
フェアトレード商品は、最近では、「ロハス」と結びつき、自然素材でできた服や小物、アクセサリーなどがファッションとなり、「オシャレ」な商品になっています。しかし、フェアトレードは、服飾だけではなく、農産物もあります。このブログでも取り上げている、コーヒー、バナナ、チョコレート、ドライフルーツ、砂糖、オリーブオイルなどがあり、ご存知の方も多いと思いますが、これらのフェアトレードの農産物を食べることは、残念ながら「おしゃれ」にはなっていないようです。
ところで、「国内でのフェアトレード」というと、 聞いたことがないとおっしゃる方が大部分ですよね。でもフェアトレードの考え方で、日本のこれからの「食」文化を考えていこうという取り組みが始まっています。
〜あらためてフェアトレードとは〜
フェアトレードとは文字通り、公正な取引のことで、発展途上国の貧困な生産者の自立を支援するために、市場価格の変動によらず、最低水準以上の価格で長期にわたり、持続的に買い上げることを保証する民間貿易のことです。これは通常の貿易で中間に入る業者を省き、海外先進国のNGOが現地の支援組織と協力して製品、作物を買い上げます。これは買い上げる側が支援する側、生産者が支援される側といった支援の仕方とは異なり、海外NGO、現地の支援組織と生産者がお互いの自立を支え合う関係での支援です。1940年代、アメリカのNGO活動から始まりました。
フェアトレードは、また、消費者側から見ると、真に価値のある商品を手に入る手段であることを意味します。産地の様子や、取り組みの理念、生産方法などが、消費者に詳しく伝えられ、「顔の見える貿易」であるとも言われています。フェアトレード商品を買うことは、寄付ではなく、農産物に関しては、安全な食品であることが保証されている食品を手に入れるということ、生産者の生活向上に何らかの役にたつということ、フェアトレード商品を買うことで、児童労働などを含む劣悪な環境で労働に従事させている企業に対し、ささやかながら不買の意志を示すことにもなります。