子どもとインターネット
前回は子どもと携帯電話との関わり方を取り上げましたが、今回は「子どもとインターネット」の関わり方を取り上げてみます。
日々進化するIT技術。アナログ思考世代にはなんとも肩身の狭い時代になりました。しかし平成生まれの子どもたちはコンピューターに何の違和感も持たずに親しみ、学校でも家庭でもそのIT技術の恩恵を存分に享受しているのではないでしょうか。
携帯電話、インターネットは居ながらにして情報を入手し、生活を豊かにしてくれるというプラス面があります。その一方で好ましくない情報(有害情報)、迷惑メール、個人情報の漏洩などのマイナス面も併せ持っています。
特に子どもたちはそれらの技術を、時には大人を凌ぐほどに使いこなす事もありますが、マイナス面への知識や対応が不十分であることは否めません。
子どもたちが利用しているサイトにどういうものがあるかいくつか見てみましょう。
・チャット
コンピュータネットワークを通じてリアルタイムに文字ベースの会話を行なうシステム。ある程度まとまった内容を非同期にやり取りするメールや電子掲示板などとは異なり、実際の会話のように短い文章をリアルタイムにやり取りしてコミュニケーションを行なうシステムやサービスをチャットと言う。
(IT用語辞典より)
「チャット」と文字入力すると無数にサイトが表示されます。会員制のキッズ用からシニア世代までより取り見取り、手軽に会話への参加もできます。しかし、未知の相手との会話は危険もはらむという事は心しておかなければなりません。
・チェーンメール
同じ内容を不特定多数に対して送るよう求めるメールのこと。「このメールをできるだけたくさんの人に送ってください」といった内容で、中には重要そうな内容のものや、あるいは善意の内容に見えるものもあります。
(インターネットガイドブックより)
中には巧妙な手口で出会い系サイトやアダルトサイトへ繋がることもあります。
・電子掲示板
使用しているプログラムによってさまざまなタイプのものがあります。その中でもっとも一般的な表示方法は、伝言板型とツリー型です。
伝言板型は、駅の伝言版に書き込むような使い方ができる簡単なものです。書き込まれたメッセージは、新しい順に連続して表示されます。
ツリー型は、特定の話題ごとに個別のまとまりで表示する電子掲示板です。それぞれのメッセージに対する返事を書き込むことで、自動的にメッセージのツリーができあがります。
(総務省国民のための情報セキュリティサイトより)
善意の書き込みであれば様々な知識を得ることができそれなりに役立ちますが、善悪を取捨選択するのは難しい・・・。
学校の公式ホームページとは違う子どもたちが管理する「学校裏サイト」掲示板。誹謗中傷を書き込む「ネットいじめ」やわいせつ画像の受発信元になっているということで社会問題化しています。
文科省はこの問題への対応のためリーフレットなどにより情報提供しています。
総務省からは「安心してインターネットを使うために」ということでセキュリティサイトがあります。
子ども向けには警視庁のサイトでわかりやすく利用する際の注意点などの情報提供をしています。
・文科省「
ネット上のいじめ問題に対する喫緊の提案」リーフレット
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/20/02/08020707/001.htm
・
国民のための情報セキュリティサイト
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/security/index.htm
・
警視庁ハイテク・キッズ
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/haiteku/hikids/hikids.htm
☆
社団法人日本PTA全国協議会今年3月に出された「
子どもとメディアに関する意識調査結果報告書」ではテレビ・ゲーム・まんが・携帯電話・インターネットについて、親と子どもにそれぞれに行った意識調査を公表しています。(携帯電話やインターネットに関しては96頁以降となっています)
その中で子どもの携帯電話利用について注意を払っていることとして、
1.子どもがどの様な使い方をしているか保護者が関心を持つこと。
2.子どもに使用のマナーや危険性を説明すること。
3.子どもの使い方を通話明細書などで把握すること。
などが挙げられています。
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まもるっち
従来の防犯ブザーの機能に加え、GPS機能(カーナビなどに使われている、衛星を通じて現在位置を特定する機能)とPHS機能を併せ持ち、通話も可能な装置。
今朝のNHK情報番組で紹介されていました。品川区が区内の小学生に貸与しています。通話相手は3件まで登録可能。防犯に特化したツールです。
チャットや掲示板などはパソコンからだけではなく、携帯電話からも利用できるもの、また携帯専用の掲示板などもあります。
携帯電話を子どもに持たせるときインターネット接続契約をしないという選択肢もあります。アクセス制限をしたりフィルターをかけたりとさまざまな設定も選択できます。
「子どもを守るのは親の責任」は親として当然のこと。現在では様々な生活の場面でインターネット利用が可能になり便利になりました。それらが併せ持つマイナス面を、ある程度は理解したうえで利用したいものです。
(山崎礼子)