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ハンガー・フリー・ワールド 「ひとつぶ募金」

2007-10-16 21:24:46

きょう10月16日は「世界食料デ−」です。1945年同日に国連食糧農業機関(FAO - Food and Agriculture Organization)が設立されたことを記念する日です。特定非営利活動法人「ハンガー・フリー・ワールド」http://www.hungerfree.net/index.htmlはこの日に合わせて10月1日から「ひとつぶ募金」プロジェクトhttp://www.hitotsububokin.net/を始めました。
ハンガー・フリー・ワールドの事務所を訪ね、笠原さんにお話しを窺いました。

5秒に1人が飢餓が原因で亡くなっています。8億5千万人が空腹のまま眠ります。私たちは豊かな日本にいて、飢餓で亡くなることはテレビのニュースにはなりますが、身近な話しとしては考えていません。ところが、日本と世界の飢餓は密接な関係があります。

日本で1年間に消費される食料の量はおよそ9000万トンで、そのうちおよそ5800万トンが輸入です。自給率はカロリーベースで40%を切りました。これは主要先進国の中では最低の数値です。こんなにたくさん輸入しているのですが、2000万トンが捨てられています。

この2000万トンの内約1000万トンがなんと家庭から出されたゴミです。(この1000万トンは食べられるものだけで、果物の皮や芯などは含みません。失敗作、腐ってしまったもの、食べ残し、そして手つかずのまま捨てられているものです)残りの1000万トンは食品メーカー、卸売り、小売業者、総菜屋、外食産業から出たものです。世界中の食料援助の総量は1000万トン。つまり、日本人が家庭で出す可食ゴミの総量と同じです。日本人の捨てる量を半分にすると、2600万人の人が日本人と同じ食生活をすることができます。

世界では充分な食料が生産されているのに、必要な人のところに届いていない現状があります。ひとつには貿易の問題があり、穀物は充分あるが高い時に売りたいので、高値になるのを待って倉庫にねむっています。あるいは生産国では換金作物を作って現金収入を得るために、かつては主食を作って畑が輸出用作物になり、そのため生産者が主食を食べられなくなっています。

また豊かな国の人々に肉を供給するために穀物が家畜飼料として牛や豚に回されている問題もあります。牛肉1kgにつき7kg、豚肉1kgに対し4kg、鶏肉1kgにつき2kgの穀物が消えています。世界のトウモロコシは年間生産量の約2/3までが穀物飼料に使われています。

豊かな国に暮らす私たちは、ここのところ、食の安全についての問題がニュースでもさかんにとりあげられるようになってきたこともあり、「どの産地、どの食材を選ぶか」という「選食」の問題への関心は高まってきました。しかし「どうやったら世界中の誰もが食べ物を確保」できるか、という問題までにはあまり関心が広がっていません。

食のあり方について関心を向けながら、一方では、食料の「確保もできていない」世界の現状にも関心をもってもらいたい。そのために、1日3食を食べられている私たちが、1食につき、10円をこういった人々におすそ分けの気持ちで回したらどうだろう・・・1日30円、1ヶ月でおよそ1000円。1000円あると、250人分の1回の給食費(1食4円)となる・・・「ハンガー・フリー・ワールド」はそのように考えて、1000円からの「ひとつぶ募金」を始めました。

「ハンガー・フリー・ワールド」は、バングラデシュ、ベナン、ウガンダ、ブルキナファソの飢餓に直面している人々を支援しています。通常の募金は食料材料費、機材費、人件費などに使われますが、この「ひとつぶ募金」で集まったお金は、すべてこれらの国々の栄養改善事業に使われ、学校給食、有機農業支援、赤ちゃんとお母さんの栄養改善、養蜂の指導などに当てられます。

「ひとつぶ募金」は1ヶ月1000円からの募金です。お申し込みはこちらからです。http://www.hitotsububokin.net/member.html

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