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こころがなごむ香りでマッサージ アロマボランティア養成「介護福祉とアロマテラピー講座」3
2回目の講義の内容は「精油の安全な利用のしかた」など。
3回目の講義は、「タッチングと心のケア」。高齢者へのアロマテラピーには、血液循環の促進、痛みの軽減、心身に活力を与える、コミュニケーションを高める、などの目的があり、健康状態や既往症ほかを考慮して、必ず安全に行わなければならないことを学びました。
マッサージの際には、高齢者の方とコミュニケーションをとることも大切で、なかには悩みのようなことをお話しくださる方もあるそうです。
認知症の方への接し方、施設にマッサージボランティアとしてうかがう場合の注意事項(守秘義務や服装など)についても説明されました。

2007-10-18 23:18:53 この記事のURL 「こころが、ちょっとほっとする地域活用法」
知的障がい者デイホーム『はっぴー』のハッピーな家庭的雰囲気!
事務所の奥からヘルパーさんの一人が走って出てきました。「楳田さん、断水です!まったく出ません。」「あらまあ、そりゃ困ったわね、大家さんに言うわ。」これから奥の民家部分にある知的障がい者のデイサービス『はっぴー』を見せていただこうとしている矢先に断水騒ぎ。近所に住む大家さんも駆けつけて、水道局とも話していると午前中の復旧は無理ということになり、急遽、車で15分ほどの知的障がいの学童保育施設『みらくる』へ利用者とヘルパーさんは移動することになりました。『みらくる』の子供たちが養護学校から帰ってくるのは午後3時ごろなのでそれまでは空いているから利用できるのです。

20代の女性利用者3人とヘルパー3人が一緒にワゴン車に乗り込みました。一対一のケアで行き届いていると感心したら、「今日は三人とも調子がいいのですが、よく癲癇(てんかん)を起こしますので人数が必要なのです。」と楳田さん。
利用者のSさん、Hさん、Aさんは三人ともまだ10代にしか見えません。急に遠足みたいになって大はしゃぎ。

「後から追いかけますね。いってらっしゃい!」と送り出してから、無人になった『はっぴー』の施設を見せていただきました。

居間にソファがあって、ダイニングキッチンがあってと民家をそのまま利用しています。家庭にいるのと同じ雰囲気です。定員5名として人数も最小限にとどめています。家庭的な雰囲気を大切にしたいという楳田さんの意向が覗えます。同じ敷地内の別棟に倉庫を改修して作業所が出来ています。小さな織り機が数台設置してありました。ここで、利用者たちは織物をしたり、編み物などの手芸をします。

出来上がったブックカバーや手提げ袋などの作品はすぐにも買いたいような立派なできばえ。バザーでよく売れるとのこと。

楳田さんの車に乗せてもらって大島事業所の『みらくる』へ移動しました。『みらくる』はひたちなか市街地に近い住宅街の中にありました。こちらも民家をそのまま使っています。玄関に入ると小学生たちの楽しそうな写真がたくさんはってあります。“住民”の年代の違いが感じられました。

