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冬の食養生の基本は「温めること」
浅越 美枝さんの「養生食で元気生活」です。
風邪気味のときに簡単にできて効果がありそうなお粥、のどが痛いときのスープなど、おいしそうで体に効きそうなレシピが並んでいます。
また、ここで紹介されている「ほうれん草のスープ」は浅越さんも書かれているように、目から鱗です。
「腸の働きが弱っている人や年配の方の便秘によい」とありますが、年の暮れで忘年会続きでバテ気味のお父さんにも喜ばれそうです。「二日酔い」にも効くそうです。
文字通り「医食同源」ということなのですね。
忙しい毎日がもうしばらく続くことと思います。
食生活を少し工夫し体をいたわり、皆健康に年末年始を過ごしたいものです。
養生食で元気生活
中国ではニンニク、生姜、ねぎの3つの食材が病気予防のカギ。例えば縦に裂いた白ねぎとおろし生姜に熱したサラダ油をかけたものをお粥に載せて食べると発汗作用で初期の風邪を退散させます。のどが痛いときには、大根とねぎと生姜に干し貝柱か干しえびを入れて、水からことこと煮込んだスープを飲みます。大根は咳を抑える働きがあるそうです。そういえば大根の切れ端を蜂蜜につけたものは冬の常備薬?我が家の咳止め。薬ではないのでぴたっと止まるというわけにはいきませんが、穏やかな効き目で楽になりますす。お試しあれ。養生食ではないけれど、冬に良く食べるシチューや鍋物も野菜類とたんぱく質を充分取れるこの季節お勧めの料理。具は根菜類を多くしたり、鍋物なら薬味に生姜、ニンニクや唐辛子を利用すれば冷えを防ぐことが出来ますね。
また、この季節つい家に閉じこもりがちになって便秘に苦しむ人も少なくありません。繊維質を多く取ればよいとはいうものの、なかなか解決しないのも事実です。そんな時試してみたいのが、ほうれん草のスープ。葉小青さんのレシピですが、ほうれん草を少量のサラダ油と塩を加えてゆでます。ほうれん草は食べやすく切ってそのまま食べて。茹で汁に生姜汁を加え、スープとして飲むんです。試してみました。薄い緑色のきれいなスープ、生姜が効いていて意外に美味しい!腸の働きが弱っている人や年配の方の便秘によいそうです。このスープ、血圧を下げたり二日酔いにも効くとのこと、今まで捨てていて損した!

生姜はやはり優れもののようです。生姜と干し柿とシナモンをことこと煮たデザート、薄切りしょうがと砂糖を煮出し、レモンとを入れてゼラチンで冷やし固めたゼリーなど風邪の予防に新陳代謝を活発にしてくれます。何よりさわやかな風味で美味しいのが一番。
冬に美味しくなる根菜をたっぷりと、そしてねぎ、生姜、ニンニクを上手に使って元気で美味しい毎日を過ごしましょう。
2006-12-17 13:55:21 この記事のURL 「シニアにとっての食育ー鎌倉の台所からー」
大根が2本!

貯蔵のきくもの、一回で食べ切ってしまうものはいいのですが、大根は大きいし、早く食べなくちゃいけないし・・・で、大根1週間メニューを考えました。
まず、とても鮮度が要求されるという意味で、葉を利用しなくては・・ということでさっとゆでて、葉の部分はゴマとチリメンジャコを加えてよくよく炒って日持ちの良いふりかけに。茎のところはチリメンジャコ(ばかりですね)と一緒に炒め煮。
もう一つは翌日の昼ごはん、桜海老とともにかき揚げにしました。さくさくと美味しかった!
