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写真展へのお誘い

2008-04-28 15:10:53

「写真は私たちの想像力を引き出し、考えるきっかけとなる媒体です」と写真家の大石芳野さんが言っておられました。まずは知ることから始めませんか?外を歩くのも気持ちのよい季節、ヨルダンに暮らすイラク避難民の物語とケニアでのエイズ治療の現状を写真を通して学んでみませんか?

”友情のフォトグラファー”写真展2008
イラク避難民家族の物語」〜ヨルダンで願う平和〜
2003年3月19日、イラクに最初の空爆が行われてから、はや5年の月日が経過しました。「イラクの自由作戦」と命名された戦渦の中で、国外へ避難したイラク人の数は200万を超えるといわれています。中でも隣国ヨルダンにおける避難民は約75万人とされていますが、多くの人々が難民と認められておらず正確な数は把握されていません。また、避難生活の様子が伝えられることも少ないのです。イラク避難民の姿や、彼らが抱く、母国での戦渦の記憶と美しい思い出、ヨルダンでの避難生活がもたらす安堵と苦悩、そして、将来への希望と不安が交錯する家族の物語に、KnKと共に耳を傾けてみてください

主催: 国境なき子どもたち(KnK
時: 2008年5月07日(水)〜5月14日(水)午前10:00〜午後6:00  
   最終日は午後3:00まで
場所:アイデムフォトギャラリー シリウス 
   (地下鉄丸の内線新宿御苑前駅すぐ)
地図はこちらから

写真家:谷本 美加 (たにもと みか)さんの 詳しい経歴・著作などはこちら

5月10日(土)は14:00〜より、会場にて写真家によるギャラリートーク(KnK10周年記念公開講座『シリーズ アジア』最終回:ヨルダン)が行われます。申し込みは件名を 『ギャラリートーク参加希望』 として、1.所属、2.名前、3.メールアドレス、4.参加人数、を記入の上 kodomo@knk.or.jp 宛にお送りください。
(締切:5月9日18時)  (以上KnKのHPより抜粋転載)


国境なき医師団日本写真展:TUMAINI (トゥマイニ=hope) 命をつなぐ

HIV/エイズの蔓延が深刻な国のひとつであるケニア。国境なき医師団(MSF)はこれまで10年以上に渡って、ケニアでエイズ治療プログラムを行ってきました。感染がとりわけ深刻な首都ナイロビのスラム地区と西部の町ホマベイにおけるプログラムを、ドイツ人写真家のマティアス・シュタインバッハが2006年と2007年の2度に渡って撮影しました。HIVと結核に二重感染した患者、小児病棟に入院する子どもたち、母子感染予防治療を受ける母親の肖像など、78点の作品を通じてエイズ治療の現場を紹介します
現在、世界のHIV感染者数は推定3300万人。MSFはアフリカを中心とする30ヵ国以上で、10万人以上の患者にエイズ治療を提供しています。

主催:国境なき医師団(MSF)日本
時:2008年4月19日(土)より6月1日(日) 11:00〜20:00
場所:東京・表参道GYRE(ジャイル)  東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 2F 
入場料:無料
問い合わせ:特定非営利活動法人 国境なき医師団日本
TEL: 03-5337-1502 (土日祝を除く 10:00〜18:00)

写真家:マティアス・シュタインバッハ
1969年生まれ、ドイツ、ベルリン在住。ドキュメンタリー写真家として主に社会問題に焦点を当てた写真を撮り続けている。
(以上国境なき医師団日本のHPより抜粋転載)

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映画「懐かしい未来へ」―2

2008-04-21 21:35:39

日本にラダックからの方が何人滞在しておられるか分かりませんが、おそらく10人もいないのではないかとのことです。この日、数ヶ月間日本に滞在しているラダックの方が、偶然このワークショップに参加して下さり、直接お話しを窺えたのは有りがたいことでした。さわやかな笑顔と澄んだ目をもった好青年でした。

日本に来て驚いたことは、エスカレーターに乗っているのに歩いている人や、次の電車を待たずに無理やり電車に乗る人達。「時間を早送りしているようだ」と感じたそうです。「ラダックに来たら、時間を味わうことができますよ」とのこと。「日本人はあまりopen mind ではなく、控えめなところがラダックの人たちと似ている」のだそうです。

食べ物については、ラダックにも餃子やうどんがあるとのこと。野菜はあまり食べず、肉を食べる割合が多いそうです。日本人は30品目食べるのが良いと言われていますが、ラダックは冬が長いため野菜の種類が少ないのですが、家畜が薬草や栄養価の高い牧草を放牧でたっぷり食べているので、そのミルクや肉は日本ものとは栄養分が異なり、それを食する人間は野菜を取らなくても栄養のバランスが取れているそうです。主食はもともと麦ですが、最近は1日の内1食は米になったそうです。しかしお年寄りはやはり麦を好むそうです。

西洋的な経済システムが入るまでは、他人と自分を較べることなどあまりなかったのですが、収穫の早さ、車の善し悪しなどに競争意識が生まれ、人々は他の人の行っていることを気にするようになったとのことです。また開発によるテクノロジーを導入することで、重労働から解放されたのは良いことだけど、短縮して出来た時間を使って何をするかといえば、他のことをして忙しくしている、と時間に追われて生活することになったことを嘆いているようでした。

