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映画 「ディック子ども達は海を見る」タイの子ども達の輝きに溢れています

前回からの続きです。
この山岳民族の村のメートー校が舞台となった映画「ディク子ども達は海を見る」が12月22日から渋谷の映画館「Q-AXシネマ」で上映されます。すでに昨年から全国各地での自主上映が始まっており、素晴らしい反響が寄せられています。予告編はこちらから見られます。

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この映画のアリヤー・チュムサイ監督は、30代前半の、生まれも育ちも米国の女性。女優であり、ジャーナリスト、コラムニスト、大学の講師を務めるかたわら、ベストセラーを含む4冊の本を執筆し、社会貢献と指導力を評価され、タイ人女性として初めて「トウキョウ・クリエーション・アワード」を受賞している方でもあります。その上、美人コンテストでも優勝したという、いくつもの天分に恵まれた才色兼備の方。タイでは美人女優としても大変有名な方だそうです。その監督が映画封切りの22日と23日に舞台挨拶に来られるとのことです。

2000年、2月のある日、アリヤーさんが女優として海でロケをしていたときの事、彼女は、撮影現場のそばで、服を着たまま海の中に飛び込み、我を忘れて飛び回って喜んでいる子ども達の集団に出会いました。子ども達の驚きと感動に満ちたその喜びようは、一種異様でもあり、彼女はその光景に唖然とし,それは、そのまま彼女の喜びとなりました。「これが本当の人生の姿なのではないか・・・」と、彼女はその光景に満ち足りた幸せを感じました。

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彼女は、彼らが誰であるかを尋ね、それが山岳民族の子ども達で、中学の卒業記念に20時間もバスにゆられて初めて海を見に来た子ども達であることを知り、近くのレストランで子ども達にシーフードチャーハンをごちそうしました。できればそのチャーハンを親にもって帰ってあげたい、といった様子で丁寧に礼儀がよく食べる子ども達の様子にアリヤーさんは更に心を動かされ、「この子ども達のかけがえのない、この輝きの一瞬を映画にしたい!」と強く感じました。そして山岳民族のことを深く知るようになると、貧困、麻薬、エイズ、学校に行けないといった、タイ社会の抱える問題が、山岳民族の抱える問題に凝縮していると分かり、この子たちの学校を映画にすると決め、ニューヨークに渡り、学校で映画シナリオを学びました。

NYからタイに帰国後、一緒に山に入る女性のカメラマンを探していたところ、広告代理店で仕事をしていたけれど、その仕事に嫌気がさしていたニサ・コンスリを紹介されました。しかしニサは、「女優のお遊びなんかに興味はない」と大女優の申し出をあっさり蹴ったのです。ところが、アリヤーはニサのそんなところが気に入り、「あなたのような方と是非組みたい」と食い下がり、二人の完全ボランティアの映画作りが始まりました。今では二人は大の親友とのこと。二人は2004年からメートー校に入り、一年間をかけて撮影しました。

その間TPAKの近田さんも何回かメートー校に行っていました。近田さんも映画の中で映っています。近田さんが、「彼女達は何をしているの?」と先生に聞くと、「物好きな方が撮影しているんだよ」といった具合で、何回かアリヤーに会っているけれど、近田さんはどのような映画になるかは知らなかったとのこと。映画は三人の生徒に焦点をあてながら、一人一人の夢と希望を描き、一年間のメートー校での生徒達の生活を追ったドキュメンタリーです。

2007-11-29 19:08:51 この記事のURL身近な国際協力に参加しよう

公民館講座がきっかけ。新しいつながりがまた生まれました

 地域で活動している皆さんは、よくご存知の公民館。住民の自主的な活動の場であり、また公民館独自の企画で講座や講習会なども、行なわれています。でも、案外その存在を広くは知られていないようです。地域を意識しだした私もその一人です。

 今回は国分寺市の「もとまち公民館」で行なわれた“初心者料理で地域の仲間作り"という企画を取材させていただきました。

 退職して時間ができ、今まで公民館を利用したことのない方(男女問わず)に、簡単な料理をしながら地域の仲間を作りませんか、という企画です。9月から11月まで6回の調理実習と、前後と間に内容などを話し合う会も3回行なわれました。

