰囲気を醸しているのです。
生き物たちの陶芸ですから、それだけでファンタジックでもありますが、他に理由があるのです。
それは、大きな丸太を半分に切ったものを陳列の台に据えるなど、真春さんの創意工夫と、中村氏の木工作品と、妹さんが創る人形が同居して、ギャラリーは、温かな『家族の世界』になっていることです。



2006-10-14 12:15:34 この記事のURL 「自分も幸せにする福祉活動」
花咲くおとめ座 2
秋晴れの午後、創立8年の歴史を持つ「花咲くおとめ座劇場」ライブを堪能して来ました。オープニングは和太鼓のセッション「秩父屋台囃」「おとめ座八木節」で幕が開き、会場を埋める200人程のファンを高揚させてくれました。
会場がすっかりおとめ座モードに高まったところでいよいよ第一部の始まりです。まずは三味線の「津軽じょんがら節」。そして次は「売り声」、越中富山の薬売りの口上です。座員の中で最高齢のR氏は小沢昭一と幼友達という77歳。戦後闇市派と言われる世代らしく「僕は戦中派。少年時代、誰もが大きくなったら兵隊さんになる!と言っていた頃僕はガマの油売りやバナナのたたき売りになりたいと言っていた。」と自己紹介。今もってピースフルな笑顔がステキな気骨ある紳士でした。
さあ、プログラムは「飴屋踊り」そして「南京玉すだれ」と続きます。すだれがチョット言うこと聞かず開かなくてドキドキの一瞬もあったものの、一枚のすだれが太鼓橋になったり東京タワーになったりetc。「すごーい!」まさに大道芸の醍醐味でした。そして次は「正調安来節、どじょう掬い踊り」驚くほどにしなやかな踊りに会場からの拍手喝采!
2006-10-01 18:49:17 この記事のURL 「セカンドリーグ!自立して生きる女のガイド」
花咲くおとめ座 1
行って来ました!麗しの芸人集団。
わが町の秘かな人気者一座を訪ね、日頃の憂さをすっかり解消した一日でした!
名にし負う”花咲くおとめ座”の練習日に見学をさせてもらいました。団塊世代を中心に40代から70代までのおとめ達十数人の華やかな座員構成で、古典芸能から和太鼓セッションまで、レパートリーの広さはさすがです。若き伝統芸能のプロを講師に招き、真剣な稽古…、と思いきや往年のおとめ達、誰かが間違えたといっては大笑い、それは和やかな練習風景でした!
9月には第三回発表会『花咲くおとめ座劇場』予定の他、8/26、9/2、9/16、9/28、9/30と老人介護施設の訪問はめじろ押し。
メンバーの皆さんの根っからポジテイブな人柄と、芸がどんなにか老人の心を柔らげることだろうと想像します。ちなみに出し物は、「南京玉すだれ」「獅子舞」「飴屋」「舞謡(創作)」「チンドンバンド」「和太鼓セッション」など。
<追記>おとめ座の芸と笑いに共鳴する男性メンバーもいるとのこと。
代表のお話では、沖縄の「白百合バンド」のような活動が目標とか。
(矢口 峰子)
2006-09-16 23:28:29 この記事のURL 「セカンドリーグ!自立して生きる女のガイド」
取材を終えて/NPO市民葬送情報センター
NPO法人市民葬送情報センターを訪ねて
7月下旬『のんびる』取材のため編集部の藤倉さんと、京浜東北線蕨駅にほど近い「NP O法人市民葬送情報センター」を訪ねました。
代表の小杉さんはゆったりとして終始笑顔の団塊世代。この日がデビューの新米リポーターにとって、何とラッキーなこと!
「市民葬送情報センター」を立ち上げた経緯等については創刊準備2号の『のんびる』に譲るとして、小杉さんは肩ひじ張らず自然体。ただ目の前に現れた問題を「何とかしたい」から行動しただけといったスタンスがさわやかで魅力的。近年の葬儀のシステム化=簡単、便利なセレモニーホールのコースプランには違和感を覚える私だったが、葬儀社に意見を言う事で葬儀は変えられる、ということを小杉さん達の活動を通して知った。
今、大切な人の送り方の新たな形「家族葬」を選ぶ家族も増えているという。葬送本来の意味「死者をめぐる語りと鎮魂の場」の復権の兆しだろうか…。こうした小さな”地殻変動”の陰に小杉さん達の地道な活動があったことを知る。その1つ、葬送を学ぶ「市民葬送セミナー」は12月で23回を数える。持続することの困難もあったに違いないが更に次なるイメージを育む気配に”拓いてゆく!団塊女性”の頼もしさを見た。(矢口峰子)
2006-09-16 23:22:34 この記事のURL 「セカンドリーグ!自立して生きる女のガイド」
コミュニティビジネスになりにくい活動?
2006-09-10 09:12:40 この記事のURL 「コミュニティビジネスでまちを元気に!」
見沼田んぼ福祉農園

さいたま市緑区にある「見沼田んぼ福祉農園」は、障害のある人もない人もそして世代も超えてシニアと若者が、共に汗を流し語らう交流の場です。代表の猪瀬良一さんは、農業による障害者の自立をめざし、見沼田圃保全計画の具体的な提案として、埼玉県と浦和市に「見沼田んぼ福祉農園構想」を提案しました。13年後の1999年5月、埼玉県の見沼田圃公有化事業の一環として開園したのです。
2006-08-16 12:33:33 この記事のURL 「コミュニティビジネスでまちを元気に!」

- 自分も幸せにする福祉活動
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