日本人は休みが多くなっても過ごし方が分からず、忙しくしている方が安心だという人が多いと聞きます。ラダック人は生産活動のない冬は冬眠のような生活をし、糸を紡ぎ、靴を作り、編み物をしたり、また暖かい所に巡礼に行ったり、何日も続く祭りや結婚式、僧侶の説法を聞いたりしてのんびり、ゆったり過ごすそうです。

忙しいということは、人生を根本的に見直すとか考えるという時間をなくさせているということにもなります。限られた時間の中でできるだけたくさんのことを詰め込むことができるのが良いという、今日の私たちの考え方は、やはりどこかで狂ったのですね。

不幸になるための仕組みにはまっているとさえ感じることがあります。コマーシャルは「○○が足りない」と足りないものを煽り、私たちは常に何かが足りないと思わされています。そこで参加者が5〜6人ずつの6つのグループに分かれ「幸せって何?私たちが今からできることは何?」というテーマで話し合がもたれました。私のグループにはラダックの青年と通訳の方が入りました。

ラダックの青年は「心の平安」が得られていることが幸せであり、今からできることは「瞑想」ということでした。「過去が良かった、と過去に執着しても意味がないし、すべての物ごとは留まることなく常に変化している。変化を元に戻すことはできない」とその青年は言います。宗教が生活の中にしっかり根を下ろしている文化に育っている方のお答えでした。きっと日常的に瞑想する人たちは「することがなくて暇だ〜」と感じることはないのでしょうね。

ラダックの方々の「足りる」ことを知り、自然の摂理に沿って生活していく暮らし方がどこか懐かしくまぶしく感じられました。 (鈴木由利子)

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映画 「懐かしい未来へ」

2008-04-16 15:32:00

町田市の「地域通貨 花」を広めるグループ「まちだ大福帳」の主催する、映画「懐かしい未来へ」の上映会とワークショップに参加しました。

この映画は、インドのラダック地方がグローバル化によりどのような問題を抱えることになったかを描いたドキュメンタリーです。

ラダックはインドの最北に位置するジャンムー・カシミール州に属する州最大の地方。ヒマラヤ山脈西部の3000mを越えた砂漠の広がる山岳・高原地帯に位置し、ガンジス川源流地域です。空気はうすく、きわめて乾燥し、雨はほとんど降りません。冬は長く、6〜7ヶ月雪に閉ざされます。チベット文化圏に属し、小チベットとも呼ばれ、古いチベット文化が一番よく受け継がれている所だそうです。

そのような過酷な環境のなか、人々は砂漠を切り開き、畑を作って麦を育て、家畜を育て、1000年以上もの間、チベット仏教に基づいた、自給自足の豊かで独特な文化と知恵を営々と受け継いできました。
映画では、豊かに広がった緑の麦畑と白い大きな家々が、夏の抜けるように澄んだ青空に美しく映し出され、目を奪われました。

ラダックが外国人に開放されたのは1974年。スウェーデンの女性言語学者ヘレナ・ノバーク・ホッジ氏は、この年、ドキュメンタリー映画の撮影メンバーとしてこの地域に入り、以後30年にわたってこの地方の伝統的な文化や自然、経済活動を守る活動を続けてきました。

彼女は、「先進国においては、現在の歪んだ社会になるまでに、どのような変遷をたどったのか、その原因を探るにも月日が経ちすぎて分からなくなってしまっているが、ラダックでは、その変化の月日がほんの20年間のこと。開発のスピードが速く進んだ結果、豊かで平和だった人々の暮らしがどのように壊され、精神的にも、物質的も貧しくなったかを見ることができる。そこから先進国の現在の複雑化した閉塞状況をどのように脱することができるか、私たちはそのヒントを学ぶことができる」と述べています。(映画の中で語られるそのままのせりふではありません)

ラダックの人々が代々伝えてきた知恵とは、映画の中でラダックの哲学者の方が語っておられた、「ラダック人は真の経済学者です」という言葉に表現されています。真ではない経済学者の唱える経済学とは、西洋的価値観での経済学のことを指し、それは結局私たちに“安心感”をもたらしてはくれませんでした。“物”を得て安心するとするなら、同時に、それが無くなった時の不安を常に感じることになります。西洋的価値観の経済学者によると、“お金のやりとりの必要のない人=貧しい人”と規定しているわけですから、“豊かさ”をかなり薄っぺらなものに規定してしていることになります。

ラダック人が「真の経済学者」である所以は、日々の生活において、人間と大地は密接に結びつき、自給自足をして、お金のやりとりの必要がない、小規模な経済であるということ。コミュニティの絆が強い、宗教が生活の全てに浸透しているということが挙げられます。

お金のかからない暮らしとはどんな暮らしなのでしょうか?私たちがここに住んでいては想像がつきにくいのですが、仮に数日間でもお店で物が手に入らなくなったとしたら、私たちはパニックになり、人生もこれで終わりか・・・、あるいは、どこからか奪い取ることを考えたりすることさえあるかもしれません。しかし、ラダックの人だったらいっこうに平気なのではないでしょうか。 周りにある自然の資源を有効に使う知識が何世代にも渡り伝えられており、皆が様々な技術を持っていて、自分たちで作り出すことができるからです。

家も道路も自分たちで協力して作ります。互いに助け合うことが当たり前の社会、助けてもらったお礼にお金が行き来することはなく、食べ物をふるまうくらいだそうです。農具、家畜は共同で使い、家畜の世話は村人が交代で世話します。そこから競争意識は生まれないし、貧富の差もありません。安心して互いを信頼し、だれもが自尊心をもって暮らしています。なんと豊かで力強い社会でしょう!