 集まったのは、12人(男性9名、女性3名)。実際には、必要に迫られて料理を習いに来た方、仲間作りをと参加された方と、思いはそれぞれのようでした。

 実習は全く調理経験のない人を前提に、ご飯の炊き方から実習。食と健康、食材表示の知識など幅広い指導です。


 少人数で、1グループ4名程度。和気あいあいと楽しくにぎやかに調理は進みます。
 人生経験豊富な人たちなので、調理後の話は食材から嗜好品、果ては政治の話にまで広がっていき、聞いていると知恵がいっぱい降ってきます。
 お酒がなくても男性たちは、こんなにおしゃべりができるんだ、と意外なほど楽しい雰囲気に驚きでした。

2007-11-27 19:48:50 この記事のURL地域デビューでキラリ輝く

都会に残されたオアシス『東大農場』(3)

        「ああ、私は生きている!」

『東大農場のみどりを残す市民の会』の見学会に参加しました。毎月第一金曜日10時から二時間行われます。九月七日未明に台風9号が関東地方に上陸し、まだその余波で雨風が残っている朝でしたが、予定通り見学会が開催されました。会側も入れて合計9名の参加となりました。

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普段は30〜50名が集まるといいますから台風のせいで少なかったというわけです。傘をさしながらの見学ですが、参加者はそんなのは物ともしません。

植物学者ではないかと思うほど農場の植物や昆虫を知り尽くしている会員の緒方信子さん。

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畑の作物も、藪の中の潅木のことも、演習林の木々のことも、昆虫も、蝶々のこともよく知っていて、同じどんぐりでも、これはくぬぎのどんぐりとか、あわとキビの見分け方だとか、「かわいい花なのにへくそかずらなんてかわいそうな名前でしょ。」とか面白おかしく話してくれます。このように会員が毎回農場内を案内してくれるのです。この話を聞くだけでも見学会に参加する意義は大きいと思いました。

2007-11-22 21:19:56 この記事のURLもっと楽しむためのバリアフリーとは

「またたびアンサンブル」による「ねこんさーと♪」上演のお知らせ

またたびアンサンブル? ねこんさーと?・・・猫に関係のあるコンサート?
そうなんです! 「またたびアンサンブル」は、前の記事でご紹介した、八ヶ岳の麓で、たくさんの捨てられた猫たちと暮らす猫の絵の画家、かじゅこ松島さんを応援するために結成された音楽グループです。

そして、年に一回、音楽会と手人形を使ったミュージカル「ねこんさーと♪」を開催されているのです。

今年2007年は、「7たび またたび ねこんさーと♪」と題して、12月15日(土)の上演です。

2007-11-22 12:31:00 この記事のURL自分も幸せにする福祉活動

都会の中の里山 町田市 野津田公園

noduta02s.jpg野津田・雑木林の会
野津田公園は町田市の北部に位置し、広さは40haもあります。都会の中に豊かな自然が残っている公園です。この「野津田公園」を、守りながら上手に活用していくことを提案・実践している市民団体が「野津田・雑木林の会」です。身近な自然としての野津田公園のすばらしさを、より多くの方々に伝えたいと様々な活動が続けられています。月1回(原則第1日曜日)行われる「森の学校」ワークッショップに参加しました。

2007-11-21 23:24:43 この記事のURLコミュニティビジネスでまちを元気に!

話すだけでこころが軽くなる―地域の認知症家族会に行ってみませんか?

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同じ立場だからこそ、素直に話せる家族会

これまで、表に出ることの少なかった認知症の人たちをかかえる家族が、外に出て自分たちの悩みや気持ちを話し始めました。「同じ立場だから、安心して自分の気持ちを話せる」、「もっと早く、こういう集まりがあることを知っていたら」と、参加した家族たちは安堵の気持ちをもらします。

そのさきがけとなったのは、全国組織「認知症の人と家族の会」の”家族のつどい”ですが、最近では区や市町村が家族交流会を開くことも多くなりました。今回は年末から年始にかけての、認知症家族会のスケジュールをお知らせしましょう。

認知症に関する情報や家族の知恵を知りたい人、介護のストレスに悩んでいる人、自分の気持ちを吐き出したい人は、一度、勇気を出して家族会に参加してみたらいかがですか。話すだけでも、気持ちが軽くなりますよ。

2007-11-21 12:08:36 この記事のURL最新!高齢者福祉と医療&美容

都会に残されたオアシス『東大農場』

今週は、のんびるリポーター徳重富士子さんによる、貴重なリポート「都会に残されたオアシス『東大農場』」をご紹介しましょう。

東大農場は、東京ドームの約5個分に相当する22.2haの敷地を有する施設です。また、新宿から20分の西武新宿線田無駅から徒歩7分という場所にあります。その立地と広大な面積だけでも、その農地の維持がいかに奇跡に近いことかがわかります。