いた、いた!『はっぴー』のメンバーが楽しそうにお弁当を広げています。体の大きなSさんは、毎食ダイエット日記をつけているとか。今日は急な断水騒ぎで、みんなコンビニでお弁当を買ってきたのですが、Sさんはお弁当選びもカロリーに気をつけているとのことです。Hさんは詩人で素敵な感性の詩を書くと言うので、読みたいな、と言ったらペンネームのサイン入りの詩集をプレゼントとしてくれました。
バレンタインデー
バレンタインは
女のこにとっていちばん
とくべつな日
すてきな男の子のために
手づくりのチョコレートを
つくった
かわいいラッピング
うまくわたせるかな
うけとってくれるかな
うけとってくれなかったら
どうしよう
小さなこいのものがたり
Hさんがお気に入りの詩です。他にも、とてもいい詩がたくさん載っています。Hさんが手書きで書くと、Sさんが最近習ったパソコンできれいに打って印刷し、詩集にするというすごい連携で、この二人は切っても切り離せないほど意気投合しているそうです。もうひとりのAさんは静かでほとんどものを言いませんが、二人の話を聞きながら楽しそうに笑っています。そして三人のヘルパーさんはお母さんやお姉さんのように見守っています。いや正確には一人はお兄さんの満仲(まんなか)さんです。「彼は教員資格を持っているのです。」という楳田さんの言葉通り、指導振りは温かい先生のふう。Sさんにパソコンを教えるのも満仲さんのこと。この六人のかもし出す雰囲気はデイホームというより、普通の家庭で普通に過ごす家族です。一昔前の温かい家庭はこんなだったなと思わせられます。あまり人数を多くしないと言う楳田さんの方針が理解できました。
『はっぴー』のみなさんにさよならを言ったときは、何か別れがたい気持ちでした。Sさんが「メールの打ち方を習ったらだすからね。」と言う言葉を当てにして、楽しみにして待っていることにしましょう。
(写真は『はっぴー』関係者の皆様のご了解をいただいて掲載させていただいております。)
(徳重 富士子)
<デイホームのボランティア募集>
デイホームのボランティアで特に夕方16:00-17:30の利用者の送りにアテンドできる方。
NPO法人 生活支援ネットワーク こもれび 津田事業所
所在地: ひたちなか市津田2031-797(〒312-0032)
Tel/Fax: 029-273-8897
HP: http://www.npo-komorebi.jp/
E-mail : komorebi@support.email.ne.jp
2007-10-08 01:00:27 この記事のURL 「もっと楽しむためのバリアフリーとは」
“地域の足になります!”
JR常磐線勝田駅で降りて、車で街中を抜けるとまもなく畑と人家の混在する農村地区。その中で車が20台ほど入る駐車場が目にとまりました。その脇の店舗兼住宅の入り口の看板に「生活支援ネットワーク こもれび」とあります。ここがNPO法人生活支援ネットワーク『こもれび』です。
店舗部分を改造して事務所としている部屋でちょうどミーティングが終わるところ。「こもれび」代表の楳田さん(30代)がこれからそれぞれの出勤場所へ向かうヘルパーさんたちに業務内容の確認をしています。てきぱきと指示を終えた楳田さん、「じゃ、ご苦労様です。行ってらっしゃい!」と笑顔でみんなを送り出しました。
楳田さんは、福祉系の大学卒業後、高齢者向けの公的福祉施設の常勤の介護職員として働いていましたが、働いているうちに、「なんかへんだな、ちょっと違う気がする。」という疑問がわいてきたといいます。志を同じくする仲間6人と話し合い、自分たちの考えている福祉活動をしようと、平成13年(2001年)に現在の大島事業所となっている民家を借り上げて知的障がい児の学童保育活動「みらくる」を始めました。その後、学童保育だけでなく、家に引きこもって外に出る機会のない大人の知的障がい者のデイサービスをするデイホーム「はっぴー」を平成16年に現在の津田事業所につくり、そのほかにも高齢者の在宅介護、家事・子育て支援、通院・買い物等の移送サービスと、次々に活動を広げていきました。
「『住み慣れた地域の中で、自分らしく、あたりまえの生き方をしたい。』と願うすべての人が自らの力で生活することへの支援を行いたいのです。単に『物』を提供するだけでなく、相手の『心』に届けることのできるものが何かを念頭におきながら、顔の見える、心が通じ合う、笑顔いっぱいのまちづくりを目指しています。」という楳田さんの言葉が活動への思いすべてを語っています。
もともと、日立製作所の城下町といわれ、人口の85%は何らかの形で日立関連の仕事をしていますが、地方都市にありがちなシャッター街がこのひたちなか市にも出現しています。そのため、市民の中から、自分たちの力で町づくりをしようという機運が生まれてきました。代表の楳田さんも町づくりを自分たちの手でという気持ちで、お年寄り、知的障がい児(者)、子育て支援と地域に暮らす人がみんな笑顔で暮らせるようにとがんばっているのです。
楳田さんたちが活動しているうちに利用者の中からさまざまな声が聞こえてきました。もっとも強い要望の一つがお年寄りが病院へ行ったり、買い物に行くのに足(交通機関)がないから何とかしてもらえないだろうかというものでした。都会と違ってたよれる公共交通機関がないので市民たちはみんな自分の車を使って移動しています。しかし、運転できない高齢者は、非常に不自由な思いをしなければなりません。そこで楳田さんは考えました、高齢者の足になろうと。
最初の三ヶ月間は、一般車を使ってまったくの無償で活動しました。でも、利用者が何か形でお返ししたいという精神的な負担が大きくなっているのを知りました。かつて障害児の親御さんがヘルパーの資格を取って「子供がお世話になっている分を、これで少しはお返しできる。」と晴れ晴れとした笑顔で語っていたことがあったそうです。与えるばかりの立場と与えられる(やってもらう)ばかりの立場では、対等にはなれないと「利用者から教えられて」(楳田さん)有償に切り替えました。「こもれび」には公用車として5台の軽タイプ車がありますが(一台だけは自力で購入、後は日本財団や24時間テレビの寄付)これだけでは要望にこたえるには不十分です。
千葉県流山市の「流山ユー・アイネット」の先例もあったりして、陸運局から「福祉有償運送許可」を取って一般車(白ナンバー)を使っての移送サービスが可能になりました。

楳田さんが、「山本さんをご紹介します。まもなく移送サービスに出かけますけど、その前に。」と言って、60代の男性に引き合わせてくれました。山本さんもご他聞に漏れず“城下町”のお城日立に勤務していましたが、定年前から土・日の講習会で学んでヘルパー二級の資格を取り退職後5年前から「こもれび」で居宅介護、デイサービス等にヘルパーとして従事、今はデイサービスの施設長としての重責を担っています。と同時に移送事業が始まってからはドライバーとしても引っ張りだこ。利用者は顔なじみになった山本さんを指名し、病院に買い物にと忙しい毎日を過ごしています。奥様は山本さんが資格を取る前からヘルパーとして活躍していたので、「今自分が同じ仕事をするようになってから、大変さが理解できるようになりました。」と言います。鳥取出身の山本さんは、土地の人間でないことで初めはお年寄りとの間に距離を感じていましたが、車を運転しながら勝田の昔の話や世間話をしているうちに、次第にここが自分の生まれ育った土地のような愛着を感じ始めたそうです。と同時にお年寄りとの間の垣根も取れて、利用者は顔なじみになった山本さんを指名し始めました。今では女性を含めて7人のドライバーが皆、山本さんのようにお年寄りから、息子や娘、孫のように“可愛がられて”大忙しの毎日です。

