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バナナ騒動

2008-10-05 07:04:10

新聞やTVでも報道されている「バナナ品薄」騒動。
朝バナナダイエットがマスコミに紹介されると、その手軽さと「我慢しなくていい」ダイエット法ということで、バナナがいきなり売れすぎて品薄状態になったそうな。
通常夏にはバナナの売れ行きが落ちるそうですが、今年はとんでもないことになっているようですね。

バナナの産地は中南米・アフリカ・東南アジアで生産量はほぼ1/3ずつですが、日本に輸入されているバナナの殆どがフィリピン産。1960年代にバナナの輸入が自由化され、それ以来高価だったバナナは手に入れやすい果物になってきました。
フィリピンのミンダナオ島周辺が主な生産地ですが、従来あった米やココナッツ、パイナップルなどは根こそぎ引き抜かれ、多国籍企業による輸出用バナナの大プランテーションが作られました。
これに対して現地の生産者と直接つながるフェアトレードによるバナナ輸出も増えてきました。パルシステムで扱うバナナたちも勿論この民衆交易によるもの。無農薬で安心して食べられる、味の濃い美味しいバナナたちです。

日本人にとって馴染みのある輸入果物の筆頭バナナが「ダイエットに効く」トいう情報で売り切れ状態という事態は何か変だと思いませんか。ダイエットに効くかどうかはともかく、バナナは「食べ物」です。「美味しい!」と思って食べられるなら良いのですが・・・。
納豆騒動のときも情報に踊らされる消費者の姿がありました。納豆の増産に踏み切った生産者はその後大変な目にあったそうです。
これも一つのフードファディズムではないでしょうか。
多くのバナナプランテーションで働く労働者達は、低い賃金で過酷な労働をしていると聞きます。
飽食の果てのダイエットのために彼らが生産したバナナが先を争って買われている・・・どこかグロテスクな感じさえしました。
せめてバナナを食べるとき、その先にある生産者たちのことをちょっと思い、ゆっくり味わって大切に食べたいものです。
(浅越 美枝)

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今度は事故米!遠ざかる食の安全

2008-09-09 14:53:19

またまた起きた「食の安全」を脅かす出来事です。
まず工業用としてカビや農薬に汚染された米が流通していたことも知らなかった者にガツン!とショックを与えました。
今回の事件が何より悪質だと思われるのは(今までの報道を見る限りですが)端から「食用」に使用する目的だったこと、そして告発があったにも拘らず農水省は見過ごしていたことです。
本当に焼酎大好き人間としては・・・・これ以上被害が広がりそうないやな予感もします。でも反面今わかってよかったとも思います。
今後私たちも大きな関心を持って見ていかなくては!

この汚染された米はウルグアイラウンド合意による最低輸入義務の米だったとか。うーん。

現在の米農家の状況を考えるとなんともいえない気持ちになります。
米どころ庄内の遊佐町で農協青年部が今年たてた看板には
「物申す 百姓は もう 限界だ」と書かれているそうです。
また、青森県のトキワ養鶏で飼料米を刈り取りしていた職員はコンバインのブザーで驚いたといいます。「農家は長年、少なく作るようにしてきた。たくさん収穫するおもしろさを初めて実感した」と語ります。(8月20日付け朝日新聞)
人の命を育む食べること(もちろん飲むことも含めて)への軽視には大きなツケが回ってくるのではないでしょうか。
(浅越 美枝)

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原油高と漁業ー一斉休漁と消費者

2008-07-13 18:34:55

原油高はガソリンの大幅値上げなどの形で私たちの生活を直撃しています。食糧の生産現場でも原油の値上がりは深刻な事態です。
今月15日に全国20万隻が一斉に休漁という窮余のストライキをします。
今まで声を上げてこなかった漁師さんたちの一斉休漁です。
勿論漁業ばかりではなく流通やその他の産業全体でも大きな問題となってはいますが、この動きに呼応するようなことは出てきていません。