2003年3月に東大農場検見川移転問題が提示され、このみどりを残したいとする市民運動が始まりました。とはいえ、国立大学法人化となり、大学もこれからは自立を求められている中、その存続は平坦な道のりではなかったかと推測されます。そんな中、「東大のみどりを残す市民の会」として地道に活動をされ、結果として移転計画中止が決定されました。

ふんだんな農場の写真をぜひご覧ください。サイロやポプラ並木、たくさんの種類の果樹や花、武蔵野の雑木林の面影を残した演習林などが紹介されています。まさに都会のオアシスですね。

徳重さんのリポートはまだ続きます。次はどんな話題を提供してくださるのか、ますます楽しみです。
                           [バックナンバーへ

2007-11-18 01:33:08 この記事のURL今週の注目記事

イベント散策NO.2

前回記事で多摩市内のイベントの様子を紹介しましたが、今回はこれから開催されるイベントを紹介します。

■第17回映画祭
映画祭ポスター
「まち」があって「人」がいるのではなく「人」がいて「まち」があるのだという原点を見据えながらTAMA CINEMA FORUMは「映画を通した21世紀のまちづくり」をめざします
TAMA CINEMA FORUMは、「映画」というものをきっかけとした「市民」の広場であり、世代・性別・立場を超えて、誰もが気軽に参加でき、楽しみながら活動できる出会い・交流の場として活動しています。
(TAMA CINEMA FORUMホームページより)
ベルブ永山第4会場ベルブホール
毎年11月中旬より開催される映画祭。多摩市内5ヶ所の会場で11月25日まで上映されます。、時代劇から現代劇、アニメ、ドキュメンタリーなどさまざまなジャンルより、約70作品にもなります。また井筒和幸監督、大林宣彦監督、アニメの湯浅政明氏、渡辺信一郎氏などのトークタイムもあり、充実した8日間です。
鑑賞券は会場別一日通し券になります。
主催は「多摩映画フォーラム実行委員会」と財団法人多摩市文化振興財団。
詳細はこちらをご覧ください。

多摩センターイルミネーション2007(11/11〜2/14)

多摩センターイルミネーション今年で7回目になる多摩センターイルミネーション。主なものを紹介します。

☆センターランドツリー
長野県富士見町から寄贈されたモミの木が、パルテノン大通りの広場に設置されます。(入笠山の頂上近く、標高1800mから切り出された、樹齢50年、高さ15m のもみの木に約15,000 個の白いLEDイルミネーションを置。)

☆ストリートイルミネーション
パルテノン大通り約300m の両側にある、高さ13 メートルの楠木58 本にイルミネーションを設置し、光のトンネルを作る。

☆ サンリオクリスマスツリー
サンリオキャラクターオーナメント等で装飾した高さ6m のクリスマスツリー2基を設置

☆キティファミリーイルミネーション
「 ハローキティに会える街」にちなんだ、高さ4.5M のバルーン型の「巨大キティイルミネーション」や「光のシナモン」「光のハローキティ2007」の3 セットのイルミネーションを設置
世界でここにしかない、キティファン必見のレアもの。

☆動物トピアリー
例年大好評の動物トピアリーを、パルテノン大通りに、今年は80 基(昨年は70基)設置。地元の多摩動物公園に因んだ「光の動物園」として子供たちに人気。

☆光の水族館
子供たちに大人気の「光の動物園」と同じコンセプトで、新たに海の生き物をモチーフにした「光の水族館」を設置。20 種類の魚たちが泳いでいる中を歩くような幻想的なイルミネーションの世界。
(多摩センターイルミネーションHPより)
parutenontama.jpgパルテノン多摩の屋上池。ここにもイルミネーションが設置されます。
山崎礼子

2007-11-13 00:18:42 この記事のURLまちぐるみで子育てを応援

主婦からの出発−−鍋元さんの場合

前回、このブログでご紹介した小平市の「ひろげよう 市民のわっ−−NPOフェスタin元気村2007」で出会った鍋元トミヨさん。彼女は現在、「チェチェンの子どもを支援する会」代表として、チェチェンの子どもたちのための教育支援活動をしています。

