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バリアを求めて引越しする人

旅行支援者養成講座(エキストラ)

旅行支援者養成講座の講師後藤伸房先生から講義の合間に伺ったお話です。とても印象に残りました。

後藤先生のお友達で、車椅子利用者の方がいらっしゃいます。その方は年3〜4回くらいお引越しをなさるそうです。「その理由、私はとても気に入っているのですよ。何だと思いますか?」「???・・・」みんな分かりません。

2008-07-22 20:35:03 この記事のURLもっと楽しむためのバリアフリーとは

共生そしてノーマライゼ−ション

         全身性障害者のためのガイドヘルパー
視覚障害者のためのガイドヘルパーのコースを終えて次は全身性障害者のためのガイドヘルパー養成講座です。今回も後藤伸房先生と松田尚子先生のご指導を受けました。

法律や制度の概要は前回と同じなので、前回受講者は免除されました。まず、障害や疾病を理解し、その障害によって介助の仕方がさまざまあると学びました。「障害も個性のひとつなのだから、社会が障害をありのままに受け入れなければならない。そして共生することが大切。」と仰る後藤先生のお言葉は胸に強く響きました。いろいろな人がいるのが社会。みなで共に生きるのが当たり前のはず、というこの意識が本当のノーマライゼーションなのですね。でも周りを見回してもなかなか社会は本当のノーマライゼ−ションには程遠い状況です。「一人ひとりの力は弱くても、百万人が力を合わせれば百万力、何かが出来るはずです。」と次々と後藤語録が出てきます。

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2008-07-22 00:51:12 この記事のURLもっと楽しむためのバリアフリーとは

「何かおてつだいできることありますか?」

           〜視覚障害者のためのガイドヘルパー〜    「もっと優しい旅への勉強会」(http://www.yasashiitabi.net/)の4月定例会(http://secondleague.net/user/008/008/1379.html#more)でトラベルサポーターの仕組みとその重要性、特にきちんと心とスキルの両面を学ぶ大切さを再認識して、どうしても基本から学ばなければとの思いを強くいたしました。そして、幸い7月にクラブツーリズムがトラベルサポーター(旅行支援者)養成講座を開講することを知って、思い立ったが吉日とばかりにすぐ申しこみました。

全部で10講座あります。例外はありますが一講座ほとんど丸一日です。座学と実習が組み合わさって居ります。これらすべてを受講終了して初めて旅行支援者のスタートラインに立つことができます。この10講座のうち、3講座が視覚障害者のためのガイドヘルパー養成、2講座が全身性障害者のためのガイドヘルパー養成のもので、この5講座を終了すると、クラブツーリズム独自の認定書のほかに、東京都からの正式認定書も同時にいただけます。今日は視覚障害者のためのガイドヘルパー養成講座を受講した感想をご報告させてください。

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2008-07-21 10:01:09 この記事のURLもっと楽しむためのバリアフリーとは

ペットボトルの再使用を考える

前回の続きでペットボトル再使用のお話。
忍野村の天然水を再使用ペットボトルで供給しようと考えている山梨県の生協「パルシステム コープやまなし」の高橋専務にお話を伺い、また資料をいただいて目を通す中で見えてきたペットボトルの「第二の人生ならぬビン生」いえ、「第三、第四と続くビン生」。そんなお話。

一回使用しただけでリサイクルに回されるペットボトル。現状、ペットボトルのリサイクルというのは、資源ゴミとして回収されたらその先は、粉砕されて溶かされ、衣料品とか洗剤のボトルなどに生まれ変わるということ。「大事に使えば何度でもボトルとして利用できるのにもったいないな・・・」と思う人はたくさんいると思いますがどうなのでしょう。

「地球温暖化防止の側面から『ペットボトルの再使用が良い』と思っている人は53%〜55%であり、約半数。」とのことでした。これはコープやまなしが2007年に行ったペットボトル再使用実験の時の、消費者対象のアンケート結果です。
「リユースもリサイクルもどちらも良い」という答えや、「リサイクルが良い」「わからない」とした回答が合計30%以上を占めていたことから、リユースの環境性能(温暖化側面)に関する情報が十分に行き渡っていないことが示唆されているようです。
生協の組合員さん対象のアンケート結果であり、同時に行った一般市場でのアンケート調査ですと「リユースとリサイクルは同じくらい良い」と回答した消費者が66%でした。
生協の組合員さんは環境に関する適切な情報を一般の消費者より持ち合わせていることがわかります。

私(山本)が一般消費者の側に立って見ると、「ペットボトルの再使用のシステムの具体的イメージがわかない」ということもあると思うのです。
「清潔好き」で世界的に有名な日本人の感性からすると「プラスチックが再び出回るのというのは衛生面でどうかな・・・」という不安があるとも思うのです。

コープやまなしが2007年に行ったペットボトルの洗浄実験の様子を紹介します。
「洗浄液は、2006年岡山県工業技術センターとパルシステム連合会で協同開発した洗浄液を使用した。PETボトルの洗浄工場は日本に存在しないので、壜洗浄技術を持つ(株)トベ商事に洗浄をお願いした。・・・(中略)・・・洗浄機内で通常の洗浄水圧でもボトルが跳ばないようにフォルダーを少し小さめに作って“自動洗浄”が出来るようにした。そのため普通の壜と同じように自動ラインでの投入と自動排出が可能になった」
ああ、ペットボトルの洗浄工場は日本でも可能なのですね。
ちなみにこの時の洗浄時間は22.36分で水温は平均60℃だったそうです。
洗い終えたペットボトルの、ニオイなどの「官能試験」を行った結果、特段問題は認められなかったということです。

