
◆おもちゃ美術館(東京中野区)
1984年、現館長多田千尋氏の父親がコレクションを公開、美術館とする。千尋氏は2代目。現在中野区にある美術館が2008年3月、四谷に移転。
“世界のおもちゃと友達になろう”のスローガンのもとに開館。常設展示とテーマ展示、おもちゃライブラリー、手作りおもちゃ教室など「みる・作る・かりて遊ぶ」と3つの機能を備えた美術館。
◆NPO法人 日本グッド・トイ委員会
NPO法人日本グッド・トイ委員会は、市場にあふれるおもちゃの中から優良なおもちゃ「グッド・トイ」を選び普及させることと、おもちゃの専門家の育成を通して社会貢献を行うことを目的とし、1985年に設立され、2003年にNPO法人を取得。
◆グッド・トイ
日本は1年で一万種類もの新商品のおもちゃが創られているということですが、残るのは5%ほどでTV番組にあわせて作られサイクルが3〜6ヶ月というものもある、ということです。
『「遊び力」とは、見る力、聞く力、感じる力、コミュニケーションする力、夢見る力。人は遊びを通して、生きる力を身につける。優良なおもちゃ、「グッド・トイ」とはその手助けをしてくれるおもちゃ。』という考えの下に毎年「グッド・トイ」を選定しています。下記サイトでご覧ください。
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グッド・トイ選定おもちゃ公式サイト】
グッド・トイに選定されるものには、木で作られたものが多く見受けられます。ここでその工房の中から2件をご紹介しましょう。
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アトリエ倭
ここの代表香田進さんは建具職人として木工に携わり、日本の木造建築に古くから使われている伝統技法に拘った「木のおもちゃ」を創作しています。
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木のおもちゃ製作所・銀河工房
店長はこの道22年の小林茂さん。ここの工房には「演劇部」活動があり、その敷地内にある野外ステージ「らったった」で紙芝居等を上演しています。
ホームページも遊び心がたくさんちりばめられていて、とても楽しめます。

グッド・トイ委員会ではおもちゃを見る視点として、三つの方針と八つのポイントを設けています。
☆三つの方向性
1.平和的であること。戦争行為を奨励、及び暴力的、殺人行為を促すようなおもちゃは選ばない。
2.流行を追い求めず、ロングセラーの可能性があるもの。
3.知育偏重ではなく、遊び、コミュニケーションを尊重する道具としてのおもちゃであること。
☆八つのポイント
1. 心地よい音
2. 動きのバリエーション
3. ふれたときの感触の良さや適度な重さ
4. 色と配色の美しさ
5. 形の明確さと美しさ
6. 丈夫で壊れにくい
7. 壊れても修理しやすい
8. あらゆる人が分け隔てなく遊べる
グッド・トイ委員会ではさらに、おもちゃについての深い知識があり、おもちゃを見る確かな目を持つ専門家を養成しています。
初級(おもちゃインストラクター)、中級(おもちゃコンサルタント)、上級(おもちゃコンサルタントマスター)という資格を設け、全国でそれぞれ5000名、2000名、60名と資格を取得し、各地で活躍しています。
また、おもちゃによる社会貢献として、福祉・医療・子育て支援など広く地域社会においての活動もしています。その活動のひとつとして、老人ホームやデイサービスセンターで、おもちゃによるケアをしようという活動を実施、高齢者へコミュニケーションツールとしてのおもちゃを提案しています。
(山崎礼子)