「子育ては、天国と地獄を経験する」
ある講演会で、そんな言葉を聞いたのは、私が子育て真っ最中の30年近く前のことです。本当にその通りだ思いました。天使のような寝顔を見て一日が平穏に過ぎゆく時は親になれたことの幸せに浸ることができましたが、少しでも具合が悪くなったりするとオロオロ・・・自分の無力さに悩み、そもそも自分は親になる資格がなかったのではと思ったりしたものでした。
一日のほとんどを子どもと二人っきりで過していると、社会に取り残されてしまった孤独感に苛まれました。
「のんびる」の取材で改めて現代の子育て環境を考える機会を得、一冊の本に出会い深く共感しました。
「子育て支援が親をダメにする」なんて言わせない
大日向雅美 著
著者の大日向さんは大学で教鞭をとると共に、子育てひろば<あい・ぽーと>の施設長として子育て支援の現場で親たちに接していらっしゃいます。
本書を多くの方に読んでほしいのですが、一部を引用紹介させて頂きます。
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〜女性はいまだに仕事か育児かの二者択一に悩まされています。子どもが生まれると、働き続けることが難しい現状があって、子育てに専念する生活を余儀なくされ、養育責任の大半が母親の肩に担わされることとなります。社会との接点を持てない生活を強いられる閉塞感にさいなまれている女性が少なくありません。一方、仕事を継続すれば、仕事と育児の両立に悩み、いずれにも充実感を味わえない苦悩も待っています。こうした女性の悩みや苦労を、社会も夫も十分に認識しているとは、到底考えられません。
ですから、仕事と子育ての両立を可能とする社会の構築が緊急です。〜……………………………………………………………………
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子育てひろば「あい・ぽーと」』については、徳重さんのブログに詳しく紹介されています。