市場にペットボトル再使用のシステムを構築するのに向けて、洗浄工場などハード面ではOKなのです。あとはソフト面。消費者がペットボトル再使用を受け入れてくれるかどうかしら・・・ということ。生協コープやまなしが今回「忍野村の天然水」を供給する試みで、いろいろと調査した中に、「あなたはどんな水を飲んでいますか?」という設問がありました。今、飲み水の消費傾向ってどんな風なのでしょう・・・。これについては次回に書きます。(山本豊美)

2008-07-20 10:46:16 この記事のURL農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨

断食道場に参加しました!

2泊3日の断食道場に参加しました。
6食抜いて3日目の朝に9:00から2時間くらいかけて断食明けの食事。
指導して下さったのはチベットで修行なさった仏教のお坊さん。参加者は40人ほど。3日間で20分の座禅が15回、読経が2回、合掌行が2回組み込まれていました。

これは仏教の教えにしたがった方法とのことで、座禅を一緒に行うことで、さほど苦しむことなく、ちゃんと排毒することができるのだそうです。最近は1泊から1週間〜9日間など、様々な断食がちょっとしたブームのようです。終わったあとの達成感と爽快感が人気なのでしょうか?

私が参加した断食会は1ヶ月に1回ですが、毎回キャンセル待ちが多いとのことです。参加者の方々はリピーターの方も多く、特に健康に問題のある方はいらっしゃらなかったようです。豊かな物質社会の中で、ほとんど欲望に任せて暮らしていると、ふと精神修養をしたくなるのでしょうか? たった3日間のことですが、食欲を抑制することで自分を律する−ここにも快感があるような気がしました。

物質的にはこんなに豊かなんだけど、なんだか精神は貧しくなっている・・・なんとなくそう感じる中で日本人の精神土壌の中にあると言われるけれど、最近は埋もれてしまっている、「武士道的」な精神が呼び覚まされるのかもしれません。ということは、日本人にはこの座禅断食をやってのける精神の土壌があるのではないかとも思います。

西洋ではどうでしょう。キリスト教の聖書の中(マタイによる福音書)にも「何を食べようか、何を飲もうかと、自分の命のことで思い煩い、何を着ようかと自分の体のことで思い煩うな。命は食べ物にまさり、体は衣服にまさるではないか」とあるそうです。イエスは40日間断食したそうです。

ヒンズー教のインドでは伝統的に菜食・断食が日常生活中に取り入れられていますし、イスラム教では昼間を断食してすごす1ヶ月の期間(ラマダーン)があります。
もともとは宗教的な試練が目的だそうですが、暗くなってから食べ溜めるため、試練の意味から離れて、その結果かえって太ってしまう人もいるようですが・・・

私の周りを見回すと、私のヨガの先生達も一日1食、私の知人の中でも一日2食の人で元気で活躍している人が多くいます。また、ジュースだけで毎日元気に暮らしている人、何も食べずに何ヶ月も平気な超人的な人の話も耳にします。食べないことで体の構造が変わってくるようです。

1日以上の断食は指導者のもとで行わないと危険なこともあります。断食明けの1週間の自己管理が大切とのこと。食べ物の制限が続き、ちょっと大変な感じもしますが、やってみると、この抑制を実行できていることが嬉しいのです。(実際実行しないと胃や腸に傷がつきますから、実行しなくてはいけないのですが・・・)

ガンジーは自伝の中で、「断食も、自己抑制に対する不断の熱望がともなわないと、意味のないことになる。したがって断食やそのような訓練は、自己抑制という目的に達する手段の一つである」と語っておられるようですが、目的が痩せたいだけで、自己抑制の鍛錬ができなければ必ずリバウンドすることになるのでしょうね・・・次回は断食の実際の効用をお伝えします。

2008-07-18 12:10:10 この記事のURL身近な国際協力に参加しよう

産科医の減少

少子化が叫ばれて久しい昨今ですが、その要因として、これまで非婚率の増加、こどもの教育費の負担増などが指摘されてきました。さらに深刻に思われるのが、のんびるリポーターの山崎礼子さんの記事にある「産科医の減少」という問題ではないでしょうか。身近にもその問題に直面し、今後の出産に対して不安を抱えている友人の話を聞いたことがあります。

厳しい現実を感じる中、記事に紹介されていた「セミオープンシステム」に興味を持ちました。地域というネットワークの中で、毎月の妊婦検診は診療所、出産は病院で、という連携がうまくいっている地域も出ているそうです。少子化や産科医の高齢化による閉院といった問題は、そう簡単に解決できない深刻な現状す。しかし、早急な解決のための努力や知恵も求められます。

出産は誰にとっても人生での一大事です。現代社会の中でそれは、母親本人、家族だけの問題ではなくなってきています。出産を経験する方々が少しでも不安のないよう、地域ぐるみで問題に取り組み、実現可能な仕組みをつくることが、これからますます重要になってくるのでしょう。

助け合い=連携のネットワークを広げていく、未来を担うこどもたちのために、ポジティブに積極的に考えていきたいものです。

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2008-07-16 23:29:52 この記事のURL今週の注目記事