初日の夕食は定番のおでん。しみじみと「冬が来たねー」と熱燗が沁みます。皮は千切りにしてごま油で鷹の爪と共にキンピラにしました。さて毎日「大根」が主役だとブーイングがでそうなので、焼き魚に大根おろし、大根の味噌汁・・とチマチマと使います。
今日は休日なので、冬のお助けメニュー「なべ」とまいりましょう。大根をピーラーで薄くそいで豚シャブに。料理本にも最近こうして薄く切る料理が結構出ていますね。でもエッヘン!我が家では子どもが小さいとき(15年以上前)から大根嫌いの彼等のためにこのやり方で大根やにんじん、ごぼうをたっぷり食べさせてきました。
(最近は母もこっちのほうが食べやすいと申しております)。いつのまにか抵抗無く食べられればこっちのもの、です。母の深慮遠謀(大袈裟!)です、ホホホホ・・・。あと、昨日作った大根の漬物です。適当に四割りにした大根を、酢と塩、多めの砂糖を混ぜた中に漬け込んで冷蔵庫へ。友人に聞いたレシピ、美味しく漬かりますように。
まだ、半本ぐらい残っているので、明日最後の大根料理を作ります。しかし・・・・また今週(水曜日)も2本大根が届いたら?楽しみです!!!
(浅越 美枝)
2006-12-03 10:38:05 この記事のURL 「シニアにとっての食育ー鎌倉の台所からー」
目に見えるもの・見えないもの
メタボリックシンドロームという言葉が出てきたのはいつ頃だったでしょう。目に見えない内臓脂肪蓄積というリスクを腹囲に還元し、85センチ(男性)90センチ(女性)以上が診断基準の一つになったことは、この目に見えないリスクが目に見えるものに置き換えられたことになるのです。
11月22日付朝日新聞夕刊9面の「かがく批評室」において佐藤純一氏(高知大教授)はそこにヘルシズム(健康至上主義)とメタボリック症候群概念の持つ曖昧性、恣意性との関係性を指摘しています。
しかし、この腹囲の診断基準を適用すると40〜74歳の男性の2人に1人、女性の5人に1人が当てはまってしまうというのです。中高年の国民の多くが有病者か予備軍?
私たちは情報の中の具体的なもの、数値や名詞に強くひきつけられ、影響を受けやすいのだと思います。単純化された情報は印象は強いけれど万能ではないことも多いのだということは、みな薄々わかっているのですが・・・
コレステロールの数値も閉経後の女性とその他の年代の人たちと同じ基準では見られないのではないかという論議も聞きます。
生まれて初めて総コレステロール値が基準を(ほんのちょっとでしたが)オーバーしたとき、私は正直ショックでした。それから1ヶ月以上好きでもない豆乳を毎日飲み、肉類を控え、なるべく歩き、いい加減ではありますが、「健康に良い」と思われるものを食べる努力をしました。しかし、血液検査の結果は?1ヶ月やそこら付け焼刃で「健康生活」しても効果ないのは当たり前。即効性のある解決策は無くもっと長いスパンで考える必要があるのだと遅まきながら悟ったしだいです。
「身体に良い」といわれても好きではない料理(食品)を「薬」のように食べても身体には吸収されないのかも。美味しいと思って食べなくてはね。
ヘルシズムは行き過ぎれば健康だけが一人歩きをし、病気・障がいの排除にもなりかねません。自分の人生で大切なものは何かということを見失わないように、しかし当然、出来る限り充実した生活のために健康を維持できるように考えて、情報に接しなくてはと思っています。
2006-11-26 17:00:31 この記事のURL 「シニアにとっての食育ー鎌倉の台所からー」
秋の味・素材の味
ちょっと前になりますが、秦野のお気に入りの蕎麦屋さんで蕎麦がきとせいろを食べに行ってきました。新そばの季節!毎年なぜかこの時期食べそびれてしまっていたので、念願かないました。せいろももちろん好きですが、この時期のそばがきは格別な気が・・・薫り高かったですよ。