 普通の主婦だった彼女が海を越えた遠くの国の子どもたちを支援している、そんな活動を始めたきっかけや、続けている思いなどを、ご紹介します。

【「チェチェンの子どもを支援する会」を立ち上げたきっかけは?】
  1999年、チェチェン共和国の人々はロシア軍の無差別攻撃で、故郷を追われ人々は難民となって近隣諸国をはじめ全世界に離散しています。

 一番近い独立国でしかも同じイスラム教であることから、アゼルバイジャンにはおおぜいの人が移り住みました。食料、衣服、医療など何もかもが不足している中で、当然子どもたちは教育すら受けることができずにいます。その子どもたちを支援する会です。

テレビや新聞のチェチェン戦争報道をみて何かをしようと思いました。そんな思いからスタートした会の立ち上げは、2001年5月でした。

2007-11-12 19:43:10 この記事のURL地域デビューでキラリ輝く

韓国映画再発見!9本一挙上映の「韓国映画ショーケース2007」へのお誘い

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韓国の今を伝える良質な映画が勢ぞろい

いつも刺激的な映画を配給してくれるシネカノンから、日本未公開作品8本+話題の新作の9本を一挙上映する「韓国映画ショーケース」のスケジュールが届きました。“韓流”ファンではないけれど、あまりにも魅力的なラインアップなので、お知らせしたくなって、急遽、アップすることにしました。上映作品を簡単に紹介しましょう。

韓国映画ショーケース2007
期間:12月8日(土)から12月14日(金)までの7日間。
会場:シネカノン有楽町1丁目(JR有楽町駅前 ビックカメラ7F)

先行特別上映(12月15日から全国ロードショー)
「カンナさん大成功です!」
2006年 監督:キム・ヨンファ 12月8日(土) 18:00〜

人気歌手アミの影で、彼女の“声”として歌うカンナ。歌唱力抜群なのに体重95キロの彼女には表舞台に出るチャンスはない。だが、思いを寄せていたプロデューサーに利用されていたことを知ったカンナは、全身整形をして運命を切り開く決意をする。鈴木由美子の同名漫画の映画化。主役のキム・アジュンは抜群の歌唱力で、韓国のアカデミー賞といわれる大鐘賞主演女優賞を受賞。600万人を観客動員した大ヒットとなった。 

2007-11-12 18:28:06 この記事のURL最新!高齢者福祉と医療&美容

都会に残されたオアシス『東大農場』(2)

         都会の中の里山

農場の奥へと歩を進めると、東大農場のシンボル、サイロとポプラ並木が見えてきます。なんだか北海道にいる気がしました。

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中村さん曰く、「北大のポプラ並木が台風でやられてからは、こちらが日本一といわれています。」現在は牧畜をしていないのでサイロは使われていないけれど、この風景は誰もが好むようで、数人が写生しています。

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「よくいらっしゃるのですか?」「はい、ここの風景が好きでよく描きに来ます。なんだか心が解き放たれる気がするのです。」と60代の女性。「お友達に誘われて初めてきました。」ともう一人の女性が言います。「皆さん、絵を描いたり写真をとりにきたりしますよ。」と中村さん。少し離れたところでは、シニアの男性が三脚を立てて写真を撮っています。

奥の畑では、トラクターが掘り起こしたジャガイモを学生たちが収穫していました。

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そのバックに近代的なマンションが見えて「あ、ここは都会だったのだ!」と気づかされます。

一方、畑のそばのテーブルの上にたくさんビンが並んでいて、学生が整理していました。「何の農薬ですか?」好奇心からたずねると「除草剤です。」との返事です。

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そうですね。こんなに広い畑だったら、手で雑草を取っていたら間に合わないのでしょうね。

そこへ颯爽と自転車に乗った女性が通りかかりました。「土井さんです。」と中村さんが紹介してくださいました。

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去年まで西東京市の市議会議員で、この会の活発な会員でもあります。10年ほど前、市議会でこの場所をスポーツ公園にしようという案が出た時、たった一人で反対し、あくまでもこの自然のみどりを保全しようと頑張られた方だそうです。いろいろな人たちの努力でここのみどりは残されているのだと改めて感じました。

すぐ後ろのフェンスのなかには、ダチョウがいました。学生が実験的に飼っているそうです。鶏くらいの大きさのヒナが一年であっという間に成長するとのことです。

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ここでも小さな子供たちが「ダチョウさ〜ん!」と大きな声で呼びかけていました。ダチョウも声のするほうへ走って近づくので子供たちも大喜びしています。