新聞には消費者への影響として「鮮魚は店頭から消えることは無いだろう」「回転寿司も商社から大量調達で冷凍しているから困らない」というふうに報じられていました。(朝日新聞7/13付け)
ちょっと違和感を覚えませんか?
消費者とはそれを生産する人たちのことはミジンも考えず、安定してかつ安く購買できれば良いと思っているだけの存在なのでしょうか?
日本の食糧自給率がジリ貧となっている今日、食糧生産を担う人々の声に耳を傾けることは無駄でしょうか?
政府の無為無策を感じてしまうのは私だけ?
補助金云々よりも政府がどうこの問題に真剣に向き合っていくのかを是非知りたいものである、と私は思わざるを得ません。

ある(伝説の)フレンチのシェフがそのブログで今回のストライキを支持すると共に、「沿岸漁業の水上げの割合は一割以下ですが、鮮魚と云われる魚は、沿岸で取れたもの。16,17日と何も無いでしょう」と書いています(ラ・カルト セジュール若山誠喜氏

勿論、単純な問題ではなく、簡単によしあしを決めることはできません。
でも沿岸漁業が無くなったら困るぞ!と思い、次回はメバルの美味しいアクアパッツァ風を作ります。
(浅越 美枝)

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目からウロコの梅情報

2008-06-22 09:08:50

先日、「のんびる」の取材で、ある講座に出かけました。
講師は和歌山みなべの梅生産者&梅販売講師垣淵浩子さん。梅酒や梅干しに止まらない梅の利用法、最新情報等教えていただきました。
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そのときに味見して感動のあまり?帰宅後すぐ作ったのが「梅の酢漬け」
梅と酢・・もっとすっぱくなるかと思いきや、さっぱりとした夏のデザートになる美味しさ!
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梅500g・氷砂糖500g・米酢(りんご酢や玄米酢)900mlをビンに入れておくだけ。2.3ヵ月後に実を取り出してください。サワードリンクとして暑い夏に活躍しそうです。実はデザート代わりにどうぞ。

他にもたくさんの情報がてんこ盛り

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本当の食糧危機

2008-04-22 11:26:14

食糧の危機が叫ばれている。
日本の商社は海外で食料の確保に奔走しているとか・・・
特に小麦、とうもろこし・米の高騰という風に主食が危ない。
たとえばフィリピンではベトナムからの米の輸入を規制されたことで米の価格が高騰し、生活を圧迫しているという。生産国が輸出に回すのは国内で余った時のみなのだという事を再認識しておかねばならない。他国に自国の国民の生命を預けているという現実に今更ながら慄然としてしまう。オーストラリアの旱魃、投機筋・・そう30%も上がった輸入小麦に右往左往してしまうのが現状である。
飼料用のとうもろこしや大豆の品不足、バイオエタノールへの転化・・・・・
日本の畜産・酪農・養鶏はどれも飼料の高騰に苦しんでいる。

そんな状況を打開しようと飼料の自給を目指している人たちもいる。
耕作放棄地や他の野菜類の隙間を縫って栽培することで飼料用とうもろこしを自給しようという試みも(鹿児島)。
以前、千葉で酪農家が飼料用のとうもろこしなどを栽培し、自家製の飼料で賄っている酪農家に出会ったことがあったのを思い出した。なんとも心強いなどとノー天気になったが、そんな簡単なことではないという。
眼いっぱいの耕作努力をしても自給率は50%だというのだ。
(NHK・4月17日・クローズアップ現代より)
この食糧の不足と値上がりの傾向は一時的なものだろうか?
日本ではバブル崩壊後のデフレで安い価格に慣れきっていたが、中国やインド、ブラジルなど途上国での経済成長が進むにつれての食生活の変化で量も質も大きく変わってきているそうだ。
既に安い食料を外国で調達することが出来る時代ではない。