そばが日本に伝わったのは米より古いと聞きます。それほど大昔から食べられていたようですね。最初は粒の状態で、やがて粉に挽くようになり、今のそば切りの上たちで食べられたのは江戸時代ということです。この進化は大変ゆっくりした歩みでちょっと気が遠くなります。どんな状態で食べても、そばはそばそのものの味、風味が一番味わえるものだといえるでしょう。ルチンやビタミンB1、が有名ですがほかにもいろいろあるらしい・・・です。そば切りを食べたら、蕎麦湯は当然いただきます。美味しいし栄養の宝庫ですよ。
ところで、そばを家で打つのは趣味人に任せて、我が家ではそばがきに挑戦したいと思います。実はまだ未経験、そば粉を購入しなくては。後日そば粉特集でもやろうかと・・・(大袈裟ですね、ハイ)
さて姉が夕方来訪、芋焼酎のお湯割でもてなしましたが、そのときのつまみです。手をかけたくないグーたら奥さんの私、野菜を切って、オリーブオイルをたらたら〜とかけてオーブンで焼きました。

自然塩と挽き立ての胡椒で食べてみたら、うーん結構いけます。これこそ自然の恵みだと感激!下手な手を加えないでよかった!特に小ぶりのたまねぎ丸ごとは美味しいと思います。これはバリエーションが無限ですから、いろいろ試してもいいなと思いました。
今までは、オリーブオイルにニンニクと鷹の爪を入れて熱し、蕪だの、レンコンだの野菜をフライパンで炒めることはよくやっていたのですが、この方がカロリーも少ないですし、ごろんと大きく焼けて野菜の甘みも強いようです。手抜き万歳。でも焼酎も進んでしまうところがやや難点・・・でした。
(浅越 美枝)
2006-11-20 08:20:35 この記事のURL 「シニアにとっての食育ー鎌倉の台所からー」
「秋だからカレー?」

カレーは日本人が最も愛する食事の一つといっても過言ではありません。また通常は、市販のカレールーを使用していることでしょう。
そんな中、のんびるリポーター浅越美枝さんの「秋だからカレー?」は、ひとねりもふたひねりもしたカレーのレシピが紹介されています。
畑には、大根の葉が土からぽこっと盛り上がる姿が目につく今日この頃。浅越さんのカレーは、そんな日本らしい野菜である大根と、カレーの本場インド風のルーとのコラボレーション!
豊富な写真は調理の様子を克明にリポートしています。たっぷりの野菜、思いがけない材料のハーモニー、完成写真は実においしそう!
「健康を創るための食」、「シニア」をキーワードに展開しているだけあって、’スパイス’の効用も忘れません。「ぶり大根」の如く、大根はさまざまな食材の旨みを含み、相当「味」のある代物に変貌したようです。いやぁ、おなかがすいてきました。
浅越さんのレシピはよくよく見るととっても変わっています。なぜなら、材料の分量は一切記載されていないからです。
これこそがカレーの醍醐味。ご家庭の冷蔵庫の中身に合わせオリジナルのカレー作ってみませんか? もちろん’スパイス’を忘れずに。
そうそう、みんなでわいわい食べることも、かなり重要な’スパイス’ですね。浅越家の食卓ってかなり楽しそうですもの。
秋だからカレー?


こんな色になったら、人参やピーマンのみじん切りも入れて、
その後鶏肉も入れて炒めます。大根と、トマトジュース、水、粉の香辛料(ターメリック・シナモン・チリパウダー・コリアンダーなど)適当に入れて煮込みます。
アッそうそう、プレーンヨーグルトも入れなくては・・。あとは塩、胡椒で味を調えて出来上がり。
スパイスにはいろいろ薬効があるそうで、主に、健胃・消化・新陳代謝の促進の作用だそうです。
胃の弱い母もチリペッパーを控えめにすれば美味しく食べられるそうで、胃にもたれないし「美味しいわね〜」といってくれますし、我が家の定番メニューになっています。入れるものは何でもOK。夏は茄子やトマトやインゲン、これからの季節はブロッコリーやほうれん草、肉だって挽肉にしてキーマカレー風にしたり、と変幻自在なところが気に入っています。スパイス類を炒めて香りを出しさえすれば、あとはたまねぎを炒めるのにそんなに時間をかけなくても大丈夫だし、スパイス類もそのときにあるもので・・・要はテキトーに作っても何とかなる料理ですね。
今日はカリフラワーをクミンとニンニク、ターメリックを炒めたところに入れてトマトジュースで蒸し煮にしたものと、
