いよいよ真夏到来。水が恋しい季節です。今回日本の美味しい水(ミネラルウォーター)とその容器のお話です。
まずお水。富士山麓の忍野村の天然水を紹介します。富士山の雪解け水が長い年月をかけて玄武岩層を通り、地中深くしみ込むことにより、バナジウムが豊富に含まれ磨かれたアルカリ天然水になります。
富士山麓の地下水に含まれる「バナジウム」については、私が聞いた話では「糖尿病の人に利く」という話です。富士山麓の鳴沢村で地下水を汲み、売り出している某ミネラルウォーター会社の経営者に聞いたのです。3年前。私は糖尿病ではないし、聞いた時点ではミネラルウォーターに関心が薄かったので「ほ〜お、そうなんですか・・・。」の反応にとどまりました。
その会社では4ℓ入りを1本1000円で売り出していたのですが、その社長さんは「全国に固定客がいるんです」といってお水の発送の仕事に勤しんでおられました。付加価値の高いバナジウム。
さて鳴沢村と同じ富士山麓の雪解け水の伏流水である、忍野村の天然水。ここで紹介する水は、某会社のに比べ価格も1.5ℓ入り150円と安いのですが、これから紹介するのは容器のことです。
忍野村の天然水がペットボトルに入って売られているのです。そしてボトルが再使用(リユース)されるというのです。

これがその「忍野村 天然水」
取り組んでいるのは富士山麓の地元山梨県で事業展開する生協「パルシステム コープやまなし」と「スーパーやまと」。
ペットボトルの再使用は世界ではヨーロッパ(ドイツなど)が約20年前から行っています。が、日本ではまだ取り組まれていません。
去年「コープやまなし」は「スーパーやまと」や生協で連帯している「パルシステム神奈川ゆめコープ」などと一緒にペットボトルのお水を売って、空きボトルを返してもらう流通の実験を行いました。

ボトルのキャップの「2」はこのボトルが使用(市場流通)2回目という意味。
ここで一つお断りしておきますと、「コープやまなし」でも「パルシステム事業連合」でも今までのところペットボトル入り飲料は取り扱っていません。初めて富士山麓の天然水を前にして「再使用できるならばペットボトルの取り扱いを考えよう」というので、実験をしたのです。生協組合員向けに約5000本を配達。神奈川・山梨両県の3箇所のスーパーで800本を販売する実験をしました。約7割を回収・再使用したそうです。
ペットボトルを5回〜10回再使用すると、使い捨てた場合の3分の一から4分の一程度のCO2排出量と試算されています。
洞爺湖の環境・経済サミットが終わりましたね。と同時に、CO2削減目標値へ向かっての世界中の人々の努力が始まっています、さらにエコライフが義務化されています。

我が家では紙パックに入ったこのジュースを愛用していますが、冷蔵庫に入れるのに、市販の飲料のペットボトルの空き容器に移しかえています。家庭でなら、何度洗って使っても平気。でも市場流通となると、何度使えるんでしょう・・・。
でも「いよいよペットボトルの再使用が日本でも始まるか!」と思うとわくわく。なんだか自分がエコポイントを一つ獲得したみたい!
いや、喜ぶのはまだ早い。去年の実験結果を踏まえて、今後どうなるのか、いつごろ本格的に再使用ペットが流通されるのか・・・の具体化の計画を聞かなくては。「2010年ごろまでに実用化を目指したい」と話してくださったコープやまなし高橋専務。そのお話の内容は次回お伝えします。こうご期待!(山本豊美)