「■子ども・若者の居場所」 とは
『他者との関わりにおいて発生する感情や経験の中で自分の存在意義を確立し、それを社会に還元していくために自分はどうあるべきかを考えていく材料となる時間や空間ではないか。そして、思いやりや行動力、協調性、前向きに生きていく力などの心の豊かさは、学校だけでなく、家族や同じ地域で暮らす多くの人たちとふれあいながら得られるものである。』
(財団法人横浜市青少年育成協会発行『ボランティア横浜』2006.3月号掲載)より
彼らの居場所としての「地域の人達とのふれあいの場」を確保するのはそれなりの手間が必要ですし、継続するエネルギーも必要でしょう。そして何より大切なことは子どもたちが主体となることです。
下記の2箇所は子どもたちが主体となって運営されている施設です。それぞれのサイトで活動の様子などを公開していますのでご覧ください。

■ゆう杉並
東京都杉並区の複合施設。1997年開館。ここに中、高校生のための児童館があります。
運営には 「中・高校生運営委員会」 が参画しています。 主な活動は、利用者を巻き込んだイベントの開催、広報紙や HP の作成、利用者の要望を聞き、運営に生かせるように検討する広聴活動などです。 委員の中高生たちの感想として、 「委員にならなければ出会えなかった人たちと仲良くなれたことが財産。 少し成長できたかな」 「大きなイベントとか終わると"やったー" って感じ。 自信がつく」 「委員になった時は正直自分にできるのか不安だった。 だけど先輩やスタッフたちが親切で、伸び伸びやらせてもらっている」。という声が上がっています。
ほとんどの委員が 「活動を通じて人間関係が広がった」 と語っています。 そして体験を通じ自信を持ち、他の委員との関わりによって"新しい自分"を発見できているようです。 委員会活動そのものが、彼らにとって 「居場所のひとつ」 となっているのです。
児童館職員の話。 「委員には、たくさんのことを経験してほしいと思います。 学生のうちは好きな人や気の合う人とだけ付き合っていればいい。 だけど社会に出たらそうはいかない。 いろんな年齢や考え方の人たちと一つの集団を作る中で、どれだけの関係性を築けるか。 委員会はその練習ができる場ではないかと思います」。
(『ボランティア横浜』2006.3月号掲載)より
下記サイトは安倍総理大臣が今年2月「ゆう杉並」を視察した時の映像を見ることが出来ます。
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政府インターネットテレビ
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ゆう杉並
■ホワイトキャンバス
開設は1999年7月20日。奥州市(当時水沢市)では、対症療法的な非行対策を考えるのではなく、より総合的な健全育成の視点から非行防止を考え、社会福祉・医療事業団が実施する子育て支援基金の助成を受けて、子どもたちの自主性や社会性を育む場として「子どもの居場所づくり事業」に取り組みました。
今の少年達、特に中・高校生には放課後や休日の居場所が決定的に少なく、ついゲームセンターに立ち寄ったりカラオケボックスやコンビニにたむろしたり、道ばたでしゃがみ込む姿が目立っています。
そこで学校でもない、家庭でもない「中間領域的」な、地域で気軽に仲間作りができる自由な空間(フリースペース)を、子どもや若者達に提供することを目的として、子どもの居場所「ホワイトキャンバス」(通称:ホワキャン))が開設されました。
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ホワイトキャンバスHP
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大人と子どもが一緒になって居場所作り
若者たちが自由に使える空間を創出するために水沢公園に隣接する公共施設を借用した。借りた施設が筑後30数年を経過した建物であるため、内装の改修をした。大人の手ほどきを受けながら、子どもたち自身が造作作業にあたった。ホワイトキャンバス内にはパソコンなどのOA機器も設置し、ソーシャルワーカーも配置した。より良い施設利用を図るために運営委員会を設置、6回の会議を開催した。さらに、スタッフ間の連携と情報交換を図るための会議も9回開催した。
(ホワイトキャンバスHPより)
HP内活動事例集「大人が変われば子どもも変わる」では、改修工事など立ち上げの様子、日々の活動の様子など詳細があります。
いずれも運営は子どもたちであり、大人はサポートに徹しています。
地域の中の中高生にちょっと目を向けてみませんか。