<「ピック病で万引き」厚労省が実態調査・・・アルツハイマーと異なる若年認知症>
これは、2007年2月26日の朝日新聞の一面トップの記事です。
私は「介護ブログ」を担当していながら、不勉強でこのピック病というものを知りませんでした。
記事によると、<「ピック病」と呼ばれる認知症になった公務員らが、症状の一つである万引きをして社会的地位を失うケースが相次いでいる。脳の前頭葉の萎縮で感情の抑制を失って事件を起こしてしまうためで、犯行時の記憶がないのが特徴。しかし、正確に病気を診断できる医療機関は少なく、厚生労働省の若年認知症の研究班も、初めてピック病の実態調査に乗り出した。専門医は、「まじめに仕事をしていた人が万引きをして『なぜ』ということがあれば、ぜひ専門の医療機関を受信してほじい」と話している。(大貫聡子、寺崎省子)>とあります。
脳の前頭葉と側頭葉の血流低下と萎縮で起きる認知症は「前頭側頭型」といわれ、うち8割が「ピック病」とされる、とのことです。
時には周囲の状況を気遣わない行動や万引きが症状としてあらわれるが、本人は善悪の判断がつかないそうです。
厚生労働省の若年認知症の研究班メンバーの宮永和夫・群馬県こころの健康センター所長によると、欧米でも万引きなどの軽犯罪がピック病の症状のひとつとして報告されている、とも続き、いくつかの実例も述べられています。
若年認知症
若年期(18〜39歳)と初老期(40〜64歳)に発症した認知症の総称で、アルツハイマー病型のほか、脳血管性、前頭側頭型などがある。「ピック病」は、1898年、精神医学者アーノルド・ピックが初めて症例を報告したことから名づけられた。ただ、画像診断技術の向上などで、正しく診断できるようになってきたのはこの10年。うつ病や統合失調症と誤診されるケースも多い。
若年認知症の患者数の調査は、旧厚生省研究班が96年に推計した2万5千〜3万7千人があるだけで、現在、ピック病を含め、10年ぶりの実態調査が進められている。(記事内のキーワード欄より)
記事の詳細は
http://www.asahi.com/national/update/0225/TKY200702250273.html