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もっと知ろう、認知症:認知症のすべてがわかる講座(埼玉、山梨、富山)と、NHKスペシャルのお知らせ

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2050年までに世界で1億600万人が認知症に

世界の現在の人口は、ただいま66億5164万人。国連の推計では、2050年には91億に増える、とされていますが、この人口の増加と高齢化で、そのうちの1億600万人が認知症になるという推計を、アメリカのジョンズホプキンス大学公衆衛生学グループが発表しました。同クループの推計によれば、アジアの増加数がもっとも多く、2050年までに6,280万人が認知症になるとか。

日本の厚生労働省も、2005年時点で推計170万人、2030年には65歳以上の10人に1人にあたる353万人が認知症になると予想し、2007年度から、アルツハイマー病を原因とする認知症の全国的規模の調査と研究に乗り出しました。

NHKスペシャルで「認知症の医療体制を問う」

NHKでは、去年12月に始まった認知症キャンペーンの一環として、NHKスペシャル「認知症 なぜ見逃されるのか〜医療体制を問う」を2008年1月20日(夜9:00〜10:29)総合テレビで放映します。

2008-01-19 13:43:15 この記事のURL最新!高齢者福祉と医療&美容

取材で出会った熱き心

今週はのんびるリポーター松尾陽子さんによる、「取材で出会った熱き心」をご紹介しましょう。

電話相談をしている佐藤さんの“小さなハアト”に揺り動かされた仲間達の活動「山梨ホスピス協会」についてです。病や死を受け入れてこの病棟に移ってきた患者さんと一緒に、“死”を直視し、残された時間を有意義に過ごすために一緒に考え、活動をされています。

“死”を受入れ残された時間を有意義に過ごすといっても、本当にそのような境遇になってしまうと、なかなかその現実を受け入れることはできないことでしょう。でもだからこそ毎日を悔いなく過ごすようにお手伝いができるのは、手伝う側にとって、大変貴重な経験ではないかと思います。「人は“死”を直視して初めて“生”を考える事ができると言います」という一文に深く共感しました。

残された人生のQOL(クオリティオブライフ=生命あるいは生活の質)を高められるように地域の風土(生活習慣)に根ざした支援を目的とするこの団体、2008年の幕開けにふさわしいと感じました。他人の苦しみや不安を自分のことのように考えてみる、まずはここから出発してみませんか。
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2008-01-13 00:58:33 この記事のURL今週の注目記事

カレンダーいろいろ

今年ももう残りわずか。来年のカレンダー、お決まりですか。「これから買おうかな」という人に一つオススメなのが「富山和子がつくる 日本の米カレンダー」。
去年もこのブログで紹介したような気がします。このカレンダーを私は買うようになって7年くらい経つのですが、なんとこのカレンダー、1990年から発行され続け2008年で19年目を迎えるのです!ロングセラーですね。

2008年版を私はいつものように生協のカタログで注文しようと思いましたが、まだ目にしていません。あるいはすでにカタログに載ったのを見過ごしてしまったのかな・・・。そうなると書店かネットで手に入れなくてはなりません。
ネット上で、「富山和子がつくる日本の米カレンダー」で検索したら、ありました!これで手に入れる手段の確保はOK。ほっとしました。

このカレンダーはなんといっても写真が良いのです。水田を被写体にすえ、日本の四季折々の表情を撮っています。我が家の壁にかかっている今年のカレンダー12月のをここに紹介しますね。写真が暗くてごめんなさいナンですけど。

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寒い、冬の田んぼの風景です・・・。

でも、見ていると「日本に田んぼの風景ガあることがどれほど日本の景色に彩りを添えていることか」と、しみじみ思うのです。株式会社サン制作・水の文化研究所ガ発行しています。1,300円(税込み)。

検索していて、「富山和子がつくる日本の米カレンダー”08」写真展が開催中であることも知りました。「食と農の科学館inつくばリサーチギャラリー」(茨城県つくば市観音台3−1−1)で開催しています。来年(2008年)3月末日まで開催しているということですから、期間中に是非足を運んで見たいです。

2007-12-20 11:17:04 この記事のURL農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨

アロマで年末の大掃除をしよう

師走に入り、そろそろ家の大掃除に向かっている人も多いのではないでしょうか。今年のお掃除を「環境にやさしい方法で、かつ気持ちよい香りに包まれながら」やってみませんか?
「アロマで年末の大掃除&カーペットデオドライザー」講座でその方法を教わってきました。

12月5日。場所は山梨県甲府市上今井にあるM.I.H.O.0712060.jpg
なんだかクリスマスやアロマの雰囲気にぴったりな建物です。

講師はアロマインストラクター NARD JAPAN ナードアロマテラピー協会 の古屋杏子さんです。
講座では前半が「重層」の性質と活用法についてや、アロマの効能を組み合わせたお話。後半が「重層」と「精油」を使ったカーペットデオドライザー作り。


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受講生の持ってきたクラリセージ(紫蘇科の香草)ガテーブルに置かれて。

生の香草の香りと、精油になった同じ「クラリセージ」の香りを嗅ぎ比べることも出来たり、講座の中身は色濃いものでした。

講座の内容:
古屋先生の提供された資料から引用します。

これまで私たちは、様々な化学物質(合成洗剤)の力を借りて、身の回りをキレイにしてきました。でも残念ながら化学物質は、キッチンや洗濯物をキレイにする反面、環境破壊の原因にもなっています。汚れを中和して分解する力をうまく生活の中に取りいれ、お部屋も、体も、地球もきれいにできたら良いですね。近年、重層など自然素材が注目されています。環境に優しい重層。汎用性があるので様々な分野で活用されています。

という導入から重層のいろんな活用事例が紹介されました。

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古屋先生のいれてくれたハーブティーをいただきながら、楽しい情報交換が行われました。

重曹は弱アルカリ性ですので酸性の汚れを落とすのに適します。受講生の中から「魚を焼くとき、グリルの皿に重曹を入れた水を張っておくと、調理後のグリルの洗浄が楽よ!」といった「実践者の声」もあがりました。情報のやり取りも活発。お掃除用の重曹と食用の重曹とは違うのか?といった疑問や購入方法まで、暮らしの知恵知恵満載。

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写真左が古屋先生。
お話しながらも、古屋先生が次々と精油のビンを開けては、棒状にカットした紙の先に精油を浸して、皆に配り精油の香りを嗅がせてくれます。

ローズマリー、カユプテ、イランイラン、ユーカリ(ユーカリラディアタ)、ペパーミント、ラベンサラ、ティートゥリー、マジョラム・・・。マツやヒノキといった日本人に馴染み深い香りもあります。
グレープフルーツなど柑橘系もあって会場には甘美な香りが流れました。

はじめは、三々五々集まってきた受講生たちが講座開始まで、それぞれ「このところ疲れ気味で・・・」とか「母が認知症になったと思っていたら、うつ病だったの・・・」などの日常の疲れを引きずってここまで出向いてきた表情を見せあっていたのが、この香りとハーブティーに癒されたのか、とても活発に意見交換が続きます。

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さて、カーペットデオドライザー作りです。ガラスの蓋つきビンに半分位重曹を入れます。