新しいことに挑戦するオトコ達。料理教室「いろはの会」

地域デビューしたお父さん達、輝いています--「新しいことに挑戦」で豊かに広がるセカンドライフ

『のんびる』6月号の特集でも『厨房デビュー』で男性のための料理教室が紹介されていました。最近は、あちこちにあり、小平市にもそんな男性の料理教室があります。名前は「料理いろはの会」。でもスタートは今からなんと21年も前、まさに先駆け的存在です。

「そう、その頃はなかったです。妻に先立たれ、食事を簡単な物ですましている毎日に、自分の食べている物は食事ではなくエサだと思ったんです」と、この会を立ち上げた、会長・眞田三喜彦さん(84歳)。

「薄味の物を食べたくても作り方がわからない。そこで社会福祉協議会に相談に行きました。そしたら女性の料理教室を紹介されたんですが、どうもなじめなくてね。で、お隣の小金井市にある男性の料理教室を見学して、じゃ小平市でも作ろうって」

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【会長の眞田三喜彦さん】

たまたま、そのときボランティア登録をしていた二人の女性が講師になってくれて「そのお陰で21年間、この会が続いています」と会員の方々も感謝を表します。
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【栄養士の中山幸子先生が細やかに指導されます】

月2回の土曜日の午後1時から、20名前後の人たちが中央公民館の調理室に集まってきます。
取材日のメニューは、「とり高野、キュウリの酢の物、すまし汁、水羊羹」

まず先生が今日の料理の作り方をまとめて説明。すごい! デモは無しなんですね! 
出来上がりを見なくても、説明が終われば、2〜3人1組で調理台に向かい、作業にとりかかります。

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皆さん手際よい! 
でもときどき「あれ? 次どうするんだっけ」と独り言を言いながらレシピを見ては、また真剣に取り組みます。
「ちくわの切り方説明しなかったけど、大丈夫? 小口切りよ」と栄養士の山中先生が言うと「小口切りね」。OKとばかり頷き、なかなか慣れた感じです。

女性の料理教室は、なんとなく殺気立った雰囲気が感じられる時がありますが、こちらは真剣そのものだけど、喜々として取り組んでいます。この雰囲気、何かに似ているなぁと思いましたが、子ども達の工作作りの雰囲気です(失礼!)。

「自分で作った物には、文句言えないよね。作ってもらっていただけの時は、言ってたけど、へへへ」と笑う藤原さん。

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料理っておもしろいですよ。ボクは作りますよ。仲がいいお宅は作ってもらえるからいいよなぁ」と冷やかす石田さん。

「作って楽しい、食べて楽しい、そしておしゃべりが、なお楽しいんです」と荒川さん。

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【「は〜い、手早くね」とお母さんのように指導する配島先生】

1つのテーブルで、「あ、先生ショウガ汁を入れ忘れた!」という声が。
「じゃ、先にお腹へ入れちゃえば」なんて隣のテーブルからはチャチャが入ります。
「鍋の中の煮汁に入れちゃえばいいわよ」と先生も臨機応変。
「こういうことがあるから、楽しいね」と、ときどき他のテーブルに神出鬼没の眞田さん。
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にもかかわらず84歳の眞田さんと、85歳の田中さん(左)ペアーは、手際よくいつの間にか4品がほぼ完成。

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余裕の眞田さんは、台ふきんで各テーブルを拭きまくっています。面倒見のいい会長さんがいるから、みんなも気持ち良く楽しめるんですね。

「なんか競争になっちゃうんだよね〜」さっきまで近づくのもはばかられるほど真剣に取り組んでいた男性が、別人のような柔和な笑顔で話しかけてきます。

「奥さんがいるときは、作らないよ。かなわないもん」とチラッと男性のプライドをのぞかせる言葉をはくメンバーも。

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配島先生に21年もボランティアを続けて来た魅力をうかがうと「知り合えないような地域の人と知り合うことができて、お金で買えない財産ができたと思っていますよ」。

「一人500円の予算で、簡単にできるメニューを考えてます。あまり長いこと立ち続けるのはしんどいでしょ」と、中山先生。毎回そんなレシピを考えるのはさぞや大変だろうと思います。先生お二人にとっても、人生の財産だからこそ、無償のボランティアでも続けてこられているのでしょうね。

ボリューム満点の料理が出来上がりました。
「おいしそ〜!」と感動の声をあげる私に、「必ず毎回、デザートも作るんですよ」と誇らしく語るメンバー。
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【作り終わった調理室も、あっという間にこのとおり】

さぁ、会食の時間です。
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【水ようかんもなめらかで、おいしいっ!】
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今回が通算で495回。500回記念の節目には、市長や社会福祉協議会の方々をお招きして「私たちがホストになって料理を食べてもらうんですよ」と眞田さん。
「じゃ、リハーサルしなくっちゃね」と食事をしながらまたまた盛り上がります。

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15年ほど習っている田中さん(85歳)は、毎日3食を作っているそうです。「同じ物が重ならないように変化をつけてますよ。苦じゃない、楽しいですよ」と、いい笑顔です。

実際に家で料理をする人は少ないようですが、料理を習うことで「洗い物が苦にならなくなった」「妻がいない時は自分の食べるもの作りますよ」という声が多く聞かれました。

女性に比べれば、食事後のおしゃべりもあっさりした感じ。でも、「どう? そっちのも味見させて。やっぱりオレ達の方がおいしいや」なんて軽口をたたいたりできる、そんな仲間にひととき会える、そういう時間を楽しめる場があることが日々の暮らしの張りになるのだろうなと思いました。