畑の奥へ行くと、なにやら昔の雰囲気を漂わせた建物が何棟もありました。現在も使われている研究棟をはじめ、昭和初期に建てられた牛舎や飼料小屋、種の薫蒸室、農機具収納庫などは、歴史的にも重要な価値があり、近い将来ミュージアムとして保存される方向で検討されていると中村さんから伺いました。

ジャガイモ畑のはるかかなたに見えたマンションは、隣の敷地にあった工場が移転し、工場地帯なので高さ制限が緩やかなので、高層ビルが建てられたそうです。あちらは、こちらを借景として楽しんでいるでしょうが、別天地にタイムスリップしていた夢が突然破られた気がしました。都会の宿命ですね。

気を取り直してさらに進むと、武蔵野の雑木林の面影を残した演習林に入ります。樹木の研究のためですから、さまざまな種類の木が植えられていますが、年月が経っているので、完全に自然林の様相を呈しています。「この演習林の中には、たくさんの昆虫と鳥と小動物がいます。狸やモグラは畑にでますよ。営巣はしていませんがオオタカも来ます。」と中村さんはちょっと誇らしげです。木の切り株に腰を下ろして一休み。気がつくともう二時間近くになります。

「東大農場のみどりを残す市民の会」の初期の目標の移転計画中止が達成された今、次なる活動計画はどうされるのかを中村さんに伺いました。

来年の総会に向けて具体的な目標を絞っていきますが、当面は東大農場塾、10月のアースデイ(イベント)などのほか、毎月第一金曜日午前10時から12時に行われている見学会に力を入れていきたいとの意向です。「出来るだけたくさんの方々に東大農場の自然のすばらしさを知っていただきたくて、見学会を開いています。私たちの会のメンバーがご案内して説明します。この自然のすばらしさを知れば知るほど大切にしたいと願うようになっていただきたいからです。」(中村さん)

移転中止こそ決定しましたが、この東大農場を横切って都道349号線が建設される計画があります。東大側としてはこの計画に反対はしない方針ですが、16m道路なので環境に与える影響は避けられないので、今後どのように対応していくかというのは大きな課題となるでしょう。

願わくは、この自然が壊されることなく西東京市民だけでなくここを訪れるすべての人たちの心と体を癒してくれるオアシスとしていつまでも今の姿が保たれますように。(次回は見学会に参加した報告を書きます。)

(徳重 富士子)

2007-11-10 21:33:11 この記事のURLもっと楽しむためのバリアフリーとは

都会に残されたオアシス『東大農場』(1)

     都会に残されたオアシスに身も心もリフレッシュ!

はるかに広がる田や畑、目にしみる木々のみどり、サイロにポプラ並木、そして高い空。これが東京なの?そうなんです。西武新宿線田無駅から徒歩7分。ここは東大農場!その正門に一歩はいるともうそこは別世界。草と木々の香りがします。前日に雨が降ったおかげで、足元の土もしっとり、歩くとふんわりじゅうたんの感触です。大げさでなく「私は生きている!」という思いをもらえます。

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2007-11-10 20:22:27 この記事のURLもっと楽しむためのバリアフリーとは

イベント散策NO.1

秋は各地で様々なイベントが行われます。
今回は最近の我が地域でのイベントをいくつかご紹介します。

ハロウィンin多摩センター(10/26〜10/28)

ハロウィーン (Halloween) は、カトリックの諸聖人の日(万聖節)の前晩(10月31日)に行われる、英語圏の伝統行事。諸聖人の日の旧称"All Hallows"のeve(前夜祭)であることから、Halloweenと呼ばれるようになった

大通り野外ステージ
そろそろ定着してきた多摩センターでのハロウィンイベント。今年で5回目です(。年々パワーアップ、立川と多摩センターを結ぶ多摩モノレールでもイベント車両が走ります。大通りの中央ステージでは様々なグループのコンサート。「多摩ユースオーケストラ+トロンボーントリオ」オーケストラの音が秋空に満ちていました。

当ブログで多摩ニュータウンの高齢化を紹介しましたが、このイベント会場を見渡す限りでは「ほんとかしら?」と思わせるような人出でした。このイべントは子どもたちが主体になれるので、この地域にはもってこいのイベントなのでしょう。即席で仮装の衣装(黒のゴミ袋を細工して)を作るコーナーではお孫さんを手伝うおじいさん、おばあさん世代の方を大勢お見掛けしました。
台風一過の青空の広がる秋の一日でした。