長い冬の間は生産活動ができないので、編み物をしたり、宗教的行事をしたりして過ごすとのこと。決して暮らしやすい環境ではないのですが、自然と共にのんびり、豊かに暮らし、自立しています。「政治が悪い、社会が悪い」といった声はおそらく聞かれなかったのではないでしょうか。ヘレナ・ノバーク・ホッジ氏がかつて「村で一番貧しい人の家に案内してくれ」と言った時、村人は「貧しい人はいない」という返事が返ってきたそうです。

ところがこういった、何世紀も受け継がれてきた素晴らしいコミュニティの絆、価値観、心のあり方は、この地域が外国人に開かれ、西洋的な発展の概念が持ち込まれたことにより、急ピッチに破壊されています。映画に映ったラダックの首都レーは、暴力的な映画、セクシーな映画の看板が街を汚し、影響されやすい子供達を意図的に汚しているとさえ感じました。

開発によってもたらされた学校では、受け継がれてきた伝統的な知恵ではなく、都市での消費生活に適応する知識や技術、チベット仏教から離れた西洋的な考え方が教えられます。教科書は開発の良さばかりがアピールされ、英語の習得が強要されます。経験から学んできた知恵は奪われ、子供たちの価値観を変えさせています。「これは、組織的に意図的に行われている文化の破壊である」とホッジ氏は述べています。

また、農業離れも深刻な問題になってきました。補助金をかけられた農作物がトラックによりヒマラヤを越えて排気ガスをまき散らしながらラダックに持ち込まれるようになり、これはラダックで生産されたものより安いため、農業は非経済的なものとされ、人々は自給自足の村を離れ、賃金労働を求めて首都レーに出稼ぎに行くようになりました。これは環境問題だけではなく、これまでのコミュニティの機能を破壊しています。また、人々の尊厳をも奪っています。

手伝ってもらうにもお金を支払わなければならなくなりました。人々の間に競争意識も生まれてきたとのことです。また、主人の留守を預かる女性の労働の負担も大きくなり、女性達は不安を感じるようになりました。英語ができないため都市部で働けず、かといって農業の経験がないため農村にも戻れない若者の混乱も増えているとのこと。人々はなぜこんな社会になったのか、途方にくれ嘆き悲しんでいます。

ここまでグローバル化が進んでしまうと、ラダックも20年前に戻ることは出来ませんし、開発がもたらしたものがすべて悪いわけでもなく、農業の重労働を軽減させてくれるものなどありがたい変化も当然あります。どのようにバランスをとるべきなのでしょうか?

私たちの暮らしの中でも、明るいニュースのない今日、どうにかこの閉塞状況から脱したいと皆が感じています。この映画を通して学んだことを、どのように考え、日々の暮らしの中に活かすことができるのでしょうか?短い時間の中、参加者がグループに分かれて、考える時間がもたれました。また、日本に滞在する数少ないラダックの方がこのワークショップに参加してくださり、お話しを聞くチャンスがありました。次回に続きます。
             (鈴木由利子)

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ラテン料理教室ーインパクト・ラティーノ

2008-04-09 12:28:49

フラメンコ、タンゴ、サルサ、パエリアと聞けば、だれでもラテン系の音楽や料理だとは知っているし、実際に聞いたこともあるし食べたこともありますよね。そしてペルー・ブラジルと聞くと、たくさん日本人が移住したこともよく知っています。しかし、21ヶ国もあるというラテンの国々の固有の文化について詳しく知る人はほとんどいないのではないでしょうか?ラテン文化を紹介する民間団体がこれまで東京になかったことはちょっと驚きです。

「21ヶ国のラテン文化を一括りにせず、それぞれの国の文化の良さを普及させたい、都心に住むラテン人が集える場所を作りたい、日本に暮らすハーフの子供達に日本文化とラテン文化の両方を知ってもらいたい」という願いから、「ラテン文化センター インパクトラティーノ」が昨年の夏に設立されました。

普段の活動はラテン文化のカルチャーセンターとして、スペイン語、ポルトガル語を始めとして、英語、イタリア、フランス語などの言語の教室の他、フラメンコ、アルゼンチンタンゴ、サルサなどのダンス、フラメンコ ギター、ケーナなどのラテン音楽の楽器、お料理教室、そして子供達にはラテンサッカー教室があります。

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「のんびる」の取材でラテン料理教室を覗いてきました。講師は二人、ホルへさん(男性)と通称ロリさん(女性)。お二人ともNHKテレビの「スペイン語講座」の中で料理を教えておられます。

ホルへさんはラテン料理レストランのシェフでもあり、ヴォーカリスト。スペイン料理のお店に行くと、ギターを抱えて歌うホルへさんに会えるそうです。実際生徒さんの中に、スペインレストランに行ったとき、ホルへさんに会い、この料理教室を知って来たという人がいました。

