2006-08-27
暑い日が続いている。
高齢の人、車に乗らない人はこんな天気の続くとき買い物をどうしているのだろう。
もちろん、パルシステムに加入していれば、問題なしであるが・・。
多くの地域で近くの商店街が衰退し、
郊外型の大型店が増えているのは事実である。
そんな中、ちょっと遠い地域だが、熊本県荒尾市での試みが目を引いた。
荒尾市の中央商店街の空き店舗を改装して
昨年農産物直売所が出来、賑わっているという。
「私は足も目も悪い。車が多くて、郊外のショッピングセンターまで行くのは危なか。」という70歳の女性の言葉がすべてを物語っている。(朝日新聞より)
また、若者をターゲットにしていたコンビニエンスストアにも
ようやく高齢者へのサービスが考えられるようになってきたようだ。
有機農産物や無添加製品などの品揃えで差別化をした「ナチュラルローソン」や
「子育て支援のプロジェクト」を発足させた「ローソン」で
「シニアにやさしい新型店舗」が兵庫県で開店した。
まだまだ全国展開には時間がかかりそうだが、
野菜や惣菜、日配品をそろえ、
店内のバリアフリー、大型プライスカードの採用、
コミュニケーションの場として休憩スペースを設けるなど、
それなりに考えられているようだ。
すでにその他のコンビニエンスストアでも
電話注文で配達するサービスは始まっており、
高齢者の市場を視野に入れた動きは当分止まらないだろう。
これらの試みをすべて諸手をあげて肯定するつもりはないけれど、
高齢者にとって複数の選択肢があり、
使えるツールが増えることは喜ぶべきことである。
私事であるが、同居している81歳の母は、幸いに大した持病もなく、
健康ではあるものの、耳や足が少しずつ弱ってきている。
日常生活でもタレなどの小袋がうまく切れなかったり、
消費期限の日付が見えにくくなったりしてきている。
子供としては寂しいけれど、それは母自身が一番感じているだろう。
自立して年を重ねるために、健康的な生活習慣とともに
将来(それもさほど遠くない)を見据えて
どんなもの、どんなことが高齢者に必要なのかを考えて
発信することも求められているように思う。
(浅越 美枝)