きゅうりのヨーグルトソース(プレーンヨーグルトに、塩・胡椒・オリーブオイルを入れて混ぜただけ)サラダを添えました。
「なんちゃってインド風」テーブルの出来上がりです。中に入れた大根は好評、いつも大根をイヤイヤ食べるヤツが「美味しい」といってましたから。(浅越 美枝)
2006-11-13 07:00:25 この記事のURL 「シニアにとっての食育ー鎌倉の台所からー」
高齢者の食を支える・・・
お会いしたのは田中さん、79歳です。現役時代はレーダーの開発などを手がけていたエンジニア。定年後も10年ほど勤めていらっしゃいましたが、地域社会と関わりたいという想いがあったそうです。配達のボランティアは、奥様が「レストラン サラ」の紀平さんとお友達というご縁で、はじめられたということでした。
当初は紀平さんと二人で20〜30軒の配達を自転車でがんばったとか、「地球1周半は走っているかな・・」現在は車を使っていますが、5階まで階段を昇り降りするのは今も同じ、「健康にいいですよ」と事もなげに言われました。
男性が地域社会に溶け込むのは、なかなか大変な面もあるとききます。田中さんも最初は挨拶だけだったのが、利用者の方と次第にお話しするようになり、今ではちょっとしたお買い物を頼まれたり、電気製品の修理をしたりと、「日常の便利屋さん」だとか。
毎日昼と夕方、配達を続けている田中さんに、「無償であること」についてきいてみると、「サラの経営を見たら・・(笑)存在意義が大きいと思うので、つぶすまい!という気持ちですね」と答えてくださいました。

つやつやと血色もよく、ぴんと伸びた背筋と柔和なまなざしが、田中さんの今までの人生と、現在の想いを感じさせてくれました。地域社会で必要とされることの素晴らしさと今出来ることを「身体の動けるうちに」と働く素晴らしさを田中さんに見せていただいたように思います。
そしてこれまで効率第一、営利優先で切り捨ててきた、人と人がつながれる社会は、このような人々に支えられて初めて実現するのだと、改めて認識させられました。
(浅越 美枝)
2006-10-29 16:27:18 この記事のURL 「シニアにとっての食育ー鎌倉の台所からー」
実りの秋がきた
不順な天候が続いていましたが、やはり季節は確実に変化しているのですね。柿が色づいてきました。我が家のご近所にも柿の木が植えられたお宅が多く、この季節うらやましいのですが、最近は甘柿でも収穫されず、鳥の食料になってしまっていることも少なくないようです。なぜ?最近の子供、若者には柿大好き!という人が余りいないとか。ちなみに我が家でも喜ぶのはシニアたちだけ、子供によると「甘いだけだもん」だそうです。
柿は日本原産の果物といわれていて、季節感を強く感じられるものの一つです。ビタミンも豊富で、ビタミンCをはじめ,K、B1、B2,カロテン、タンニン、ミネラルがぎっしり。「柿が赤くなると医者が青くなる」とまで言われたほどですが、生産量、生産面積、栽培農家数が軒並み減少し続けています。しかも価格はやや下降気味・・・。いつか、希少植物になっちゃったらどうしよう・・。
近所の若いお母さん(30代)は柿を薄切りにしてマヨネーズをつけて食べるんだとか・・恐るべし!若い味覚とマヨネーズ。
私はやっぱりシンプルに柿はそのまま食べたいなあ、もちろん膾に入れたりゴマ味噌で和えたりと、昔からいろいろ工夫する方法もあるし、一つの食材と考えても良いですね。

今日隣のお庭の柿をいただきました。お日様の惠をたっぷり浴びた、美しい色です。柿の木は実を食べるほかにも葉をお茶にしたり、若い果実からとった柿渋で防腐防水に役立てたりと、日本人は生活の中で上手に利用してきたように感じます。
二日酔いにも効くといわれていますが、それは柿のビタミンCとタンニンがアルコールを排出し、豊富なカリウムの利尿作用ですっきりするらしいのです。「白玉の歯にしみとほる・・・・」と一段とお酒の美味しい季節になってきました。お酒はほどほどに、飲んだら柿を食べよう!です。
実りの秋を満喫したいものです。今年の秋をどれだけ味わえるかしら、といったのは母ですが、しっかり旬のもの、食べてもらいます!マツタケは無理ですが・・・
