私は、夫が認知症ということもあり、普段から認知症に関する情報に注目してきました。特に、『認知症は回復する』『認知症は予防ができる』という情報には心が動きます。
雑誌や新聞、書物、テレビ番組などで、「認知症は回復する/予防ができる」と伝えられるものは、真摯な情熱と緻密な研究や体験の上で発表されていると理解できることが多く、大変説得力があり敬意を感じますし、かつ認知症の家族を介護する者にとったら希望です。
ですからこれまで、私は、このブログで、その説を絶対とする認識に近寄って、知り得た情報を紹介してきました。
ところが最近、「認知症って予防ができる? できない?」と考え始めたのです。それは、『予防はできない』とする説を明確に打ち出したある介護専門家の文を読んだことがきっかけで、「認知症に限って言えば、一概に、できる、できない、と言い切れるものはないかもしれない。説が正しくても、それだけが正しいと決め付けてしまったり、その枠内からだけの人間観になると、できるもできないも、かえってそれは間違いという要素になるかもしれない。人間の頭(脳)というのは本当に複雑で、一人一人の経験も経緯も多様で、その一人一人の人格たるや、まさに神のみぞ知るとしか言えない深いものがある。それをもってしても、『こうだ』と一つに断定できないかもしれない。幅をもった考え、認識が必要かもしれない」と思うようになったのです。
この思いは、夫は「要介護4」と認定されるようになって数年になりますが、その夫と暮らしていく中での実感でもあるのです。「脳はただならぬもの! 己の手の内でわかったつもりになってはならないゾ」と。
そこで、この「パルシステムセカンドリーグの公式ブログ『のんびる』自分も幸せにする福祉活動」では、今後、肩の力をぬいて、認知症の問題に限らず、価値観を多面的に持ち、自由にさまざまな情報を紹介する記事を書いていこうと思います。
リポーターの独言の独言
というわけで、今後ますます多様な記事を書いていきたいと思います。それがどなたかに役立つ結果になれば嬉しい限りです。
皆様、ぜひ応援して下さい。
(佐々木和恵)