〜安全な食物は金持ちの口だけに入る?〜
質の良いものが、お金のある人にしか手に入らないのは、農産物に限ったことではないのですが、農産物の場合は人の健康に関わることですから、食物の安全にお金を使えるかどうかではなく、誰でも安全な食物を取り入れたいですよね。
特に農産物の場合、農家の方にとっても、質の良い農産物を作っても、価格の面で競争に勝てないため、一般的には、労力とは割に合わない、アンフェアなトレードで我慢を余儀なくされています。
農作業に参加しながら質の良い野菜を手にいれるというフェアなトレードをめざすリアルCSAシステムにおいても、実際に農作業に参加できるのは、働かなくてもよい方、経済的に余裕のある方だけ。フルタイムで働いている方には無理、ということになりかねません。それは、「安全な食物は金持ちの口にだけはいるの?」と言われることと矛盾しなくなってしまいます。でもそれは、ちょっと違います。
アメリカ、カリフォルニア州のCSAの場合、この問題に関しては、会員の方が何かの都合で引き取れない野菜があると、教会(たぶんキリスト教)を通して、ホームレスの人々に回わされたり、経済的に貧しい地域の人々へ配られるといったシステムになっているとのことです。(1月の国際地産地消会議でのアメリカCSA協会会長のお話から)
また、CSA会議では、有機が金持ちのだけのものという意識を変えるために、CSAを広めようという考え方があり、収入の低い人には安く売り、お金のない人には作業をしてもらって対価として農産物を与えるという方法を広めているとのことです。(カリフォルニア州でCSAを学んで来られた人のお話から)