そこに電話が入ります。「承知しました。すぐお迎えに行きますよ。」と山本さんは立ち上がります。利用者さんが病院の診察が終わったから迎えに来てほしいとの連絡でした。「いってらっしゃい!」
(徳重 富士子)
(現在、「のんびる」10月号で紹介中)
<お出かけサービスドライバー募集>
移送サービスのドライバー(有償:距離と時間による)。普通運転免許証。病院、買い物などの際に車で送り迎え。運転講習をします。(費用はこもれび負担)
連絡先:NPO法人 生活支援ネットワーク こもれび 津田事業所
所在地: ひたちなか市津田2031-797(〒312-0032)
Tel/Fax: 029-273-8897
HP: http://www.npo-komorebi.jp/
E-mail : komorebi@support.email.ne.jp
2007-10-08 00:35:04 この記事のURL 「もっと楽しむためのバリアフリーとは」
今、あなたの興味は「健康」、「起業」、それとも「男の料理」?
前回ご紹介した久田恵さんの特別講座を行なった八王子市では、今後の講座で地域デビューを支援する興味深い講座があり、現在いくつか受講生を募集しています(締切間近のものもありますので,お急ぎを!)。
きっかけ作りに、試しに一度でかけてみませんか。
2007-10-01 08:21:06 この記事のURL 「地域デビューでキラリ輝く」
「体験」という言葉に惹かれて
小平市社会福祉協議会ボランティアセンター(以下センター)が、地域デビューの第一歩にと、呼びかけたこの企画に、参加してみました。

これからの自分の生き甲斐や居場所を見つけようと思っている私にはボランティアという方向は、想定外でしたが,やってみないうちに自分でそれを排除しているのは可能性を狭めているな…と思えたし、「体験」という言葉に、未知の世界へのハードルの低さを感じました。
2007-09-30 16:28:48 この記事のURL 「地域デビューでキラリ輝く」
ライダーがまちを守る
二輪車の機動力を地域に役立てたい
事務局の竹林弘さんを訪ねて千葉県柏市に行きました。
柏駅での待ち合わせには、竹林ご夫妻で来てくださいました。
四輪車です。自転車にも自信のない私はホッ、安堵&感謝。
竹林さんはご家族ぐるみでバイク愛好家です。社会的な認知度が決して充分とはいえない面もあるバイク愛好家。社会貢献の熱い思いとこれまでの活動を語っていただきました。〜のんびる10月号掲載〜