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便利・安いを支えているのは

2008-03-28 11:24:33

もう耳にタコが出来るほど言われている「食料の自給率の低さ」。
中国の毒入り餃子事件で明確になった輸入に頼る日本の食卓。今回回収した食品の中に「業務用」のものが多かったことに気づかれた人も多いだろう。特に近年利用が増加している「中食」と「外食」産業がいかに中国からの輸入に頼っているかを見せ付けられた思いがする。
「中国製の加工品だけで飲食店は開ける」とも聞く。外食産業でこれほど中国製の食品が使われるのは「安価」だからである。なぜ輸送費を使っても安価なのか?人件費の問題だけではない。

外食でも中食でも人気の高い「揚げ物」、最近は自宅で「キッチンが汚れる」と揚げ物をしない家も多いと聞く。
しかし、業務用としてきれいな狐色になるよう着色料を添加した黄色やオレンジ色のカラーパン粉、中身の具材の貧弱さを補う調味料入りバッター粉(水)で厚い衣をまとったフライが出来上がるという。なんと具と衣の比率が5:5なら良心的、4:6が平均だそうである。
我々は衣を食べているって言うことになる。

スーパーで見られる「カット野菜」はほとんどの場合次亜塩素酸で殺菌しているという。食中毒を防ぐためなのだというが、野菜に残留しないのだろうか。
また、コンビニなどで売られているサラダ類、「合成保存料不使用」でも、「PH調整剤」は使われていることが多い。食品を酸性に保つことで菌の増殖を防ぐためである。

食べるための労力、手間と引き換えに私たちはいろいろな不要な薬品を食べていることになる。
やはり食生活を個人が一人ひとり判断するしかないのかもしれない。
(浅越 美枝)

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それでも冷凍食品を食べますか?

2008-02-14 16:16:07

中国産の冷凍餃子騒ぎはまだ続いています。
日本の「食の安全保障」の脆弱さは恐ろしい。
でも一番気になったことは「今や日本人の食生活に冷凍食品は無くてはならないものになっている」とか「食糧自給率の低い日本では輸入食品は欠かせないものだ」という論調です。
この大前提を少しでも変革しようという動きはないのでしょうか?
「簡単」「便利」「安い」ことを目指してひた走ってきた日本の食卓・・・
今しっぺ返しを受けているような気がします。
アエラ(2/18号)に、冷凍食品に頼り切っている実情が書かれています。子どもに冷凍のハンバーグをよく食べさせるという主婦の「時間がかからず、安く味が濃いので子どもが良く食べる」」!!そうです。
ぎょっとしたのはワタシだけではないでしょう。
子どもは情報として人工的な旨味や甘味を舌に覚えさせて育つわけです。

勿論、忙しいとき、体調の悪いときなど家族に食事を作るのが困難なときもあります。そんなときに「お助けご飯」として市販のものを使うのもよいでしょう。
でもやっぱり基本はおうちご飯。
あっという間に作ることが出来る献立がいくつかあると心強いものです。
豪華なものはいりません。
そぼろご飯や、缶詰を使った炊き込みご飯、牛丼やしょうが焼き、冬なら鍋物!ね、沢山考えられますね。
誰か知らない人や機械が作った物を食べるより、
家族の誰かが作ってくれた食事は心から美味しいものと思います。
だれかに食の安全、安心をゆだねてしまうことは危険なことではないかとも思えます。

人は食べたもの、飲んだ水、呼吸した空気で出来ています。
どうか毎日のご飯が楽しく美味しいものでありますように。
(浅越 美枝)

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冷凍ギョーザに有機リン系農薬が混入?

2008-01-30 18:47:57

今日の夕方のニュースに驚いた人も多いでしょう。
中国産の冷凍餃子で有機リン参系の農薬による薬物中毒!
それもCO-OPの商品だというのです。
詳細はまだ判明しませんが、消費者が普通に買った食品が命を脅かすという恐ろしさを感じます。
それにしても食の安全というのはそれほど困難な問題になっているのでしょうか?私達はどうしたら安全を確保できるのでしょうか?