(浅越 美枝)
2006-10-22 13:24:00 この記事のURL 「シニアにとっての食育ー鎌倉の台所からー」
丸ごと食べる 魚編

今日はイナダを買いました。一尾¥640也。これをなるべく捨てるところを少なく料理しようと思いました。三浦で獲れた刺身用ということだったので、お刺身に。まず三枚に卸して皮をひいて・・ここまではいつもと同じです。中骨に残った身をスプーンでこそげ取り刺身の切れ端とあわせてねぎと塩、ごま油をちょっとたらしてネギトロ風に。結構おつな味でお酒に合いました。
皮はさっと湯がいて一口大に切って素揚げに、カボスと塩を添えてみました。ワタは、ちょっと迷いましたが、茹でこぼしてしょうがを利かせた佃煮風に煮ました。肝(だと思う)は臭みも無くねっとりと美味しかった!(ほかの部位は余りお勧めしません。念のため)腹身とカマの部分は塩焼きにして本日の「イナダを食べつくす」(ちょっと大袈裟)献立は出来上がり。後は、新サツマイモの甘煮とわかめとシラスの酢の物、ナスとみょうがの味噌汁を加えておしまい。丸ごと食べるというわけにはいきませんでしたが、結構楽しんで料理できました。ちなみに今日の夕飯に参加できたのは母と私、長男の3人だけ、見事に完食しました。
天高くオバサン肥える秋・・・・とほほ。2006-10-14 21:03:35 この記事のURL 「シニアにとっての食育ー鎌倉の台所からー」
健康系飲料
これはダイエットや美容に良いということ以上に、「メタボリックシンドローム」(内臓脂肪症候群)に代表される中高年の特に男性のダイエット志向、健康志向が高まったせいではないかという意見があります。血糖値に注目し、難消化性デキストリンを配合したもの、ポリフェノールが中性脂肪の吸収を抑えられるというウーロン茶の種類など、やはり中高年男性をターゲットにした商品開発が目を引きます。
これらは普通の飲料に比べて値段が少々高いのも特徴の一つ。こういう健康系飲料は年間を通して平均的に売れ、天候にも左右されにくいというメリットがあるので、清涼飲料市場が飽和状態の中で、各社の開発競争は当分続くようですね。
でも、こうした飲料に大きな効果を期待するのも考えもの。体によさそうな嗜好品と割り切って利用するほうが良いようです。何といっても毎日の生活習慣が健康生活のポイントですから。
(浅越 美枝)
2006-10-08 14:03:17 この記事のURL 「シニアにとっての食育ー鎌倉の台所からー」
里見デイサービスにて

JR市川駅からバスで10分ほど、「里見デイサービス」は静かな住宅街の一角にあります。古い歯科医院を改造した、檜風呂が自慢の一軒家です。定員は10名だそうですが、この日は館長の田中さんのほか職員、ヘルパーの方が利用者4名の介護に当たっていました。ここでの昼食を準備するのは、有償ボランティア「ハンズグループ・みどり」の活動会員です。
当日朝、冷蔵庫の中を見て献立を決め、一人で2時間ほどで作るそうです。何よりもバランスが取れていること、刻み食にも対応していますが、噛みやすく呑み込み易いことを考えて、ということでした。この日の献立は、「鶏ひき肉の茄子はさみ揚げ銀餡かけ」「きゅうりもみ」「炒り豆腐」「味噌汁」でした。

高齢者向けの食事というと、つい「さっぱり」「薄味」「柔らかく」と思いがちですが、揚げ物も肉も、歯切れ良い生野菜も、ちょっとした工夫で美味しく食べてもらえるものですね。餡をかけて飲み込みやすくしたり、油と相性の良い旬のナスを使ったり・・・家族みんなで美味しく食べられる献立だと思います。
そして何より、大勢で囲む食卓には、ほっとするような温かさを感じました。和気あいあいとした雰囲気から利用者の皆さんが、ここでの昼食を楽しんでいらっしゃるのが伝わりました。そして「ハンズグループ・みどり」の石井さんのさりげなさ、手際のよさに「出来ることを、出来るときに」というボランティアの原型を見た想いがしました。(浅越 美枝)
2006-10-01 08:31:16 この記事のURL 「シニアにとっての食育ー鎌倉の台所からー」
トゥルーフード・ガイド を使ってお買い物をしよう!