新潟県中越大地震の救援支援
今年7月16日に発生した「新潟県中越大地震」の直後、救助支援のため柏崎市の避難所に向かわれました。車が通れなくなった道路や物流の調査などにバイクの機動力が発揮されました。「気軽に声をかけて頂きたい!御用聞き的役割を果たせたらと思っています。」 頼りがいのありそうな大きな体に優しい笑顔がほころびます。
災害現場では自給自足
災害現場には車でバイクと修理道具などを運び、食事や寝る場所なども自給自足を目指しています。救助作業は必ず二人一組で行い、二次災害を防いでいます。想いだけではない、ボランティア活動に必要な現実が伝わってきます。日常的な防災・防犯活動にも・・・・
2007-09-28 13:43:38 この記事のURL 「コミュニティビジネスでまちを元気に!」
ほぐし織りの産地富士吉田in山梨
ーーー仮の横糸を用いて織り上げた生地に、捺染で絵柄を染め、その後、仮の横糸を抜いて(ほぐし)、改めて本織り用の横糸で織り上げます。柄が縦糸だけに染められているので、本織りの際に生じる微妙なずれにより、柔らかな絵柄に織りあがるのが特徴です。模様のずれはその都度異なりますので、まったく同じものがないのも、ほぐし織りならではの楽しみです。ーーー
なんか、複雑な工程のようですね。でも「まったく同じものがない」というのは魅力です。まさしく「マイ傘」!
カタログに載っている傘の絵柄も「フランス的」というか洒落ていて、まるでカシニョールかラウル・デュフィの絵のよう。傘の柄も木で出来ていてアールヌーボーの曲線を彷彿させます。
こんな素敵な傘を持っていたら雨の日もきっと楽しみになるでしょうね。
「モンブランヤマグチ」というお店、なんだかお菓子やさんみたいなネーミングですけれど傘の専門店なのでしょうか。東京は錦糸町にあるみたい。
ホームページを探してみました。「モンブランヤマグチ」さんのホームページだけではないようですが(いくつかの傘屋さんが載っています)、このページから入って行く「ほぐし織り」の製造行程を織った「ほぐし織り〜富士吉田〜探訪」というページに出会いました。このページで「ほぐし織り」というのがどういうものか大変よくわかりました。
ブログでも触れました「ワイルドシルクフェスタ」をきっかけに、このところ俄かにシルク(絹)熱にうかされている私ですから、「ほぐし織り」の産地が富士吉田と聞いてすぐ「甲斐絹(かいき)」を連想しました。
雨傘の生地はシルクではなくポリエステルであるとわかっていますが、生地の織り方が「富士吉田をはじめとする山梨県の郡内地方でかつて栄えた郡内織物の伝統を受け継いでいるのではないか!?」と思ったのです。
そこでまず、ネットで「甲斐絹」を検索してみました。
ありました!「山梨県富士工業技術センター」で作っているホームページが。「甲斐絹ミュージアム」のページに出会いました。
なるほど、「Kinari」のカタログに載っている西洋傘の絵柄とは違って日本の伝統的な絵柄が「甲斐絹ミュージアム」には展示されていますが、絵の微妙なカスレ具合は同じ。
「ほぐし織り」は紛れもなく「甲斐絹」の伝統の織り方だったのです。
伝統が今も脈々と受け継がれていることに意を強くした私。早速富士吉田にある「山梨県富士工業技術センター」に出かけていきました。
9月19日(水)。この日、ふらりと出かけたので、「山梨県富士工業技術センター」の「甲斐絹ミュージアム」HP作りに携わった五十嵐さんにはお目にかかれませんでした。でも、代わりに応対してくださった職員の方からいろいろお話を聞くことが出来ました。
■まず甲斐絹とは?
先染めの糸を織ります。糸に縒りをかけないので薄い生地になります。高密度に織るため、昔、戦前ごろまで手織りでやっていた時分はなかなか生地一枚の完成までに時間がかかったということで、今は機械織りです。
■手織りの後継者は?
現在手織りでやっている人はいないだろう。
私注)郡内は織物が盛んで、今の80歳から上の世代の女性たちの多くが「機や(はたや)で奉公に出て働いた」という言葉をよく耳にしますが、その「機や」とは機械織りの、いわば工場であって、手織りをしていたわけではないので、「甲斐絹」の全工程を一人の人がこなすということはないのだそうです。つまり「甲斐絹」は一人で織る織物ではないということ。
■でも郡内あちこちで「手織りの会」があるようですが・・・?
甲斐絹の手織りの会ではないでしょう。
私注)郡内の女性たちが今でも伝統を受け継いで次世代に残すために、あちこちで「手織りの会」を作っているのを知っており、そこが「甲斐絹」の伝統を残すことと同義なのかと思っていましたら、説明によりますと「手織りの会」は「大石紬」(河口湖の大石地区で受け継がれた)などに代表される、つむぎで、甲斐絹ではないということでした。大月市の市歌などに出てくる「筬(おさ)の響き」が町のあちこちから聞こえていたという戦前当事の様子は、「機織工場(はたおりこうば)」の機械音だったのですね。私はそれこそ、昔話「うりこ姫とあまんじゃく」の世界にワープしていて、近代という時代が抜け落ちていたのでした。
「トントンカラリ、トンカラリ」と、うりこ姫が織るような機(はた)音が、町中のあちこちの家から聞こえていたのだ、なんてのんびりした光景を夢見ていたのでした。
■甲斐絹はたまた郡内織物の現況は?後継者は?
特に問題はなく受け継がれてきていますよ。
私注)気を取り直して(現実に戻って)、伝統産業「甲斐絹」の今について少し伺いました。「後継者は大丈夫」とのことでした。昔から続いている甲斐絹の工場が、三代目、四代目という形で今の工場主に受け継がれているのだそうです。
「甲斐絹」は分業体制で出来上がります。そのため、行程で専門分野それぞれが連携しあわないといけません。(工場)家で受け継ぐという縦糸と部門それぞれで連携しあうという横糸で織られた産業。一箇所欠くわけにはいきません。
■団塊世代のセカンドステージとして、そこに(行程に)関わることは出来るのかな?
う〜ん・・・・。
私注)聞かれてちょっと首をかしげていました。「熟練を要する仕事なのでそう簡単には・・・」。なのだそうです。
■若い人なら、受け継いだ家の出でない人が志した場合、就職できるのですか?
そういうケースもありますが・・・。でも収入が少ないですから、あまり希望者はいないでしょう。
■では「甲斐絹」は儲からない産業なのですね?
儲かっているところ(会社)もあると思いますよ。市場のニーズをつかみ、そこに応じているところは・・・。つまりブランド化に成功しているところは。
ーーーと、以上のような職員の方のお話で改めて「ブランド化」の大切さを思ったようなわけです。「ブランド」と聞いて、すぐに「モンブランヤマグチ」の雨傘が思い浮かびました。ここの雨傘は市場のニーズに応えているし、ニーズを作り出すことも出来る!そう確信しました。
さて、「甲斐絹」の製造工程探訪は、モンブランヤマグチさんのホームページで素晴らしい探訪のページ写真があるため、私などのブログで写真を物すこともないでしょう。
でも、私はどうしても「ほぐし織り」を自分の目で見、機織りの機械音を耳で聞きたく思います。次は是非、工場見学をしてリポートをお届けしたいと考えています。お楽しみに。(山本豊美)
2007-09-21 07:00:20 この記事のURL 「農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨」
「退職後NPO」〜本紹介〜
団塊の世代に向けての「地域デビュー講座」が多く開かれています。退職後の人生をどう生きるか、社会貢献をするにはどうしたらいいのか、悩める?団塊世代が悩み続けて濡れ落ち葉にならないように、「生涯学習」や「市民活動」へのお誘いの講座も多くみられます。
市民活動?NPO?わかっているようで、詳しく知っているわけではないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方にお薦めの本があります。コミュニティビジネスの事業形態で最も多いのがNPOです。