ニュースでこの中国の食品会社の関連商品の一覧が出ていましたが、なんという数の多さ!
そして業務用の食品の多さにはぞっとします。外食で、売られている弁当で、どれだけの素性のわからない食品を我々は食べているのでしょうか。

いつの間にか餃子やしゅうまい等のおかず、弁当のおかず、そのほかの既成の食品が日常生活に無くてはならない〈と感じられる)存在になってきたのではないでしょうか。
中国製の食品は確かに安価です。でも現状はリスクがあるのは残念ながら認めなくてはならないかもしれません。
「餃子が買えない・食べられない」と嘆くより、ちょっと手作りしてもいいかもしれません。時間が無くても国産の肉や魚、野菜で簡単なご飯を作る、(手の込んだ献立じゃなくても炒め物や蒸しただけ、煮ただけの献立でもいいじゃないですか)そんなくらしが食生活のリスクを減らすことになるのかもしれません。

被害にあわれたご家族は今も入院中と聞きます。本当に大変な辛い目にあわれましたね。一日も早い回復をお祈りします。
(浅越 美枝)

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まっとうな食への提言ー書籍の紹介ー

2008-01-23 09:21:41

本の紹介です。
食文化研究家 魚柄仁之助著の
「うおつか流 大人の食育」(合同出版)
「冷蔵庫で食品を腐らす日本人」(朝日選書)の2冊。
軽妙な語り口でユーモラスに、鋭く、現代日本の食を斬り、まっとうな食生活を提案しています。
「うおつか流 大人の食育」ではBSE騒動からアメリカの食糧戦略、食のグローバリズムの恐ろしさを語ります。日本の歪んだ食の情景を嘆き、「つくり、食べさせ、共に食べる」ことが食の原点という著者に深い共感を覚えます。
「冷蔵庫で食品を腐らす日本人」には私にとって耳の痛い話がどっさり。冷蔵庫の巨大化で食文化は崩れたのではという指摘、今ほとんど聞かれなくなった「しまつ」という言葉、一手間かけて食材を保存することー魚の味噌漬けや粕漬け、野菜の即席漬け、乾物作りなど先人の知恵と生活のリストラ技術も紹介されています。
生活をスケールダウンして、本当の食を取り戻すヒント、そして食育は実践されなくては親や教師の自己満足という指摘にも納得させられます。

九州弁でユーモラスに語られる文章を笑いながら読んでいるうちに、すとんと胸に落ちる、そんな2冊です。

番外編は島田雅彦著の「食いものの恨み」〈講談社)
小説の島田ワールドとは一味違った軽妙でマトモな食のエッセイです。

(浅越 美枝)

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エコフィードって本当にリサイクルの切り札?

2007-11-07 18:45:03

エコフィードってご存知でしょうか?
食品残さからの飼料です。つまり食品工場の残渣やスーパー、コンビニ等の弁当や惣菜の売れ残りを回収し、殺菌乾燥させて作る飼料のこと。
11月6日のNHK「クローズアップ現代」でもとりあげられていましたが、食品リサイクル法の施行、飼料化が農水省の政策のトップとなったこと、輸入飼料の高騰等が追い風になったということでした。
果たして「エコフィード」は食の循環の切り札になるのでしょうか。

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食の安全・安心について

2007-10-24 10:39:00

「ミートホープ」社の元社長らが、本日北海道警に逮捕されました。
私たちの身近にある食の安全を脅かし、信頼を失わせた多くの事件の発端でした。
先日、横浜で開かれた神奈川県生協大会のパネルディスカッションで、この事件をスクープした朝日新聞北海道支社の山田 理恵記者の話を聴くことが出来ました。
内部告発されてからも行政は反応せず、最後になって挽肉の偽装の情報を得た朝日新聞社が、ひそかに都内でDNA鑑定を行ったことや、この科学的根拠を持って報道してもなかなか認めず、他社からも「豚肉で何が悪い」と揶揄されながらの報道だったことが語られました。
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行政側からも神奈川県保健福祉部生活衛生課長代理の石村氏も出席していましたが、縦割り行政の問題、条例の実効性が持つ限界などが浮き彫りになったように感じました。
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あれから表面化しただけでも白い恋人、赤福餅や比内地鶏など偽装や改ざんなどの事件が後を絶ちません。これらは残念ながら氷山の一角と思われています。
行政や企業の問題点を衝くことは必要ですが、同時に消費者自らがきちんと情報を得る努力をし、正しい情報を生かすこと、常に問題意識を持つことが求められているのかもしれません。
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まだまだ食の安全については残念ながら問題の提起の段階といえるのでしょう。でも毎日私たちは食事を摂ります。人任せには出来ないことです。
命を育むものとして、まっとうなものをまっとうな価格で得たいという思いは叶うのでしょうか。簡単・便利・手軽に流れがちな食のあり方を再考しなければならないと思いました。
(浅越 美枝)

