このところ続けて飛騨高山に2回行ってきました。
高山市
http://www.hida.jp/index.htmlは岐阜県の北部に位置し、近年の市町村合併後、日本で一番広い面積を持つ市となりました。高山市は、江戸幕府の直轄地であったため、全国で唯一残る江戸時代の代官所−陣屋や、当時の商人達の屋敷が並ぶ古い町並みが残っています。春と秋のお祭りや市内2カ所の朝市、合掌造りを移築した観光地などでよく知られていますが、その魅力は古い文化が守られていることだけではなく、都会的で洗練された感覚が伝統的な古い街によくマッチしているところにもあります。国内外の観光客が多く、外からの文化に触れることも多いからかもしれませんが、ここは山の奥でありながら、昔から文化的に粋な人が多く、新しいものにも敏感な気風があるようです。
「この町でのフェアトレード商品の人気は?」この町で訪れたフェアトレードのお店で聞いてみました。「高山は多いんですよ」とおっしゃる。なんと県内では高山がダントツに多いそうです。フェアトレード専門店はありませんが、小さな町の割にフェアトレード商品を置いているお店がとても多いのには驚きました。粋を求める伝統的な気質が、フェアトレード商品で本物を志向したい、という感覚とマッチするのでしょうか・・・
フェアトレード商品を扱っているいくつかのお店の中で3つのお店を覗いてきました。
飛騨高山テディベア エコビレッジ
http://www.teddyeco.jp/museum/cafe.html
ここは民族村から飛騨の里に向かう坂の途中にあり、都会的なセンスと地元的センスがマッチした観光スポット。テディベア ミュージアムの隣には、テディベアが所狭しと並べられたショップと、カフェがあり、カフェの一角にフェアトレード商品コーナーがあります。カフェではフェアトレードの食材を使ったカレーやフェアトレードコーヒーが人気があるとのこと。観光客も地元の人もフェアトレード商品に実際に触れて、フェアトレードの説明を聞き、「それなら」と買う方も多いとのこと。ゆっくりではあるけれど、着実にフェアトレードは広がっているとのことです。飛騨の里を歩いたあと、ゆったりとして落ち着いた空間でちょっと一息、おすすめスポットです。
ナチュラルフーズ&フェアトレードグッズ風屋
http://www9.plala.or.jp/kazeya/index.html
訪ねたお店は名古屋と富山を結ぶ国道41号(旧)線沿いにありました。風屋は自然食品とフェアトレード商品の共同購入会で、ここは会員以外でも商品を見て買うことができるショップ。私は、ここでいつも買っているヒマラヤンコ−ヒ−と穀物コーヒー(どちらもフェアトレード商品)を買いました。オーナーのお話しでは、やはり少しずつだけどフェアトレードが広がってきているとのこと。共同購入で仕入れる食品は生産者の顔がみえる、安心な旬の作物、余分な添加物を使わない、数少ない「本物」の「おいしい」食品を日本各地と契約して取り寄せているとのこと。「国内フェアトレード」という言葉もなじんでおられるご様子。ご自身も自然農法で野菜を作られているとのことで、本格的にエコロジカルな生活を送っておられるご様子でした。
ZAZA
http://www.wachi.co.jp/shop_search/mm/ws0154.html
ここは高山市の中心から少し北に向かって歩きますが、フェアトレード商品は長く扱っておられるとのこと。店内は所狭しと、可愛い、楽しい雑貨が並べられ、2階に上がったところがフェアトレードコーナ−。私はオーガニックコットンのゆるいズボンを買いました。
東京だと電車で行かねばならないところを、ここだと、市内の観光スポットは歩く気になれば、すべて歩いてでも回れます。時計の針がゆっくり進んでいるような気がしました。お隣の町、飛騨市(旧古川町)では時間が更にゆったり流れ、あくせくした日常からしばし解放されました。
(鈴木由利子)