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「第16回 地球環境映画祭」のお知らせ

2008-02-29 19:11:08

映画祭のお知らせです。

3月7(金)、8(土)、9(日)は第16回地球環境映画祭に出かけませんか?

「EARTH VISION地球環境映像祭」とは、地球サミットがおこなわれた1992年に始まった、アジアで初めての国際環境映像祭です。映像を通して地球環境について考えるきっかけとなる場を作ることを目的としています。

今なおあまり紹介されることの少ない世界の環境映像と出会う場、様々な地域と文化の背景を持つ映像制作者と観客との対話、交流の場として、毎年東京で、世界の映像作品と、アジア・オセアニアの監督を招き、国際映像祭を開催しています。(以上、EARTH VISION地球環境映像祭 のHPより抜粋)

上映日時、時間
3月7日(金)14:00〜21:00
3月8日(土)10:00〜19:00
3月9日(日)10:00〜最長21:00(終了時刻は、アース・ビジョン大賞受賞作品により異なります)

上映場所:四谷区民ホール(東京都新宿区内藤町87番地 四谷区民センター9階)

参加費:協力費1日1,000円 
高校生以下無料・事前予約不要
3日間通し協力費(カタログ付き)一般2,000円 学生1,500円 

1日目は午後2時から4作品。「世界里山紀行 中国・雲南 竹とともに生きる」、「赤貧洗うがごとき −田中正造と野に叫ぶ人々」、「トラ −死の軌跡」、「水になった村」など気になっていたけど見られなかった作品や興味ある作品ばかりです。

2日目は「子供のための環境プログラム」となっています。2分〜11分のアニメなどの小作品が6本と、30分くらいの実写が5本、1時間くらいの実写が3本です。芸術性の高いアニメにも興味をそそられますが、シベリアの先住民族を扱った「タイガの子」、食肉の生産現場を扱った「動物工場」、表示だけではわからないエビの素性を映した「エビの履歴書」など、大人にも見応えある作品ばかりです。

3日目は3作品上映の後、特別プログラムとして「不都合な真実」の上映と、受賞作品の表彰式、表彰式のあとにはアース・ビジョン大賞作品が上映され、交流会もあるとのことです。プログラムを見ると、欲張って3日とも行きたい〜!と思ってしまいます!

詳細と上映場所の地図、プログラムはこちらから入り、今年度のEARTH VISIONをクリックしてください。               
                   (鈴木由利子)

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いにしえの国際交流の足跡を訪ねて〜羊太夫の伝説

2008-02-18 11:16:28

群馬県吉井町に「多胡碑」を訪ねました。

古代に半島から高い技術を持った人々がこの辺りに多く移り住んだということに興味があり、ちょっと調べるうちに「羊太夫」という伝説が出てきて、何なのだろう?と思ったことが訪ねたきっかけです。多胡碑は、宮城県の多賀城碑・栃木県の那須国造碑とならび、日本最古の三石碑の一つだそうです。

「多胡」という地名は、胡人がたくさんいる土地ということですが、胡とは、弦楽器の二胡(胡弓との混同は間違いとのこと)などで知られるように、中国からシルクロードの先、アジア西域をさしています。従って、この地域から中国を経て日本に渡ってきた人の多くいる地域ということになるようです。この地名は成田空港の近くにもあり(多古)、私の住む近くの神奈川県中央林間にも多胡記念公園があります。おそらく群馬県のこの地域から他方に移動して行ったと思われます。

まず、群馬県安中市、学習の森にある、「ふるさと学習館」を訪ねました。町の中心地からはずれ、のんびりした丘陵に建てられたこの施設は、これまでに何回か足を運んでいるのですが、清々した気持ちの安らぐ場所です。そこで渡来人についての資料などを尋ねましたら、学芸員の大工原氏方が、新参者にもならない私のような者に詳しく講義をしてくださいました。地元の方でもあり、次々に資料を出して説明して下さり恐縮至極でした。

また、お昼ご飯に勧めて下さった、この学習館のすぐ近くのレストラン「とねりこ」では、ちょうどオーナーの方がいらっしゃり、この学習の森で行われる多国籍の方々と一緒に楽しむ祭りのこと、ご自身も日中交流に力をいれておられることなど、いろいろお話ししてくださいました。このレストランはお座敷列車を改造したダチョウ料理がメインのレストランで、車窓から山々の景色を眺めながらの食事は、ちょっとした旅気分。エスニック風のダチョウのカレーを美味しくいただきました。

さて多胡碑ですが、711年に上野国の片岡郡、緑野郡、甘楽郡を分割して多胡郡が作られ、そのことを記念して作られた碑です。 分割の理由は、甘楽郡の勢力の大きさを懸念した中央がその力をそぐためだったとのこと。八高線はいわば渡来系の人材バンクであり、その中でも甘楽郡は織物、牧場がさかんで6世紀の榛名山の爆発でも傷つかず、力をつけてきたことが、大和朝廷に反乱の元になると怖れられたとのことです。