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そこに精油を15滴垂らして、よく混ぜあわせます。

香りが飛びやすいので、早めに蓋を閉めて終わり。

古屋先生の持ってきた精油は約30種類。各自好きな精油を2・3種類組み合わせて重曹に混ぜています。

カーペットについた汚れやペットの臭い取りに効果のあるデオドライザーとはどんなものが良いでしょう?との質問に古屋先生は答えました。

「わが家の犬(ゴールデンレトリバー 9歳)の場合、柑橘系のアロマは犬が苦手のように見受けられます。犬は体の中でビタミンCを作ることが出来ますから、普通、果物を食べませんね。ですから、グレープフルーツなどのにおいのデオドライザーを嗅ぐとくしゃみをしたり、苦手な様子を見せました」
「ペパーミントとか、ユーカリのようなすっきりした香りがいいかも知れませんね」ということです。

出来たデオドライザーはカーペットに振りかけて(ほうきで均一に掃き広げてもよし)、後掃除機で吸い取れば、良い香りに包まれながら、重層による汚れおとしガできるし、一石二鳥というわけです。
重曹は生協でも扱っていますし、薬局でも、スーパーの食品売り場でも手に入ります。

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市販の重曹をいくつか比較しても、お掃除用の重曹と、食用の重曹と、そんなに差はないみたいです。粒子の大きさとかが違うくらいで。料理に使ったり胃の薬にもなる重曹は一応「食用」と書かれたものを買った方が無難です。

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アロマ、精油は生協でもたまに扱いますね。

購入したい人は古屋先生のようなアロマインストラクターを通じて購入すれば効能や活用についての助言も受けられ便利です。
気になる値段ですが、これは精油によりまちまちです。手に入りやすいレモンのアロマでしたら一瓶1500円程度で購入できます。
バラの香油、あの昔から「クレオパトラが愛用した」などといわれている高貴な香りの象徴のバラのアロマ。さすがに値段は高くて一瓶(10ミリℓ)25,000円もするみたいです。
生粋のバラの香油は高くて手が出せないけど、パルマローザというアロマでしたら割合手ごろな値段でバラの香りに包まれることが出来ます。してまた、パルマローザはお肌にとてもよい、と聞いたらなんだか身の回りに一つ置いておきたくなりました。

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幾種類ものアロマの交じり合った空気の中で勉強は続きます。

古屋先生は幾種類ものアロマの効能を教えてくださいましたが、ここではそのうちのいくつかを紹介します。
ペパーミント・・・両こめかみに塗って人差し指でしばし押さえていると、血行が良くなります。偏頭痛・低血圧で頭がはっきりしないなどの人に向きます。
イランイラン・・・頭皮に良い。この精油を垂らした重曹を、髪にふりかけ、マッサージしてみましょう。重曹がフケを取り、イランイランの香気が毛根にしみることで毛根を刺激し活性化させます。
ティートゥリー・・・漂白作用があります。この精油を垂らした重曹で歯磨きをつづけますと歯が白くなります。

最後に、おさらい。

重曹の効果
消臭:酸性の悪臭を取り除き、湿気を防ぎます。

研磨:重曹は水溶性の結晶。水と合わさると角がとれて丸くなります。この丸い結晶が集まると凹凸が生まれ、磨くものを傷つけずに磨くことが出来ます。最終的には水に溶けてしまうので理想的な研磨剤です。

発泡:酸と合わさると二酸化炭素が発生し発泡、膨張します。

軟水:水に含まれるカルシウムやマグネシウムを包み込み、水を柔らかくします。お風呂のお湯や食材を柔らかくしてくれます。
汚れ落とし:弱アルカリ性のため、酸を中和し汚れをふき取ります。
*アルミニウムには使わないほうがいいです。

重曹の使い方
粉末のまま使う:汚れや臭いを取りたいものに直接振りかけて使用します。

水に溶かして使う:スプレーやボウルに入れた水に溶かして使います。分量は水500mℓに対して重曹大匙2です。

ペースト状にして使う:重曹に水を少量加えてペースト状にして使用します。お風呂タイルのカビ取りやトイレの汚れにブラシにつけてこすります。まな板の臭い消し荷もペーストを塗って10分置いた後水で流せばすっきり。

いかがです。
手にも優しい扱いの簡単な重曹でお掃除して、アロマで心も頭もすっきり。そんなお掃除法を知って、私も重い腰上げて、「今年はいっちょ、まじめに大掃除すっか!」という気になりました。

この古屋先生によるアロマ講座はシリーズで、次回は12月19日。アロマキャンドル作りです。先生が用意した押し花も入れた美しいアロマキャンドルを作るそうです。問い合わせは生活協同組合コープやまなしまで。(山本豊美)

2007-12-05 22:48:38 この記事のURL農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨

日本の遺産。甲斐絹を追って。その二

前回は「山梨県富士工業技術センター」の五十嵐哲也さんに甲斐絹の名品を見せていただきながらレクチャーを受けたことを報告いたしました。
今回は甲斐絹の真髄「ほぐし織り」の生産現場を見学させていただいた内容を報告します。
山梨県郡内(ぐんない)の甲斐絹産業は、甲斐絹の最盛期から現在に至るまでの歴史で、もともと都留が生産・流通の中心だったのが、しだいに富士吉田へと移っていったそうです。
五十嵐さんの案内で富士吉田市小明見にある「舟久保織物」さんの工場を見学しました。
舟久保勝さんはここの3代目のご主人。昔から織物工場は家族経営が主です。32年前からの機械も現役で活躍しています。

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柄を染め上げた経糸(たていと)に緯糸(よこいと)を織り込んでいく。これは傘の生地を織る過程。

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柔らかな柄の輪郭線は「ほぐし織り」ならではの特徴です。



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舟久保さんの工場で織られた布が骨つけ専門の工場に送られ、出来上がった洋傘。

ここで作られるのは「ほぐし織り」の洋傘とネクタイ。ネクタイの図柄などはアイデアをパソコンのフロッピーに入れ込むと、30分で織りあがってしまうのだとか。


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「ほぐし織り」は「まだまだ工夫の余地があり面白い世界です」と語る舟久保さん。


五十嵐さんらとアイデアを出し合い、世界に売れる日本の洋傘を作り出そうとしています。
世界に売れる傘とは、伝統の絵柄を取り入れることももちろんですが、富士山を斬新にデザインしたものを作ったりしています。私はここに「浮世絵」の「東海道五十三次」の富士山の画を連想してわくわくしました。
でも「浮世絵」の絵柄そのままの富士山ではなかったようでした。企業秘密もあることから、アイデアをここに紹介することは出来ませんが。

工場は、昔と違って今は、特に忙しい時期というものはないのだそうです。政府が音頭を取った「クールビズ」の普及でネクタイの需要が減ったことも関係あるそうです。

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織り糸は傘に使われるポリエステルは国産。


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生糸は中国産が使われています。

甲斐絹にルーツをもつ昔からの製法を受け継ぎ、そこにどんどん新しいアイデアや製法を加えて生産の現場を守る舟久保さん。仲間の郡内の織物生産者たち。

最近起こっている動きとして、日本製の生糸(それも甲斐の国の)を使用した甲斐絹の製品を作ろうという動きがあることを、五十嵐さんのレクチャーから伺っていました。
舟久保さんたちの頭の中にあるいろんなアイデアがヒット商品を生み出し、それによって、それに喚起されて、日本の生糸の生産が復興する日がいつか必ずやってくる気がしました。

世界中に日本の遺産「甲斐絹」の素晴らしさを広めたい!まずは私たちから甲斐絹にルーツをもつ甲斐の国の織物を暮らしに取り入れていく贅沢をちょっとやることでその後押しになると思います。
パルシステムでも時々取り扱かう「モンブランヤマグチ」さんの「ほぐし織り洋傘」。以前このブログでもお伝えしましたね。
9月21日付けのブログ
。あのときは「モンブランヤマグチ」さんのブログに載っている傘があまりにきれいだったので、「素敵なマイ傘欲しいな!」ってただ夢中でした。でも今回自分で生産現場を取材してみて、複雑で丁寧な幾つもの行程を経て作られている事に驚嘆し、さらには、日本の誇る「浮世絵」の美を受け継いだものであること、日本人の美意識に感じ入りました。
美しいもの手にし、美しい伝統を守る。そんな暮らし方、していきたいですね。(山本豊美)

2007-11-27 10:48:59 この記事のURL農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨

日本の遺産。甲斐絹を追って。その一 手織りの浮世絵?