■福祉バザー(11/3 多摩市社会福祉協議会主催)

廃校になった小学校の運動場を利用した福祉バザー。年1回多摩市全域の福祉関係団体が集い、福祉作業所や任意団体で作る食品や作品の販売、社会福祉協議会に寄付された物品の販売、地元野菜などの販売、一般市民によるフリーマーケット、多摩センターにあるわんにゃんワールドの動物たちとのふれあいコーナー、ミニSLなどで一日盛り上がります。
サークルおはりばこ

干支置物
高齢者の手作りサークル「おはりばこ」作品。このほかにも布のアクセサリーやアクリルたわしなどを販売。収益は活動資金に。

竹とんぼ
竹とんぼの手作り実演。私もひとついただきました。


どんぐりパン

どんぐりパン2
授産施設のひとつ手作りパン屋さんの「どんぐりパン」。とにかくとってもおいしいのです。わたしは食パンやロールパンが、、子どもたちは菓子パンがお気に入り。今年諏訪商店街の空き店舗を利用し、作業所兼店舗を開設。地元のパン屋さんができました。


多摩市福祉バザー
フリーマーケットです。NPO団体や福祉関係の団体の出店が多く、収益は活動資金になります。
多摩市のリサイクルショップの老舗「ちいろばの家」も出店していました。

2007-11-05 09:52:29 この記事のURLまちぐるみで子育てを応援

感動! 地域でいきいき活動--NPOフェスタ

ひろげよう市民のわっ

「NPOフェスタin元気村2007」に参加してきました

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 小平市で10月28日に開かれた“NPOフェスタin元気村2007”に行ってみました。
 このフェスティバルは、小平市内の市民活動団体の活動を広く皆さんに知ってもらおうという催し、今年で2回目だそうです。60以上の市民活動団体が参加したそうです。
活動紹介のほかに、ワークショップ、展示、販売,コンサートなど、盛りだくさん。ほんの一部ですが、ご紹介いたしますね。





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2007-10-29 19:44:19 この記事のURL地域デビューでキラリ輝く

高齢化・わが街の場合(多摩ニュータウン)NO.2

永山団地■住み替え
総面積2890ヘクタール、人口約20万人と国内最大級の多摩NT(東京都)では、初期の71年に入居が始まった多摩市諏訪・永山地区で、65歳以上の住民の数が最近10年間で2倍超になりました。しかし、同地区の5〜6階建ての集合住宅にはエレベーターがほとんどなく、高齢者には不便です。
現在、賃貸住宅では1〜2階部分をバリアフリーに改装し、上層階に住む高齢者に住み替えを勧めています。今年3月末までに約350戸を改良し、供給しています。
国交省市街地住宅整備室長の橋本公博さんは「住み替えのための住宅情報や、医療などの地域生活情報を一か所で提供できる『住み替え支援センター』を多摩NTで設置する構想を持っています。運営主体は地元のNPO(非営利組織)などを想定、行政が支援する形です」と話しています。
(YOMIURI ONLINE大手町博士のゼミナールより)

都営諏訪団地
一方、高齢者の「住み替え」ではこんな問題も出てきました。「家賃の差もあり、旧公団団地から都営団地を希望するお年寄りが増えている。このままでは高齢化の集中が進む。」多摩市のNPO「多摩ニュータウン・まちづくり専門家会議」(たま・まちせん)理事長の秋元孝夫さん(58)は、そう語ります。
秋元さんは去る9月、「多様な世代が混在した地域づくりに向け連携したい」との思いから「まぜこぜ懇談会」と名付けた地域ネットワークを立ち上げるための準備会を開きました。「まぜこぜ」の言葉に人だけではなく、土地や建物、組織を「ミックス」させる意味も込めました。高齢化が進む団地の再生には、地域資源を横断的に活用し、解決策を練る必要があるとしています。出されたアイデアは今後、都市再生機構や都、多摩市を交えた「円卓会議」で提案していきます。またネットワークの事務局を諏訪団地の商店街の空き店舗に置き、周辺大学との連携も進めたいということです。
(朝日新聞 シリーズ「街をつくる、まちに生きる」10/24記事より)

2007-10-29 11:49:53 この記事のURLまちぐるみで子育てを応援

“郷愁を呼ぶ大正琴の音色”

