当ブログの8月30日の記事『攻めるも守るもこの一線:シルバーリハビリ体操指導士の相馬順子さん<地域包括指導センター in 八千代町>』で、指導士の相馬順子さんをご紹介しましたが、今回は相馬さんが指導される体操の様子を、現場生中継風にリポートします。
まず、体操の説明からです。(写真をクリックすると大きくなります)
「今日は、『つまづかない・転ばない!』ための体操です。無理なく楽しくやりましょう」
「みなさん、うちの嫁さんは私のことをちっともかまってくれない・・・などグチっていませんか。そんなグチは、人を頼る心が言わせているんですよ。自分のことは自分で守る、という心構えをしっかり持って生きましょうね。合言葉は、『いぶし銀のシルバーを目指して!』ですよ」
シルバーリハビリ体操指導士の相馬順子さんのこのように力強い言葉から、シルバーリハビリ体操教室が始まりました。今回の参加者は役場の担当者の中山里絵さん、ボランティアでサポーターをつとめる大里君子さんを含めて24名です。
体操が始まりました。みんなで椅子を動かして輪になりました。
まず相馬さんが自らお手本を見せます。
「1は、一歩踏み出し、筋肉を伸ばす・・・これは腰を持ち上げる大切な筋肉のための体操です」
みなさんは相馬さんの動きを真剣に見ながら続けます。
「体操は、身体の動きだけではなく、呼吸も大事なんですよ。軽く息をはき、大きく吸う。ハイ、軽く息をはいて〜、そう、大きく吸います〜、ふぅ〜、はぁ~、ふぅ~、はぁ~・・・」
「2は、片膝押さえてかかとをアップ・・・膝に両手をのせ、かかとをあげて、膝にのせた両手で押す・・・これをやっておくと、歩くのが楽になりますよ」
「3は、片膝押さえて足底アップ・・・つま先を引っ掛けて転倒しないための運動です」
手助けをするサポーターの大里さん。
「4は、肘と膝を空中でタッチ・・・脚をあげる筋肉を強くし、歩く能力を高めます」
「5は、上体ひねって、肘・膝空中タッチ・・・身体のバランス感覚を養いますよ。タッチする時、息を吐くのが大事。リズミカルにね」
「6は、肩の水平保って足底アップ・・・足底を上げる時、膝は曲げないで」
「7は、脚の前後運動を徐々にスピードアップ・・・目線を下に向けずに、前方を見て背筋を伸ばしましょう」
この写真では緑色のビニールテープが床にはってありますが、このように印をつけ、前後にしっかりまたぐのが大事です。
ここでは歌に合わせて動きました。でんでん虫の替え歌です。『いつでも どこでも ひとりでも〜
一にち 一ミリ 一グラム
にこにこ いきいき つづけましょう』
歌を歌いながら体操をすると、自然に動きが元気になり、表情が楽しそうになりますね。会場に笑い声もあがりました。
参加された方の声
鈴木京子さん
「私は体操は苦手なんですが、シルバーリハビリ体操は、毎回休まず来ています。身体が痛くなることはありますが、気分転換になるし、とにかく楽しいんです」
宮田君子さん
昨年は老人会で一年間体操をしてきました。今年も続けるつもりです。体操をはじめて、家事をするのが軽々とできるようになりました。何をやっても疲れないんです。
私は胃癌の手術をして11年になるのですが、手術後は身体の筋肉がおち、体重も減りましたが、町の健康体操に入り、徐々に筋肉が戻ってきたんですよ。
これからも前向きに適度な運動をやっていきたいです。楽しくて精神的にもとてもいいんです。
大里君子さん
私はひまわりというボランティア団体に所属しているんですが、去年からボランティアでシルバーリハビリ体操教室のスタッフになりました。皆さんの健康保持のお手伝いができるのはやりがいがあります。目指しているのは、今は町内で九箇所でやっているのですが、地域ごとにある公民館全部で体操教室を開くことです。指導士の育成ももっと多くなるといいなと思います。育成講座が水戸で開かれているのですが、八千代町からは遠いですから、通える人がいないんですよね。もっと近くで開催されるようになるといいなと思っています。
中山里絵さん
「私は役場の介護課に勤務していまして、この体操教室の日は毎回会場に来ています。
参加の皆さんが、とても真剣ですのでやりがいがありますね。
教室は一ヶ月に一回なのですが、毎日やるのが大切ですので、家で続けて欲しいですね。
現在、毎回20人前後の参加で、年齢別に言いますと、一番若い方が60歳、一番高齢の方は85歳、平均しますと75歳ですね。登録している方は33人です。
リポーターの独言
体操は一時間でした。相馬さんの指導は明るくて、爽やかなてきぱきさがあり、本当に皆さんがやる気を出していかれるのを感じ、それとともに、適度な体操の効果を実感しました。
指導は具体的で、例えば、「おしっこがもれないための体操」などもあり、高齢者にありがちな症状の改善にも役立っていると思いました。
どこの市町村にもこうした体操教室はあると思いますので、疲れがたまったな、と感じた時だけでも参加してみたらどうでしょう。思った以上の元気や楽しさをもらえるかもしれませんよ。
(佐々木和恵)