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新米の季節・・・日本の主食・米の未来は

2007-10-19 09:03:52

急に秋が来ました。
新米の季節です。つやつやの炊きたてご飯を食べるとき、ホンワカと幸せを感じます。
でも、喜んでばかりはいられないようで、気になる新聞記事を見つけました。
米の生産農家が減少していること、加えて米価格の下落が止まらないことです。減反政策によって米の生産量はピーク時(1967年)と比べて60%にも満たないのに・・。消費量は1962年の一人118kgをピークに下がり続け、昨年度は概算で一人61kg、およそ1/2になってしまったからでしょうか。(農林水産基本データ集より)

ジリ貧の食糧自給率は40%を切り、食料小国ぶりはますます状況が悪化しているのを感じます。
先日TV番組の中で、「工業製品の輸出を進めてその分で食糧(米)は外国から買えばよい。周辺国と仲良くしておけばいいじゃないか」という暴言(と私には聞こえました)を述べた人がいました。未だにそんな人がいるのか!!という驚きのほうが大きかったのですが、実際にこの国の舵を取っている人たちはどういう考えで農政を進めているのでしょう。減反を強いて、今度は大規模経営を勧め、最後は市場原理に突き放す・・・ように見えます。
ここにきて米の価格が史上最低という報道(10/19付朝日新聞朝刊)に、私たち消費者はどう対応していくのでしょうか。そして自由化で外国から安い米が入ってきたら、「安ければよい」と買うのでしょうか?

消費者である多くの国民と農業従事者の意識の乖離は大変な問題であると思います。米を作る人、食べる人が共に手を携えなくては、と思います。
私たちの命を支えてきた米、そしてわが国の環境保全にも寄与している水田、決して失ってはならないと思います。

今年初めて千葉の「ふさおとめ」をいただきました。首都圏で作られた米、まだまだ知らない味がありました。秋は実りの時期、稲も木の実も果物も、この国の地でわれわれをの命を支えてくれます。心を込めていただきます。
(浅越 美枝)

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民以食為天ー食料小国日本Vol2

2007-08-22 09:32:52

バイオエタノール燃料の問題

地球温暖化対策として脚光を浴びた感のあるバイオエタノール。マスコミでも最初はイイコトヅクメのような記事が多かったように思う。でも食料を燃料として利用することに抵抗があったひとも少なくないのでは?
中国には「王以民天為 民以食天為」という言葉がある。意味は「王にとって民が最も大切で、民にとっては食が最も大切。だから王は民の食糧をゆるがせにしてはならない」。つまり飢えないことは何より優先されるということなのだ。これは今も代わらぬ真実だと思う。途上国の飢饉を対岸の火事と見てきた我々に突きつけられた問題でもあるのだ。
アメリカにおいてブッシュ政権がバイオエタノールの主原料と位置づけたトウモロコシ。作付面積も戦後最大となり、価格も急上昇した。これはトウモロコシの輸入の94%をアメリカに頼っている日本人にとっても大問題になりつつある。
いや、当然のことではあるが日本人だけの問題ではない。アメリカはトウモロコシの生産量が世界の4割、輸出量の7.5割がアメリカ産なのだ。「食べる」ためのトウモロコシが「車を走らせる」ための物に変わってしまったら・・・。
価格の高騰ばかりではない。大豆と交互に栽培してきたトウモロコシを毎年植えつけると・・大豆の品薄、価格の高騰のほかにも連作障害→病気や殺虫剤に強いといわれる遺伝子組み換えトウモロコシが栽培される→NON GMO(非遺伝子組み換え作物)の入手は困難になるという結果が考えられる。
しかも一説によるとバイオエタノールの精製に要するエネルギーはバイオエタノールが供給するエネルギーより大きい。またバイオエタノールの原料のさとうきび、セルロース、トウモロコシの三種類の中で、トウモロコシが一番効率が悪い!という。廃材や古紙などから出来るセルロースを使って精製する研究が行われているが、コストや技術面での問題も多いらしい。しかしぜひ人から食糧を奪うことの無い方策を考えてほしいと思う。
〈以上週刊ダイヤモンド7/21号・nikkei BP net ECOマネジメントを参考にしました)
有史以来人は「食べること」を優先させて生き延びてきたのだから。
(浅越 美枝)