障がい者のための大正琴のクラス

先日チャリティー映画会にご一緒した視覚障がいの友人のIさんがこの10年楽しみとして続けているお稽古があります。大正琴です。そのクラスを参観させていただきました。

三田の東京都障害者福祉会館の二階の一室がお稽古場所です。テーブルを長く並べて皆さん楽器を前に向かい合って座っています。先生は20数年も大正琴を教えていらっしゃる長尾美都里(みどり)さんです。とてもはつらつとした素敵な方です。普段は13人ほどのメンバーがいらっしゃるそうですが、きょうは二人お休みでした。全盲だったり、弱視だったりの視覚障がいの方々、内臓の障がいがある方々、そして先生の補佐をしながら会計等の役割を担っていらっしゃる健常者がメンバーです。


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2007-10-26 23:42:30 この記事のURLもっと楽しむためのバリアフリーとは

とっても気前のいい「国際有機農業映画祭2007」へのお誘い

とっても気前のいい映画祭を紹介します。
11月24日「国際有機農業映画祭2007」では、朝から夜までの11時間、有機農業をメインテーマに14本が一挙・連続上映されます。会場は、東京・御茶ノ水の明治大学リバティタワー
プログラムとスケジュールはこちらからです。

 ・「自然農−川口由一の世界」(1996年/日本)
 ・「食の未来」(2004年/米)
 ・「種子をまもれ!」(1994年/インド)
 ・「農民ジョンの真実」(2005年/米)
 ・「あぶない野菜」(2002年/日本)
 ・「農薬禍」(1967年/日本)
 ・「石おじさんの蓮池」(2005年/台湾)
 ・「死の季節よ、さらば」(2006年/フィリピン)
 ・「危険なオレンジ」(2005年/タイ)
 ・「根の国」(1981年/日本)
 ・「日本の公害経験 農薬その光と影」(2007年/日本)
 ・「懐かしい未来:ラダックから学ぶこと」(1992年/英国)
 ・「地域から始まる未来:グローバル経済を越えて」(1998年/英国)
・「サルーハバナ」(2006年/日本)

*「自然農−川口由一の世界」の上映後、自然農を実践している生産者を含む有機生産者との交流会が行われるそうです。

*「自然農−川口由一の世界」が153分、「食の未来」と「農民ジョンの真実」が90分くらい。「懐かしい未来:ラダックから学ぶこと」が55分、そのほかの作品はだいたい30分前後ですから、かなりたくさんみられますね。

そうは言っても見られる本数は限られています。どの映画を選ぶかに当たって、そのポイントを映画祭実行委員の方に窺いました。いただいたお返事をそのまま転記します。

●誰でもわかる作品

・『農薬禍』
1967年の作品。長野県佐久市の佐久総合病院の農薬被害への取り組みを描いたドキュメンタリー。農薬被害は消費者より、それを使わざるを得ない農民自身が一番の被害者になることを如実に示している作品。散布中に転倒し入院するも死亡。あるいは、水銀系の農薬散布の結果、体重が半減しガリガリとなって死亡する女性。かなりショッキングなシーンが多い。消費者のエゴを気づかせる。こ作品の持つ意味は、今もあせてはいない。

・『石おじさんの蓮池』
絶滅危惧種の保護と農業の共生、両立が成り立つことを示した作品。品質のよいハスの花の栽培には農薬が欠かせない。しかし、その蓮池には絶滅の恐れのある台北カエルが生息している。この“危機”に台湾の有機農業団体が関わり、農薬を使わない蓮の栽培と販路を確保する。蓮池の主「石おじさん」は、名刺に徐々に増えてきた台北カエルを印刷するまでになっている。

・『根の国』
土の中の土壌微生物をテーマとした作品。こちらも農薬使用がもう一つのテーマとなっている。

・『サルー! ハバナ キューバ都市農業リポート』
有機農業で“復活”したキューバの都市農業を描いた作品。農薬も化学肥料も使わない。しかし、亜熱帯のキューバでも立派なキャベツやレタスができる。大都市のあちこちに直売所のある幸せ。希望が見えてくる秀作。

2007-10-25 11:13:51 この記事のURL身近な国際協力に参加しよう

上野千鶴子さんの『おひとりさまの老後』

今週も新リポーターのお一人を紹介しましょう。テンポの良い文章で高齢者福祉、高齢者医療モデル、さらにいくつになっても関心の深い「美容」をテーマのブログを展開する中澤まゆみさんです。中澤さんによる上野千鶴子さんの『おひとりさまの老後』についての記事は、上野さん、さらには中澤さんの「粋」を感じ、読後感さわやかです。