「時々思い出したように甲斐絹の周囲を彷徨する」と、のんびるリポーターの山本豊美さんは、山梨県内の農業や地場産業のさまざまな話題を提供してくださっています。そこで今週は「日本の遺産。甲斐絹を追って。その一 手織りの浮世絵?」をご紹介しましょう。

甲斐絹は(かいき)と読ませます。その名のとおり、甲州(甲斐の国)の特産物であったことから、「甲斐」という字をあて、定着したものと推察されるとのことです。養蚕や絹産業が衰退してかなりの年月がたちましたが、今でも郡内と呼ばれる地域では織物産業がさかんです。より安定した生活のため、これまで培ってきた技術を活用し、産業の形態を変えてきたのは、日本中どこも共通していることではないでしょうか。

経済的な豊かさだけではどこか表面的で、地域の風土や文化がそこに見えない、自らのブランドとして誇れるものを確立したい!、そんな背景から甲斐絹復活の取り組みが始まっています。

そのためには、まずは「歴史」、「ルーツ」を知ることが大切です。記事では江戸時代の様子、浮世絵と甲斐絹との関係など興味深い話が続きます。高度な技術で織られた甲斐絹はとても芸術的で美しい。また柄の種類もたくさんあり、今後どう活用されていくかが楽しみです。

古くから伝わる伝統や技術を今に合った形で継承していく、今後の日本の一つの課題なのではないかと思います。
                           [バックナンバーへ

2007-11-23 22:19:55 この記事のURL今週の注目記事

人<八ヶ岳の麓で命を慈しみ清貧に生きる画家 かじゅこ松島さん>

世は物質主義がはびこり、老いも若きもお金の方向を向いて生きる人々ばかりと申しますが、なんのそんなものには執着も頓着もなく、猫ときのこの絵を描き、それでわずかに得るお金で、捨てられた猫たちを救いともに暮らし、日々を豪快に笑っておくる絵描きさんがいらっしゃいます。八ヶ岳の麓で一人で生きる「かじゅこ松島」さんです。
どんなに暮らしに押し迫られようと福祉に頼ることはなく、その生き様は仙人かはたまたもののけか、と思わせるものがあります。
今日は、そのかじゅこ松島さんをご紹介します。

まず、かじゅこさんの描いた猫を一匹お見せしましょう。

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どうです!? 威風堂々見事な風格ではありませんか。

2007-11-18 01:53:17 この記事のURL自分も幸せにする福祉活動

日本の遺産。甲斐絹を追って。その一 手織りの浮世絵?

以前このブログでも話題にしました「甲斐絹」。時々思い出したように「甲斐絹」の周囲を彷徨する私。今回思い立って富士吉田市に出かけ、「絵甲斐絹」の実物など見てきました。
「富士工業技術センター」の職員五十嵐哲也さんにお会いしてお話を伺いました。五十嵐さんは「富士工業技術センター」のホームページ中の「甲斐絹ミュージアム」作りを担当されました。

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資料室に保管されている甲斐絹を見せて説明してくださる五十嵐さん

五十嵐さんのお話から
「富士工業技術センター」の前身は「山梨県工業試験場」。明治38年に創設されました。現状、甲斐絹を約460点保存。古いものでは100年近く昔のものもあります。絹100パーセントの布ですから劣化を避けるため一般展示はしていません。ホームページで「甲斐絹ミュージアム」を作る以前はここに来て実物を見るしかありませんでした。

■「甲斐絹ミュージアム」を作った目的
甲斐絹のルーツを知って欲しい!
甲斐絹の産地で生まれ育った人でも、昔の甲斐絹の絵柄や風合いを知る人は少なくなりました。素晴らしい甲斐絹のルーツを忘れないで、多くの人に知ってもらいたい!そう思い「甲斐絹ミュージアム」を作りました。「古きを尋ねて新しきを知る」ことから、生産者も新しい技術・デザインを生み出して欲しいと思います。

2007-11-14 06:08:45 この記事のURL農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨

都心近くで紅葉を楽しむ

今年は紅葉が良いそうですね。
先日、訪問介護の仕事で入った家の奥さんから「朝のテレビニュースで栃木県日光の紅葉をやってたけど、すごくきれいだったの」と教えられました。84歳のその方は足が不自由で、遠くへ旅行出来る体力もないので、テレビで紅葉の風景を見て楽しんでいた様子。「少し前まで、朝晩の寒暖の差が激しい数日が続いたので、『今年の紅葉はきれい』と私もニュースか何かで聞きました」と、お話に合い鎚を打ちながら、テレビで放映した紅葉の映像がこんなにも人を喜ばせているのかと、改めて感心しました。
「外に出られない人」に楽しみをもたらし、自由に外出できる人には「お出かけ情報」と役立つテレビ、ありがたいものですね。
テレビの映像には及びませんが、今回のレポートは紅葉狩ウォーキングをしたい人のナビゲートになればなあ、と載せることにしました。都心から日帰りで楽しめる場所です。去年の11月22日撮影した写真ですので、まだこれから紅葉を見たい人に十分間に合います。場所は相模湖を囲む山梨県上野原市と神奈川県相模原市藤野町。特に藤野町では11月中、いろんなイベントが企画されているので、ウォーキングしながら同時にイベントを覗いて楽しめます。

2007-10-30 01:00:54 この記事のURL農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨

雑穀づくりでふるさと再生

10月14日、「第16回西原(さいはら)ふるさと祭り」で賑わっている上野原市西原(さいはら)に行って来ました。
ここに設けられた「体験広場」や「味の広場」「展示の広場」などでひときわ存在感を示している「森のココペリ」。帝京科学大学(上野原市)の学生さんたちを中心とした「森のココペリ」の活動を取材させていただくのが目的でした。「森のココペリ」は現在設立3年目。30名程が在籍し環境教育や森作り活動をしています。

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森のココペリの仲間が「おやき」を販売していました。元気な呼び込みの声もあって、好評。お昼12時頃には完売していました。

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クラフト作りのテントも親子連れで賑わっていました。
西原の森で拾ったどんぐりなどの木の実を使って自由に工作が出来ます。森のココペリのお姉さんやお兄さんがアドバイザーになってくれてます。

「西原ふるさと祭り」は地域おこし(都市と農村の交流)の拠点「羽置の里びりゅう館」を中心に今年は10月13日、14日と行われました。
13日は「前夜祭」で14日が「本祭」。
西原地区の人々だけでなく上野原市内外から大勢詰め掛けるのはなんといっても美味しい「山の幸」を味わえるから。

