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ひとごとじゃないでしょ

11月26日付け朝日新聞のオピニオンのページに、三神万里子さんの漫画が載っていて、笑えた。「ひとごとじゃないでしょ」という題の4コマ漫画。ここでその漫画をそのまま紹介できなくて残念。でもストーリーを紹介しますね。
・・・団塊の世代らしい男性2人が登場。2人は同じ会社の同僚だった様子。一方の男、退職して田舎で農業を始めた。女房はそんな彼に愛想をつかして離婚。「孤独と自然、土を耕し己を問う日々」の男の姿に「ストイックなもの悲しさが素敵」と若い女性が思いを寄せる。かくして田舎定住5年のその男に30歳も年下の「新しい女房」が出来た。それを見たもう一方の男、うらやましく思う。家に戻り、荷造り始めて「俺も田舎で農業をやるぞ!」と宣言する彼に、古女房が「はあ?」と迷惑げな表情で反応・・・というストーリー。
この漫画は、オピニオンのページの本文の内容と結びつけて描かれているので、漫画を読んでから本文に入りました。
 記事本文から・・・見出し「これからどこに住みますか 自治体を選ぶ時代です」・・・まずは受け皿の側から。人口減の著しい地方の市町村などで、大都市圏からの移住者を誘致する動きが盛んだ。まずはそんな自治体の事情を具体的に、長野県飯山市や北海道伊達市のケースをあげて紹介している。・・・次に選ぶ側、団塊世代にとっては、どうなのだろうという考察が書かれている。自治体が具体的な「定住者支援策」をあれこれ提示してくれると、選びやすい時代になったといえる。団塊の世代にはもともと田舎暮らしへの潜在的な需要はあったのだし。しかし、楽観ばかりは出来ない。地方は冠婚葬祭などで意外に金がかかる。人間関係も濃密なので、地域にとけこめず都会に戻る人もいる。加齢で車を運転できなくなった後のことも考え、医療サービスや買い物などの生活支援が受けられるか、確認しておくことが必要だ。
そして、記事の最後では都会と田舎両方に住むという選択肢もあることを提示して締めくくっている。

本文を読んでから再び漫画に目をやると、まさに「ひとごとじゃないでしょ」という気がしてきます。退職後の自由裁量の人生を自然豊かな環境の中で生きたい。けれど田舎暮らしのデメリットも予測した上で暮らしの設計図を描いていかないと何年後かには辛いことになるかも・・・。いずれにしても、選んだ道を粛々と進んでいれば、どこかでじっと見ていてくれる人がいる・・・なんて。共感するなあこの漫画。ちなみに三神万里子さんて、漫画家だけじゃなかったのですね。経済ジャーナリストでもあったのです。(山本豊美)

2006-11-29 02:39:59 この記事のURL農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨

熱い塾

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11月13日(月)山梨県須玉町にある築200年の古民家で、夜18:00から「田楽塾」が開講されました。集まってきた人たちは皆、農業に熱意を持って取り組んでいる農業者で、年代も幅広く、若い女性の姿も数名ありました。主催は「NPO法人えがお・つなげて」。来年(2007年)2月9日に、「フリーター・団塊フェア」を行う予定という「えがお・つなげて」に取材を行い、専務の藤木さんにお話を聞く中で、ここで農業者の大学みたいな集まりが定期的に開催されていることを知り、この日出かけて行き覗いてみたのでした。
講師は長坂町で幅広く農業を営むウメズさん。飾らず自然体でお話する様子は、見ていて小沢昭一氏を彷彿とさせます。小沢昭一氏が「私の昭和史」を庶民芸能史織り交ぜて話す話風に似ているナアと。小沢昭一氏に「私の農業談」をやらせたらこんなかな。いやもうちょっとウメズさんの方が土着的かな・・・やはり農業人だからして・・・などと思いつつ楽しく拝聴しました。
私は農家ではないのでそんな聞き方をしていたのですが、参加した受講生たちは、一言も聞き漏らさないぞ、とでも言うように盛んにメモを取っていました。実際、堆肥のこと、野菜の病気のことなど、農業者にとって必要欠くべからざる情報が山のように話されたのですから。
江戸時代に建てられた古民家を「えがお・つなげて」が借りて活動の拠点にしているのですが、その中でこのように車座で行われている「田楽塾」を見ていると、江戸時代に藩士が集まって勉強したという「松下村塾」とか、坂本竜馬の「海援隊」とかいった集まりとかの熱気というものはこういう雰囲気だったのではないかと思い、昔から脈々と続いている日本人の志をここに見た!という感慨を持ちました。「えがお・つなげて」の提唱するキャッチコピー「日本に帰ろう」そのまんまでした。(山本豊美)

