高齢者の方や障害を持ってる方は、普段、家に閉じこもりがちになっていませんか。温泉や旅行に行くのは億劫、と思っていませんか。
ゴールディンウイークは目の前です。思い切って出かけましょう!
そこで、新しいカタチの介護を目指して、介護保険適用の訪問介護サービスの他に、介護保険内ではできない買い物、お墓参り、観劇等の外出援助、清掃、洗濯、調理、草むしり、雪かき、犬の散歩等の生活援助もされ、特に、高齢者や身体に障害をもっている方が、温泉や旅行に行けるサービスに力を入れていらっしゃる、「NPO法人 あっとホームサービス」をご紹介しましょう。(のんびる3月号掲載)
こちらにご相談されれば、海外にだって行けちゃいますよ。

代表の森野さとみさん(向かって右)、経理、事務担当の小沼万里子さん、介護犬として活躍する森野さんの愛犬ポタちゃん。(写真をクリックすると大きく見えます)
■森野さとみさんに聞く■
高齢者の方や、お身体の不自由な方が、湯治や旅行に行かれるサービスをはじめたのは、どのようなきっかけで?
「きっかけというより、私だったら、病気や怪我で身体がどんなになっても、高齢になっても、温泉につかったり、おいしいお料理を食べたり、名所を見る、という楽しみを失いたくない、と思ったからです。自分が身体が不自由になった時に、これをしてもらったら嬉しい、と思うものを何でもやってあげたい。最後まで、輝く人生をおくりたいし、皆さんにおくってほしい。私はそのお手伝いがしたいのです」
その場合、介護者は行かなくてもいいのですか?
「ご利用下さる要介護者の介護度にもよりますが、出来れば介護者の方も一緒に参加し、旅を楽しんで沢山の思い出を作って頂ければ・・・と考えています。
但し、ご家族が多忙であったり、独居の方、ご家族がいらっしゃらない方は、私共で一切のお手伝いをさせて頂きます。(例えば、必要に応じ夜中のオムツ交換、体交等も含めて)
初めてであれば、介護者がいらっしゃらないと要介護者の方が精神的に不安になられる場合もあります。お体に変調をきたした時、普段の手当てが必要となる事もありますので、同行して頂ければより安心度が増すと思います。
いずれにせよ、ベストを尽くしますのでどうぞご安心下さい。
介護者の方は、湯治や旅行に行く支度をするのも大変ですね。
「介護者と介護される方は、行き先と、希望の日時を言っていただけば、チケットや宿泊の手配等、全部私たちでやります。そして、何を用意して、何はいらないなども、お教えしますので、あれこれ準備に迷ったりすることはありません。私はJTBの添乗員をしていて、旅行のプロですから、安心して下さい」
入浴の介助は大変ではありませんか?
「私は第一に、安心安全に入浴して頂けるよう配慮していますが、それと同時に温泉保養士の認証も受けて温泉の効能、そして利用されるお客様の体調、病気にあった入浴方法を考慮した介助に努めています。
その間、介護者(ご家族)には安心してゆっくり休んでいて頂きたいと思っているのです」
旅行に行く場合の料金は?
「旅費、宿泊費などの旅行にかかる実費、入浴介助等、保険枠外になるサービス料金が加わります。例えば、こんなプランがあります」(↓写真)