「退職後NPO キャリアが活きる仕事づくり・組織づくり」
米田雅子 著 東洋経済新報社
NPO?
まずNPOについて、こう書かれています。
〜NPOというと、自分がこれまでに築いてきたキャリアを捨てて、一人の市民として奉仕活動することだと考えている方も多くいらっしゃいます。誤解されているところです。NPOは「作業奉仕」を意味しているのではありません。NPOの活動は、本来、多岐にわたるものであり、さまざまなキャリアをもった人材が必要とされる世界です。〜
定年起業のすすめ
退職後にこそ、社会とのつながりをもつことが大切だと主張されています。
〜定年後の人生には、新しい事業を展開するための時間が充分あります。(中略)起業とは、新しい事業をたちあげることであり、企業にもNPOにも共通する行為です。それが営利を目的とする場合は企業となり、公益を目的とする場合はNPOとなると考えてみてください。やる気があれば、どちらを選ばれてもよいのです。一般的にNPOの方が、報酬が低いかわりに簡単に始められ、起業リスクが少なく、社会的な満足度が高いようです。
高齢化が進み、閉塞感がただよう日本が活力を取り戻すためにも、退職後も社会を支える積極的な役割を担っていく方が、NPOを通じて一人でも多くでてきてほしいと思います。〜
NPOを設立するための情報や退職者を活かしたNPOモデル、具体的な運営方法まで詳細に書かれた本です。
2007-09-05 22:45:47 この記事のURL 「コミュニティビジネスでまちを元気に!」
介護の現場から<ケアマネージャー 川村百可さん>
そして要介護者が介護を受け始めてから、職員さんにはなかなかいいにくい、けど、改善してもらいたい、ということがあった時、ケアマネージャーさんに相談すれば、間に入っていい形になるようにしてもらえるのです。
そうなのです、ケアマネージャーさんは、言うなれば『介護の要』、要介護者にとって、とても頼れる人なのです。
でもこれって、ケアマネージャーさんの方からすると、気苦労の多い仕事ですね。要介護者や家族の中には、気難しいワガママな人もいるでしょうから。(例えば私のような・・・。笑)
そこで、茨城県八千代町の『たけの調剤薬局』に勤務して、多くの介護を受けている人や家族から信頼を受け、溌剌とこの仕事をされている、若きケアマネージャー川村百可さんに、ケアマネージャーの仕事について語っていただきました。
2007-08-31 23:14:13 この記事のURL 「自分も幸せにする福祉活動」
介護の現場から<遠山昭雄さんと紙芝居と歌>
お話しいただいた内容を振り返って見ますと、介護制度そのものについて、こどもの発達と老いの持つ相違点、介護予防の陥りやすい問題点などなど、貴重なご意見がいっぱいありました。
でも、「遠山さんといえば表現を通して高齢者の方の心に並ぶ」という印象が強く、そちらに引張られるのです。
2007-08-11 13:44:22 この記事のURL 「自分も幸せにする福祉活動」
「孤育てはさせません!」〜子育てひろば『あい・ぽーと』〜

