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ワンダートンネル(のんびる取材より)

2008-04-01 09:00:00

NPO法人「ワンダートンネル」
のんびる4月号「はじめる情報」に掲載の「ワンダートンネル」は発達障がいに関するさまざまな情報提供、セミナー等の企画、コーディネイトを主にした活動を行っているNPO法人です。
代表の千谷(ちや)史子さんと事務局の本田久仁子さんはお二人とも臨床心理士です。現在「ワンダートンネル」の活動のほか、橋本発達相談センターで発達障がい(現在の医学的な診断基準でADHD“注意欠陥多動性障害”、広汎性発達障害“アスペルガー症候群・高機能自閉症などを含む”学習障害等と呼ばれている)をもつ子どもとその家族、及び子どもに関わる教育関係者等に対して、心理・発達相談及び治療教育、コンサルテーション、研修、情報提供に関する事業等を行っています。

ランドセル黄

今年一月取材に伺い、実際の療育の様子を拝見させてもらいました。

言葉による理解が不得手な子どもたちにはタイマーを使い、時間の感覚を覚えてもらいます。このタイマーは残り時間や時間の経過を視覚的に「感じる」ことができるものです。
言葉による複雑な意志の疎通が苦手な子どもたちには、黒板にその日の予定を書き、学校の授業での対応の仕方や社会生活のルールなどが身に付くように、少しづつ教えていきます。形容詞や副詞など不必要な修飾語がないので、黒板に書かれた文章そのものは実にぶっきらぼう。しかしこれが大事なのです。予測、暗黙の了解など「察する」ことが苦手なのでおのずとそうなりますが、すべきことをダイレクトに文字で伝えればきちんと理解できます。
その他、箱の中身を言い当てるゲームや風船遊びなどのゲームをとおし、言葉での説明の仕方、友だちとの協力の仕方などを伝えます。

○千谷史子さんの話
小学校も高学年になるにつれ、学校での学習は板書より言葉でのやり取りが多くなってくると思うので、学校での学習への対応を低学年のうちから身につける必要があると思う。言葉で伝える時の留意点としては、センテンスを短く、情報は1つづつ単純にして伝える。
集団生活でのやっていいこと、悪いことなど言葉で説明される場面が多い。何が良くて何がいけないのか理解できないというのは、子どもたちにとって苦しいと思う。子どもたちは分からないのではない。分かるように対応すれば理解できる。

クレヨン青「むかしあそびの広場」
平成19年4月より、発達障害等を含む子どもたちの抱える心理・発達的問題について地域の理解を深める事、発達障害等を持つ子どもたちが様々な人とのかかわりを通していきいきと楽しめる場をつくる事を目的とした「むかしあそびの広場」を運営しています。けん玉・竹馬・お手玉などのいろいろな「むかしあそび」を地域ボランティアの方といっしょに楽しみます。また、地域ボランティアの方も募集しているとのことです。
【実施方法】
・日時 毎月第三水曜日 14時〜17時(月1回)
・場所 NPO法人ワンダートンネル事務局
・参加者 ワンダートンネルに通っている児童(5歳〜小学6年生)
     5〜6名
     ワンダートンネル相談員1名

発達障がいについて4回にわたり情報をお伝えしました。あくまでも一般的な情報ですが、少しでも「発達障がい」についての理解をしていただけたらと思います。
(山崎礼子)

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発達障がいNO.3

2008-03-20 15:07:23

NO.1、2と注意欠陥多動性障害(ADHD)や学習障害(LD)の情報をお届けしましたが、今回は自閉症です。


男の子
◆自閉症の定義 <Autistic Disorder>
自閉症とは、3歳位までに現れ、他人との社会的関係の形成の困難さ、言葉の発達の遅れ、興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害であり、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。また高機能自閉症とは上記自閉症のうち、知的発達の遅れを伴わないものをいう。また、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。
(文科省平成15年3月の「今後の特別支援教育の在り方について(最終報告)」参考資料より)

○高機能自閉症の具体例のひとつとしては、社会的関係形成の困難さでは友達関係をうまく築けない、言葉の発達の遅れでは 含みのある言葉の本当の意味が分からない、興味や関心が狭く特定のものにこだわるでは、とても得意なことがある一方で,極端に苦手なものがある、などあげられます。
(日本発達障がいネットワークHPより)


○アスペルガー症候群
アスペルガー症候群とは、知的発達の遅れを伴わず、かつ、自閉症の特徴 のうち言葉の発達の遅れを伴わないものである。なお、高機能自閉症やア スペルガー症候群は、広汎性発達障害に分類されるものである。
(文科省HPより)

※アスペルガー症候群は自閉症の一つのタイプ。アスペルガー症候群の子ど もや大人は、(1) 他の人との社会的関係をもつこと、(2) コミュニケーシ ョンをすること、(3) 想像力と創造性の3分野に障害を持つことで診断さ れる。典型的な自閉症も同じように3分野の障害(以下「3つ組の障害」 と呼ぶ)を持っています。自閉症とアスペルガー症候群はひとつながりの もの。
【日本自閉症協会東京都支部HPより】