私がお祭会場入りした11時半ごろには、「ふるさと味の広場」の目玉のひとつ「山菜めし(五目めし)」が早くも完売になっていて、これを目当てに来たらしい、私とほぼ同時に会場に入った女性2人連れが「ああ〜っ、売り切れだってさぁ〜」とがっかりした声をあげていました。
14日一日のお祭りで3000人ぐらいの人が西原に詰めかけ、そろそろ紅葉の始まった山あいの里は年に一度の賑わいを見せたのでした。

さて、私は「展示の広場」に行き、そこで「森のココペリ」の活動のひとつである「西原地区の川の水質検査」の展示や、「地域との交流」の様子などの紹介ビデオ上映コーナーに立って説明をしていた井上雅人君にお会いして、井上君の案内で森のココペリの畑や活動フィールドを見せていただくことになりました。

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「ココペリ畑」西原(さいはら)地区の、原(はら)という部落に「森のココペリ」が借りている畑があります。
地元の農家から遊休農地を借りて、昔ながらの農法で農薬を使わずに野菜を育てています。西原(さいはら)地区一帯で昔から作られてきた雑穀を、地元農家に指導を受けながら作っています。

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秋蕎麦の花が満開でした。他に小豆と枝豆も実っていました。

「雑穀栽培」といっても、ヒエやアワ・トウモロコシなどのいわゆる「五穀」だけでなく、私たちが普段親しんでいる野菜も栽培されていました。かぼちゃなども作り、収穫された野菜は西原の「野菜直売所」で売ったり、仲間で分け合ったりしているのだそうです。
井上君もたまに直売所の売り場で村の農家の人たちと一緒に立って売り子をしている、という話。学生さんたちがボランティアで耕している畑で「売れる野菜が出来ている」という事実に感動。遊び半分でなく本格的に取り組んでいるのですね。

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豊かな実りに欠かせないのが堆肥。「ココペリ畑」の中には堆肥作りのコーナーもちゃんと作られていました。

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堆肥コーナーの柔らかい土を踏む井上君。堆肥は落ち葉とか栽培した野菜クズを土と混ぜ合わせたもの。ここら辺の土は太古に山が崩れて出来た傾斜地ですから耕すと握りこぶし大の石がごろごろ出てくるそうです。
傾斜地の耕し方にもまずは下から耕すなどの作法があるとの話。傾斜地ですので雨や風で土はどんどん下に流れてしまうので、畝を作るときに下から上に向かって畝を作ると土が下へ行かなくなる。との事。

この畑の1キロ上方にイノシシ防御の柵が設けられていますが、あまり効果はないみたいです。ココペリ畑にもイノシシの足跡が畑に残され、掘り返された跡も・・・。村人と交流する中で、イノシシ対策も協議されますが今のところ「村の人たちは半分諦めていますね」ですと。そういう、村人と共通の痛みを分かち合うところも「森のココペリ」の活動が地についていることの現われでしょう。

「夏場、農作業の合間に畑脇の草地に寝転んで空を見上げていると山鳥の声や風の音など普段耳に入れない音が聞こえて心が澄んでいく感じがします」という井上君の言葉に、「ココペリ畑」に対する思い入れの深さを感じました。

畑から下って民家の並ぶ細道をたどりました。

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方屋川の川べりにある水車小屋。村の人々はこの水車を使って雑穀を粉に加工します。ここで挽いたそば粉で蕎麦を打って提供するお店もあります。また方屋川は、森のココペリが毎月「水質検査」をしている川でもあります。

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西原(さいはら)の方屋川沿い(原の部落)には現在稼動出来る水車が2つ。昔は5機ありましたが今は需要が減って2機になりました。昔は、集落単位で各戸の粉引きの順番を決めて使っていたそうです。

「自給自足で家族数も多かった昔のことですから、粉引きの時期には家族を養う分の粉を挽くには夜っぴて水車を回したらしいです」などというお話が次から次と、若い都会育ちの学生さんの口から出てくるのに驚きをもって聞き入りました。井上君はよほど、村の古老の話をじっくり聞く機会を持ったのでしょう。

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「森のココペリ」代表の夏目暁子(あきこ)さん。帝京科学大学「アニマルサイエンス科」を去年卒業。故郷の埼玉に戻らず、ここ西原に住み着いてしまいました。北都留森林組合に職を得、自身の暮らしが「森をフィールドにした活動」そのまんまな人。

「ココペリ」とはインディアンの神話に出てくる精霊。“幸せを呼ぶ使者”。「私たちもみんなを笑顔にするような存在になりたい」から「森のココペリ」というネーミングにしたのだそうです。

「地域活性」「環境保全」「環境教育」を活動の3本柱に、「農山村と都市」「人と自然」をつなぐ架け橋となっていきたい「森のココペリ」。

夏目さんは、「来年は獣害について重点的に取り組もうと思います。他の活動も継続しながら・・・。」と豊富を語りました。「今、学生たちが主体的に活動を継続していく組織形体を模索中です」と、課題の多いところも率直に話してくださいました。

今回のふるさと祭リの準備・運営の一翼を担ったように、普段から村の活性化の大きな役割を担い、期待されている「森のココペリ」。
どうぞこれから「ココペリ畑」の雑穀が豊かに実り、収入アップにつながり、この努力が結実しますことを。(山本豊美)

2007-10-23 01:55:34 この記事のURL農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨

結婚式in小菅村

小菅村をごぞんじですか? 人口が1,000人に満たないとても小さな小さな村です。所在地は山梨県です。大月市や上野原市と隣接しながらも、多摩川の源流でJR奥多摩駅から車というアクセスもあり、東京の特に多摩地域とはとても親しい間柄です。

そんな小菅村に移り住んだ若者の結婚式の模様が、のんびるリポーターの山本豊美さんのブログに紹介されています。何より驚きなのは、村の人120名近くが披露宴に参加されたとのこと。実に人口の1/10強という割合です!会場となった公民館での披露宴も20年ぶりとのこと。本当におめでたいことです。

日本は高齢化が進み、農村は過疎や農業の後継ぎ問題が深刻な現状です。そんな中、この結婚式は一組の若者の幸せな話のみならず、全国で同じような問題に直面している多くのまちや村にも勇気を与えてくれる話題です。

楽しそうな当日の様子が写真を通して伝わってきます。郷土料理が並ぶ手作りのお祝いのご馳走も本当においしそうです。

同席された山本さんの、幸せあふれる記事をぜひご覧ください。そして小菅村ファンがますます増えるといいなと思います。魅力的な人々が暮らす場所は、きっと訪れても楽しい場所に違いありません。                            [バックナンバーへ

2007-10-11 01:35:25 この記事のURL今週の注目記事

過疎の村で結婚式

大多摩の紅葉もこれからが本番ですね。JRの「大多摩紅葉まつり」パンフを見ると、小菅村は大多摩のひとつに組み込まれています。JR青梅・五日市線電車で終点「奥多摩駅」まで。そこからバスで「小菅の湯」まで約1時間。小菅村は山梨県にありますが、村の生活圏は東京に親しいといいます。「東京の奥座敷」多摩にあるという意識が強いみたいです。人口1000人に満たない小菅村。

先日、9月29日。小菅村でひとつの結婚式がありました。結婚した二人は小菅村に住みます。
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ちょうど、村の特産の秋蕎麦の花が満開でした。