碑に彫られている2文字「給羊」の解釈については、羊とは方角、渡来人、中央から遣わされた郡司など、様々に論議されてきたようですが、「給羊」 を 「羊に給(きゅう) す」 と読み、羊という人物を郡司とし、新しくできた多胡郡に遣わせた、とするのが定説になりつつあるようです。

「羊太夫伝説」でも、この「給羊」を、郡司のこととして語られているようですが、碑の中の「給羊」とは切り離して、伝説の人「羊太夫」とは、誰なの?について大工原氏に伺いました。氏のお話しでは、羊太夫とは、運送業を生業としていた物部氏(中央とは直接関係のない)とも考えられるとのことです。

羊太夫伝説では、最後、羊太夫が謀反を企てているという嫌疑をかけられ、大和朝廷国府軍に追捕されることになっていますが、当時甘楽郡北部で広大な牧場を運営し、蝦夷征伐から戻ってきた集団を受け入れ、運送業を手広く行っていた物部氏も、その勢力の大きさを朝廷に怖れられ、国府の追捕を受けます。追われた物部氏は、甘楽郡から分かれた多胡郡の地に逃げて立て籠もったとのことです。

この地域から出された蝦夷征伐は出羽の国で、ここはすみやかに平定され、出て行った民は地元に戻ってくるのが早かったとのこと。行くときは農民だったのが、戦いの方法を学んで帰った彼らは、いわば戦士の集団、あるいはならず者の集団、農民には戻らず、牧場に集まったとのこと。また、当時の牧場には製鉄所(馬具の製造)や、釜業、皮なめしなどの工房もあり、技術集団を囲っている大きな複合施設でもありました。軍馬をたくさんもち、運送業を行い、広大な範囲に勢力を広げていたのが、中央政府に怖れられたのでしょう。

蝦夷のアテルイが地元で英雄であったように、この物部氏も地元では人気があっただろうと想像されます。元は大陸から渡ってきた技術集団と土着の荒くれ者たちをまとめて、抜群のカリスマ性のあった頭領。馬に乗って疾走する姿が目に浮かぶようです。地元では、この多胡碑は羊さまのお墓として親しまれているとのことです。    (鈴木由利子)

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ツバルの映画 へのお誘い

2008-02-12 01:17:31

ツバルという国を御存知ですか?
フィジーの少し北に位置し、品川区くらいの面積に人口は1万人ほど。バチカンを除くと、独立国の中で最も人口の少ない国だそうです。9つの珊瑚島からなる小さな島国は、環礁といわれ、幅の狭い土地が輪のような形で、美しい海面に浮かんでいます。1978年にイギリスの植民地から独立した時、8つの島にしか人が住んでいなかったので、国名は、ツ(TU)=立ち上がる、バル(VALU) =8 となったそうです。

ツバルは今温暖化の影響で海面下に沈みつつあり、住民に深刻な不安を引き起こしています。海抜が1メートルのこの国は、すでに満潮時で50センチの海面上昇があり、それに加えて温暖化の影響を受け、常時浸水する面積が広がっているとのことです。また砂浜も高くなった波にさらわれ、その面積は減少しています。砂浜にあった椰子の木は根元から倒れています。また、これも温暖化の影響で、飲み水として頼っていた雨が降らなくなり、それも深刻な死活問題となっています。かつて使われていた井戸は海面上昇により、井戸に海水が入り使えなくなったそうです。

このツバルの状況をNPO法人宇宙船地球号の事務局長山本敏晴氏が視察して映画になっています。この映画は、今週末にはJICA地球広場で上映会があります。ただし今回はほぼ予約で満席状態とのこと。ですが、これからいくつか上映会が予定されています。(一般公開は、5月4日はJICA横浜)、また自主上映主宰者も募集されています。興味のある方は、こちらで詳細をご覧下さい。

山本氏がこのツバルのこと、温暖化についてOur Planet-TV の番組”Contact”の中で語っておられます。この番組の中で、日本も他国事ではなく、このまま温暖化が進み最悪のケースを考えると、例えば東京では、東京湾沿いのかなりの多くの地域が沈没するといる怖い予想が立てられています。

二酸化炭素排出量を国別で見ると、一位はこれまで米国でしたが、2008年には中国になるとのこと。1人当たりの排出量一位はやはり米国、日本は8位で、中国の一人当たりの3倍出していることになるとのことです。

「私たちが個人レベルでできるエコライフは?」という質問に山本氏は「モノを買うとき、それが本当にどうしても必要なものかどうかを考えるということ。余計なものを買わなければ企業も作らなくなる。工場から排出される二酸化炭素が減るようになる・・・」と提案なさっています。衝動買いはどのみち良くないですね〜

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