この日のメニューは、「スペインカタロニア地方のパスタパエリア」と「マッシュルームのセゴビア風」。

まず、お二人が材料の扱い方や調理のしかたを説明しながら手本を示し、生徒さん達の前で調理します。調理しながら食材のうんちくや、スペインの家庭についての話をしてくださいました。いかにちゃんと料理を作るか、いかに家族を思う気持ちが大切であるか・・・ラテン料理を通してそれを伝えたいという、ロリさんのお気持ちがよく伝わりました。

各家庭にはパエリア用のお鍋がサイズ別にいくつかあり、特別な日でなくとも、パエリアは通常、庭で薪を使って作るとのこと。奥さんは時間をかけて愛情こめて夕食を作るから、旦那さんが外で食べて飲んで酔っ払って帰宅するなどないとのこと。友達と食べたり飲んだりするのも家に呼んで家族と一緒にすることが多いとのこと。

ホルへさんは横でダジャレと冗談の連発。ちょっと漫才風な親子コンビといった感じでした。そうは言ってもホルヘ氏はシェフですから、さすが包丁さばきがとてもキレイ!そして前準備が大切なことを生徒さん達にしっかり伝えておられました。

生徒さんが作る段階になると、準備のしかたや包丁の扱いなど、お二人がやさしくおかしく教えて下さっていました。気さくなお兄さんとやさしいお母さんに習っているようです。

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仕上がるとテーブルの用意。テーブルクロスを敷き、調理されたスペイン料理2種と、フランスパンとサラダ、それに生徒さんの差し入れのワインが彩りよく並べられ、ちょっとごちそう風です。

生徒さん達からは、「とにかく楽しい。スペイン語ができなくてもOK。厳密にグラムどおりにせず、味見しながら作るアバウトなところがいい。特別な材料ではないけれど本格的に学べる。先生達はやさしくて面白い。味付けはシンプルで意外と難しくない」といった言葉が聞かれました。

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このスペイン料理教室は、全8回コースですが、以下のスケジュールでまだ参加できます。
第4回目 4月13日
第5回目 4月27日
第6回目 5月25日
第7回目 6月01日
第8回目 6月15日

場所:「大久保地域センター 3階:調理室」
住所:新宿区大久保2-12-7
新大久保駅(JR山手線)徒歩8分 新宿社会保険事務所併設(大久保通り)
問い合わせは:03(6303)3638へ

7月からは次の8回シリーズが始まり、ペルー料理が3回、そのあと、コロンビア、チリ、メキシコ、キューバ、ブラジル料理と続き、各々専門レストランのシェフが講師に入る予定だそうです。

ペルーと言えば、世界遺産の「マチュピチュ」、楽器の「ケーナ」、日本人の移民がたくさんおられることくらいは聞いたりテレビで見たりで知っているのですが、お芋が1000種類以上あるのは知りませんでした。そういえばジャガイモはペルーが原産地なのですよね。

インパクトラティーノの代表でペルー人のジョニーさんは、「ラテン人の特徴は子供へのしつけとコミュニケーションを大切にすることです。ラテン人にとって最優先は仕事ではなく、子供であり家族。家族の繋がりはとても強いです。ペルーでは、母親は朝6時に起きて朝食を丁寧に作ります。昼食時には、主人は仕事場から、子供は学校から家に戻って食べます。夕飯時には、主人は職場から真っ直ぐに家に帰り、夕食は家族で一緒に食べます。子供は恋人より母親を大切に思います。日曜日は母親はゆっくり起床し、主人が一日の食事を作ります。この日は夫婦で一週間分の食材の買い出しに出かけます。 友や家族との語らいを一番の楽しみとしています。

ファーストフードはリマの中心地に少しあるくらいで、それほどメジャーではありません。ペルー料理はとてもヘルシーな食事です。ペルーには日本の文化が浸透していますが、日本ではラテンといえば、スペインもベルーもアルゼンチンもブラジルもほとんど“情熱的”とだけの一括り。ラテンの国々のそれぞれ固有の文化のすばらしさを紹介したいです」と内に秘めた情熱をおだやかに語ってくださいました。

写真上、料理を教える ホルへさんとロリさん(通称)
写真中、調理したごちそうを囲んで
写真下、最後みんなで ホルへさん、ロリさん、ジョニーさんも
            (鈴木由利子)

この記事のURLコメント(0)トラックバック(0)のんびる取材から

バカ、Baka についてあれこれ

2008-03-31 12:58:08

明日はエイプリルフール・・・四月馬鹿の由来もいろいろあるようですが、「バカ」について、あれこれ思いを巡らしてみました。

まずバカの語源を調べてみますと、諸説あるようですが、サンスクリット語の[無知]「迷妄」を意味するBaka Moha から転じた言葉だというのが有力なようです。「馬鹿」と書くのはなぜ?当て字という説と、古代中国で「馬」が「鹿」だと言って献じられたことに由来するというのもあるそうです。他にもいくつかの説があるようですが、いずれにせよ、オリジナルでは仏教の言葉だったとのことです。

