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おもちゃ美術館情報

2007-09-30 15:22:41

■「OMODEN」出発進行!
7月の記事「東京おもちゃ美術館」、着々と移転準備が進んでいるようですが、別件でちょっと面白情報をひとつ。

去る7月29日、JRの和歌山駅(和歌山市)と旧貴志川町(紀の川市)を結ぶかわやま電鐵貴志川線で、「おもちゃ電車」の運行が開始されました。通称「omoden」、2両編成で通常ダイヤの中に組み込まれており、市民の“足として使われます。
この「おもちゃ電車」と「東京おもちゃ美術館」は協力体制が結ばれています。電車には十数種類のグッド・トイが展示されていて、日本の優良なおもちゃとして紹介されています。


omoden1まっかなお顔。



omoden2.jpgセレモニー風景。「omoden]の車体全体像です。



omotyabennti.jpg車内の座席。動物さんの座席ですね



omoden4.jpgガチャガチャも常設



omoden3.jpgおもちゃショップ。


通常ダイヤに組み込まれているなんて、なんともすてきな電車ですね。

【和歌山電鉄社長のメッセージ】
外観のデザインだけでなく、内装にもこだわり、乗って楽しい電車ができあがりました。おもちゃの展示場や販売、それもこの電車でしか売っていないおもちゃもご用意しました。お子様はもちろん、おじいちゃん、おばあちゃんもお誘いいただき、三世代で楽しんでいただける電車です。そして幼稚園や小学校の遠足に、さらには、和歌山県内だけでなく、関西地域や広く日本中から乗りにきていただけたら幸いです。


ゆっくりとした時間と空間がよく似合うワクワク電車。東京からはちょっと遠いけれど、チャンスがあれば出会ってみたい・・・

山崎礼子

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子どもの遊びとリスクNO.2

2007-09-24 13:27:27

前回の記事で子どもの遊びにおける「リスク」と「ハザード」について紹介しました。
今回はそれについてもう少し突っ込んで考えてみます。

遊具■安全な遊具は物足りない
・子どもたちがブランコで旋回したり、飛び降りたりするのは当たり前です。すべり台にしても、サイズが小さいものであれば、ぶら下がったりもします。
 しかし、「リスク」を求めるのは子どもの本能で、それを摘もうとすればするほど、子どもは別の場所に危険を求めます。米国では遊具のサイズを小さくしたり、転落する床を柔らかくしたりと努力はしましたが、残念ながら事故の総数は減りませんでした。
子どもは小さなケガをすることで、より大きな事故や危険を回避する能力を高めることができます。ですから、そうした危険回避能力を身に着けるための小さなケガや事故の数までも減らそうと努力することには意味がありません。そうした努力は子どもたちの成長を妨げる空間をつくることになってしまいます。

・ドイツ安全基準(DIN)を策定したジュリアン・リヒター氏は、「安全はできる限り最小限で良い。それよりも遊びの価値を中心に考え、子どもにとって、本質的な遊びの価値を提供するような『遊び場づくり』をしなければならない」と提言して、注目を集めました。
私たちが子どもをのびのびと遊ばせる、より良い遊環境を守るために、こうすれば完璧、絶対だというようなことはありません。子どもたちにどれだけのチャレンジを与えることができるかは、それをとりまく、大人や社会環境によって決まるのです。私たち大人がどれだけ子どもに対してチャレンジできる環境を提供できるかは、保護者や周りの人が「ハザード」をきちっと認識したうえで、「リスク」を提供するかを考えの中に持っていられるかが、安全対策の一つの“鍵”になると思います。


■遊環境の具体的な「ハザード」対策
・子どもの遊び環境における「ハザード」の中で、今、一番問題になっているのは、アスファルトやコンクリートへの転落です。「高い」ところを好む子どもの心理・行動特性から、すべり台や雲梯などからの転落・落下事故は多くの国で半数以上を占め、最もポピュラーな事故原因となっています。子どもは無防備なので、そうした硬い設置面への転落によるダメージは、特に脳や頚椎の損傷につながります。基本的にそうしたハザードによる事故やけがは、子どもの遊び環境に存在してはいけません。

 写真はアメリカの公園のブランコ。下にチップを敷いています。USA.jpgそこで欧米では、転落・落下時の負傷を軽減するため、遊具の周辺には、衝撃を吸収するために特殊な加工をしたゴムマット、一定の深さの砂・ウッドチップなどを敷設することや、落下防止の手すりや柵を設けることを安全基準に定めています。
基本的には、重大事故に子どもたちが遭遇しないようにする方策として、重大事故の3大原因である、つくる側(製造・設置者)、つかう側(利用者)、まもる側(管理者)が三位一体となって取り組まなければなりません。