このプランは、あっとホームサービスのある町をスタートするものです。
これまでお話しを伺った通り、森野さんは、温泉や旅行に行く援助など、介護保険枠外のサービスにも力をいれておられますが、このように、介護保険適用の訪問介護サービスと、介護保険内ではできない生活援助の両方をしようと思われたのはどうして?
「介護保険法では、介護保険適用の訪問介護サービスに、厳しく一線を引き、あれはしていけない、これもしてはいけない、と色々規約があります。特に入浴介助に関しては、家での介助はOKですが温泉旅館での介助は認められない・・・などなど、楽しい事には一切適用されないんです。
また訪問して行う介護の仕事も、掃除は要介護者の部屋だけで、家族の使うところはしてはいけないなど、やっぱり規制がいろいろあるんですね。
正月前に、ある高齢者の方の家で、介護保険枠内のサービスの掃除をしていた時です。その高齢者の方が、『正月を迎えるから、家中の掃除をしてくれないか』といわれたんです。でも規約でその人の部屋しか手がつけられなかった。そしたら、その人はがっかりとしてさびしそうでした。心が痛みました。
それで、NPO法人を取得し、自分で、何でもやってあげられる介護サービスをしたい、と思ったのです。そうして、介護保険適用の訪問介護サービスと、介護保険内ではできない生活援助の両方をはじめました」
料金はどうなりますか?
「お墓参り、家の内外の清掃、草むしり、お芝居見物などといった介護保険の枠外での仕事は、その料金がかかります。介護保険の枠内で、という方には枠内だけのサービス、料金がかかってもいいから枠外の仕事もして、という方には、そのサービスもする、というように、その人その人の希望を叶える形にしています。出来るだけ安くできるよう配慮しています。
高齢者の方だけではなく、子育て中の若いお母さんや、産後の方の支援もしているんですよ。困った時、疲れた時、気軽に声をかけて下さい」

(写真をクリックすると、内容が読めます)
■小沼万里子さんに聞く■
どのような仕事を担当されているのですか?
「私は介護福祉士の資格を持っていて、介護施設でヘルパーとして働いていたのですが、重労働のために腰を痛め退職。その後、親戚の森野さんの事務所にきました。そして、得意な簿記の知識を生かして、経理、事務を全般的にやっています」
この仕事をやっていてよかった、と思う時はどんな時ですか。
「森野さんは、自分がやってもらったら嬉しい、と思うことを、おしきせでなくその人の気持ちや希望をよくくんでやっていますので、本当に利用者の皆さんから感謝されるんです。そういう時、利用者の方が本当によかった、と思って下さったことに、喜びとやりがいを感じます」
森野さんに一番共感しているところは?
「身体に障害を持っても、高齢になって身体が不自由になっても、最後までその人その人の人生は楽しく豊かであってほしい、という思い、ですね。これまで、何人もの高齢者の方や障害を持った方が、『旅行など諦めていたけど、おかげさまでまた楽しめた』と喜んで下さって、私もそのたびに感動です。そして、この仕事をするようになって、私は、自分が何かで障害をもっても怖くない、と思うようになったんです。こうして理解し、気持ちをくみ、力になってくれる人がいると思うと」
■「NPO法人 あっとホームサービス」■
【代表】森野 さとみ
【事務所】〒963-1309福島県郡山市熱海町熱海6−65 B−201
【TEL】024-984-2184/090-6789-2334
【FAX】024-984-2184
【E-mail】npo-attohome@basil.ocn.ne.jp
【HP】
http://www17.ocn.ne.jp/~at-home/
【設立】2004年1月
【活動場所】国内外どこでもご要望に応えます
※電話・FAX・メールでお問い合わせ下さい。資料をお送りします。
■事務所へのアクセス■
東北新幹線、郡山で、JR磐越西線、会津若松方面行きに乗車し、三つ目の磐梯熱海駅下車。ここからタクシーで5分だが、あっとホームサービスに電話をしておけば駅まで送迎あり。
リポーターの独言
お話しを伺いはじめてすぐに、森野さんの“人間力”に感歎しました。この“人間力”とは、技術、知識、意識に加えて、思いの深さと思いを形にするひらめき、行動力、洞察性です。常に、「介護される人、介護する人」の側に立っていらっしゃり、本当に感服しました。
私は要介護4の夫の自宅介護をかれこれ8年、要介護2の段階や、その前の段階を入れて数えると19年になりますので、介護を受ける側の立場でみて、素晴らしさを感じました。
(佐々木和恵)
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森野さとみさんの近況(4/9に届いたメールより)
通常でしたら、5月のGWから添乗に出かけるのですが、今年は、人手不足に加えて仕事の量が増えまして6月4日出発の「北イタリア11日間」が添乗の仕事始めとなります。
その後も7月は「パリとイル・ド・フランス(パリ近郊)10日間」・・・もしかすると9月に「ケニア・タンザニア10日間」も決定しそうです。
この旅行は、介護旅行ではありませんが、大切なお客様方です。
毎年ご一緒して下さっている、家族のようなお客様なので、私も楽しみにしているツアーなのです。 \(^o^)/