ということは、普段私たちが使う「バカ」と、本来の意味でのサンスクリット語での「Baka」とはずいぶん異なるのですね。オリジナルの意味からすると、五感と、「私」という自我意識に支配されている現在の私たちは、すべからく「Baka」ということになりそうです。そしてそれを覚ることが本当の英知ということらしいです。

バカを調べているうちに、特定非営利活動法人 「アフリック・アフリカ」のHPページのサイト「アフリカ便り」の中で、面白いアフリカの民話をみつけました。「バカとゴンゴとコシキダイカー」というおはなしですが、バカとは、カメルーンの熱帯雨林に暮らす狩猟採集民で、歌と踊りの民として知られています。カメルーンの先住民族だそうですが、「バカ」というその名前の由来はわかりません。ウィキペディアによると、カメルーンの歴史は古く、遺跡からたどると約8000年前まで遡ることができるそうです。

この「バカとゴンゴとコシキダイカー」のお話しをどう解釈するのか、思いめぐらすと面白いです。

「アフリカ便り」によると、バカ族の民話では人間が動物へ変身するお話がたくさんあるそうです。想像の世界で、バカ族と動物、植物の境界はありません。バカ族は、人間や動物、植物がごちゃごちゃになって暮らしている森の世界を、想像力の翼で飛びまわりながら、森の民としての人生を紡いでいるのだそうです。(HPからの抜粋)

これを読み、20年くらい前に見た「エメラルド フォレスト」という映画を思い出しました。たしか、アマゾンの森林を切り開いて開発を進める技師である父親に連れられて家族と一緒に現地を訪れた少年が、アマゾンの奥地に住むインディオに連れ去られ、そこで幻の民と呼ばれているインディオの酋長の息子として育てられ成長するお話しだったと思います。

息子は他の部族との戦いの他にも押し寄せる近代文明とも戦わねばなりませんでした。残酷な話の中にも、インディオに伝わる手法で超意識状態となり、トラになって森の中を疾走し、鷹になって谷の上を悠然と飛びます。今この映画をもう一度見たらどう感じるかわかりませんが、この動物になったシーンがとても印象深く、そのシーンだけをよくおぼえています。

動物が人間になったり、人間が動物になる話はアイヌの「熊送り」の儀式の背景にもあります。あの世では熊も人間の姿をしている。この世に熊として現れているのは、人間の食料になるために、あの世の人間が熊になってこの世に戻ってきている姿である。ゆえにこの世の人間は小熊を大切に育て、大きくなったら丁寧な儀式をして熊の魂をあの世に送り、その後で肉や毛皮をありがたく頂くということが実際に行われていたそうです。

このような意味深いお話しや儀式は、物質的豊かさが文明だと信じている私たちが「Baka」から目覚めるためにとても大切な、語り継いでいくべきものではないかと感じました。  (鈴木 由利子)

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元気なばあさまの野草料理教室

2008-03-27 18:38:22

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先週、友人に誘われて、若杉友子さんの本「若杉友子の野草料理教室」の出版記念の会に出席しました。時間をまちがえてしまい、残念ながら講演は聴けませんでしたが、パーティでは若杉さんの自然食をいただくことができました。翌日は自分の体はこんなに単純だったの?と思うほど、普段は冷たい足が一日中ぽかぽか温かかったです。会には様々な方面からの方が出版のお祝いにかけつけておられ、皆様のお話を窺うだけでも部外者の私には新鮮でした。

若杉友子さんは、現代ではほとんど忘れられた、昔の人々の膨大な知恵を軽々と実践しておられる、とってもオープンな方。
以下、若杉さんと協働している、「NPO法人メダカのがっこう」HPから若杉さんのプロフィールを転載します。

「1960年頃から大豆、トウモロコシ、小麦に始まり、現在ほとんどの栽培野菜が一代限りの命をつながない種(F1種という)に変わってしまっているのをご存知ですか?
若杉さんは、この種の存在に命の危機を感じ、自分の力で種を落とし命をつなぐ力を持っている野草に注目、体を壊さない正しくておいしい食べ方を研究してきました。
 現在は、京都の綾部で山を掃除し薪と炭で煮炊きし、田んぼと畑を持ち、野草を採って、ものすごくパワフルは自給自足生活をしておられます。
70歳になっても、山に入ると誰も追いつけず、スクワットを100回もできる体力の持ち主です。
 米、塩、命ある草を、醤油やみそ、本物の調味料で料理して食べることや、医者がない時代から受け継いでいるおばあちゃんの知恵を教えながら、日本人の食の建て直しを始めておられます」

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私も会場でこの本を手に入れ、早速読んでみました。背筋が伸びてくるような本で、参加者のどなたかが、「知識が、バイブレーションとともに細胞に入って行く感じ」とおっしゃっていましたが、単純な私は、読むだけで体が反応しているようでした。

この本は単なるお料理の本ではなく、辞書のように使いたい本で、種の話、エネルギーの話、陰陽の話、環境の話などなど多義にわたって、他では例のない貴重な情報がお料理と結びついて語られています。

