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グローバルフェスタ報告−2 難民を助ける会/地雷をなくそう

2007-10-12 21:53:02

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今年は対人地雷禁止条約(オタワ条約)が採択されてから10年目を迎え、グローバルフェスタでも地雷をテーマに取り組んでいる団体をいくつか見かけました。

その中で「難民を助ける会」http://www.aarjapan.gr.jp/の「対人地雷禁止条約の署名から10年、地雷ではなく花を下さい」http://www.aarjapan.gr.jp/act/landmine/index.htmlと題したワークショップに参加しました。

まず、参加者には紙きれが渡され、地雷に関して質問したいことを書くことになりました。集められた質問票はホワイトボードに貼られ、いくつかのカテゴリーに分けられ、コソボ自治州で地雷撤去に関わったというスタッフの男性が、すべて質問に対して要領よく説明してくださいました。30分という短い間でしたが、充実したワークショップでした。

アフガニスタンで使われている教育ビデオを見ながら、除去チームが、どのように作業を行うのかが簡単に説明されました。作業員はチームでキャンプにて共同生活し、イスラム教徒なので毎朝お祈りをすませてから現場に向かいます。道具は金属探知機、スコップや、カマ(雑草を刈らなくてはならない)などです。それらをトラックに積んで、地雷原に行きます。作業は防護マスクと防護服を着けて行い、安全地帯には救急車が待機しています。対人地雷の不発弾は赤い旗を立てておき、一日の作業は赤い旗のたった所にある不発弾を爆発させる(動かせるものは動かしてまとめて爆破処理する)のだそうです。

Landmine Monitor 2006という調査によれば、報告時点で政府が地雷を作っている国は、アメリカ、ロシア、中国、キューバ、イラン、イラク、ミャンマー、韓国、北朝鮮などですが、政府ではなく、ゲリラ側も作っています。スリランカ、カンボジアなどでは、かつてゲリラが作っていました。
埋まっている地雷の個数は全く分からないとのこと。埋まっている地域はアフリカ、中東、アジア、ロシア、南米太平洋側に広く広がっています。完全撤去はきわめて悲観的であり、数百年はかかるだろうとのことです。地雷の撤去作業は、人へのインパクトの大きい地域から優先されます。
地雷をなくす働きかけとしては、1997年カナダの首都オタワで対人地雷全面禁止条約(オタワ条約)が採択されました。155ヶ国が加盟していますが、アメリカ、ロシア、中国、ミャンマー、中東諸国などは加盟していません。南北アメリカ大陸では、アメリカ、キューバを除いてすべての国が加盟しています。

「難民を助ける会」は、1979年の設立以来、難民の中でも特に弱い立場に置かれている障がいを持つ方々の自立支援に重点を置き、地雷の被害で障がいを負った人と、他の理由で障がいを負った人とは区別せず支援しているとのことです。

障がい者になると、ミャンマーや、カンボジアでは前世で悪いことをしたからとされ、厄介者とされ、家から出させてもらえず、学校にも行かせてもらえない状況があります。

「難民を助ける会」は、障がいを持った方のための職業訓練校をカンボジアとミャンマーに設立し、障がいのある方が理髪や裁縫、電気製品の修理などの技術を学び、経済的・社会的に自立できるよう支援しています。

この支援活動をしていて「良かった」と思うことは、障がいを持った方が障がい者だけの学校にいて、他の障がいのある方が技術を身につけているのを見て刺激を受け、「自分にもできる」と思ってもらえ、それが経済的な自立につながり、生き生きと生活できるようになってきたことだそうです。

他の団体の取り組みのなかで目立ったのが、日立製作所のコーナーでした。ここでは、日立が製作・販売している地雷を撤去するためのシャベルカーの模型と、じっさいに対車地雷の被害を受けて損傷したシャベルカーのフロントガラスの実物、種類の異なる対人地雷数個、対車地雷の実物と、地雷を分解した実物が展示されていました。地雷の内側は1000個以上の小さな鉄の玉が内壁にびっしり埋め込まれていました。「人間はなんて恐ろしく、愚かなんだろう・・・」見ているだけで気持ち悪くなりました。
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