グリーンピース・ジャパン
「トゥルーフード・ガイド」を使って
あなたもトゥルーフード・ライフをはじめませんか?
これはグリーンピース・ジャパンが9月29日に開始した遺伝子組み換え問題キャンペーンのコピーです。
テントの前にはインスタント食品や袋菓子が並べてあり、「何かな〜」と思ってみていると、アンケートに答えるとトゥルーフード・ガイドがもらえるというので、アンケートを記入・・・なんと遺伝子組み換えの原料が入った食品を結構たべていることがバレてしまいました。

グリーンピースは発足以来、地球規模の環境問題に挑戦し数々の成果をあげ、世界でも代表的な環境保護団体のひとつです。
このグリーンピースによる、手のひらサイズの小さなガイド冊子「トゥルーフード・ガイド」には、遺伝子組み換え原料を使用していない商品名、及び会社名がグリーンリストに、使用している会社名、商品名がレッドリストに掲載されています。
遺伝子組み換えとは、簡単にいうと、クモの遺伝子がポテトに入れられたり、人の遺伝子がお米に入ったりする技術です。その安全性が確認されないまま、そのような食品が市場に出ているのです。(ニュースレターから抜粋)
遺伝子組み換えの危険性については以下サイトでの説明がよく分かります。
http://www.greenpeace.or.jp/campaign/gm/basic/
2006-09-30 22:40:12 この記事のURL 「身近な国際協力に参加しよう」
炊飯器クッキング
料理するとなると
億劫だったり、疲れてやる気が出なかったり
そんな時、手間いらずで誰にでも出来るのが
炊飯器クッキングだ。
8月31日朝のNHKテレビで
炊飯器や湯沸しポットを使った
料理教室が紹介されていた。
ポリエチレンの袋におかず(カレー等)の材料をいれ
ボールに張った水の力で真空にして
米と一緒に炊くというものだった。
ポリエチレンの袋を使うというところが
ちょっと気になってしまった。
当然安全性は確かめられていると思うが。
もっと簡単で、シンプルなやり方の炊飯器クッキングがある。
以前紹介したレストランサラが2年ほど前に試食会をしたという。
そこで紹介されたのは
「中華風鶏もものっけご飯」
作り方はいたって簡単。
米に水加減をしたら、鶏もも肉とにんじん、ねぎを乗っけて
そのままスイッチを入れる。
炊き上がったら、鶏肉と野菜を取り出して
食べやすい大きさに切る。
薄切りのきゅうりなど添えて芥子醤油などをかける。
そのほかにピーマンの肉詰めやポテトサラダなども
同様に出来る。
ご飯が炊けたら、同時におかずも出来上がり。
だいぶ前のことだが、
おばあさん役で活躍していた高齢の女優さんが
家の台所で料理をしていた時、
着ていた服の袖にガスの火がつき
火傷で亡くなるという悲惨な事故があった。
高齢になるとやはりむき出しの火は怖い。
こんな事故を防ぐためにも
高齢でなくても、疲れたり、忙しいときにも
簡単・手間いらず・美味しい食事を作るために
ちょっと工夫して楽しい食生活を。
(浅越 美枝)
2006-08-31 06:01:37 この記事のURL 「シニアにとっての食育ー鎌倉の台所からー」
生ごみから見えること
当然ながら、ごみは最初からごみではない。
生ごみは、元は食料品である。
「暮らしの手帖」23号の記事によれば、生ごみ(厨芥)の中身を調査したところ、食べ残しが38.8%手つかずの食品が11.1%という結果が出た。
(京都市の家庭ごみの厨芥組成調査・2002年)
半分が本来食べられるべき食物だったのだ。
「飽食」を通り過ぎて「放食」(食品をそのまま捨てる)まで日本の状況は往ってしまったのか。
今、食料の供給量と、摂取量に30%もの差があるという。つまり、30%の食料が無駄に捨てられているということなのだ。
「モッタイナイ」どころではない。もっと危機的状況であることは明らかであろう。
今朝の(8月30日)朝日新聞によれば、今までジャパンマネーで買い漁っていた海外の食料が最近は思うような値で買えなくなっているという。近い将来、食料の確保に困難な時が来るのではないだろうか。
私たちに出来ることはあるのだろうか。
当たり前で、小さなことかもしれないが、
食への感謝を忘れないこと、そして食品・食材を大事にすること。