例えば、「・・・・今の米はコンバインで刈られているでしょ。これはね。摂氏80度あるの。これで収穫するだけでもう、種にならないっていうことよ。さらに乾燥機に2日間かけるんだよ。これで灯油・重油をどれだけ使うとおもうの??それで又精米機にかけて、ここでまた火の先礼よ。だからね、いくら無農薬だなんだって言っても、ご飯にする前にすでに全身やけど状態の物を食べてるわけよ。それをまた圧力鍋でたくでしょ。だから私は土鍋を使いなさいって言うの・・・」(「若杉友子の野草料理教室」より抜粋転載)

こんな調子でお料理教室で教えながら語っておられるように書かれています。我が身の食生活を振り返ると冷や汗です。実際に20年間ひどいアトピーに苦しんだ方が、若杉さんの食事に関する注意を忠実に守ったところ半年でキレイに治ったとのこと、スピーチで実際に聞くと、このような食事をすれば私も元気な「ばあさん」になれそう!と思いました。

アマゾンでも購入できるそうです。値段は1500円です。また、発行元の「ふーよよ企画」FAX 0797−88−8629又は、「メダカのがっこう」事務局に名前、住所、電話番号、ファックス番号を書いてファックスすると代引きで送られるそうです。代引き手数料と送料がかかります。
「メダカのがっこう」の電話:0422−70−6647  ファックスは 0422−70−6648

さてそのパーティ上でスピーチなさった方の中に、途上国の農業開発、環境保全、人材育成などを行っているNGO法人 OISCA の岡本さんがおられ、途上国の人からの「教育以前に食べさせてくれ」という願いを受けて、現地に行き、農業を指導することになった話を短い時間の中で話してくださいました。

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「280億円はたったの4日分にすぎない」

2008-03-24 12:34:20

「280億円はたったの4日分にすぎない」

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この冊子がアジア太平洋資料センター(PARC)から送られてきました。これは1985年アフリカ難民の救済の目的で行われたチャリティ・コンサート(ライブ・エイド)でおよそ280億円ものお金が集まり、アフリカに贈られたのですが、それがたった1週間で債務返済に消えた。つまり、コンサートで集まったお金がアフリカの人々に使われることなく、先進国に戻っただけ。これを現在の債務返済額に換算すると、たったの4日分−これが、この冊子のタイトルです。

どうしてこんなことになったのだろう?このままの仕組みでは、いくら援助してもどうしようもないのではないか?「この仕組みを変えなくちゃダメじゃないか!」という問いかけから始まるこの冊子を読むと、最初「援助」として途上国(135ヶ国)に貸し付けられたお金は多くが借金であり、植民地からの独立後、それは高金利のせいで雪だるま式に膨んだとのことです。

巨額の債務を抱えた貧しい国々は、限られた予算から必死になって返済していますが、そのために毎年多額のお金が新たに貸し付けられ、毎年借りる額より返済額の方が多いとのこと。つまり、貧しい国から豊かな国に流れるお金のほうが大きいのです。

なぜ返済できないお金をそんなにたくさん借りたかについては、貸し手が無責任に貸したことが大きな原因のようです。真に途上国を援助するというより、先進国の都合で融資合戦が行われたとのこと。

完済が長引いているのは、借り手と貸し手双方の癒着や腐敗により、利益を生まないプロジェクトが多かったこと。東西冷戦下での米ソにおる途上国への援助合戦があり、その結果、途上国の軍事費や、独裁者の私財に入り、開発や援助の目的には使われなかったこと。唯一の輸出品の農産物などの一次産品の価格が暴落し、ドルを稼げなくなったこと。アメリカの金利の大幅引き上げに伴い、世界中が高金利になったこと。(実質金利20%)これらがあっという間に債務残高をとんでもない数字にしたとのことです。

「返せないんだったら、小学校を有料にして、経費のかかる病院は整理すればいい、補助金・関税を撤廃すればいい、熱帯雨林をじゃんじゃん切って輸出してお金を作りなさいよ」と、貸し手側が「解決策」を提案しているとのことですが、従うしかない借り手国では、学校に行けない子供や初歩的な医療も受けられない人がたくさん出てきた、また補助金のお陰で安くなっていた食料、生活必需品は高くて買えなくなったそうです。また熱帯雨林の伐採が続けばどうなるか・・・

返せなくなったときに借り手側のみが責任を負うという仕組みを変えなければ、貸して側が軽率な貸し付けを行ったリスクを将来にわたってずっと持ち続けることになります。

最も債務負担が大きいとされている国々40ヶ国にとって、最大の債権者は私たちの国、日本です。
私たちは借金のかたに途上国の子供達から教育を取り上げ、飢えさせてまで、自分たちが豊かであろうとしているのでしょうか?

この冊子を読んでいると、貧困の問題は実はそんなに複雑な話ではないと思えてきます。最近日本でも消費者金融の問題がようやく公の問題となり改善が見られました。発展途上の国々に高利でお金を借りさせ、債務をテコに、市場を海外に開放させ、その市場で儲けることを勘定に入れているのは「援助」でもなんでもありません。

「第三世界の人々は、そこから利益を得たこともなければ、その恩恵が彼らに届きもしなかった債務の支払いをしなければならない」1980年ノーベル平和賞受賞者のこの言葉にあるように、こういう形の「援助」が問題なのは明らかであり、「援助」については、少しづつ変化の兆しが出てきてようです。

「借りたら返す」というルールですが、お金を借りた方はそのお金を使って改善して、そこから上がった利益の中から返済して行くのが普通のルールであり、借りた方がその恩恵が得られるどころか、奪われることの方が多く、貸した側は更に豊かになる。これは「借りたものは返す」というルールが当てはまらないのでは?