料理という新しいことに挑戦しているからか、皆さんお元気!
それに料理のほかに、いろんな活動をされている方が多いそうです。きっかけは料理、それが人とのつながりや、自分の世界をより豊かに広げてくれるのだろうと思いました。

(吉田和子)

2008-07-12 07:07:35 この記事のURL地域とつながろう

「笑顔の魔法をかけに行きましょう」 日本フェイスペイント協会


『のんびる』7月号の取材で、8月にボランティアの養成セミナーを行う「日本フェイスペイント協会」を訪ねました。


フェイスペイントは、「正しい英語では“フェイスペインティング”といい、画用紙に絵を描くように顔やからだに絵を描いて楽しむアート」(日本フェイスペイント協会のホームページより)。
サッカーなどスポーツの試合で、観客の顔にペイントされている姿をよく見かけますね。
代表の深井仁美さんがボランティアで出かけた2005年の「愛・地球博」では、ペイントを希望する人が150分待ちということもあったほどの人気だったとか。


取材当日、チャイムを押したときドアを開けて迎えてくれたのは、お子さんをおんぶひもでおぶった事務局スタッフの遠見(とおみ)景子さん。ほんわかワールドが漂っています。
おかげで、初めての方に会う緊張が一気にほぐれました。ボク、ありがとう。
代表の深井仁美さんは、自身の子育て中の経験から、このように小さいお子さんのいる方たちも働ける職場環境をつくったそうです。


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       【遠見さん&お子さん(左)と代表の深井さん】

2008-07-12 00:30:40 この記事のURLこころが、ちょっとほっとする地域活用法

リユースペットボトルで美味しい水をin山梨

いよいよ真夏到来。水が恋しい季節です。今回日本の美味しい水(ミネラルウォーター)とその容器のお話です。
まずお水。富士山麓の忍野村の天然水を紹介します。富士山の雪解け水が長い年月をかけて玄武岩層を通り、地中深くしみ込むことにより、バナジウムが豊富に含まれ磨かれたアルカリ天然水になります。

富士山麓の地下水に含まれる「バナジウム」については、私が聞いた話では「糖尿病の人に利く」という話です。富士山麓の鳴沢村で地下水を汲み、売り出している某ミネラルウォーター会社の経営者に聞いたのです。3年前。私は糖尿病ではないし、聞いた時点ではミネラルウォーターに関心が薄かったので「ほ〜お、そうなんですか・・・。」の反応にとどまりました。
その会社では4ℓ入りを1本1000円で売り出していたのですが、その社長さんは「全国に固定客がいるんです」といってお水の発送の仕事に勤しんでおられました。付加価値の高いバナジウム。

さて鳴沢村と同じ富士山麓の雪解け水の伏流水である、忍野村の天然水。ここで紹介する水は、某会社のに比べ価格も1.5ℓ入り150円と安いのですが、これから紹介するのは容器のことです。

2008-07-11 13:36:30 この記事のURL農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨

雄大な構想と哲学と実践力をもって活動をする「NPO法人 やみぞの森」

前回お伝えした「NPO法人の役割」の中で、「市民自身が暮らしやすい社会をつくっていくための道具」という考え方が紹介されていました。今回紹介するのんびるリポーター佐々木和恵さんの報告、「雄大な構想と哲学と実践力をもって活動をする NPO法人やみぞの森」を読むと、改めてNPO法人のそうした役割を感じます。

やみぞ(八溝)という地名は、周辺の住民の方にはおそらくなじみの深いものなのでしょう。地理的に山の多い日本では、昔から人々は森と深くかかわってきましたし、こうした風土から日本の家屋は長く木造建築が中心でした。しかし、いわゆる「薪炭革命」と、輸入材の増加が林業の衰退を招き、今日に至っています。森や日本の材木を守っていくためには産業が必要です。しかし、単純に営利だけを追求するとその維持は大変難しいのが現状です。

「地域森林資源を循環させながら生育した樹木を利用し、樹木と共生することを伝える実践活動」を行うNPO法人やみぞの森の、理念と具体的な活動について、佐々木さんのさまざまな角度からの丁寧な説明に、この団体に対する畏敬の念を改めて感じました。NPO法人として、地域の資源を共有し維持発展していく、一つのモデルとして、今後の活躍にますます注目したいものです。
                          [バックナンバーへ

2008-07-08 15:42:07 この記事のURL今週の注目記事

「江戸しぐさ」という魔法で心がホッコリ〜

「江戸しぐさ」という魔法で心がホッコリ〜

公共広告に使われたり、マナーの基本として最近よく「江戸しぐさ」が登場しますね。

地域デビューに限らず、人付き合いを円滑にするための知恵やヒントがいっぱいありそうだな、と思っていたところ、西東京市で「江戸しぐさ」講演会があると知り、参加してきました。

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開催したのは「西東京明るい社会をつくる会」。お互いの思想、宗教、政治などその違いを認めつつ、平和で暮らしやすく明るい社会をつくろうと活動している民間の任意団体です。挨拶運動や使用済み切手の寄付、チャリティコンサート開催など、地域の活性化や、社会奉仕活動などを中心に活動しています。