港区の補助事業として地域に根ざした子育て・家族支援の拠点となるべく、旧港区立青葉幼稚園の施設を借り受けて活動を行っている。親子で自由に遊べる「ひろば」、理由を問わずに多様な要望にこたえての「一時保育」、土に触れ作物を育てる喜びを味わえる「キッズ交流ガーデン」(恵泉学園大学との協働)が『子育てひろば「あい・ぽーと」』の活動の三本柱である。
2007-06-27 09:15:22 この記事のURL 「もっと楽しむためのバリアフリーとは」
家事援助
子育てを終えパートにでも出ようか、と思っても専業主婦だったので働いた経験がない、自分の時間もある程度確保したい、また年齢制限でほとんど受け入れてもらえない、などお考えの方いらっしゃいませんか?
当ブログ10月1日付記事「主婦の強み」にも書きましたが、今まで培った「主婦業」の経験を生かすことができる『家事援助』も社会参加の一つの方法です。
6月1日付記事「家事を外注する」では実際に援助を受けている方の情報をお知らせしましたが、今回は支援をする側の情報をおしらせしましょう。
子育て支援活動、介護保険外での支援活動などを行っている団体で家事援助を行っていることが多いです。
■事例
上のお子さんと外出のため、下のお子さん(生後4ヶ月ほど)の授乳や見守り、あわせて家事(部屋の片付けや掃除、洗濯ものの整理、炊事、調理など)。
最近の私の例ですが、双子の赤ちゃんの見守り、夕食作り(2時間で)という依頼がありました。
この日私は、授乳後双子ちゃんが一度に泣き出したので1人を布団にゴロンとさせたのですが、火のついたように泣き困り果て、「じゃあ気分を変えてあげよう」と思いうつ伏せにするとピタッと泣き止んだのです。そうなんです、この双子ちゃんたちは普段うつ伏せで寝ているのです。
それぞれをうつ伏せにさせて手元におもちゃを置いていたのですが、ご機嫌でしばらく遊んでそのうち寝入りました。その間台所で食器の片付け、精米と炊飯器へ仕込み、調理(煮物、野菜をゆでる、味噌汁を作る)、時間に余裕があったので哺乳瓶の煮沸消毒、ざっと部屋の片付け、以上を2時間で済ませることができました。このお宅は何度か伺っていて要領が分かっていることもありますが、長年主婦をやっていると案外こなせるものです。
たまたまこの日は「赤ちゃんの見守り」と「家事援助」でしたが、家事援助のみという場合もあります。家事援助はできること、苦手なことを活動団体へ遠慮せずにはっきりと伝えておくことです。
2007-06-18 18:00:00 この記事のURL 「まちぐるみで子育てを応援」
上尾市のコミュニティビジネス中間支援
アブセックは、上尾地区ビジネスキャリア・エンジョイサークルの頭文字をとったものです。埼玉県上尾市を中心とした実務経験豊富な企業OBの集まりです。
会員は約120名。現役時代のスキルを活用し、中小企業の体質強化のための経営支援活動(企業OB人材活用推進事業)街づくりへの提言やコミュニティビジネスの研究、種々なボランティア活動を通じて地域に貢献しています。また、仲間同士の親睦交流とサークル活動により、充実したセカンドライフを創出しています。
「竹とんぼ教室」で子どもたちに手作りの楽しさを
会員交流委員会の活動として、地域の公民館などで「竹とんぼ教室」を開き子どもたちに手づくりの楽しさを伝えています。
去る6月3日(日)には、竹とんぼ教室の講師になるための「どこ竹リーダー養成実技講座」が開かれ24名の参加がありました。
副会長の有野さんは、「地域の特性を大切に、中小企業の経営支援や商店街活性化のためのコミュニティビジネスの支援、遊休農地対策など意欲的に取り組んでいます。また、会員交流のための自然観察を年6回行っています。」と話されました。
3ガイ活動
アブセック」は活動を通じて、“3ガイ活動”を行っています。
※3ガイ活動とは・・・
(1)生きガイを求めて中小企業の経営支援活動
(2)やりガイを求めて地域の活性化活動
(3)ナイスガイを目指して充実したセカンドライフの創出
の3つの活動のことです。
社会と積極的に関わり、貢献していこうとする意欲的なシニアの姿が見えてきます。
2007-06-17 00:01:30 この記事のURL 「コミュニティビジネスでまちを元気に!」
介護の現場から<ホームヘルパーYさんの書簡>
Yさんの文章力もあって、妻を介護する一人の男性の「おむつ」に対する意識が、情念の生々しさをもって、悲劇とも喜劇ともつかぬ光景とともに目前に迫って来る感じがして、思わず息をのんでしまいました。「現実」とはかくも凄まじいものなんですね。
当事者の切実さは、倫理や道徳で裁定できるもんじゃないほどなのだということを感じます。「尊厳」と言う言葉もかすんでしまったほどです。
そこで、Yさんにお願いして原文のまま掲載させていただきました。
2007-06-12 23:01:38 この記事のURL 「自分も幸せにする福祉活動」
介護の現場から<八千代町保健師の飯島絹枝さんがいく!>

飯島さんはこの写真の通り、笑顔の素敵な若々しい方ですが、保健師として23年のキャリアを誇る頼れるベテランです。
実際、向かい合ってお話していると、何ともいえない安心感を覚えます。優しい眼差しとてきぱきとした口調に、的確な洞察性、深い包容力が滲んでいるからでしょう。(写真をクリックして下さい。画像が大きくなります)
2007-05-30 00:23:23 この記事のURL 「自分も幸せにする福祉活動」
天蚕に魅せられて・山梨

写真真ん中にある建物が小林貞雄さんの家の養蚕場。右の樹の陰に(見えませんが)生糸工場があります。
標高560メートル。山あいの斜面に張り付くようにして集落があります。めざす小林貞雄さんのお宅は山保地区の公民館のすぐ隣にありました。
家の玄関で挨拶すると、すぐに小林さんが出てきて、敷地の一角にある生糸工場に案内してくれました。