日本の農村の抱える問題「高齢化と過疎化」を象徴するような村、小菅村に久しぶりの結婚式と、若者の定着。喜びにわくこの日の小菅村をリポートします。

結婚した二人は小菅村で「NPO自然文化誌研究会」事務局長をしている黒澤友彦さんと、栄養士の森田東江(はるえ)さん。
ふたりを結びつけたのは、自然豊かな小菅村での野外教育活動キャンプでした。

友彦さんの出身地は神奈川県海老名市。実家はサラリーマン家庭。農村とは程遠い環境に育ちました。
一方の東江(はるえ)さんは埼玉県大里郡の生まれ育ち。お父さんは公務員の仕事を持ちながら休日は農業を営み、お母さんは老人ホームで介護の仕事に携わっている家庭環境に育ちました。

仕事で小菅村に定住して6年。野外教育キャンプ活動や、雑穀の栽培などに同じNPO仲間や村人と取り組む友彦君の、生まれ育ちは都会でも、今はすっかり「野人」と化した「たくましさ」に東江さんは魅かれたといいます。

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パレード用の着物で。

披露宴に先立ち、13時半から軽トラックに乗って村内パレードして村人に挨拶して回る予定だった新郎新婦。あいにくの雨模様でパレードは中止となりましたが、披露宴会場にふたりを励ましに訪れる村人らは引きもきりません。

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新郎新婦親族顔合わせの会場で、やや緊張の面持ちのふたり。

15時から始まった披露宴。
小菅村の公民館「YLО会館」3階の広間での結婚披露宴が開催されるのは20年ぶりとか。この建物が出来た当事は(約50年前)、幾つもの結婚披露宴が行われていたことでしょうね。村一番の大きな建物として人々が集まった屈指の場所だったそうです。

高齢者から赤ん坊まで、村人120名近くが披露宴に参加してくれました。新郎新婦共通の知人若者らが裏方に回って宴を盛り上げます。
お祝いのご馳走は、前日、新婦の栄養士仲間が中心となって手作りしたものが並んでいました。村の郷土料理もお目見えし、村外からの参加者を喜ばせていました。
乾杯の音頭に引き続き料理紹介。小菅村の郷土料理「かまぼこ」と呼ばれているもの。海のない村ですので、海の魚は使われておりません。麩をベースに山菜が入っているようです。でも食感は確かにかまぼこでした。
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郷土料理「かまぼこ」を紹介する、井村さん。
新郎の大学の恩師で、小菅村の「植物と人々の博物館」の設立運営にも深く関わっています。

司会者や、仲新郎新婦の介添え役も皆新郎新婦の共通の仲間でした。

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村の古老の採ってきた山の幸、アケビもテーブルを彩り、山奥の村ならではの宴席ですね。

この結婚披露宴に先立つ8月1日に、ふたりは結婚の届けを役場に出しました。それからふたりの小菅村定着の準備が徐々に進められてきました。小菅村の村営住宅に空き家があり、入居することが決まったそうです。また小菅村には定住する若者を応援する「小菅村若者定住促進の奨励制度」があります。その中には「結婚祝金」や「出産祝金」など、定住する2人にうれしい措置が含まれています。

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笑顔の2人を村が応援しています。

小菅村村長の広瀬さんが新郎新婦に祝辞を述べ「村の活性化に一役買ってもらいたい」と言い添えたのが印象的でした。

東京都民の飲み水の源流域、小菅村。他所から来た若者が村に定住し、結婚をした。この事例が、これからますます小菅村への若者の流入を招く呼び水となってくれると良いですね。(山本豊美)

2007-10-04 04:15:59 この記事のURL農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨

ほぐし織りの産地富士吉田in山梨

パルシステムの情報カタログ「Kinari(きなり)」2007年9月4回号に載っていた「モンブランヤマグチ」の傘が目にとまりました。「ほぐし織り傘」なのだそうです。「ほぐし織り?」・・・なんなのでしょう。「Kinari」のページに載っている文から引用します。

ーーー仮の横糸を用いて織り上げた生地に、捺染で絵柄を染め、その後、仮の横糸を抜いて(ほぐし)、改めて本織り用の横糸で織り上げます。柄が縦糸だけに染められているので、本織りの際に生じる微妙なずれにより、柔らかな絵柄に織りあがるのが特徴です。模様のずれはその都度異なりますので、まったく同じものがないのも、ほぐし織りならではの楽しみです。ーーー
なんか、複雑な工程のようですね。でも「まったく同じものがない」というのは魅力です。まさしく「マイ傘」!
カタログに載っている傘の絵柄も「フランス的」というか洒落ていて、まるでカシニョールかラウル・デュフィの絵のよう。傘の柄も木で出来ていてアールヌーボーの曲線を彷彿させます。
こんな素敵な傘を持っていたら雨の日もきっと楽しみになるでしょうね。

「モンブランヤマグチ」というお店、なんだかお菓子やさんみたいなネーミングですけれど傘の専門店なのでしょうか。東京は錦糸町にあるみたい。
ホームページを探してみました。「モンブランヤマグチ」さんのホームページだけではないようですが(いくつかの傘屋さんが載っています)、このページから入って行く「ほぐし織り」の製造行程を織った「ほぐし織り〜富士吉田〜探訪」というページに出会いました。このページで「ほぐし織り」というのがどういうものか大変よくわかりました。

ブログでも触れました「ワイルドシルクフェスタ」をきっかけに、このところ俄かにシルク(絹)熱にうかされている私ですから、「ほぐし織り」の産地が富士吉田と聞いてすぐ「甲斐絹(かいき)」を連想しました。
雨傘の生地はシルクではなくポリエステルであるとわかっていますが、生地の織り方が「富士吉田をはじめとする山梨県の郡内地方でかつて栄えた郡内織物の伝統を受け継いでいるのではないか!?」と思ったのです。

そこでまず、ネットで「甲斐絹」を検索してみました。
ありました!「山梨県富士工業技術センター」で作っているホームページが。「甲斐絹ミュージアム」のページに出会いました。
なるほど、「Kinari」のカタログに載っている西洋傘の絵柄とは違って日本の伝統的な絵柄が「甲斐絹ミュージアム」には展示されていますが、絵の微妙なカスレ具合は同じ。
「ほぐし織り」は紛れもなく「甲斐絹」の伝統の織り方だったのです。
伝統が今も脈々と受け継がれていることに意を強くした私。早速富士吉田にある「山梨県富士工業技術センター」に出かけていきました。

9月19日(水)。この日、ふらりと出かけたので、「山梨県富士工業技術センター」の「甲斐絹ミュージアム」HP作りに携わった五十嵐さんにはお目にかかれませんでした。でも、代わりに応対してくださった職員の方からいろいろお話を聞くことが出来ました。

■まず甲斐絹とは?
先染めの糸を織ります。糸に縒りをかけないので薄い生地になります。高密度に織るため、昔、戦前ごろまで手織りでやっていた時分はなかなか生地一枚の完成までに時間がかかったということで、今は機械織りです。

■手織りの後継者は?
現在手織りでやっている人はいないだろう。

私注)郡内は織物が盛んで、今の80歳から上の世代の女性たちの多くが「機や(はたや)で奉公に出て働いた」という言葉をよく耳にしますが、その「機や」とは機械織りの、いわば工場であって、手織りをしていたわけではないので、「甲斐絹」の全工程を一人の人がこなすということはないのだそうです。つまり「甲斐絹」は一人で織る織物ではないということ。