今回の講師は、NPO法人「江戸しぐさ」所属の語りべ・辻川牧子さん。現在、全国の小中学校や、企業などの新人研修などで「江戸しぐさ」を伝える活動をしています。

300年近く平和で穏やかな暮らしが続いた江戸時代……と、語りべ・辻川さんの美しく響く声と歯切れのよい美しい言葉で、話は江戸の時代背景から始まりました。

江戸の人口は100万〜130万人といわれ、当時世界でも最大級の大都市です。その人口の約4分の1が商人。日本各地から集まったそんな商人が、言葉や習慣の違いを越えて、安泰で商売が繁盛する社会環境を作ろうと知恵を絞り、磨き上げたものが、江戸しぐさ。「商人しぐさ」「繁盛しぐさ」ともよばれ、口伝された商人道の奥義、つまり商売繁盛のための非公開の「コツ」のようなものだったそうです。それがいつの間にか磨き上げられ、お互いに心地よく暮らすための江戸町人の生活の知恵になりました。

今「粋」という言葉はおしゃれというような意味で使われますが、当時「粋」であることは、いきいきと生きるの意味があり、お互いに気持ち良くあること、そして世の中のためになることが最高の「粋」であると考えられていました。

そのためには、自分の立場をわきまえ、「約束は守る」「人の意見は尊ぶ」、その人の職業や持っているものの大きさで人を判断することは、とても「下品」「野暮」なことと考えられ、「この世に要らぬ人は無し」の教えどおり、同じ「人間」としての土俵で生きることを大事にしていました。

また、言葉をとても大切にしていて、心が荒れる=「慌てる」、心を亡くす=「忙しい」という言葉を嫌い、ゆとりや心をなくしてはいけない、ていねいに生きなさいと教えられていました。
「言霊」という考えから物事を引きつける言葉をとても大切にし、「差し言葉」「水かけ言葉」「とじめ言葉」などは厳しく戒められていたそうです。

人はお互いを尊重し、自然も大切にする。行動を伴った精神性の高い生活哲学が行き渡っていた江戸。聞いているうちに、江戸の時代にタイムスリップしたくなります。

別れ際の挨拶も「さようなら」と言って別れ、数歩進んでから別れを惜しむように、お互いに振り返ってもう一度会釈をする、そんな江戸しぐさの挨拶の仕方を、小学生達に教えると、「心が二度ほっこりした」という感想が聞かれるそうです。小さな子ども達にも、十分に伝わるんですね。
また、社内研修で「江戸しぐさ」を取り入れると、3カ月で社内の雰囲気が変わったという報告もあるそうです。

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【参加者が、「傘かしげ」を実演してくれました】

狭い道や席を、お互い譲り合おうという知恵の「傘かしげ」、「肩引き」、「こぶし腰浮かせ」などに代表される江戸しぐさ。帰するところは「相手への思いやり」ということがよくわかります。私たち日本人は素敵な祖先を持っていたんだなぁと、誇らしく嬉しく思えてきました。

最後のほうになると、「江戸しぐさ」という魔法をかけられたように、私も心がホッコリとしてきます。

講演会が終わった後の狭い洗面所。行き交う人々が、お互いを気遣いながらすれ違い、まるで皆も魔法をかけられているかのような何とも優雅な空気が流れます。先を争って、という雰囲気はまるでありません。
「どうか、この魔法が溶けませんように!」と思わず願ってしまいました。

誰かに小さな気遣いをされただけで、心がほんのり暖まります。そうすると、それを誰かに同じように返したくなる。そんな連鎖がどんどん広がれば、ストレスが少なく互いに穏やかな気持ちで暮らせそうです。そういう社会って豊かですよね。

そして、地域デビューにおいても、私たちがほんの少しでも気遣いをし合えば、よりよい人付き合いができ、さらには何らかの形で人や地域の役に立てたら、それは「粋」なセカンドライフと言えそうです。

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辻川さんは、一人でも聞いてくださる方がいれば、「江戸しぐさ」を語りに行きたい、とおっしゃっていました。大人も子どもももう少し相手を思いやれる余裕が持てるように、是非NPO法人江戸しぐさの方たちに魔法をかけ続けてほしいと思いました。

NPO法人 江戸しぐさ
http://www.edoshigusa.org

    ………※………※………※………※………※………

ここで突然ですが1つ、辻川さんから聞いたお役立ち情報を。
こんにちは」をよく、間違えて「こんにちわ」と書く人が多いのですが、これは江戸時代の世辞、「こんにちはよいお天気でございますね」「今晩は静かな夜でございますね」という一文であることを知ると、「は」「わ」と書く間違いはしなくなりますよ、と教えていただきました。

(吉田和子)

2008-07-04 13:54:32 この記事のURL地域とつながろう

国連世界食糧計画をゲームで学ぼう!