「おひとりさま」を自認する女性にとって、「老後」はどこかネガティブなイメージかもしれません。けど視点を変え、自分の立ち位置をしっっかり持てば、「おひとりさま」は楽しいぞ!というメッセージが伝わってきます。

世代ごとに「老後」は違ってみえるものなのだな、と新たな発見でした。とすればせっかくの人生ですから、世代世代で直面する問題を真摯に受け止め、ポジティブに過ごすことが大切なのでしょう。

それぞれの感性を信じ、現場と向き合いながら楽しく歳を取りたいものですね。少し若くして人生の先輩のメッセージにふれることができ、ちょっとラッキー!と思いました。
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2007-10-25 01:33:21 この記事のURL今週の注目記事

ほっと心身が解放される「定年塾」に参加して -2-

「定年塾」に集まった人たちは、どんな思いや考えで、暮らしているのか、生の声が聞けるだろうと、期待でいっぱいでした。
その中の数名の方のお話をご紹介します。

【Aさん 男性】
以前から、ノートを家のあちこちに置き、思いついたことをつづる習慣にしているが、定年前の自分へのは、今思うと高すぎたと感じる。定年後、達成できずにどんどん目標を下げてきた。今は小さな目標を短い時間で達成していけばいいんだと、ようやくわかった。

 自分の時間を、どうやって過ごそうかと思ったときに、自分の子ども時代好きだったことは何だろうと考え、運動好きだったので、今はテニスをしている。

 歴史も好きだったから、そちらのほうの趣味も今広げつつある。夜になって今日の1日はどうだったかなと振り返ってみるようにしている。定年後の生活がこんなに辛いものだとは思わなかった。


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〈辛い、という正直な言葉に、共感を持った人も多かったようです。こうでありたい自分と実際行動する自分とのギャップでのもがき。でも、辛さから逃げずに、自分のために考え、工夫している。小さくても自分で目標を立て、実行し、振り返りを実行しているなんて、スゴイなあと、心から感動しました〉

2007-10-22 15:36:15 この記事のURL地域デビューでキラリ輝く

高齢化・わが街の場合(多摩ニュータウン)NO.1

Nagaoka_sanjaku_20041114.jpg■診療所から見えること
(朝日新聞 シリーズ「街をつくる、まちに生きる」より)
 9月。諏訪・永山地区の80代の女性宅を、永山団地に診療所を開く医師、斉藤宣照(のぶてる)さん(62)が往診した。
 永山で開業して19年目。斉藤さんは、高齢化が急速に進むのを目の当たりにしている。 毎年、70歳以上に出す敬老祝いのはがきは、開業後数年のころは150枚ぐらいだった。今は、約600枚に上る。
 認知症や高血圧、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の患者が目立ち始めた。通院できないお年寄りを往診する回数も増えた。エレベーターのない5階の部屋で、3年間、一歩も外に出なかった患者も診た。寝たきりになるお年寄りは、この先もっと増えるだろう。
 7、8年前から、在宅の寝たきり患者に指圧を勧めている。治療効果に加え、マッサージ師と連携してお年寄りを見守ろうという取り組みだ。人と接する機会を増やすことでセーフティーネットが広がる。
 諏訪・永山地区では、街開き当初に入居した「ニュータウン1世」の多くが、70歳を超える。ここを「終(つい)のすみか」と決めている人が多い
一方、「故郷で最期を」と願う人たちもいる。ニュータウンやその周辺に暮らす娘や息子に呼ばれ、最近になって地方から越してきたお年寄りに多い。
 懐かしい景色、おいしい食べ物――。往診すると、望郷の思いを切々と語られることがある。斉藤さんは、その言葉をひたすら受け止める。
 「でも、聞いてもらえるとうれしい気持ちになるようで、心静かに療養の時を過ごせる。治療と同様に大事なことかもしれません」
 診療所には、ふだんは誰とも話すことなく、「言葉を忘れた」ように暮らす人も来る。診察室で会話をすると、「あぁー、良かった」というような表情で帰っていく。
 斉藤さんは今、診療所の待合室を「交流の場」として改修するアイデアを練っている。畳を敷きつめ、健康器具を置いて使ってもらう。
 「閉じこもりがちの人が、診察のついでにくつろいでいける場になればいい。ささやかなことでも、時代に合わせ、できることを探っていきたい」

2007-10-22 12:00:00 この記事のURLまちぐるみで子育てを応援


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