小林さんが山梨県に頼みこみ、県からの助成金で建てたものだとか。現在は稼動していません。工場内を見学させていただきました。

織機や糸繰り機が並んで置かれています。
奥の倉庫には繭を入れた袋や「てくず」の糸が入った袋がありました。

一目見てみたいと願っていた「天蚕の糸」も保管の缶から出して見せてくださいました。

小林さんと天蚕の糸。
緑色の糸。

光沢が素晴らしい。天蚕の糸で織った布はなかなか染まらないそうです。糸が強いのです。そしてこの糸で刺繍すると他の刺繍糸の中では際立って目立ってしまうそうなのです。つまり輝きが違うということ。相場ではこの糸束一つで4万5千円ぐらいでしょうか・・・。
小林さんの話から〜天蚕の織り物の現状〜
○バイヤー側は「本物の天蚕である」というお墨付きを欲しがる。つまり消費者のブランド志向。(この糸の光沢を見たら一目りょうぜんなのに・・・と私なんかは思うが・・・)一反100万円以上する最高級の絹布なので宝石と同じで鑑定書がなくては・・・ということらしい。
○天蚕は山の中で生育する蛾の繭から作る出すもの。自然条件に左右され、一定した量産は不可能。
○天蚕の織ものは手織り。機械織りは出来ない。
○後継者がいない。昔小林さんのように天蚕の生産に携わっていた村人も高齢で次々にやめていきました。後継者は今のところ無し。小林さんも戦後からずっと60数年、農業を多角的に経営(鶏を飼ってブロイラーを売り、牛を飼って牛乳を売るなど)しながら、傍らで天蚕に携わって来ました。小林さん(82歳)は今でも意気盛んですが、如何せん、独力では・・・。
以上のような諸事情から、ここ山梨の山保地区のみならず今の日本では天蚕業が成り立っていません。ほんのわずかに天蚕を地域の記念物扱いにして学校で理科の学習で飼ったり、資料館で見せているといった形で残されているのです。
大変残念なことではないでしょうか。次回に続きます。(山本豊美)
2007-05-17 03:44:23 この記事のURL 「農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨」
獣医先生の願い<動物にも命があるんだよ。それを感じてもらいたい>
でも、安藤先生の仕事はそれだけではありません。「学校の生徒たちに、生き物の飼い方の指導をし、動物にも命があることを伝える。」という大事な仕事があるのです。
どう教えていくか難しい
茨城県では、学校の生き物の健康を管理する『学校獣医制度』があって、各小学校には、獣医師がついて、学校の生き物の健康を守ったり、生徒に飼い方の指導をしています。そうすることを通して、こどもの心に、優しさや親切心、自分より弱い立場のもの、力のないものをいたわる気持が、自然に育まれることを願うのです。
安藤先生はそうした獣医先生の一人なのです。
「私は、まず動物にも命があるんだよ、ということを、生徒にわかってほしい。それを感じることから、命そのものもみんなも大事にしていくことになっていくと思うんです。」と安藤先生はまず言われました。
「動物にも命がある、命は大切にしようということは、言葉で言うのは簡単に言えますが、実際にわかるように伝えるのは難しいのでは?」と訊きますと、「そうなんですよ。」と、安藤先生は大きく頷きました。
「でも、いい方法があるんですよ。」とにっこりと続けました。
「私が担当している小学校はうさぎやモルモットを飼っているのですが、その動物を、生徒たちに抱かせるのです。そうすると、うさぎもモルモットも体温があって温かい。心臓がとくとくとくとく動いているでしょ。・・・生徒は、それを感じると、『あ』としばらくそのまま黙っている。・・・もうこの瞬間、この温かさ、心臓の鼓動は、自分と同じ命なんだ、ということがわかったんですね。わかったら、その生き物を大事に思う。命を大事に思うんです。」
この時の安藤先生の顔は、本当に嬉しそうでした。
でも、問題もある
それは、鳥インフルエンザ等の病気のことです。動物から人に感染する病気のことが新聞やテレビで報道されると、保護者から、「こどもに生き物の世話はさせないでほしい。」という要望が出るのです。
「お父さんやお母さんの心配はもっともなのですが、実際は、本当に感染する病気はそんなにないのです。また、噛まれないようにする、排泄物を素手でさわらないなど、正しく世話をすればまず心配はない。かえって過度に警戒して、徹底的に生き物を嫌うことを植えつける方が、人格形成の上でよくない影響を与えると思うんですよ。生き物の習性を知り、この生き物にはどう接したらいいか、こういうことはしてはいけないなどを学んで、生き物とは親近感を持つ接し方をしていった方がいいと思います。アレルギーの生徒は動物にさわらせない、そばに寄らせないようにしますが、生き物が悪いと意味づけるようにはしませんね。命を大切にするということは、自分を大切にすることに繋がり、それはそのまま他者を大切にすることですからね。いつでも、自分より小さな、あるいは弱い生き物を守る気持を感じていたいですね。」
悩みもあります
安藤先生の悩みは、「学校の先生が、前述の考えを理解してくれなくて、動物の世話もいいかげんに済ましてそれでいいと思っている人がいる。かと思うと、先生がつきっきりで、生徒がさわろうとすると、汚いとか危ないとか言って物のように扱ってしまうこともある。」ことと、「文部省は、動物の命を大事にする、という通達をしてくるのに、治療費などの補助の予算をとってくれない。命のあるものは病気や怪我をすることもあるのですから、大事にする教育を考えているなら、治療費等を考えた予算をとるのは当然でしょう。」ということだそうです。
「こんな風に土台があやふやで、愛情持った正しい管理が行き渡らないから、うさぎは増え放題だったり、病気で次々死に、死んだうさぎがそのまま放置してある、ということもあるんですよ。生き物にも生徒にもこんな状態はいいわけないでしょう。」
穏やかな安藤先生がちょっと強い口調になりました。
ほのぼのと嬉しい
「動物とこどもとの関わりは、大人の考えや思惑などがありますから、動物にさわってみたくてもさわれなくて、結局、動物の体温や鼓動を体感できないまま過ぎてしまうこどももいるわけですが、病気が治ったうさぎがまた元気に小屋の中を歩いているのを見て、ぱあっと顔が輝きます。そういう様子を見ると、「こどもは本来は動物、生き物を受けいれるんだな、好きなんだな、と感じるんですね。この喜びは、ほのぼのといつまでも続くんですよ。」と安藤先生は幸せそうな顔になりました。
2007-04-23 04:12:40 この記事のURL 「自分も幸せにする福祉活動」
介護の現場から<退職後、ヘルパーの道に>