■でも郡内あちこちで「手織りの会」があるようですが・・・?
甲斐絹の手織りの会ではないでしょう。

私注)郡内の女性たちが今でも伝統を受け継いで次世代に残すために、あちこちで「手織りの会」を作っているのを知っており、そこが「甲斐絹」の伝統を残すことと同義なのかと思っていましたら、説明によりますと「手織りの会」は「大石紬」(河口湖の大石地区で受け継がれた)などに代表される、つむぎで、甲斐絹ではないということでした。大月市の市歌などに出てくる「筬(おさ)の響き」が町のあちこちから聞こえていたという戦前当事の様子は、「機織工場(はたおりこうば)」の機械音だったのですね。私はそれこそ、昔話「うりこ姫とあまんじゃく」の世界にワープしていて、近代という時代が抜け落ちていたのでした。
「トントンカラリ、トンカラリ」と、うりこ姫が織るような機(はた)音が、町中のあちこちの家から聞こえていたのだ、なんてのんびりした光景を夢見ていたのでした。

■甲斐絹はたまた郡内織物の現況は?後継者は?
特に問題はなく受け継がれてきていますよ。

私注)気を取り直して(現実に戻って)、伝統産業「甲斐絹」の今について少し伺いました。「後継者は大丈夫」とのことでした。昔から続いている甲斐絹の工場が、三代目、四代目という形で今の工場主に受け継がれているのだそうです。
「甲斐絹」は分業体制で出来上がります。そのため、行程で専門分野それぞれが連携しあわないといけません。(工場)家で受け継ぐという縦糸と部門それぞれで連携しあうという横糸で織られた産業。一箇所欠くわけにはいきません。

■団塊世代のセカンドステージとして、そこに(行程に)関わることは出来るのかな?
う〜ん・・・・。
私注)聞かれてちょっと首をかしげていました。「熟練を要する仕事なのでそう簡単には・・・」。なのだそうです。

■若い人なら、受け継いだ家の出でない人が志した場合、就職できるのですか?
そういうケースもありますが・・・。でも収入が少ないですから、あまり希望者はいないでしょう。

■では「甲斐絹」は儲からない産業なのですね?
儲かっているところ(会社)もあると思いますよ。市場のニーズをつかみ、そこに応じているところは・・・。つまりブランド化に成功しているところは。

ーーーと、以上のような職員の方のお話で改めて「ブランド化」の大切さを思ったようなわけです。「ブランド」と聞いて、すぐに「モンブランヤマグチ」の雨傘が思い浮かびました。ここの雨傘は市場のニーズに応えているし、ニーズを作り出すことも出来る!そう確信しました。

さて、「甲斐絹」の製造工程探訪は、モンブランヤマグチさんのホームページで素晴らしい探訪のページ写真があるため、私などのブログで写真を物すこともないでしょう。
でも、私はどうしても「ほぐし織り」を自分の目で見、機織りの機械音を耳で聞きたく思います。次は是非、工場見学をしてリポートをお届けしたいと考えています。お楽しみに。(山本豊美)

2007-09-21 07:00:20 この記事のURL農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨

子どもの遊びとリスクNO.1

前回紹介した「冒険遊び場」。
IMGP1842.jpgこに限らず、「遊ぶ」という行為につきものなのが‘危険’です。物事は何をするにも危険が伴いますが、経験の少ない子どもたちに親はつい「あれをしてはだめ、これもしてはだめ」と制約をしてしまいます。
私の子ども時代を振り返ってみると、実に危険なことを親の目の届かない場所でやっていました。一緒に遊んでいた友達に怪我をさせてしまい、その子のおばあちゃんに怒鳴り込まれてきたのをかすかに憶えています。
危険を承知で挑戦し、怪我をし、実を守る術を覚え成長する・・・、親になるとすっかりそれを忘れてしまいます。
そこでこの「危険」ということを考えてみました。
以下は「財団法人横浜市青少年育成協会」主催“子どもと活動”知っ得講座シリーズ「あぶないからダメ!」という前に〜遊びと安全〜から、プレイグラウンド・セーフティ・ネットワーク代表、大坪龍太氏の講演から引用しました。


■「Risk(リスク)」と「Hazard(ハザード)」
「Risk(リスク)」も「Hazard(ハザード)」も英和辞書をひくと、どちらも“危険”と訳されますが、日本語で単に危険と訳してしまうと意味合いが違ってしまいます。自分たちが子どもの頃、そうであったように、子どもはいろいろなものにチャレンジをします。「リスク」へのチャレンジは、子どもにとって最もおもしろい「遊びの価値」のひとつです。いろいろな「リスク」にチャレンジするのは人間の本能であって、成長のための大きく大切なエネルギーなのです。
一方で、同じ“危険”と訳される「ハザード」は命を奪ってしまうような重大な危険であって、子どもの環境にあってはいけない危険なのです。しかし、子どもは日頃から「これは『リスク』なのか、『ハザード』なのか」と考えながら遊ぶわけではありませんから、私たち大人がそれを念頭に置いて子どもの環境を見守らなければなりません。

2007-09-18 10:05:48 この記事のURLまちぐるみで子育てを応援

廃校の再利用in山梨

8月19日。山梨県須玉町。7月24日付け当ブログ「続・廃校リニューアル情報」で紹介しました「三代校舎ふれあいの里」に行ってきました。
山あいの農地の中に立っている施設。駐車場に車を停めて、施設入り口に向かう道すがら、周囲の青々とした田んぼとその脇を流れる小川に心なごみます。
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山梨県の避暑地として賑わう「清里」に近いせいもあつてか、駐車場には県外ナンバーの車がずらりと並んでいました。
「三代校舎・・・」の三代とは明治・大正・昭和のことです。思えばこの三代にかけて、学校は地域の文化や伝統のシンボルでした。「廃校」と言う言葉は過ぎ去った時代への郷愁と、「地域衰退」のうら寂しさを連想させますが、今「廃校リニューアル」に取り組む全国各地の動きは、そこから立ち上がる新しい地域創造の力が感じ取れます。ここ「三代校舎ふれあいの里」にもそんな力の漲りを感じられます。
まずは、昭和校舎をリニューアルした「おいしい学校」へ。ここには食事どころ・入浴休憩施設・宿泊施設・農産物販売所・パン工房が入っています。お昼時でしたので、レストランはお客さんでいっぱい!イタリアンと和食の2つのレストランがありますが、私は今回和食を選びました。「和食・古宮」さんに入ると、学校給食を再現した2つのパターンのメニューがあり、シチューを中心にしたランチを注文。運ばれてきました。でも、連れの注文したカレーを中心にしたランチもおいしそう。

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ただ、シチュウの方が限定10セットと書かれていたので、「限定」と言う言葉につられて注文した私でした。

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おや!?ご丁寧に箸ではなく先割れスプーンとは!私の子どものころにはこれは無かったなあ・・・。なんて、話は子どもの頃に飛んで、なかなか上手い演出ではありませんか。
見回すと周りのお客さんたちの多くがファミリー連れで会話が弾んでいる様子。小さい子どもさんを含む家族連れが多いのもこの「おいしい学校」の特徴。学校給食にはジャガイモがふんだんに使われていました。ホクホクのジャガイモは八ヶ岳南麓のこの地の特産だったことを思い出しました。このメニュー1000円。人気なのもうなずける話。食事が済んでこの地域の特産品の売り場を見て回った後、さて、次に足を運んだのが隣の大正館。