ハンガーマップとは、飢餓状況を表したもう一枚の世界地図です。世界の飢餓状況を、栄養不足人口の割合により国ごとに5段階で色分けして表現したもので、飢餓人口の割合が最も高い赤色に分類された国では、全人口の35パーセント以上もの人々が栄養不足の状態に陥っています。

この地図によると、国民の3人に1人が栄養不足状態にある国が、世界に20ヵ国以上もあり、特にアフリカ大陸や、中央アジアに集中しています。
(ハンガーマップは、WFPが国際連合食糧農業機関 (FAO) の統計に基づき作成したもの)

現在、世界中には8億5,400万人もの飢えに苦しむ人々がいます。そして、6秒に1人、子どもが飢えのために命を落としています。
(以上、国連世界食糧計画のHPより抜粋転載)

この飢えに苦しむ人々に食糧支援を行っている国連世界食糧計画(WFP)は、子供向けにその活動をゲームを通して学んでもらおうと「FOOD FORCE」というゲームを提供しています。WFPの緊急食糧支援活動を疑似体験することができるゲームです。このゲームは出たときからあっという間に広まり、大ヒットしたそうです。ちょっとレトロなゲームの雰囲気がありますが、それがなじみやすい・・・
まずはここをクリックしてダウンロードします(無料)

ゲームをする人はWFPの新人スタッフとして食糧危機が発生した架空の国シェイランに対し、効果的に食料支援を行うべく6つのミッションが与えられます。「シェイランの人々の運命は君の働きにかかっている」という上官からの指令で指示を受けながらミッションをこなしていきます。

事前の調査や食料の調合、できるだけ安価に世界中から食料を調達、そして飛行機から投下したり、トラックで運搬したり、さらには復興支援まで手がけねばならないというゲームです。簡単なゲームで短い時間なのですが、教材にも使われるとのことで、視点を世界の飢餓に向けるのに、興味をもってできて面白いのではないかと思います。

私も試しにミッション全てにチャレンジしました。飛行機から食料を投下するミッションでは、失敗続きで上官に「イマイチね、これじゃもっと大きな問題をかかえることになるわ・・・」と言われる始末、ここのスタッフになることは到底無理なようです・・・  (鈴木由利子)

2008-06-30 20:00:21 この記事のURL身近な国際協力に参加しよう

雄大な構想と哲学と実践力をもって活動をする「NPO法人 やみぞの森」(3)・・・「夏休み木とのふれあい親子教室」開催 & 塾生の声

いよいよ7月。本格的な夏の到来。子供さんにとっては勿論、お勤めのお父さんやお母さんにとっても、長い休みがとれる「夏休み」を待ちかねていらっしゃるところではないでしょうか。そして、あれこれ夏休み中の予定を考えていませんか? そんな楽しい予定の中に、「日本の木」で何かを作ることを入れてはいかがでしょう。

「NPO法人 やみぞの森」が「夏休み木とのふれあい親子教室」を開催します。きっと、「びっくりするような素晴らしいもの」が作れて、新しい発見がありますよ。

「夏休み木とのふれあい親子教室」
2008年7月27日(日) 茨城県開発公社ビル大会議室
・10:00 〜11:30「夏休み木とのふれあい親子教室」50組(予約制)500円
・13:30 〜15:30 啓発セミナー 「暮らしと木の文化について」
 基調講演 講師 茨城県森林ボランティア団体連絡協議会会長 田村輝穂氏
 パネルディスカッション パネラー6人
(TEL:029-252-8124 http://www7.ocn.ne.jp/~yamizo/

2008-06-30 13:51:34 この記事のURL自分も幸せにする福祉活動

NPO法人の役割は?

「NPO法人」という用語はずいぶん身近になってきました。「NPO法人とは、特定非営利活動促進法(NPO法)に基づき法人格を取得した特定非営利活動法人の一般的な総称」(内閣府のホームページより)と説明されています。また、「特定非営利活動促進法」は、市民が行う自由な社会貢献活動の発展を促進することを目的に、議員立法によって平成10年3月に制定され、同年12月に施行されました。

そうはいっても「NPO法人って何だろう?」ともやもやしていませんか?そこで今週はのんびるリポーターの田中幸枝さんの「NPO法人の役割は?」を紹介しましょう。この記事は、シーズ=市民活動を支える制度をつくる会の事務局長・松原明さんの講義をもとにまとめられたものです。NPOとは、「利益の配分をしない組織」であること、また「市民自身が暮らしやすい社会をつくっていくための道具」として、法人格を取る有効性があることなど、非常に明解な説明が続いています。

さらに、NPO法人の仲間として、学校法人・社会福祉法人・医療法人・農協・漁協・共済組合・生協も紹介されていますが、これらは「NPO法人」を考える上で確かに大変重要な視点ですね。

NPO法の制定は阪神・淡路大震災の際に活発に行われたボランティア活動が大きな原動力となったといわれます。しかしさまざまな力が働いて初めて立法化に至ったというのが事実のようです。その過程で、市民活動側の立場から尽力された松原さんならではの講義だったことが伺われます。NPO法人としての立ち位置について、もう一度原点に戻って考えてみようと思いました。
                           [バックナンバーへ

2008-06-29 23:54:35 この記事のURL今週の注目記事

多摩の皆さんへ---地域デビューのきっかけに「TAMA市民塾」で学びませんか

TAMA市民塾で学び、つながりをつくりませんか

TAMA市民塾は、多摩地域の生涯学習の場です。ボランティア市民による講師と塾生が中心となって運営し、バラエティに富んだ講座を開いています。
4月からと、10月からの6カ月間の講座となっていて、現在10月からの新しい受講生を募集中です。

例えば、
【まったく初めての大道芸】
まったくの初心者であり、レクレーションや楽しみ体験として受講したい方向け。12回で、南京玉すだれ、皿回し、浪曲奇術の3つを学ぶのが目標。

