北都留森林組合は山梨県上野原市にあります。丹波山村・小菅村・上野原町の森林組合が昭和59年に合併して設立しました。特徴は管内に東京都と神奈川県の水源地である森があることです。都市の住民の飲み水の源流の森を守っているということです。そういうことが目に見える森林保全をしようとしています。
今日、北都留森林組合に出向き、指導係の中田無双さんにお話を伺ってきました。伺った時、庭に木炭の袋がいくつも置かれていました。皆、すでに売れ先が決まっている商品でした。見て、林産物の販売の主流は木炭なのかな、と思いました。が、中田さんのお話を聞くうち、まだまだ売れ筋のものは、とかの市場的レベルでないことを知らされました。
いろいろな試みが始まっています。流域材で家を建てる、とか、木質バイオマス事業とか・・・。でも、まずは林業で生計を立てていくのは難しいという現実があります(これは北都留に限ったことではありませんが)。でも、林業を潰してしまうことはできません。森を守る人がいなくなったら・・・想像つくでしょう?(しばし絶句してください)
でも中田さんのお話の後半に救いが!今林業につきたいとか、関わりたいとの問い合わせが、とても多いのだそうです。北都留森林組合に!
「林業の為に、何か私にできることがあったら言ってくれ」と待機している中高年層が都会に多いのだとか。
具体的には彼らは、植林や間伐などの森の保全の作業、そして周りの農地での農作業などにも喜んで参加してくれます。そして、子供向けの自然体験で企画した「ムササビ観察」などにも大人が目を輝かせて参加している光景も目立つのだそうです。
それともう一つ。「火遊びを希望する人が多い」と中田さん。「都会では焚き火はできませんからね」と。なるほど!
枝打ちした木屑など燃やして焚き火して、ついでに焼き芋とか、もっと素敵なのは、清流の魚!串焼きにして食べる!
焚き火はいいよね。これから冬。焚き火、暖炉の火、囲炉裏の火、それら、死語になりそうな言葉だけど、「そうさせない!続けるぞ!」って思っている人が多いなんて・・・胸が熱くなった。
写真は、戸外での火遊びというより、室内の暖炉の火に似合いそうな木の椅子たち。こうした椅子も森林組合では売っていますが、問い合わせは、「自分で木を切るところから始まる椅子や小物つくりがしたい!」という要望が多いのですって。(山本豊美)