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大正館の前には野口英世像がありました。
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このような校舎と庭と偉人の彫像が組み合わせに、日本の学校光景の典型を見る思い。懐かしさの波紋がまた一つ。野口英世は言わずと知れた東北地方出身ですが、大正期に活躍した人なので大正時代の校舎の前には好んで彫像が置かれたのでしょうか・・・全国的に。
大正館は現在は農業体験施設として活用されています。中ではちょうどパンつくり体験教室が行われていました。体験はすべて予約制ということで、私のようにふらりと訪れた人は、教室の外側から様子を見ることに。

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大正館の前の瓢箪型の小さな池。昔は多分金魚や鯉など飼われていて、校長先生がパン切れを池の鯉に与えていたりした光景があったことでしょう。見ると殿様蛙がいました。

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近頃殿様蛙を見るのは珍しいなと思い、そっと近寄りました。蛙は人の気配に警戒する風も無く不動だにしています。蛙がのんびりと生きていられるのどかな空気がここにあるのだと思いました。

明治校舎は「須玉歴史資料館」になっています。
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外観は明治8年建築のハイカラな洋館を復元したもので、中に入ると昭和初期の様子が復元された教室などがあります。
「三代校舎ふれあいの里」では建物を中心に外観も楽しめ、(特に桜の時期にはお勧めです)、建物の中でもそれぞれに学ぶ体験や、お風呂・食事などの楽しみも味わえ、地域の特産物を買うことが出来るというまさしくファミリー向けの、のどかなレジャー施設です。帰途立ち寄った県道沿いのお店で出会った地元の人に「おいしい学校」に行ってきたと話しましたら、こんな答えが返ってきました。「レストランは賑やかだったでしょ?だけどあそこのお風呂は混んでなかったでしょ?いつも人がまばらって感じだよね。きれいな風呂だけどね。」と。「おいしい学校」のお風呂って、のどかにゆっくり入浴休憩したい人の穴場ですよ!(山本豊美)

2007-08-29 03:53:00 この記事のURL農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨

続・廃校リニューアル情報

7月6日と7月8日付けブログ記事で「廃止された小学校再利用2態」の情報をお届けしました。その記事が「今週の注目記事」で取り上げられました。その「今週の注目記事」文中、文部科学省「廃校リニューアル50選」が紹介されていました。
今回、その「廃校リニューアル50選」の中で山梨県須玉町にある「三代校舎ふれあいの里」に着目したいと思います。
といっても、私、まだ実踏していないのです。ホームページを覗いただけなのです。まずはそこでタイムリーなお知らせ。
来る8月5日(日)21時30分〜テレビ朝日系で放映される「にっぽん菜発見 そうだ自然に帰ろう」という番組に「三代校舎ふれあいの里」の中の「おいしい学校」が登場するそうです。「元祖でぶや」でもおなじみの石塚君が「三代校舎ふれあいの里」でどんな美味しい顔(『まいう〜』と言ってくれるのでしょうか・・・)を見せてくれるか乞うご期待!
7月17日収録のものだそうです。そんなことはさておき、「須玉町『三世代校舎ふれあいの里』」のことを。運営主体は須玉町と第三セクターである株式会社「おいしい学校」です。「おいしい学校」とはいいネーミングですね。須玉町のセンスの良さが出ているようにも思いました。8月5日のテレビで見てから取材に行こうと考えてます。高原にある須玉町の空気の美味しさまでお伝えできればなあと思っています。乞うご期待。(山本豊美)

2007-07-24 23:57:41 この記事のURL農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨

廃止された小学校の再利用

地域にある小学校。それはいつの時代も地域のシンボルとして存在します。地域の中でもっとも環境のよいところにつくられ、地域の「コア(核)」として機能しています。ところが最近になって少子化や過疎化により、長い歴史のある学校が廃校となるケースが増えています。想い出のつまった場である校舎をなんとか残していけないものかという思いを、住民の方が知恵を絞っている地域はたくさんあるのです。

のんびるリポーター山本豊美さんは7/6と7/8に「廃止された小学校の再利用」と題し、山梨県藤野町の2つの事例を紹介されています。一つは旧名倉(なぐら)小学校を再生した「学校法人シュタイナー学園」、そしてもう一つが旧篠原小学校を再利用した「篠原の里」です。「篠原の里」はNPOの運営のもと、地域の方とそこを訪れる方の双方の交流の場として有効に活用されていることがうかがわれます。

廃校活用の事例は、文部科学省の「廃校リニューアル50選」にも紹介されています。この事業の目的にあるように、「事例を広く共有し、円滑な活用の促進、新たなアイディアの換起を図る」ことが今求められているのではないでしょうか。
                           [バックナンバーへ

2007-07-20 13:05:48 この記事のURL今週の注目記事

廃食油で車を走らせよう!

7月4日(水)山梨県上野原市で講座が開かれました。この5月下旬から上野原市の商店街空き店舗を使って地域おこし・子育て支援などの事業を始めた地元主婦グループspace“もやい”」が主催した講演会です。
space“もやい”は上野原在住の主婦らが作る市民団体。子育て支援、カルチャー教室、レンタルボックスやレンタルスペースの事業を行い、目指すは上野原地域の活性化!
日々「どうしたら上野原を活性化できるかねえ」と頭をひねっている人たちの集まりです。

今回の講座は、山梨県下で事業展開している生活協同組合コープやまなしに依頼しました。コープやまなしが行っている「出前講座」を招きました。テーマは「廃食油で車を走らせよう!」。
space“もやい”は、「バイオディーゼル」の現場はどうなっているのだろう?という関心がありました。ですから、数年前からバイオディーゼル「BDF」事業を推進しているコープやまなしに話を聞くことにしたのです。

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コープやまなしの出前講座は10名以上集まれば山梨県下どこででも無料で行ってくれるとのことです。今回子どもも含む13名が集まって講座を聞きました。

新聞報道やNHkの番組「クローズアップ現代」の報道などで、地球温暖化の危機を救うためには、エネルギーを石油に頼らず、農作物を原料とした「バイオディーゼル」が望ましい。という意識が高まってきました。ところが最近、世界のあちこちで農作物の栽培面積が食料に回されずに、バイオディーゼルに回されてしまい、食料不足が心配される、というような問題が起こっています。
「それならば、家庭で使う天ぷら油の再利用に着目しようよ!」というのは素晴らしい発想だと思います。
コープやまなしの出前講座「天ぷら油で・・・」を招いたのはspace“もやい”の会員のそんな思いからだそうです。
夜7時からという時間帯でしたが、主婦ら13名が集まりました。コープやまなし環境対策室事務局長、田中さんの講演はOHPを駆使した丁寧でわかりやすいお話でした。9時に講演が終わった後も熱心な質疑応答が交わされていました。

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参加主婦らに聞くと、「自宅では天ぷら油は天ぷらに使ったあと、いろいろな調理に使いまわして、ほぼ使いきってしまう」という人がほとんど。
でも「自分の働いている施設や知り合いの食品メーカー・お店で大量の廃食油が貯まっていくのを見ているから、そういうところに、何とか廃食油を再利用する道を教えたい。」という人も多い。
「上野原商店街の食堂にも、こうした廃食油の用途があることを伝えて、町ぐるみで循環型の取り組みが始まればいいなあ」と夢見る声も聞かれました。。
ただ、講座の中では「飲食店で使う大量の天ぷら油には純粋の菜種油が使われていないことも多く、回収してバイオディールに生まれ変わらせるのは難しい」とのお話があり、「今のところ、廃食油の回収対象は家庭で使われている菜種油など天ぷら油のみ」とのお話でした。
ちょっと意気をそがれた感じの参加者。でもそのあと、「最近の主婦たちの中には、天ぷら油を使いまわししないで、天ぷら1回揚げたら、まだ何度か使える油を捨ててしまう人もいる」などの実情を聞き、奮い立った参加メンバー。「もったいない!」「再利用出来ること、やっぱ、意識啓発しようよ」という意見続出。

