■子育てはつらい?
4月13日放送のNHK「ご近所の底力」は子育て真っ最中のママ達の悩み事相談でした。

小平市に住む看護士をしていたAさん。今は2歳の女の子の子育てに専念しています。お昼ごはんでしょうか、食事風景が紹介されていました。ご機嫌ナナメの女の子、目の前の食事を拒否、マグマグのお茶も払いのけ「あれもいやこれもいや」で、これにはママもプッツン!ストレス指数max状態・・・。子どもの2歳前後では誰もが経験する子育て風景です。私も何度ブチ切れたことか・・・。Aさんは「相談できるところがあれば。子育てに余裕を持ちたいです」とのこと。
恵泉女学園大学大学院人間社会学研究科教授の大日向雅美さんはこういいます。「子育ては伝承です。かつては地域の中で子育てを見聞きし学んだが、現在はそういった経験が乏しい」といいます。さまざまな情報はあふれていますが、「ママ達が望むのは“身の回りの生身の情報”なんです。夫の気遣い、それから地域の力など周囲のサポートが必要です。」
「ちょっとお出かけしたいけど預かってくれる人がいない、悩みを相談できる人がいない・・・」そういう《お悩みの解決策=ご近所の底力》
■預けたり、預けられたり
群馬県館林の子育て中のママさんたちの事例。
あるグループではママ友達同士で子どもを預けあう、という方法をとっています。祖父母が近くにいない、公的サービスは利用しづらい、託児所は経済的に厳しいなどの理由で、それならばママ友だち間で子どもを預けたり、預かったりしようという仕組みをつくりました。お互いに子どもがいるので子どもたちは同士で遊ばせられる、という利点もあります。メンバーは現在28名。月2回、グループで集まり保育士から子育てのコツも教わります。万が一の事故に対応する保険にも加入しました。こうして活動する中で信頼関係が生まれます。
■子育ての先輩
大阪市東住吉区の事例。
中高年向けの「脳トレ」教室と同じ建物で「
子育て広場」を開設。この?同じ建物?というのがミソ。脳トレ参加者のみなさんは自分たちの教室が終わると広場へ移動、若いママさん達の相談にのっています。子育ての先輩たちの支えがとても心強く感じられます。
■パパの育児参加
岐阜県大垣市の
とある企業の事例。
ママの育児ストレス軽減にはパパの協力がなにより。この会社ではなんと残業禁止。午後6時になればパパが「ただいま〜」と帰宅。それ以降はパパが子どもの面倒を見ます。この会社は、育児をしたり趣味をもつなど、社員が自由に過ごせる時間の確保を大切にしています。

□うちの子大丈夫?
番組に参加していたAさん、「うちの子は人見知りが激しく、私以外では駄目なので預けても迷惑を掛けそう」との感想に、それならばと収録中の別室での保育の様子を覗いてみると・・・。まあ、子どもは楽しそうに絵本の読み聞かせに夢中になっていました。これには一同大拍手、心配は無用でした。
※東京・小平市
子育ての知恵袋事業
子育て経験者などの市民が相談員となり、自宅を中心として近くの公共施設(地域センターなど)で育児に不安や悩みを抱えている保護者の身近な相談相手や話し相手になります。
☆リポーターのつぶやき
最近では公的な子育て支援やNPOによるサポートも増えてきています。しかし、、団体によってサポートの方法もまちまちで、それらの情報が行き届いているとは言いがたいのが現実です。各地域には「子育て支援センター」があるので、まずは問い合わせてみると良いでしょう。親子で参加できる「子育て広場」にはたくさんのお友だちがいます。
子どもとベッタリできるのは永い一生のうちホンの3,4年です。今振り返ってみると、この時期が一番母親として輝いている時期だと思います。当事者としては、とまどいとともにとてつもなく長い時間に感じるのでしょうが、子どもの成長を糧に自分も親として成長できる時でもあるのです。蓄積されたエネルギーは決して無駄にはなりません。
子どもがいるからできない、のではなく「子どもがいるからこそできること」をおおいに楽しんでくださいね。
山崎礼子
・公的支援
厚生労働省・子育て支援
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