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世界遺産と共生する地域ビジネス

2008-01-16 23:45:31

原点は『 知床が好き!

 “空気を感じながら旅をする”ひとりの若者が自転車旅行で出会った場所=知床。
「印象的だったのが ”知床の空気感 ”だった。」 そう語る藤崎達也さんは、「もうひとつのキャリアアップ講座」の今日の講師。
日野市出身の藤崎さんが知床に移住したのは1996年。前年の1995年は阪神淡路大震災やオウム事件が起きた年でした。知床における活動の端緒は、そのような社会の出来事を他人事と看過できず、自分のこととして考える藤崎さんの真摯な生き方にあるのだと思いました。

結婚、家探し・・・『 住みたいところに住もう 』とウトロへ。
いろいろな人との出会いを経て、2001年にはNPO SHINRA(特定非営利活法人 知床ナチュラリスト協会)を設立。東京からわずか3時間で行ける自然豊かな土地・知床の魅力を伝えるための活動や全国のネイチャーツアー・エコツアーの企画と発展に奔走。岩手県田野畑村の番屋エコツーリズムの立ち上げにも参画しました。

<SHINRAのミッション>

スローな旅行スタイルの提案 
〜60万泊 全てを連泊に〜(現在は、ほとんど知床1泊)
知床リブランド
 〜「知床旅情」「地の果て」「何もない土地」のイメージから、名実共に「世界遺産・知床国立公園」に〜

事業詳細は「NPO SHINRA」のホームページをご覧ください。頼もしいアウトドアガイドスタッフの紹介もあります。

課題を足し算で解決
 「最初からミッションを意識して始めたわけではなく、見えてきた課題を足し算で解決していくうちに少しずつ拡がってきた」と穏やかに語る藤崎さん。見えてきた課題はどんなものだったのでしょうか?
知床の素晴らしさを知ってほしい

移住してから藤崎さんは『知床を誤解していた』ことに気付きました。自分はこんなに知床が好きなのに、知床の素晴らしさを知って来ている人は少数派だということを知りショックを受けたのです。知床の魅力をもっと知ってもらおう。藤崎さんの活動が始まりました。
ガイドを始めたきっかけは、ホテルを訪れた一人のお客さんの「自然にふれたい」という言葉でした。翌朝、早起きして【フレペの滝】に案内して、とても喜ばれました。噂は口コミであっという間に拡がり、自然ガイドの依頼が相次ぐようになりました。北海道で15番目のNPOに認証されました。

そして2001年にはNPO法人化を行い、アウトドア協会の理事就任を要請されて活動の場は一層広がりました。
2005年には、知床が世界自然遺産に登録されると、先住民族エコツーリズム、環境保護活動へ。また、北海道大学の「縄文とアイヌ文化をつなぐ考古学」との連係など、藤崎さんの活動領域はテーマの広域化とともに物理的にも大きく拡大していくことになりました。
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 藤崎達也さんは、とても礼儀正しくて好感の持てる青年です。藤崎さんと知床の幸せな出会いは、知床を訪れる人達に大きな満足感をプレゼントしてくれています。本当の知床の魅力を体験できるのですから。
寒い所はちょっと苦手だった私も、ぜひ訪れたいと思っています。
(田中幸枝)

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