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介護☆同行二人<ゾンビ来たる>

2007-10-19 09:23:34

突然ですが、リポーターの私自身のボヤキを不定期に連載することに致しました。介護に限らず、知っている人や身近な人間の実感のこもったあれこれって、読んだり見たりさせられる方はちょっとひきたくなるものですが・・・そこは、ま、しんぼうして下さいませ♪

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■ゾンビ来たる■
私が夫を介護する生活は、「2007年の現在で8年になります」と、言っているのですが、実際は、夫が一回目の脳梗塞で倒れた1989年から始まっています。
でも、この時は夫は半年ぐらいで驚異的な回復(医師の言葉)をし、普段の生活は全部自分でこなせるほどになりましたから、仕事は退職し、形としては家で療養という生活になっていましたが、『介護生活』の実感はあまりありませんでした。
その後、1999年に今度は脳出血で倒れ、一気に認知症の症状になり、本格的な介護生活が始まったのでした。

最初に、「これは大変だ! 介護というのものは生易しくはないゾ!」と不安になったのは、夫の『不眠』でした。とにかく眠ってくれない。なんとか布団に横にして、寝息が立ち始め、「やれやれ・・・」と思ったとたんひょいと起き上がるのです。そして歩き回ろうとする。この時の表情は無表情のようでいながら妙にひたむきで、力で抑えようとしても抑えられるものではありません。
「水を飲みたい?」と関心をこちらにむけさせるとふいに落ち着くのです。ふいに落ち着く、という表現はおかしく感じられるかも知れませんが、例えば、お菓子をもらえないで泣き喚いていた幼児が、お菓子をもらったとたん、ケロリとおさまるような、そんな感じなのです。
そうして水を飲むと、また横になって眠りに入ってくれるのですが、15分ぐらいでまたひょこと起きてしまう。・・・このような状態が一晩中続くという時期が三ヶ月ぐらいありました。

この頃、私は、夫をひそかに『ゾンビ』と呼んでおりました。映画の中で、ゾンビが殺されても殺されても、ひょこと立ち上がる様を連想したからです。実際、眠りを奪われ続けて神経が疲れ果てていく私自身には、眠ったと思うとすぐに起き上がる夫はほんとにゾンビそのままに思えました。【つづく】

(佐々木和恵)

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