【折り紙パズラート】折り紙を素子に折り、パズルのように組んで美しい立体を作るパズラート。基本を学べば独自の立体も創作可能になります。

2008-06-27 14:30:53 この記事のURL地域とつながろう

絹の道をたどる

先日、八王子教育委員会が「絹の道〜生糸の通った道〜」文化財見て歩きを主催しました。私は八王子市に住むようになり、八王子が好きになりつつあります。かつて「桑都(そうと)」と呼ばれた絹織物業や生糸生産の盛んだった八王子の昔を自分に引き寄せたく、参加しました。

6月7日朝JR片倉駅に集合。参加者のほとんどが団塊から上の世代だと見ました。でも皆さんいかにもウォーキングに慣れた格好。午前中のみの見て歩きですし、道のりは5キロ以内とか伺っていましたので、ウォーキング初心者の私でもついて行けるかな・・・。
幸い天候は曇り。歩くには最適な日ざし。

最初に訪れた文化財は絹の生産関係で財をなした八王子の「鑓水(やりみず)商人」が多く檀家になっている慈眼寺。山門は「鐘楼門」といって梵鐘が設置された珍しい門でした。

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この門の中にあった鐘は安政3年(1774)に鋳造されたものです。
今は門の中に鐘は置かれていません。
門の横に湧き水が流れていました。「この寺の裏山には一軒も家がないから綺麗な湧き水です」とは、ご住職の言葉。
JR片倉の駅からそんなに遠くないのに、もうそれほど自然が豊かなのだ、と八王子市の奥行きの深さに感心しました。

少し丘を登ったかまぬき公園で八王子市内の南西方面を見渡しました。

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東京工科大学のタワーが見え、その左方向に絹の道が伸びています。

はてさて、次の大塚山公園までの階段がきつかった。でも頂上について鳥の声が聞こえ静寂の中を歩くのは心身が清浄されていく思い。
しばし歩くと、出会いました。「絹の道」標です。
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石碑の足元には桑の葉と筬(おさ)と繭が彫られています。

大塚山公園にある「道了堂跡」。
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絹の道の終点という標ですね。

さて下りの道は、まさしく昭和初期、ここを馬や人力で絹の荷を運んだんだなあと感慨の湧く、昔ながらの道。雨でぬかるんだ後なので滑って歩きにくいのです。昔の人のわらじを履いた健脚を思いながら歩きました。
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「絹の道資料館」。やはりここでも目を引くのは、井戸のあと。
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鑓水の生糸商人の大きなお屋敷で、たくさんの人が暮らしていた当時が思い浮かびます。
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資料館には、日本の生糸産業の隆盛の頃、横浜港を通じて世界とどんな生糸つながりがあったか、様子がわかるパネル展示などがありました。
絹の道資料館から諏訪神社へ向かう道すがらには田んぼがあり、葦の原も広がっていてのどかでした。
道に沿って小川が流れ、小魚も泳いでいたようです。「鑓水とは良い地名だなあ」と思い、改めて豊富な水、桑畑の広がる豊かな自然に恵まれた昔の八王子。そこに隆盛した勤勉な生糸商人が絹の道を作ったのだなあ・・・と感慨に浸ります。
永泉寺には鑓水商人のお墓が多くあるそうです。松尾芭蕉の句碑とその彫像も端座していました。

文化財見て歩きツァーの最終目的地「小泉家屋敷」は茅葺屋根からして貴重だとうなずけるもの。
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多摩丘陵の典型的な養蚕農家だそうです。

12時半ごろそこで解散となりました。まずは、終わりまで脱落せず歩き徹せた自分にほっとしました。八王子市の歴史と自然の一端を体験しただけでなく、日本と世界との絹の交易の時代も知り、イメージを思い描くことが出来て面白かったです。次は八王子の現在の絹の生産者を訪問したいと思いました。
(山本豊美)

2008-06-26 11:26:29 この記事のURL農業・地場産業の助っ人になろう!From山梨

NPO法人の役割は?

シーズ=市民活動を支える制度をつくる会 事務局長・松原明さんのお話を聞く機会がありました。市民活動やボランティア活動、行政、市民活動支援組織で働いている人達を対象にした研修です。

タイトルは、「市民活動・NPOの歴史・社会的意義・制度」
松原さんはまず研修の初めに参加者全員に講師である松原さんに聞きたいことを書かせました。一人ひとりの質問事項に答える形で話が進められます。NPO、NPO法人……わかっているようで、どこまでわかっているのか。
 法人のメリット、デメリットは? NPOの仲間は?
明解な講義は、まさに目からうろこの連続だったのですが、私にとって一番印象的だった言葉はNPOの役割について語られたものでした。「NPOは、自分たちで社会をつくろう、公共サービスを自分たちでつくっていこうという活動です」。

2008-06-22 21:44:47 この記事のURLコミュニティビジネスでまちを元気に!