2006-11-26 19:09:51 この記事のURL農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨

茅葺き屋根

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最近、あるブログで「長野県信濃町で茅葺屋根の萱(かや)を生れて初めて見た」人のリポートを読み、私もつられ書き。写真は8月に山梨県「西湖いやしの里根場」を訪れた時のショットです。
朝日新聞山梨版に「ただ今修業中」というコーナーがあり、そこに9月3日、茅葺き職人見習い、杉嵜靖司(スギサキ ヤスシ)さん44歳が登場していました。西湖いやしの里で茅葺屋根つくりに従事している人だ。記事によりますと
ーーー6年前、勤めていた会社をやめ、西湖近くに移住してきた。樹海などのガイドを経て地元の大工さんと知り合い、大工の道へ。そんな頃突然、茅葺の話が舞い込んだ。「いやしの里」に永続的にかかわる職人育成を目指す町が目をつけたのだ。
「半年も口説かれた」末に昨年12月に現場に。茅で手は切れ、冬なのに汗だくで1ヶ月弱で体重は3キロも減った。「こんな仕事は冗談じゃない」。当初は仕事に全く魅力を感じなかった。だが、きれいに完成した時の何とも言えない達成感。
・・中略・・一人前になるまでには10年はかかるとも言われる。だが、作業が急ピッチな「いやしの里」の好条件のもと、「3年で自分の力で1棟をつくれるようになりたい」と前向きだ。ーーー
という記事。全国から集まった茅葺き職人のもとで日々修行を積んでいるという。
そこで、「現在、茅葺き職人て全国に何人ぐらいいるのだろう?」という疑問が湧きました。だいぶ昔に「茅葺きで身を立てている職人は無くなった。第一、もう茅自体、日本で生えている処なんてないくらいだし・・・」との「茅葺き屋根絶滅予測」を誰かに聞いたことがあるからです。いやしの里で杉嵜さんに茅葺き技術を教えている人ってどういう人たちなのかしら・・・。
冒頭のブログのリポートでは、信濃町で見つけた茅葺屋根の農家は、そこの主が自分で少しずつ茅の葺き替えを行っているようす。茅も自分の地所で栽培しているような感じです。でも、そこの主が高齢になって体が動かなくなったらどうするのかしら・・・なんて心配してしまいました。「西湖いやしの里根場」で、若手に茅葺の技術が伝承されていくのはすばらしいことです。応援したい。また、山梨県では八ヶ岳の南麓の長坂町にも「茅葺き屋根を保存する会」みたいな会が出来ていて、自分たちの手に茅葺きの技術を覚えさせようと講習会を開いたりしているような新聞記事もたまに目にします。心強いですね。(山本豊美)

2006-11-14 11:54:48 この記事のURL農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨

ゆずの木のオーナー

11月8日の山梨日日新聞に「かいじネットワーク」という地域面に「ユズの木オーナー募集」という記事が載りました。「NA穂積」を取り上げています。紹介しますね。

−−−増穂町小室の穂積地区の住民有志でつくる町おこしグループ「NA穂積」(井上和夫代表)は、同地区特産のユズの木のオーナーを募集している。地元農家が収穫まで管理し、オーナーは希望する日にユズの収穫を楽しめる。(中略)オーナーとの契約期間は今シーズンのみ。契約料は、1本当たり収穫量が150個〜300個程度見込まれる木が1万円。300個以上は1万5000円。本数の制限はない。
同グループによると、今年はユズの生育が遅れていて、収穫期間は11月中旬〜12月中旬になる見通し。一方、県峡南農務事務所は、穂積地区で行うユズ狩りの参加者を募集している。木のオーナー、ユズ狩りとも同事務所が一括して問い合わせを受け付け、受け入れ農家を紹介、ユズ狩りの実施日時を調整する。問い合わせは同事務所農業農村支援課。電話 055−240−4116

ほう、今年はゆずの生育、遅れたのか・・・。12月中旬までゆず狩りが出来るのですね。ひょっとすると、お正月にもまだゆずがなっている木があるかも。そしたら、穂積村の名物、夜明けの「ダイアモンド富士」を見てゆず狩りも出来てっていう素敵な体験2つ一緒に出来ますね!いよいよ穂積村に行きたくなってきたなあ。(山本豊美)

2006-11-09 07:26:52 この記事のURL農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨

大平宿には囲炉裏がある

69031.jpg 囲炉裏の炭火の火を前にじっくり酒を飲む。灰の中にに立てて焼いたた岩魚の串ざしをかじる・・・いいですね。せせらぎの音をまじかに聞きながら、一晩過ごしてみたい。鄙びた民宿や旅館で「囲炉裏端でのお食事」を売りにするところは全国あちこちにあるけれど、ここは誰の世話を受けるのでもない、皆自分でやる。岩魚の串焼き何本食べようと、自分のしたいようにできる。そう、「大平宿」は自炊で囲炉裏体験ができる宿なのです。
9月3日に探訪しまして、このブログでも紹介しましたが、秋深まり、火が恋しくなる季節。もう一度「大平宿」を紹介します。囲炉裏の写真が載せられなくて残念なのですが、せせらぎの音の聞こえる宿の外観を見てください。「大平宿」利用のお問い合わせは飯田市にある南信州観光公社まで。電話は0265−28−1747です。(山本豊美)

2006-11-02 06:37:40 この記事のURL農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨

NA穂積 ゆずの里にGO!

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10月3日、山梨県増穂町にある「NA穂積 ゆずの里」に井上和夫さんをお尋ねしました。井上さんは建設会社の社長さんですが、10年前からボランティアでここゆずの里の地域おこしに関わっています。これから12月半ばまで「ゆず狩り」のシーズンに入ります。が、この地域がもっとも熱くなるのは、「ダイアモンド富士」の見られる暮れからお正月にかけて。カメラマン(アマからプロまで混在)が明け方、富士山頂からの日の出を撮影しようと好適地に陣取ってじっと待つ姿がたくさん見られるそうです。
 6年前、21世紀への変わり目の時刻、NHKがここで「行く年くる年」を撮影した時のエピソードも面白かった。「世紀の瞬間に日本らしさを打ち出すには、やはり富士山の日の出だろう、和太鼓の大音声の効果も添えて!」と考えたのは、国営放送のNHKらしいところ。その放映を見ていた世界あちこち在住の日本人から「感動した!涙が出た!」との手紙が幾通も増穂町に届いたそうです。その後「世界に富士山をアピールした町!増穂」として、増穂町は全国の町長会でもすっかり知られるようになりました。NA穂積のホームページでも、ダイアモンド富士の写真見られます。
今年の暮れは、「ゆずの里」の特産ゆずで「ゆず風呂」に入り一年の疲れを流す。そして、富士山からの初日の出を見られたら・・・「素晴らしき哉、人生!」ですね。(山本豊美)

2006-10-06 03:24:16 この記事のURL農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨

火遊びがしたい。

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北都留森林組合は山梨県上野原市にあります。丹波山村・小菅村・上野原町の森林組合が昭和59年に合併して設立しました。特徴は管内に東京都と神奈川県の水源地である森があることです。都市の住民の飲み水の源流の森を守っているということです。そういうことが目に見える森林保全をしようとしています。
今日、北都留森林組合に出向き、指導係の中田無双さんにお話を伺ってきました。伺った時、庭に木炭の袋がいくつも置かれていました。皆、すでに売れ先が決まっている商品でした。見て、林産物の販売の主流は木炭なのかな、と思いました。が、中田さんのお話を聞くうち、まだまだ売れ筋のものは、とかの市場的レベルでないことを知らされました。
いろいろな試みが始まっています。流域材で家を建てる、とか、木質バイオマス事業とか・・・。でも、まずは林業で生計を立てていくのは難しいという現実があります(これは北都留に限ったことではありませんが)。でも、林業を潰してしまうことはできません。森を守る人がいなくなったら・・・想像つくでしょう?(しばし絶句してください)
でも中田さんのお話の後半に救いが!今林業につきたいとか、関わりたいとの問い合わせが、とても多いのだそうです。北都留森林組合に!
「林業の為に、何か私にできることがあったら言ってくれ」と待機している中高年層が都会に多いのだとか。
具体的には彼らは、植林や間伐などの森の保全の作業、そして周りの農地での農作業などにも喜んで参加してくれます。そして、子供向けの自然体験で企画した「ムササビ観察」などにも大人が目を輝かせて参加している光景も目立つのだそうです。
それともう一つ。「火遊びを希望する人が多い」と中田さん。「都会では焚き火はできませんからね」と。なるほど!
枝打ちした木屑など燃やして焚き火して、ついでに焼き芋とか、もっと素敵なのは、清流の魚!串焼きにして食べる!
焚き火はいいよね。これから冬。焚き火、暖炉の火、囲炉裏の火、それら、死語になりそうな言葉だけど、「そうさせない!続けるぞ!」って思っている人が多いなんて・・・胸が熱くなった。
写真は、戸外での火遊びというより、室内の暖炉の火に似合いそうな木の椅子たち。こうした椅子も森林組合では売っていますが、問い合わせは、「自分で木を切るところから始まる椅子や小物つくりがしたい!」という要望が多いのですって。(山本豊美)

2006-09-28 22:27:53 この記事のURL農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨


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