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麻疹に気をつけて

2008-04-07 18:00:00

数日前、高校3年生のわが子に予防接種の通知が届きました。
日本脳炎の予防接種を最後に終了かと思っていたのになぜ?

注射
久しぶりに開いた母子手帳。予防接種の欄にはびっしりとその履歴が記されています。ポリオに始まり、BCG,百日咳、ジフテリア、破傷風(三種混合)麻疹、日本脳炎、風しんを受けています。しかも3回、4回と接種するものもあり、スケジュールを立て、寒い時期には風邪を引かさないように注意をしていたことを思い出しました。

そして今回の予防接種の通知。それは昨年、10代20代の若者の間に流行した麻疹(はしか)。わが子は幼児期に1回接種していますが、平成20年度から5年間に限って中学一年と高校3年に相当する年齢の者に、麻疹ワクチン(麻疹風しんワクチンを含む)の予防接種を4月から翌年3月までの一年間に接種すると言う通知です。
かつては子どものうちにはしかに感染し、自然に免疫をつけていました。しかし予防接種率の上昇につれ、自然感染する人が減りました。また、10代、20代の若者世代では一度も麻疹の予防接種を受けていない人もいます。さらに一度接種済みであっても、1回接種では免疫力がつかないことがある、ついた免疫力が弱くなることがある、ということで今回の通知ということになりました。

○麻疹ウィルスの威力
空気感染します。インフルエンザの感染力は一人の感染者から2,3人の広がりですが、麻疹は一人の感染者から12〜18人に広がるといわれ、非常に感染力が強いものです。

○はしかの症状
ウィルスに感染後、10〜12日経過し熱、咳、鼻水(風邪のような症状)。目が赤くなり目やにが出る。頬の内側に「コプリック斑」という粟粒状の水泡ができる。熱が下がり始めたかと思うと再び高熱になり、首筋や顔などから赤い発疹が出はじめ、その後発疹は全身に広がる。3,4日で解熱、発疹も消失するが色素沈着がしばらく残る。
発熱
○合併症
30%ほどに合併症を引き起こすことがある。
主な合併症は、気管支炎、肺炎(100人中6人)、中耳炎(100人中7-9人)、脳炎(1000人中1人)など。
また罹患して数年から十数年経過後、「亜急性硬化性全脳炎」を発症することがある(100,000人に1人)。

○副反応
接種後5〜14日を中心として37.5〜38,5℃の発熱(5%前後)、38,5℃以上の発熱(8%前後)、麻疹様の発疹(6%前後)、接種部位の腫れ、熱性痙攣(300人に1人)、じんましん等。いずれもそのほとんどが一過性。
稀に生じる重い副反応として、アナフィラキシー様症状、脳炎脳症(100〜150万人接種当たり1人以下)、急性血小板減少性紫斑病(100万人接種当たり1人程度)。

○予防接種による健康被害救済制度について
・定期の予防接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障が出るような障がいを残すなど健康被害が生じた場合は、予防接種法による保障を受けることができる。

・平成20年度から5年間に限って中学一年と高校3年に相当する年齢の者に接種する麻疹ワクチン(麻疹風しんワクチンを含む)の予防接種は4月から翌年3月までの一年間に接種。その期間を過ぎて接種を希望する場合は予防接種法に基づかない接種(任意接種)として取り扱われる。その接種で健康被害を受けた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済を受けることができる。
【多摩市予防接種通知より引用】

◆上記麻疹予防接種の情報を動画で見ることができます。
※政府インターネットテレビ
  20チャンネル「暮らしの安全、安心」

◆今年度からの予防接種スケジュールです。
日本の定期、任意予防接種スケジュール(2008年4月1日施行)
国立感染症研究所感染症情報センターHPより

(山崎礼子)

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