■多発する雷雨
今年の夏は雷雨の発生が多いですね。洗濯物を干しっ放しで外出できる日が少ないなと思います。これは全国的な傾向のようで、7月28日には北陸地方で1時間に120ミリ以上の猛烈な雨が降りました。また、7月29日には、都心付近で激しい雷雨、8月4日から5日には、関東全域で雷雨になっています。
日常の感覚として「すごく降っている」と感じるのは降雨量が1時間に10ミリ、車のワイパーが効かず傘をさしてもずぶ濡れになる状態が30ミリ、「滝のような」「バケツをひっくり返したような」状態で50ミリを超える量になるとのこと。上記の120ミリはどんな状態か想像もつきません。
雷雨の原因としては夏の太平洋高気圧の勢力が弱いうえに梅雨前線の名残があり、上空に寒気が入りやすく大気が不安定な状態だということです。
※国土交通省 防災情報提供センター リアルタイムレーダー
http://www.bosaijoho.go.jp/radar.html
雨雲の発生状況の最新情報がわかります。
■川遊びに注意
神戸市の都賀川。都市によくあるコンクリートで覆われた川です。7月28日、急な増水により幼い子どもを含む5人が命を落としてしまいました。数分の間に急な水位の上昇があり非難が遅れてしまったとのこと。
大阪府交野市天野川。普段は水量が少なく穏やかな川。昨年8月、うっすらとアスファルトがぬれる程度の雨にもかかわらず、急な増水で親子が川岸に取り残された例がありました。さほど雨は降っていないのになぜ?実はこの一時間ほど前にこの川の7km上流で、1時間に18ミリという豪雨が降っていたのです。
身近な川での水遊びは夏の楽しみの一つですが、このような急激な水位の上昇があり得るということを、しっかりと胸に刻んでおくべきですね。
また、水深が浅くても危険な例があります。それは水の流れる力です。大人のひざほどの水深でも水圧が高いと足元をすくわれる、という実験があります。浅いからといって決して油断しないことです。
豪雨が増えている理由を、京大防災研・向川均教授は温暖化による影響が大きいといいます。過去の経験だけでは考えられない現象が起こっているのでしょうか。川での水遊びにはどうぞくれぐれもお気をつけください。
(山崎礼子)