福島、栃木、茨城の三県の交点にやみぞ(八溝)という山があります。
名君として誉れ高い水戸斉昭公は、やみぞから連なる山の樹木を大切にし、後世に豊かな森林資源を遺し伝えたのだといいます。
ですが、時代はプレカット全盛を迎え、やみぞの木も在来工法も置き去られていきます。
製材業を営む佐川正中さん、大工の福田定利さんは、「このままではいけない、木の家と伝統技術を次の世代につなげていかなくては」と、思いを共にする仲間とともに、2000年9月、八溝山系の木材を利用し、地元の森林資源の循環活用を進めることを前提にした、「NPO法人 やみぞの森」を立ち上げました。
一級建築士の中村昌平さんも、プレカットの波が押し押せる時流に抵抗して、「地元の木、伝統技術を持つ大工、木の家の設計士を育て、代々つなげていなかくては」という精神のもと参加しました。
こうしたそうそうたる指導者と確かな布陣のもと、「NPO法人 やみぞの森」は、2004年から大工塾、2007年からDIY塾を開き、広く実践的な活動を精力的にすすめています。
「大工塾」はプロの大工を養成する本格的な技術の伝授。「DIY塾」は、専門業者に頼らず、自分の家の修理やリフォームや家具作りを、自力でやりたい人のための指導をします。
木材になったやみぞの森の杉の前で、DIY塾と大工塾の塾生と指導の大工さんたち。後列中央が理事長の佐川さん、向かって右端が設計士の中村さん、左端が事務局の小林さん、前列中央が理事で塾長の福田さん。=写真をクリックすると大きな画像になります
主旨に賛成する方、日本の木の家、家具などを大切にしたい方、自分の家の修理やリフォームを自力でやりたい方、家具を自分で作りたい方、ゆくゆくは自分で家を建てたい方・・・参加しませんか。指導者はプロの大工さんや設計士です。教え方は無骨でも、気持ちは広くしなやかな思いやりをもった方々ばかりです。
重労働で厳しいことはあるかも知れませんが、きっと、心は自由に楽しく学べると思います。
【代表】佐川正中(理事長)
【塾長】福田定利
【住所】茨城県水戸市河和田1-11-1(〒311-4152)
【TEL】029-252-8124
【FAX】029-252-8124
【E-mail】yamizo@axel.ocn.ne.jp
【HPアドレス】
http://www7.ocn.ne.jp/~yamizo/
【設立】2000年9月
【会員数】60人 大工塾生11人 DIY塾生5人
DIY塾の募集・活動要項(大工塾については事務局にお問い合わせ下さい)
■活動日時■
毎月第2日曜日 9:00〜15:00(年12回)
■活動場所■
福田棟梁の笠間作業場 茨城県笠間市平町806−126
■活動内容■
刃物研ぎなどの基本から、家のリフォーム、家具づくりなどの実習指導が受けられる
■参加費■
年間24,000円=2,000円×12回(12000円×2回の分割払い可)(昼食・飲み物付き)。
年会費10,000円。
テラス・食卓テーブル作成等の材料費は、自己負担。
■募集期間■
随時
■資格・条件■
会員になること。団塊世代の人。木が好きな人。体力に自信がある人。
■応募方法■
NPO法人 やみぞの森事務局まで電話またはFAXにて。
TEL/FAX 029-252-8124
■アクセス■
JR水戸線「宍戸駅」から車で10分。車の場合、北関東自動車道「友部I.Cから10分。
問い合わせ先
TEL/FAX: 029-252-8124
リポーターの独言
会では、家づくりセミナー、啓発セミナーなども開き、広く自然素材を生かした環境循環の大事さも伝えています。
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<続く>次回は指導者や塾生の方々の声をご紹介します。
(佐々木和恵)