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子どもの遊びとリスクNO.1

2007-09-18 10:05:48

前回紹介した「冒険遊び場」。
IMGP1842.jpgこに限らず、「遊ぶ」という行為につきものなのが‘危険’です。物事は何をするにも危険が伴いますが、経験の少ない子どもたちに親はつい「あれをしてはだめ、これもしてはだめ」と制約をしてしまいます。
私の子ども時代を振り返ってみると、実に危険なことを親の目の届かない場所でやっていました。一緒に遊んでいた友達に怪我をさせてしまい、その子のおばあちゃんに怒鳴り込まれてきたのをかすかに憶えています。
危険を承知で挑戦し、怪我をし、実を守る術を覚え成長する・・・、親になるとすっかりそれを忘れてしまいます。
そこでこの「危険」ということを考えてみました。
以下は「財団法人横浜市青少年育成協会」主催“子どもと活動”知っ得講座シリーズ「あぶないからダメ!」という前に〜遊びと安全〜から、プレイグラウンド・セーフティ・ネットワーク代表、大坪龍太氏の講演から引用しました。


■「Risk(リスク)」と「Hazard(ハザード)」
「Risk(リスク)」も「Hazard(ハザード)」も英和辞書をひくと、どちらも“危険”と訳されますが、日本語で単に危険と訳してしまうと意味合いが違ってしまいます。自分たちが子どもの頃、そうであったように、子どもはいろいろなものにチャレンジをします。「リスク」へのチャレンジは、子どもにとって最もおもしろい「遊びの価値」のひとつです。いろいろな「リスク」にチャレンジするのは人間の本能であって、成長のための大きく大切なエネルギーなのです。
一方で、同じ“危険”と訳される「ハザード」は命を奪ってしまうような重大な危険であって、子どもの環境にあってはいけない危険なのです。しかし、子どもは日頃から「これは『リスク』なのか、『ハザード』なのか」と考えながら遊ぶわけではありませんから、私たち大人がそれを念頭に置いて子どもの環境を見守らなければなりません。
tunawatari2.jpg・私たちが子どもをのびのびと遊ばせる、より良い遊環境を守るために、こうすれば完璧、絶対だというようなことはありません。子どもたちにどれだけのチャレンジを与えることができるかは、それをとりまく、大人や社会環境によって決まるのです。


・遊び場の必要性
遊び場では、子ども自身による危険判断の境目として、大事になってくるのは、学齢期前5〜6歳の段階です。学齢期前に危険にチャレンジするような体験をしていないと、学校に上がっても、なかなか自分自身で危険の判断ができません。なかなか難しいことと思いますが、3〜5歳の時に、子どものチャレンジによって、失敗した時にどの程度のけが、事故になるかを大人が判断する時に、「致命的な事故やけがにならなければ大丈夫」ぐらいの判断で良いのではないかと思います。逆に、ずっと親が過干渉になっていると、子どもが成長して大人になってから、大きな危険や事故を回避できなくなってしまうことも考えられます。

山崎礼子

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