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GT.net取材より

2007-04-16 01:02:58

■GT.net取材より
昨年10月、グリーンツーリズムネットワークセンター(GT.net)を取材しました。

■グリーンツーリズムとは
グリーンツーリズムとは、「都市と農村の相互補完・共生による国土の均衡ある発展を基本目標とした、緑豊かな農村地域において、その自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動(農村で楽しむゆとりある休暇)」とあります。
1992年大規模リゾート開発への反省から、国土庁でのリゾート見直し作業への「対抗」策としてグリーン・ツーリズムの導入を農水省が行ったのが契機。

■社会的背景
17世紀時代、ロンドン、パリなどが劣悪な衛生環境にあったのに対し、江戸は周辺農家と密接な資源循環システムがあり、当時の都市の環境保全という点では優れていた。
江戸の町で排出された糞尿は舟を利用し周辺農村へ運ばれ、肥料として再利用。その肥料により作られた野菜が再び舟を使い江戸へ供給された。
また、江戸の町には小石川後楽園、六義園窓の大名庭園をはじめとして千を越える寺社、小祠に樹木が植えられ、当時の西洋人が驚くほどの緑地環境があった。また塵芥投棄の禁止、古着、古紙、蝋の回収といった資源リサイクルの徹底が、世界でも類例のない環境にやさしい都市をつくりあげていた。
その後明治に入り、江戸は東京として近代都市へと変身するが、近代以降のわが国の農村関係における東京の優位性は、江戸の環境保全水準の高さが資本の集積、工業生産の発展といった経済的要因に相乗化した。英国や西欧の田園環境保全に比べ、わが国の農山村は相対的に整備水準が低かった。
そうした良好な都市環境が、戦後の高度経済成長を経て一挙に劣悪化する。大気汚染、水質悪化、騒音問題等の公害問題、食品添加物、農薬汚染問題等の公害問題などが発生。
戦後の地域開発政策は工業開発に力を注ぎ、バブル経済期にはこれに代わり大規模観光開発になる。この時期過疎化する多くの地方自治体が、大資本による大規模観光開発に地方蘇生の夢と希望を託した。
1992年バブル崩壊により一気にリゾート開発は頓挫、その後は長期の経済停滞時期になる。

※1990年代はわが国の政治経済社会状況にとって大きな転換点であった。異例の高度経済成長による「豊かさ」という「正の遺産」の一方で、1970年以降の公害、環境問題、1980年以降のバブル経済の破綻による構造不況という「負の遺産」を背負った社会となる。
                    
※「Torism」Tour〜ラテン語のTornare. ギリシャ語のTornos。英語Tour(轆轤)に語源。
日常空間から一時的に非日常空間に移動し再び日常空間に戻る循環的行動を意味する。
(青木辰司氏著書より) 

※GT.net(グリーンツーリズムネットワークセンター)ホームページ
http://www.green-tourism.net/gt/index.html

■雑感
リサイクルという行為は江戸時代にすでになされていたのですね。
ここ数年地球温暖化の影響が話題になっています。
豊かさと引き換えの自然のしっぺ返しを私たちは正視し、謙虚に先人の知恵に耳を傾けるべき時ではないでしょうか。
(山崎礼子)

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