野菜でも、魚や肉でも、食材にいとおしさを感じることが出来れば、
それを、どう料して美味しく頂くことが出来るのかを考える。
「手軽に手に入れて、手軽に捨てる」そんな生活スタイルを見直す時が来ている。
前回書いたジャガイモに気をよくして、今度はかぼちゃの種を埋めてみ た。きれいな黄色い花は見事に咲いたものの、実のなる気配はなし。
かぼちゃの収穫は夢で終わったようだ。
無精者には野菜を作るのは難しいと納得したしだいである。
(浅越 美枝)
2006-08-30 06:15:54 この記事のURL 「シニアにとっての食育ー鎌倉の台所からー」
年を重ねるということ
暑い日が続いている。
高齢の人、車に乗らない人はこんな天気の続くとき買い物をどうしているのだろう。
もちろん、パルシステムに加入していれば、問題なしであるが・・。
多くの地域で近くの商店街が衰退し、
郊外型の大型店が増えているのは事実である。
そんな中、ちょっと遠い地域だが、熊本県荒尾市での試みが目を引いた。
荒尾市の中央商店街の空き店舗を改装して
昨年農産物直売所が出来、賑わっているという。
「私は足も目も悪い。車が多くて、郊外のショッピングセンターまで行くのは危なか。」という70歳の女性の言葉がすべてを物語っている。(朝日新聞より)
また、若者をターゲットにしていたコンビニエンスストアにも
ようやく高齢者へのサービスが考えられるようになってきたようだ。
有機農産物や無添加製品などの品揃えで差別化をした「ナチュラルローソン」や
「子育て支援のプロジェクト」を発足させた「ローソン」で
「シニアにやさしい新型店舗」が兵庫県で開店した。
まだまだ全国展開には時間がかかりそうだが、
野菜や惣菜、日配品をそろえ、
店内のバリアフリー、大型プライスカードの採用、
コミュニケーションの場として休憩スペースを設けるなど、
それなりに考えられているようだ。
すでにその他のコンビニエンスストアでも
電話注文で配達するサービスは始まっており、
高齢者の市場を視野に入れた動きは当分止まらないだろう。
これらの試みをすべて諸手をあげて肯定するつもりはないけれど、
高齢者にとって複数の選択肢があり、
使えるツールが増えることは喜ぶべきことである。
私事であるが、同居している81歳の母は、幸いに大した持病もなく、
健康ではあるものの、耳や足が少しずつ弱ってきている。
日常生活でもタレなどの小袋がうまく切れなかったり、
消費期限の日付が見えにくくなったりしてきている。
子供としては寂しいけれど、それは母自身が一番感じているだろう。
自立して年を重ねるために、健康的な生活習慣とともに
将来(それもさほど遠くない)を見据えて
どんなもの、どんなことが高齢者に必要なのかを考えて
発信することも求められているように思う。
(浅越 美枝)
2006-08-27 13:37:16 この記事のURL 「シニアにとっての食育ー鎌倉の台所からー」
丸ごと食べる
それを食べるとき、何か特別な気がした。
普段何気なく使っていた食材に「輝き」を感じたのである。
実は、パルシステムで頼んだジャガイモを
使い忘れて、野菜かごの中で
シワシワ、芽だらけにしてしまったのだ。
ジャガイモさんにごめんねと言いつつ、
ふと、小学校のときの理科の授業を思い出し
庭に埋めてみた。
しばらくたつと、可愛い芽が出て
あっという間に茎が伸び、
可憐な花が咲いたのだった。
収穫?したジャガイモは小ぶりなれど
むっちりと美味しく、
むかごと間違えてしまうような大きさの芋まで、
丸ごと全部頂いた。
野菜を「いとおしい」と思ったことは初めてだ。
パルシステムで、そして店で買った野菜たちだって
生産者に「いとおしい」と思いつつ作られているのだろう。
今、家庭から出る生ごみの50%以上が調理ごみ(野菜くずなど)
だという。残留農薬の問題もあるので一概には言えないが、
なるべく丁寧に食材を扱おうと思う。
「いとおしい」が「もったいない」に繋がるのではないかという気がするからだ。今まで粗雑に扱っていた野菜たちに贖罪(大袈裟だが)のつもりで
無駄にせず、野菜の命を頂こうと思った。
(浅越 美枝)
2006-08-27 05:54:30 この記事のURL 「シニアにとっての食育ー鎌倉の台所からー」
寂しい食卓
思い浮かぶのは・・?