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食料小国 日本の食卓

2007-08-15 06:18:38

今日は敗戦記念日。
その日から62年経った。
戦後・・・高度成長期・・・石油ショック・・・バブル景気・・・・
日本人の食生活も激変した。現代の日本はかつて無いほどの「飽食国家」。しかし食糧自給率は先進各国の中でも最低の40%(カロリーベース)という低さなのだ。
カネに飽かして世界中の食料を買い漁っていた日本の商社も、最近はユーロ高や円安で「買い負け」ることが多くなってきたという。、
近年はBSEや鳥インフルエンザの流行や欧米・中国の嗜好の変化で、水産物の価格の高騰や品薄も始まっている。周りを海に囲まれた日本の食用魚介類の自給率はいつのまにやらなんと55%(2004年度)。
フードマイレージ(食料の輸入量に輸入相手国との距離を乗じたもの)では断トツ世界一、したがってCo2の排出量も。私たちの食生活は地球に優しくない!この数十年に日本人の食生活は米中心から畜産品、油脂の多い西洋化された食へと大きく変わり、それに伴って食料の海外依存度も高くなってきたのだ。
そしてアメリカ主導のバイオ燃料ブームはトウモロコシの価格を高騰させたばかりか、アメリカで大豆からトウモロコシへの転作農家を急増させた。大豆とトウモロコシのほとんどをアメリカからの輸入に頼っている日本の食卓を直撃するのは当然である。価格の高騰どころか手に入らない事態だって考えられるのだ。
そのような事態になったら・・・昭和20年代の食生活がやっとというのが日本の食糧生産の実力だという。最悪の場合、食料は配給制になるとも言われている。(不測時の食料安全保障マニュアル〈2002年度農水省策定〉より)。
〈以上、週刊ダイヤモンド7/21号参照)
しかし今日もTVでは「食べ歩き」だの「大食いナントカ」だのをノーテンキに放映しているだろう。
60余年前に飢えに苦しみ斃れていった人たち、いや現在地球上の多くの地で飢えに苦しんでいる人達のことを思うと、この危い「飽食」が傲慢で醜いものだと感じられて仕方ない。
私たちに出来ることは何かあるのだろうか?
食生活をもう一度見直し、フードマイレージの最小〈国産)の食品を買うこと、無駄を出さずに〈これが私には結構難しかったりして・・反省)そして心を込めて料することだろうか。

ーーーーー抜けるような青空に降り注ぐせみ時雨
      62年前のあの日と同じだと母はつぶやいた。−−−−
〈浅越 美枝)

