やっと秋めいてきました。緑茶やウーロン茶などの無糖飲料は夏場によく売れるけれど、季節を問わず売れゆき好調なのが「健康」を前面に打ち出した商品群です。例えば、緑茶のカテキン、タンニン、テアニンの量を強調したもの、中国茶は、ウーロン茶の他に中国緑茶、プーアール茶など、その他にも薬効があるという植物の葉をお茶にしたものと数え切れないほど。もろみ酢入り飲料、アミノ酸(BCAA)がダイエットになると飲料に、食物繊維を豊富に入れたもの、オリゴ糖利用の飲み物、次々と登場しとどまることを知りません。
これはダイエットや美容に良いということ以上に
、「メタボリックシンドローム」(内臓脂肪症候群)に代表される中高年の特に男性のダイエット志向、健康志向が高まったせいではないかという意見があります。血糖値に注目し、難消化性デキストリンを配合したもの、ポリフェノールが中性脂肪の吸収を抑えられるというウーロン茶の種類など、やはり中高年男性をターゲットにした商品開発が目を引きます。
これらは普通の飲料に比べて値段が少々高いのも特徴の一つ。こういう健康系飲料は年間を通して平均的に売れ、天候にも左右されにくいというメリットがあるので、清涼飲料市場が飽和状態の中で、各社の開発競争は当分続くようですね。
でも、こうした飲料に大きな効果を期待するのも考えもの。体によさそうな嗜好品と割り切って利用するほうが良いようです。何といっても毎日の生活習慣が健康生活のポイントですから。
(浅越 美枝)