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エコフィードって本当にリサイクルの切り札?

2007-11-07 18:45:03

エコフィードってご存知でしょうか?
食品残さからの飼料です。つまり食品工場の残渣やスーパー、コンビニ等の弁当や惣菜の売れ残りを回収し、殺菌乾燥させて作る飼料のこと。
11月6日のNHK「クローズアップ現代」でもとりあげられていましたが、食品リサイクル法の施行、飼料化が農水省の政策のトップとなったこと、輸入飼料の高騰等が追い風になったということでした。
果たして「エコフィード」は食の循環の切り札になるのでしょうか。
番組では問題点として、安全性の確立と原料である食品残渣の確保の難しさをあげていました。その安全性とは「腐敗していないか」「異物混入」「塩分・脂肪分が多い」という点が主なもの、異物の混入は工場で人の手をかけて丁寧に分別していること、脂肪分などについてはご飯やパンなどで調整していることが語られていました。
しかし、安全性を問題にするならば、売れ残りの惣菜やコンビニ弁当の原材料、食品添加物などについてはどう考えているのでしょう。添加物については厚労省が認可した物質と量が使われているから安全という意見もあります。でも添加物をなるべく摂らないように食品を選んでいる人も多いはず。そして市販の弁当や惣菜は外国産の様々な原料が使われ、遺伝子組み換え作物も分別が充分とはいえないでしょう。追跡調査は不可能といってもよいと思います。飼料の成分はその肉(卵・乳)にストレートに出ます。
そしてもう一点、「餌にすればそれでいいのか?」という思いも感じます。確かに食糧自給率が40%を切り、飼料の自給率も25%程度、そして廃棄される食品が年間1140万t(家庭からの分を除く)という現状では仕方ない選択といえるかもしれません。
でも食べられるものを廃棄していることが一番の問題ではなかろうかと思わざるを得ないのです。多くのエネルギーを費やし食品を大量に輸入し、余らせ、またエネルギーを使って飼料化するという循環を有効な方法として賞賛するには違和感があります。リサイクルとは大量廃棄の免罪符ではないはず、資源の枯渇が叫ばれてからずいぶんと時間がたっていますが、人間とはなんと傲慢な生き物なのかという気がします。私たち個人に出来ることは限られているかもしれませんが、せめて毎日の生活の中で食に敬意を払い、資源の無駄をなくしていく努力をしたいものです。
(浅越 美枝)

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