2006年10月ノルウェー政府は、途上国5ヶ国に貸していた総額8000万ドルの債務を一方的かつ無条件で帳消しにすることを発表しました。ノルウェー政府は途上国の貧困削減や開発の為にこの貸し付けをおこなったのではなく、自国の利害から行われた無責任なものだったことを認め、「貸し手側の責任」をとったとのことです。

借金が帳消しになったら、飢餓に苦しむ8億人の1年分の食料が得られ、エイズ対策で50万人の命、幼い子供達の450万人の命が救えます。地雷撤去などなど、多くの問題が一挙に改善されます。そしてなにより、これらの国々の人々は自分達の未来を自分達で決められる自由が得られます。

私たちにできることは、まずこういったことを知ることから始まります。この冊子は、A5判の17ページでとても読みやすく、わかりやすく書かれています。以下の連絡先に冊子を申し込めば無料で送ってくださいます。
電話:03−5209−3455  
ファクス:03−5209−3453 
メール office@parc-jp.org

ノルウェー政府を動かしたのは粘り強い市民からの働きかけだったそうです

(文は冊子からの抜粋と要約が大部分です)   (鈴木由利子)

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「Table for Two」 企業の取り組みー2

2008-03-15 23:35:37

前回の「Table for Two」プロジェクトについての続きです。

今年に入ってからの「Table for Two」への参加状況はどんな様子かを事務局に尋ねてみました。

このプロジェクトが始まった当初は、伊藤忠商事、ファミリーマート、日本IBM、日本航空、横浜市・かをり商事、NECなどが先行的に参加したそうですが、今年に入り、そのその半分が現在も続行されているとのことです。

新しく参加する大妻女子大学の学食(学生の提案で始まったとのこと)、京都のいくつかの大学の学食を含め、今春の参加実施企業(団体)は30社になるとのことです。この先の展望としては、更に多くの企業、公官庁、大学等の展開を進め、更にはレストランにも参加を呼びかけることになるとのことでした。

ファミリーマートの担当の方にも窺いました。
ファミリーマートは、自社研修施設内の食堂で、通常よりも約200kcal低く抑えた栄養バランスを考えたメニューを提供し、1回目4ヶ月間、2回目5ヶ月間に引き続き、今春も4月から再開するとのことです。

1回目には1360食、27280円、2回目には1406食、28120円が食事を食べた人からの寄付となり、ファミリーマート側も1食につき20円の寄付がなされるとのことです。メタボリック症候群の予防策や健康的な食生活についての情報も同時に提供し、社員の皆さんにも「食事を見直すきっかけになった、カロリーに対する意識が出てきた」という感想が寄せられているとのことです。


横浜市国際協力平和担当の方に窺いました。
横浜市庁舎内にある第三食堂の業務を受託しているかをり商事では、このTable For Two プロジェクトのための健康食メニューを2種類用意し、(若鶏のクリーム煮(582kcal)、シーフードムニエル(561kcal)両方とも650円)売上げの一部(1食あたり20円)を寄付しています。昨年の6月28日から始まり、現在も続いており、一年間の継続の予定で、その先は未定だそうです。横浜市庁舎内にある第三食堂はだれでも利用できる食堂です。みなとみらいから散歩で歩ける距離。お値段も手頃なヘルシーメニューを試してみませんか?

富士通にも尋ねてみました。
2007年は10月1日〜10月12日までの期間行い、およそ9万円弱の寄付になったとのことです。大きな事業所での社員食堂の取り組みは短期間でも多くの金額になりますね。一年に一回この期間に実施されるそうです。

NECでは昨年7月と今年の1月の2度にわたって先行的に参加し、社内カフェテリアで普通ライスを小ライスにしてカロリーダウンすることで、その差額の26円を寄付するキャンペーンを実施したとのことです。NECの社会貢献室にメールで問い合わせましたところ、「来年度から関東近県にある4事業場(府中、我孫子、玉川、相模原)およびグループ会社にて実施できるよう計画を立てているところです」とお返事をいただきました。
大きな事業所4つとグループ会社で実施が始まると、大きな動きになりますね!

今のところ、このプログラムに参加するにはこういった企業に働いていないと出来ないようですが、本当は、自分たちでできることなのですよね。

ひとりひとりが自分の健康のために食事の質、量、取り方を考えると同時に、食べ物を選ぶことさえできない人々に思いを馳せてみる、そしてできることとして、一食たべられたことに感謝して、例えば30円50円をためて、まとまったら、ハンガーフリーワールドの「ひとつぶ募金」などに送る・・・そういったことが私たちの普段の生活の中に当たり前のこととして、普通にできると・・・出来ない話ではないですよね! それとは別に、「Table for Two」のプロジェクト、もっと多くのレストランで実施されればいいですね〜
                (鈴木 由利子)

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Table for Two 途上国の貧困解消への企業の取り組み