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子どもの遊びとリスクNO.1

2007-09-18 10:05:48

前回紹介した「冒険遊び場」。
IMGP1842.jpgこに限らず、「遊ぶ」という行為につきものなのが‘危険’です。物事は何をするにも危険が伴いますが、経験の少ない子どもたちに親はつい「あれをしてはだめ、これもしてはだめ」と制約をしてしまいます。
私の子ども時代を振り返ってみると、実に危険なことを親の目の届かない場所でやっていました。一緒に遊んでいた友達に怪我をさせてしまい、その子のおばあちゃんに怒鳴り込まれてきたのをかすかに憶えています。
危険を承知で挑戦し、怪我をし、実を守る術を覚え成長する・・・、親になるとすっかりそれを忘れてしまいます。
そこでこの「危険」ということを考えてみました。
以下は「財団法人横浜市青少年育成協会」主催“子どもと活動”知っ得講座シリーズ「あぶないからダメ!」という前に〜遊びと安全〜から、プレイグラウンド・セーフティ・ネットワーク代表、大坪龍太氏の講演から引用しました。


■「Risk(リスク)」と「Hazard(ハザード)」
「Risk(リスク)」も「Hazard(ハザード)」も英和辞書をひくと、どちらも“危険”と訳されますが、日本語で単に危険と訳してしまうと意味合いが違ってしまいます。自分たちが子どもの頃、そうであったように、子どもはいろいろなものにチャレンジをします。「リスク」へのチャレンジは、子どもにとって最もおもしろい「遊びの価値」のひとつです。いろいろな「リスク」にチャレンジするのは人間の本能であって、成長のための大きく大切なエネルギーなのです。
一方で、同じ“危険”と訳される「ハザード」は命を奪ってしまうような重大な危険であって、子どもの環境にあってはいけない危険なのです。しかし、子どもは日頃から「これは『リスク』なのか、『ハザード』なのか」と考えながら遊ぶわけではありませんから、私たち大人がそれを念頭に置いて子どもの環境を見守らなければなりません。

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居場所づくり

2007-09-04 07:51:04

「■子ども・若者の居場所」 とは
『他者との関わりにおいて発生する感情や経験の中で自分の存在意義を確立し、それを社会に還元していくために自分はどうあるべきかを考えていく材料となる時間や空間ではないか。そして、思いやりや行動力、協調性、前向きに生きていく力などの心の豊かさは、学校だけでなく、家族や同じ地域で暮らす多くの人たちとふれあいながら得られるものである。』
(財団法人横浜市青少年育成協会発行『ボランティア横浜』2006.3月号掲載)より

彼らの居場所としての「地域の人達とのふれあいの場」を確保するのはそれなりの手間が必要ですし、継続するエネルギーも必要でしょう。そして何より大切なことは子どもたちが主体となることです。
下記の2箇所は子どもたちが主体となって運営されている施設です。それぞれのサイトで活動の様子などを公開していますのでご覧ください。

ゆう杉並■ゆう杉並
東京都杉並区の複合施設。1997年開館。ここに中、高校生のための児童館があります。
運営には 「中・高校生運営委員会」 が参画しています。 主な活動は、利用者を巻き込んだイベントの開催、広報紙や HP の作成、利用者の要望を聞き、運営に生かせるように検討する広聴活動などです。 委員の中高生たちの感想として、 「委員にならなければ出会えなかった人たちと仲良くなれたことが財産。 少し成長できたかな」 「大きなイベントとか終わると"やったー" って感じ。 自信がつく」 「委員になった時は正直自分にできるのか不安だった。 だけど先輩やスタッフたちが親切で、伸び伸びやらせてもらっている」。という声が上がっています。
 ほとんどの委員が 「活動を通じて人間関係が広がった」 と語っています。 そして体験を通じ自信を持ち、他の委員との関わりによって"新しい自分"を発見できているようです。 委員会活動そのものが、彼らにとって 「居場所のひとつ」 となっているのです。
児童館職員の話。 「委員には、たくさんのことを経験してほしいと思います。 学生のうちは好きな人や気の合う人とだけ付き合っていればいい。 だけど社会に出たらそうはいかない。 いろんな年齢や考え方の人たちと一つの集団を作る中で、どれだけの関係性を築けるか。 委員会はその練習ができる場ではないかと思います」。
(『ボランティア横浜』2006.3月号掲載)より

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