いやぁ、えらい道に来てしまったな、と
中村さんは、ある会社の重要なポスト(ビルなどを造る技術者)でばりばり仕事に打ち込む、企業戦士と称される一人でした。
「仕事はがんがんやってましたが、決して順調ばかりではなく、ま、山もあれば谷もある、という中を生き抜いて定年が来たわけですが、その後、なんかやった方がいいな、と。それで福祉の専門学校に通って、一級の介護士の資格をとったんですが、深く考えずにそうしたんですよ。」と中村さんはおかしそうに言います。
「それである介護施設に最初は送迎車の運転手として入ったんですよ。そのうちヘルパーもやるようになり、一年半近く経ったところですかね。・・・いやぁ、えらい道に来てしまったな・・・と。」と続けました。
えらいことと言うのは・・・
「うーん、何といいますかね、施設には高齢者や認知症の人が来られるわけでしょ。その人たちに、敬意の気持や親身に思うものは当然あるのですが、人によったら、話しのやりとりもうまく合わなくなっていることもあるわけですから、結果的に、接し方が『接する』というより、『あしらう』という感じになってしまうことがあるんですよ。
例えば、施設に来ると同時に、『家に帰る』と言い出して、どんなに何時になったら帰りますからね、と言っても、十五分おきくらいに、『もう帰る』と繰り返す人がいるのですが、ぼくは、そのたびにまじめに、『何時になったら帰れますよ。』と対応しようとするんです。けど、その対応では、その人を落ち着かせるようにはならないことがある。かえって不安感を起こさせると感じることがあるんです。そんな時、言いくるめるようにしたり、ごまかしたりした方が、その人が落ち着くんですね。・・・落ち着いたからそれでいいかというと、自分の気持はそうではないんですね。人をあしらったやり方をしてしまったな、こうしていいのかな、と反省とも悩みともつかない思いがわく。・・・こういうことをひとつとっても、介護をするというのは難しいしわからない。えらいところに来てしまった、と思っちゃうわけですよ。」
つらいことは
「一生懸命、言葉にして話してもらったことが何言ってるかわからなくて、充分応えてあげられないことがあることですね。」と中村さんは表情を曇らせました。
高齢者の人も認知症の人も、うっかりすると怪我につながることがあるので目が放せず、抱きかかえるなどのこともあります。そうした気苦労や身体的な重労働はつらいとは感じない、といいます。その人の訴えたいことを、わからないからいい加減にしていると、見る間にその人は無表情に頑なな沈黙の人になってしまうのだそうです。
「そうさせてしまうのは我々ですからね。何度も繰り返すというのは不安感がそうさせるということもあるから、それをこっちがわからなかったり、察してあげられなかったというのは、本当につらいですね。」
中村さんはこうも言います。
「午前中は機嫌が悪くてすぐ怒ったり、暴力がでそうになる人がいる。午後は落ち着くんですが。・・・単純に眠いこともあるだろうが、そうではなく、何かを訴えていると感じるんですよ。」
嬉しく感じることは
「辛いの反対ですね。誰かの感情や言葉を受け止めようとして、それがぴったりあい、その人が嬉しそうな表情になっているのを見ると、本当に嬉しい。」
退職後のヘルパーの活動は
「50代、60代まで会社勤務をしてきた人は、それだけの経験を積んでいるから、高齢者や認知症の人をお世話するのはいいと思いますね。若い人には若い人のよさはあるけれど、セカンドリーグを迎えた人のキャリア、体験は、人を落ち着かせる強さ、優しさに通ずるものがあると思うんですよ。」と中村さんは明言しました。
知識の豊富さひとつとっても、高齢者、認知症の人の人生に響くものがあるはず。そういう有形無形のものを介護の道で役立てて欲しいというのです。
「心がけることは、これは自分に言い聞かせて、悩みながらも頑張っていることだけど、基本はやっぱり、いつも敬意をもって、真面目な態度で、高齢者、認知症の人に向き合う、ということですね。結果的に言いくるめたり、あしらったりする対応になったとしても、敬意と誠意を忘れなければ、単なるあしらいにはならないはず。」と中村さんは真剣な表情でこう締めました。
中村夫人は夫の転進をこう見る
私としましては、最初介護の仕事を夫がしている事に違和感がありました。
技術者としてビルなどを作る男に惚れていた部分があります。
個人としては自分の夫がする事に抵抗もありましたが、福祉の視点から社会を見る時、中村の様に長い事しっかり社会の先端で仕事をしてそれを全うして来た人間が、福祉の世界に入れば何か変える事が出来るのではないかと思いました。
2007-04-19 02:32:04 この記事のURL 「自分も幸せにする福祉活動」
「学童保育 この指とまれ 学童クラブ 風の子シュワッチ」

2007-04-09 19:46:34 この記事のURL 「もっと楽しむためのバリアフリーとは」
CSA農業〜フェアなトレード
農産物は元来、気候や土壌などに大きく生産量が左右されるものです。現在の日本の消費者優位なシステムの中で、生産者−消費者間の”フェア”な(=公正な)”トレード”(取引)がいかに困難なことかおわかりになるでしょうか。昨今印象に残った出来事としては大根、白菜の生産過剰による廃棄問題などをあげることができます。
鈴木さんは「フェアトレード」をテーマにブログを展開していますが、その1つとして、CSA農業の可能性についてシリーズで伝えてくださっています。CSAとは、Community Supported Agriculture (=地域コミュニティが支える農業)の略です。また、CSAについては、平成11年版環境白書中で紹介されている他、日本の「産直運動」がモデルともいわれています。
真に安全・安心な食物を得るには、私たちがその現場を体験できることが近道のようです。CSAについての知識を深め、実践へのノウハウを学んでみてはいかがでしょうか。
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