2008-03-10 11:22:54

私たちが現在暮らす地球人口はおよそ60億人。その内、10億人が飢餓に苦しみ、一方で10億人が肥満や生活習に関連した病気に苦しんでいます。この不均衡をなんとかしようということで、昨年から「テーブル・フォー・トウー」(TABLE FOR TWO)プロジェクト始まりました。

御存知の方も多いかと思いますが、このプロジェクトの趣旨は、「先進国の私たちが健康的な食事を取るとき、開発途上国の子供達に学校給食を送ることができる」。というものです。「TABLE FOR TWO」を実施している企業や公官庁の食堂で、健康的なメニューを購入すると、一食あたり約20円が、国連世界食糧計画(WFP)あるいは米国の非営利団体ミレニアム プロミスを通じて、開発途上国の学校給食に寄付する仕組みとなっています。20円という金額は、開発途上国の学校給食のほぼ1食分にほぼ相当するそうです。

このコンセプトは2006年夏、バンクーバーで行われた、ある会議の中で生まれたそうです。健康について、2つのグループが同じ部屋で、それぞれ、貧困と肥満に焦点を当てて討議する内に、避けては通れない、この二極化した不平等な皮肉が取り組むべき問題として参加者全員の意識の中にしっかり捉えられ、「TABLE FOR TWO」 を創ることに繋がったとのことです。

そこから、このプロジェクトは、毎年スイスで開催されているダボス会議(世界経済フォーラム)で選ばれた日本人のヤンググローバルリーダー(YGL)日本代表十数名によるヘルス関連の活動としてスタートし、日本の会社や公官庁の食堂で試験的に始まりました。試行錯誤を経て、改善され、2007年9月に中国・大連で開催された会合を機に、アメリカが今年春からスタートし、中国、ヨーロッパ、インドが準備に入っているとのことです。

「Table for Two」 というのは文字どおり、二人で囲む食卓ですよね。自分が健康食を食べることで、もう一人途上国で食べられる人がいる。「独りでたべているのではない」−このプロジェクトの名前はこういう意味あいで付けられたそうです。

この活動のメリットとして、“win-win”の解決策であること。つまり、途上国と先進国の両方の人々が同時に健康の問題を解決できるという、片方だけが「得る」のではなく、両者が「得られる」ということ、そして運動への参加しやすさーこの運動に参加するレストランが増えれば、私たちは気軽に参加しやすくなる。また、企業としては、社員の健康を改善することができるし、地球上の貧困について何か貢献できることにもなる、などが上げられています。

次回に続きます。  (鈴木由利子)

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「第16回 地球環境映画祭」のお知らせ

2008-02-29 19:11:08

映画祭のお知らせです。

3月7(金)、8(土)、9(日)は第16回地球環境映画祭に出かけませんか?

「EARTH VISION地球環境映像祭」とは、地球サミットがおこなわれた1992年に始まった、アジアで初めての国際環境映像祭です。映像を通して地球環境について考えるきっかけとなる場を作ることを目的としています。

今なおあまり紹介されることの少ない世界の環境映像と出会う場、様々な地域と文化の背景を持つ映像制作者と観客との対話、交流の場として、毎年東京で、世界の映像作品と、アジア・オセアニアの監督を招き、国際映像祭を開催しています。(以上、EARTH VISION地球環境映像祭 のHPより抜粋)

上映日時、時間
3月7日(金)14:00〜21:00
3月8日(土)10:00〜19:00
3月9日(日)10:00〜最長21:00(終了時刻は、アース・ビジョン大賞受賞作品により異なります)

上映場所:四谷区民ホール(東京都新宿区内藤町87番地 四谷区民センター9階)

参加費:協力費1日1,000円 
高校生以下無料・事前予約不要
3日間通し協力費(カタログ付き)一般2,000円 学生1,500円 

1日目は午後2時から4作品。「世界里山紀行 中国・雲南 竹とともに生きる」、「赤貧洗うがごとき −田中正造と野に叫ぶ人々」、「トラ −死の軌跡」、「水になった村」など気になっていたけど見られなかった作品や興味ある作品ばかりです。

2日目は「子供のための環境プログラム」となっています。2分〜11分のアニメなどの小作品が6本と、30分くらいの実写が5本、1時間くらいの実写が3本です。芸術性の高いアニメにも興味をそそられますが、シベリアの先住民族を扱った「タイガの子」、食肉の生産現場を扱った「動物工場」、表示だけではわからないエビの素性を映した「エビの履歴書」など、大人にも見応えある作品ばかりです。

3日目は3作品上映の後、特別プログラムとして「不都合な真実」の上映と、受賞作品の表彰式、表彰式のあとにはアース・ビジョン大賞作品が上映され、交流会もあるとのことです。プログラムを見ると、欲張って3日とも行きたい〜!と思ってしまいます!

詳細と上映場所の地図、プログラムはこちらから入り、今年度のEARTH VISIONをクリックしてください。               
                   (鈴木由利子)

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名前 リポーター: 鈴木 由利子
自己紹介 南北の格差から生じる、人権、貧しさなど今なお残る深刻な問題・・・、難しい話ではなく、フェアトレードの輸入品を買うなどセカンドリーグ会員が簡単に学び、参加できる国際協力の方法を伝えます。

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