下記サイトはある自閉症のお子さんをお持ちのお父さんのHPです。6,7年前の記事ですが、自閉症についての情報が判りやすく書かれています。

・「ダダ父通信」みんなに知って欲しい自閉症豆知識1〜5(1から5まであります)

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発達障がいNO.2

2008-03-16 12:00:00

発達障がいNO.1では注意欠陥多動性障害(ADHD)についての情報でしたが、今回は学習障がいについて取り上げます。

男子

◆学習障害(Learning Disabilities)とは

学習障害とは,基本的には全般的な知的発達に遅れはないが,聞く,話す,読む,書く,計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである.学習障害は,その原因として,中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されるが,視覚障害,聴覚障害,知的障害,情緒障害などの障害や,環境的な要因が直接の原因となるものではない」
【文科省,平成11年学習障害児に対する指導について(報告)より】


※LDは,主に学習面で様々なつまずきを示す。漢字を読むことは学年相当以上にできても書くとなると難しく、平仮名ばかりの作文になってしまったり、計算問題は得意でも図形問題になると手が出なくなってしまう。これらは全般的な知的発達の問題でも環境が直接の原因でもない。その背景には、認知(情報処理)の過程、つまり情報を「受けとめ,整理し,関係づけ,表出する過程」のどこかに十分機能しないところがあることが推定されている。このような認知過程の部分的な障害であるため、学習面での得手・不得手の差が大きく、また各々現れる状態像が一様でないゆえ気づかれにくい。
【独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所HPより】


LDの子どもの中には見て理解すること(視覚的に情報を処理すること)は得意でも、聞いて理解すること(聴覚的に情報を処理すること)が苦手な子もいれば、その逆の傾向を示す子もいるということです。それではどのような配慮での導きが必要なのでしょうか。

クレヨンピンクLDへの支援 <特別な指導配慮>

“聴覚的に情報を処理することが得意な子ども”には、見ただけではどう手をつけたらよいかわからない場合でも、ことばによって一つ一つ説明してもらうと理解できたりする。「絵よりもことばでの説明」「言語的・逐次的な説明」が有効である。例えば「一つめには○○をします.二つめには△△をします」というような継次的な説明が入りやすかったりする。このような子どもの場合,視覚的な情報を自分で的確に分析することが難しいので、情報を言語化する(ことばにし直す)のもよい。

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発達障がいについてNO.1

2008-03-11 10:00:00

◆発達障害とは・・・
 すべての子どもたちはいろいろな可能性と個性をともに持って生まれてきます。発達障害というのは、そうした生まれながらの可能性や個性のあり方の1つだと私たちは考えています。それらは、基本的に脳の機能的な問題が原因で生じているものです。障害という言葉は、成長の中で「困ること」が生じる場合につけ加える言葉です。従って、その人の置かれた場所で「困ること」が全く生じないとしたら、リスクとしては何らかの障害になりうる問題があったとしても、障害ととらえる必要はありません。人々が発達障害の人たちのことを正しく理解し、その人が「困ること」をしっかり把握できることで、よりよく発達障害の人が生きていけることになります。そうやって、他者のことを考えられる世の中は、すべての人にとってもよりよい世の中になるだろうと信じます。
(日本発達障がいネットワークHPより)

女子
今年2月私の住んでいる地域の小学校便りに、こんな記事がありました。
「在籍学級での学習にはさほど困らないが、人と人との関係の中で、特定の関係にこだわって相手の気持ちを取り違えたり、自分の思いを相手にうまく伝えられなかったりして、良好な友人関係を築くのに苦手傾向を持つ等の児童が通う通級学級。学習内容としては、人間関係調整力を養う訓練(自己理解他者理解、コミニュケーション能力、ソーシャルスキル)がある。通級学級の保護者が、周囲の人々の障がいのある子どもへの差別的な考えや偏見に悩んでいる、」というような内容のものです。

※通級学級とは、小・中学校の通常の学級に在籍している障害の軽い子どもが、ほとんどの授業を通常の学級で受けながら、障害の状態等に応じた特別の指導を特別な場(通級指導教室)で受ける指導形態である。通級の対象は、言語障害、自閉症、情緒障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、弱視、難聴などである。(文科省HPより)

今回は発達障がいについての情報を取り上げます。


◆発達障がい
 発達障害とは、発達障害者支援法には「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」と定義されています。
(文科省HPより)

平成17年施行の発達障害者支援法。特別支援教育における情報として
「障害のある児童生徒をめぐる最近の動向として、障害の重度・重複化や多様化、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)等の児童生徒への対応や、早期からの教育的対応に関する要望の高まり、高等部への進学率の上昇、卒業後の進路の多様化、ノーマライゼーション(注2)の進展などが進んでいます。」とあります。(文科省HPより)


・発達障がい者やその家族の支援、情報発信などの活動をする団体が各地にありますが、「NPO法人えじそんくらぶ」もそのひとつです。

※NPO法人えじそんくらぶは、注意欠陥/多動性障害(以下、AD/HD)の正しい理解の普及と、AD/HDを持つ人々を支援し、AD/HDを障害としてクローズアップするのではなく、豊かな個性の一つとして長所を伸ばし、弱点を克服できるよう支援する団体です。
【NPO法人えじそんくらぶHPより】

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