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偽装ミンチ事件

2007-06-25 08:11:11

「グチャグチャにしたら何の肉かわからない」これが食の生産を担う人の言葉だろうか?
今回のミートホープ社の偽装ミンチ事件、牛肉と偽って豚の肉や心臓や脂身をまぜて牛ミンチとして出荷したこと、賞味期限切れ(または間近)の肉を使ったり牛肉に見せかけるために家畜の血を混ぜて使ったとか、そのほかにも様々な疑惑が浮上してきている。
「冷凍コロッケ」について考えると、子どもの弁当に使った家庭も多いのではないだろうか。この会社は学校給食用に納入する鶏肉の産地偽装も分かってきたという。成長期の子どもたちに食べさせるものなのだ。
さらに鳥インフルエンザの流行で格安になった中国産のカモ肉も大量購入しミンチに混入させていたという。(毎日新聞ニュースサイトより)
農業や漁業と同様に、畜産業も工業製品を作ることと違い、「命」を扱い、「命」を支えるものだ。しかし加工する段階でこのようなことが日常的に行われた時、消費者はどう対応していくべきなのだろうか。
冷凍を含めて、惣菜製品を使うときの落とし穴ガ見えたように思う。
以前報じられた産地偽装に続き、食肉業界の闇の部分はまだまだ深いのかもしれない。
(浅越 美枝)

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納豆騒動と食べることー大根ステーキー

2007-01-22 09:53:23

先週に続いての納豆騒動。
これを食べれば「体によい」「やせる」という情報を、テレビ番組から主に得ているという人が7割いるそうな。(毎日新聞のニュースサイトより)テレビ局の垂れ流す情報をそんなに簡単に信じちゃダメよといいたいところだが、自分にもその傾向は否めないのも事実です。情報ってまず疑ってかからなくちゃいけないとわかってはいるつもりでも、耳に優しい情報はつい鵜呑みにしてしまいやすいですね。気をつけねば・・・。
もっと人間本来の本能とか、感性とかを活性化しないととんでもないところにいってしまいそうな気がします。例えば、「消費期限」。目安にはなりますが、期限内だからと言って「安全」とは限らないですよね。もちろん今回の不二家のような例はともかく、保存状態などによっても違ってくるわけだし・・・。人間は元々何かを食べるとき、「見て、匂いをかいで、口に入れて」五感を使って、これが食べられるかどうか判断していたんではないでしょうか?それが自身の判断を迫られない数字の情報でのみ行動していたら・・ちょっと怖い気もします。

+++++++++++++++++++++++++++
さてさて、大寒もすぎ、冬らしくなってきました。昨年暮れの大根尽くしの続編。今回は「コンクラーベ」大根ステーキです。
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大根は生のまま、オリーブオイルでひたすら焼きます。火加減を見ながら大根と根比べってわけです。
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火が通って美味しそうなやけ色がついたら、バルサミコ酢としょうゆをジュッと入れて出来上がり。黒酢とごま油、醤油でもおいしい。
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簡単だけれどちょっと見栄えもよいかなあと思ったりしています。
++++++++++++++++++++++++++++
(浅越 美枝)

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納豆とフードファディズム

2007-01-11 08:10:34

今朝の新聞に納豆の製造会社2社から、品薄、品切れのお詫び広告が出ていました。「え?」真相はあるテレビ番組で納豆を2週間食べるダイエットが紹介されたとか。またか!と思いませんか?「これを食べれば健康になる」「癌にならない」「やせる」等等。こんな単純化された情報が独り歩きしてしまうことを「フードファディズム」というそうな。ココアだのモヤシだの過去にも何度かあった事象です。
一番気になったのが、今回の情報で「納豆」を買った人たちが果たして「美味しく」食べていてくれるか?ということ。これがきっかけで「納豆好き」が増える分には文句は無いけれど。
もし、納豆を「薬」のように口に運んでいたら・・・「納豆」に失礼じゃないですか。食べ物は「美味しく」いただくことが基本だと思うのです。
伝統食として長い間食べ継がれてきた納豆には先人の知恵や工夫が詰まっている気がします。大事に美味しく食べたいな。
ねぎやチリメンジャコ等の定番のほかにも、漬物や生野菜(キャベツやきゅうりの千切り)とあわせたり、キムチを混ぜて食べても美味しいですね。最近はまったのが、「からし高菜漬け」のトッピング。ご飯がいけちゃうのが難点ですが。
薄揚げにはさんで焼いたり、チャーハンに入れたり、オムレツもいけますね・・・。無限の可能性(大袈裟!)ありです。ブームに終わらせず、ゆめゆめダイエット薬代わりとして扱ったりせず、納豆ファンが増えることを期待しています。
(浅越 美枝)

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