月並みだが、やはり「一家団欒」とか「笑顔」
といったものではないだろうか。
しかし今、家族になにが起きているのか?
円地文子著の「食卓のない家」という小説をご存知だろうか。
ずいぶん前に読んだので、細かなところは覚えていないのだが、
過激派の闘争でリンチ殺人事件を起こした息子と、
父、家族が出会う一家離散の危機、
親と子の関係とは?を描いた作品である。(と記憶している)
そこで当時一番印象的だったのは小説の内容も然る事ながら、
食卓=家庭そのものと捉えられていることだった。
今、「食卓の無い家」が増えてしまったように思えてならない。
家庭のホテル化ー各々が別々の物を勝手に食べる「食事」
無言で、一人で、食べる食事ほど
寂しいものは無いと思う。
8月22日付け朝日新聞の紙面によれば、
小学生の描く「食卓」の絵を見ると
笑顔、会話が減っているのではという結果が出たという。
家族が人マークだったり、顔がかかれていない、人がいない‥
一緒に食卓を囲んではいても
そこにお互いの関わりの無い「食卓」が増えてしまったのであろうか。
我が家の子供が小さかった頃の食卓は
3人の子供が先を争って話したがるのを
交通整理に忙しく、大騒ぎだったなあと覚えている。
食事のときほど、日常の家族のコミュニケーションが
自然に取れる場所は無いだろう。
今大人に求められているのは
子や孫に家族で囲む食事の楽しさを伝えること。
「同じ釜の飯を食う」ことの楽しさ、大切さを伝えることであろうと思う。
食事は毎日の家族の「イベント」だと思う。
さあ、大人の出番だ!
(浅越 美枝)
2006-08-27 05:47:14 この記事のURL 「シニアにとっての食育ー鎌倉の台所からー」
「健康」と「食」
年齢を感じるとき、それは検診で※マークが増えた時?
実際、私は50歳を過ぎていきなりコレステロールが急上昇!
更年期のせいとも言われたが・・・(何れにしろ嬉しくないこと夥しい)
高度成長時代を青春と突っ走ってきた団塊の世代も、
生活習慣病やメタボリックシンドロームとやらに脅える年齢になってきた。
そんな状況を察してか、巷には「健康食品」があふれ、
マスコミでは「○○が体によい」「老化を防ぐ」等等の
一方的な情報がうんざりするほど流れてくる。
ココアにモヤシに赤ワイン。
ところで、「健康的な食事」って何だろう。
バランスがとれた、塩分や脂質が少ない、繊維質も必要・・
「共食」という言葉をご存知だろうか?
文字通り「だれかと共に食べる」ことなのだが、
7月1日付けの朝日新聞朝刊に「元気印増やす「共食」のすすめ」という記事がある。
(財団法人「すこやか食生活協会」理事長須田洵氏)
その記事によれば単身で暮らしている高齢者の場合はもちろん、
家族と同居している場合も家族全体が「バラバラ食」のケースも少なくないという。
個食・孤食はもう珍しいことではないようだ。
その中で、須田氏は「共食はまず家族から」を提言されている。
確かに高齢者をターゲットにした商品の数々は目に付くようになった。
半斤の食パンや、個売りの野菜
和惣菜の少量のパッケージ
コンビニの個配サービスなど・・
ハード面は少しずつ整備されてきたとはいえ、
それらをどういう状況で食べるのかというソフト面は?
ともすれば現状追認になりがちな私たち。
ここは譲らず、あきらめず、「食」の大切さを
しぶとく発信していきたいと思う。
これから健やかな食卓を目指して、様々な情報や思いを伝え、
そして共に考えていきたい。
(浅越 美枝)
2006-08-13 07:18:43 この記事のURL 「シニアにとっての食育ー鎌倉の台所からー」

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