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この夜講師の田中さんは、「BDF」燃料車で甲府から上野原に駆けつけてくれました。
子どもたちも含んだ講座の参加者は、「BDF」車の排気筒から出る天ぷら油の臭いをかいで、実際に大気中に有害物質を出さない車であることを実感。

今回の講座で、「もったいない!」の心に火がつき、「廃食油の再利用」を広める気運高まったspace“もやい”。
1週間後、space“もやい”が廃食油の回収ステーションになることを決めたとの報を受けました。
上野原市で唯一の家庭廃食油回収ステーションの誕生!
今後、循環型社会のために広がって欲しい場所です。
(山本豊美)

2007-07-16 21:33:59 この記事のURL農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨

農は面白いin山梨

日本の本州が梅雨入り宣言した中、晴天に恵まれた6月17日、山梨県長坂町に「農のいろは塾」取材に出かけてきました。「緑のネットワーク21」の主催する、農の初心者対象に野菜育てのノウハウを始めの一歩から教える「農のいろは塾」。今回は「夏野菜の手入れ」講座です。
場所は長坂町小荒間にある畑。

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ぐるりを見回すと、東に富士山、南に南アルプス、北に八ヶ岳と名だたる名峰が連なる景勝地。耕作放棄地であった畑を「緑のネットワーク21」が借りて耕作しています。200坪の広さの中にいろいろな野菜が植えられています。
当日の講習の手入れや育て方で見て触れた順に挙げると、ジャガイモ・ねぎ・ブロッコリー・カリフラワー・レタス・サニーレタス・ビーツ・ルッコラ・トウモロコシ・トマト・ピーマン・春菊・スイカ・スナックえんどうなど等。まさに百果園です。

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おなじみのサラダ菜。

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珍しい野菜「コールラビ」。コールラビはキャベツの仲間。食べ方は外側を大胆に切り落としてから、ぬか漬けや、スープの具に入れて煮込むと美味しいそうです。

男性17名女性13名合わせて30名の参加者が集まりました。
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今回の参加者は皆さん、長坂町やその近隣の住人ですが、受講生の中には東京・横浜在住の、また同じ山梨県でも車で2時間はかかる富士吉田に住んでいる人もいるということです。

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講師は地元の農家、早川とし子さん。黒いエプロンがけの女性。栽培方法や、害虫の話をしつつ、農作業に手を動かし、矢継ぎ早に飛んでくる質問にも率直に要点抑えた答えを返していました。

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今回の授業は盛りだくさん。ジャガイモの芽カキから始まり、ブロッコリーにかけてある寒冷紗の用い方の説明、トマトの芽カキ、支柱立て、ねぎの土寄せ、サツマイモの苗植え付け。白いんげん豆・とら豆の種まきと続きます。途中休憩があり、ティータームで、ハーブティーや収穫した野菜のサラダ・漬物・煮物などスタッフ手作りの野菜料理を味わうことが出来ます。美味しかった!

ここで学ぶ醍醐味は園芸の手引き本に書かれていないような細かな情報が手に入ること。たとえばトマトの支柱を立てるとき、支柱使う竹の扱い方。

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竹は地面に生えていたとき同様に、根元を下にして立てること。土に差し込む先は斜めに切っておくと刺し易い。
支柱を上で交差させたとき縛る、縛り方等等。アブラムシの駆除方法もスタッフが試みたり、聞いてきたりした方法いくつかを紹介されました。
ほんとに、畑で野菜を目の当たりにして、そこについている虫や病気の状態を見て学べるのが一番です。
「農のいろは塾」は月一回ぐらいのペースで開かれています。どなたもいつでも参加歓迎しています。詳しくは「緑のネットワーク21」のホームページで。畑に興味のある方、是非足を運んでみてはいかがでしょう。(山本豊美)

2007-06-20 06:27:22 この記事のURL農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨

子どもたちとあ・そ・ぼin山梨

「今、日本には4万人の要保護児童がいます」と聞いて、思わず胸に戦慄が走りました。4万人?!・・・。「そのうち3000人の児童が里親のもとで育っています。あとは・・・養護施設に入っていたり・・・」。
5月25日、共育ちの会「あ・そ・ぼ」の総会の中で聞いた言葉です。
共育ちの会「あ・そ・ぼ」はこのブログでも以前ご紹介しました(1月28日のブログ)。
「子どもたちが『あんしん』して『すこやか』に『みらい』を『ゆめみる』町づくり」今回の第4回総会に掲げた総合テーマのように、共育ちの会「あ・そ・ぼ」は子どもたちが元気にすくすく育つ環境を願って活動している、山梨県長坂町を拠点としたグループです。
25日私が取材した総会のテーマ別交流会は4つに別れて開催されました。

「あんしん」・・・子どもたちの事件/児童養護施設の子ども達との交流
「すこやか」・・・食育、健康、体力実態
「みらい」・・・自然破壊・地球温暖化
「ゆめみる」・・・新しい町づくり・地域の男女共同参画
以上のように。

ブログ冒頭の言葉は交流会参加者の一人、佐藤さんのお話のなかで出てきた言葉です。佐藤さんは「山梨きずな会」のメンバーです。里親の会です。現在里親72名、賛助会員150名程で組織去れています。佐藤さんは、その言葉に続いて、「今の日本には、養護施設は満員状態で施設に収容しきれない程多くの要保護児童がいます。是非皆さんも彼らの里親になることを考えてください」と訴えます。「里親になることを考えて下さったら、県の児童相談所に問い合わせてください」と結びました。会場の参加者誰もがしばし沈黙する「要保護児童40000人」の数値。「里親になる」のは簡単ではないので・・・ちょっと私には・・・と心中思いながら、でも、佐藤さんの投げかけた訴えの行方を追いたくて交流会を見守りました。
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「あんしん」テーマの交流会の様子。写真奥の人が佐藤さん。

共育ちの会「あ・そ・ぼ」は児童養護施設の子どもたちとの交流もしています。席上その様子の報告などもありました。また、児童養護施設で働いている職員の方のお話も聞くことが出来ました。
子どもたちの境遇は親からの虐待などで入ってくるお子さんがほとんどだということです。「子どもたちの境遇を可愛そうとだけで、目を瞑ってしまわないで!」「里親になれない人でも、子どもたちを支援できる方法はある。養護施設にボランティア訪問して触れ合うこともその一つ。外部からどんどん入って施設の閉鎖的状況打破することも大切です」といった声が聞かれました。
会議中も、地域の「高齢者の生活支援と子育て支援」を推進している会のメンバーが、今かかわっているある家庭の問題を報告し、それに対して皆が深刻に受け止め、火急を要する問題だとして、その場で児童相談所に電話したりするなど、この会議は本当にフレキシブルに生きていました。
他のテーマの交流会もそれぞれ深刻な問題ではありますが、この日の交流会では「あんしん」というキーワードの元に討議された「要保護の子どもたちの今」がずっしりと胸に残りました。
(山本豊美)

2007-06-15 05:58:35 この記事のURL農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨


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