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てんぷら油で車が走るーBDFでパリダカ完走ー

2007-12-13 08:10:42

「のんびる12月号」のはじめる!情報で取材したバイオディーゼル燃料(BDF)。これは廃食油から作られた植物性のディーゼル燃料のことです。化石燃料の軽油に比べて硫黄酸化物や黒煙の発生は少なく、走行性も燃費もそう変わらないという優れもの。でも普及するまでにはまだまだ時間がかかりそうでした。
しかし、過酷なことで知られるユーロミルホー・ダカールラリー〈いわゆるパリダカ)に今年(2007)このバイオディーゼル燃料(BDF)100%で参戦、完走したチームがあります。
10余年前、F1で活躍したレーシングドライバー片山右京氏率いる「Team UKYO]です。
片山右京氏についてはご存知の方も多いとは思いますが、第一戦を離れてからは、環境問題や恵まれない子どもたちへの福祉活動などに取り組んでいます。
今回BDFの普及のため廃食油から作られたこの燃料で参戦したのです。当然企業ワークスチームとしてではなく、純粋なプライベートチームとして出るわけですから、中古車をラリーカーに仕上げ、BDFを現地アフリカに運び、そのほかのマネジメントもすべて自分達で行ったそうです。
このときに使用したBDFは品質で定評のある京都の「レボインターナショナル」の製品。
京都市は「レボインターナショナル」と提携して国内最大の生産量を誇る精製施設を建設、200台を超える京都市のごみ収集車にBDF100%のB100を供給しているということです。

「完走は運がよかった」と片山氏は言いますが、荷物込みで3トンの車で大砂丘を走りきったのですから、この燃料の素晴らしいパワーとチーム力には脱帽です。
あと2年でパリダカはやめるという片山氏。成績のためではなく、バイオディーゼル燃料の普及のためという当初の目標からぶれることない信念を見たように思いました。

「てんぷら油で車が走る」どころか、「パリダカを完走」できるバイオディーゼル燃料と社会活動家としての片山右京氏。素敵な出会いだったと思います。
kumagaya052.jpg
〈以上、「CAR GRAPHIC]誌11月号を参考にさせていただきました。)
(浅越 美枝)

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