自分の終末期医療から葬儀にいたるまでを記載する自己整理のための『もしもノート』

自分の終末期医療から葬儀にいたるまでを記載する、自己整理のための『もしもノート』

私は自分の父の看取り、葬儀などを経験したとき、突然で初めてのことにあたふたし、ただ「こなすこと」に精一杯でした。あれでよかったのか、他にやりようがあったのではないか、という後悔ばかりです。

「知らないということは、損をすることなんですよ」と、優しく言ってくれるのは特定非営利活動法人ライフ・アンド・エンディングセンター(LEC)代表の須齋美智子さんです。

LECでは、人生の最期までを自分で決める「自分らしい生き方」を送りましょうと、終の住処、成年後見、介護、相続、葬送などに関する情報を提供し、相談にのっています。
また、『のんびる』4月号でご紹介したように、樹木葬のフォーラムも開催しています。里山の自然を破壊し続ける墓地開発に疑問を持ち、後世に自然を残す樹木葬を考えましょうという活動です。

須齋さんは60代のころ、病に倒れたご主人の葬儀を検討する場面に出合い、形骸化された葬儀に「何か変!?」という思いが沸々とわいたそうです。そして葬儀のあり方に疑問を持ち、必死に葬儀について学び、数々の現場経験を積み、今の仕事をされているのだそうです。

本人の意思や家族の思いをくみ上げた心のこもったお別れの式にしようと、ご家族と葬儀社の間に立って、葬儀の企画をサポートしています。そんな中で、終末に自分の意志を伝えられない人や、残された人が本人に確かめようもなくて困惑する様子を目の当たりにしたのをきっかけに、もしもの時のための自分の危機管理をする『もしもノート』を制作しました。

2008-06-22 15:17:44 この記事のURL地域とつながろう

漫画ばっかり読んでないで・・・

■良い、悪い?
子どもの頃「漫画ばっかり読んでないで××しなさい」と親から小言を言われた経験はありませんか。今の時代だったらさしずめ「ゲームばっかりしていないで・・・」という感覚でしょうか。少女クラブ、少女ブック、週刊マーガレット、少女フレンド、リボン、なかよし等々。皆さんはどんな作品が印象に残っていますか。
私はわが子に「ゲームばっかりしていないで・・・」と何度口にしたでしょう。その子もすっかり‘ゲームボーイ’を卒業、たまに「ガンダム」と遊ぶていどに成長(?)しました。

私たち大人はどこかに「たかが漫画」という思いがありますが、そこから学ぶことも多いのではないでしょうか。かつて一世風靡した「ベルサイユの薔薇」は、フランス・ブルボン朝後期、ルイ15世末期からフランス革命でのアントワネット処刑までを史実と絡めながら描かれていて、世界史の勉強になりました。
漫画はその描かれる背景によってはとても良い教材になります。

■マンガ大賞

もやしもん
朝日新聞社主催第12回「手塚治虫文化賞」マンガ大賞に石川雅之氏の「もやしもん」が選ばれました。
初回タイトルは「農大物語」、2回目は農大物語「もやしもん」、3回目にしてようやく「もやしもん」となった変り種タイトルです。初回タイトルにあるように農大生の学生生活を描いています。
主人公は幼い頃から、菌と話せる特殊能力を持っていた沢木惣右衛門直保。
種麹(たねこうじ)を扱う通称「もやし屋」の老舗の息子というところからタイトルが「もやしもん」となったのでしょう。
ユニークなのがもう一方の主人公とも言うべき「菌」です。直保の肩には実家からついてきた、麹をつくる黄麹菌「A・オリゼー」が何故かくっついています。子どもたちは生活の中であまり接点は無いでしょうが、私たち主婦はいつも多くの「××菌」と交わっていますよね。なので「菌」についての薀蓄は結構おもしろいですよ。

食でよく利用するのが「発酵」という状態ですが、最初に出てくるのはアザラシの死体を利用したカナディアン・イヌイットの「キビヤック」という発酵食品です。アザラシの死体の腹の中に海鳥を70〜80羽詰め、2,3年掛け発酵させたもの。イヌイットが生活する北方では2,3年かかる発酵が、日本で短期間での発酵が可能か、という実験の様子を描いています。北の大地では野菜が育たないのでビタミンの補給のために発酵食品を利用していた、とのことです。「キビヤック」で検索すると関連サイトで実際の画像も見られます。興味のある方はどうぞ。

たかが漫画、ではありますが結構「菌」についての知識を得ることができました。次々に出てくる「菌」たちの口癖は“かもす(醸す)ぞ〜”。ちなみにわが子はしっかりとこの単行本を揃えていましたね。

2008-06-16 15:00:00 この記事のURLまちぐるみで子育てを応援

雄大な構想と哲学と実践力をもって活動をする「NPO法人 やみぞの森」(1)・・・願いは日本の木、和の伝統工法を後世につなげたい

福島、栃木、茨城の三県の交点にやみぞ(八溝)という山があります。
名君として誉れ高い水戸斉昭公は、やみぞから連なる山の樹木を大切にし、後世に豊かな森林資源を遺し伝えたのだといいます。

ですが、時代はプレカット全盛を迎え、やみぞの木も在来工法も置き去られていきます。
製材業を営む佐川正中さん、大工の福田定利さんは、「このままではいけない、木の家と伝統技術を次の世代につなげていかなくては」と、思いを共にする仲間とともに、2000年9月、八溝山系の木材を利用し、地元の森林資源の循環活用を進めることを前提にした、「NPO法人 やみぞの森」を立ち上げました。
一級建築士の中村昌平さんも、プレカットの波が押し押せる時流に抵抗して、「地元の木、伝統技術を持つ大工、木の家の設計士を育て、代々つなげていなかくては」という精神のもと参加しました。

こうしたそうそうたる指導者と確かな布陣のもと、「NPO法人 やみぞの森」は、2004年から大工塾、2007年からDIY塾を開き、広く実践的な活動を精力的にすすめています。

2008-06-15 17:34:59 この記事のURL自分も幸せにする福祉活動


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