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お膳に戻ろう

2008-01-30 05:16:39

以前このブログでご紹介しました「NPO法人えがおつなげて」が来る2月16日に「全国箱膳食育ネットワークシンポジウム」を開催します。

「箱膳て?」と首を傾げる人が多いのでは?私も見たことはありませんが、読んで名のとおり四角い箱型のお膳のことです。お膳といえば普通私たちは日本旅館でのお食事や、割烹で黒い足のついた会席膳に親しんでいますね。地域によっては持ち運びの必要から箱型のお膳にしたのかも知れません。お膳は、畳の広い部屋で大勢が会食する機会が日常的だった昔は家庭でも使われていたものですが、今家庭で使われることはまずないでしょう。「えがおつなげて」が箱膳に着目したのは、木箱を使うことで木の需要を増やそうということと、昔のお膳に盛り込まれた料理の中身です。メタボリックシンドロームが広がり、食の乱れは目を覆うばかりの今の日本。昔ながらの日本食のよさを見直そうというものです。

「一汁三菜」という言葉があります。昔の日本では普通、お膳に載るものは一汁三菜だったのです。味噌汁・野菜の煮物・漬物。そこにお魚があればご馳走でした。それでご飯をいただく。
お母さんが家族みんなのために、家族それぞれの体の状態を思い浮かべながら、それぞれのお膳に適量を盛り付けて供するもの。家庭でお膳を使った時代は、一家の主婦が家族の健康を把握し、管理していた時代であったともいえましょう。今、食育が叫ばれ、食育の学習現場で、3つのお皿が並べられ、栄養バランスに留意した食事の配膳が披露されるのも、もともと日本に当たり前にあったお膳の上の「一汁三菜」方式をなぞっていることなのではないでしょうか。
生活様式が西洋化し、普通の家は椅子に座ってテーブルで食事をするので、お膳を各自の目の前に並べる生活様式は復活しないにしても、3つづつお皿を並べて盛り付けて、お行儀よく食べ残さないようにするといった生活習慣は再び日本人の中に広がっていくとよいですね。

以下「NPO法人えがおつなげて」のホームページより抜粋
ーーすでに全国各地で箱膳体験イベントを重ね、一歩一歩ネットワーク化を図ってきましたが、今後より一層その輪を広げるため、この度「第一回全国箱膳食育ネットワークシンポジウム」を行うことになりました。箱膳の歴史や作法などについて、そして箱膳食育ネットワーク事業の活動内容やその目的を細かくご紹介していきます。この機会に地域で食育活動を行っている方、食に興味を持っている方はぜひふるってご参加ください。−−

「第一回箱膳食育ネットワークシンポジウム」
日時:2008年2月16日(土)13:00〜15:00
場所:明治神宮 参集殿
定員:300名
参加費:無料

「NPO法人えがおつなげて」が提唱する「日本に帰ろう」という言葉。いいですねえ。「箱膳食育ネットワーク」の取り組みでまた一歩、帰る日本の郷土が明るくなる気がします。
尚、「NPO法人えがおつなげて」のホームページに入るには「えがおつなげて」で検索すれば入ることが出来ます。(山本豊美)

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演歌ゴスペルを体験しました

2008-01-20 23:03:54

演歌とゴスペルの組み合わせって想像したことあります?
「ゴスペルって、あの黒人霊歌でしょう?圧倒的声量の豊かさを誇る黒人が教会で、神への賛美を歌い上げる、あのスピリチュアルな歌声でしょ?・・・で、演歌って、あの演歌ですよね・・・怨歌のことですよね?!どこか貧乏臭い、路地裏の酒場で酔いつぶれた女の、人生の哀しさ、怨み節みたいなの。歌詞がどれも似ているんだけど、ちょっと変えて、あらゆるバリエーションでもって歌われてきた、あれですよね。日本人のじめじめした部分の象徴みたいな歌。その演歌と、ゴスペルを組み合わせるって?!どういう風に?一体どうすれば結びつくんですか?!」とかいった声が聞こえてきそうです。私自身、それを体験するまで想像がつきませんでした。

1月19日、山梨県富士吉田市にある教会で「賛美しよったら賛美しよ!」というコンサートを体験してきました。歌うは「演歌フレンズ」の3人。

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女性ふたりは日本人。男性はアメリカ人。3人が日本語で、演歌のメロディーとこぶしを回して、主イエスを賛美する、「ゴスペル」を聞かせてくれました。

そも、生活協同組合コープやまなしの「わくわくイベント情報」でこのイベント「賛美しよったら賛美しよ!」を見かけた私が、行ってみたくなったのは、そこに「子どもからお年寄りまで年齢に関係なく歌えるゴスペル」という言葉があつたからです。
私は今まで、日本でゴスペルを歌う日本人たちって、自分の声量によほど自信がある人たちなのだ、そして英語がしゃべれる人たちなのだ。だから、ある程度若い人たちなのだ、みたいな思い込みがありました。
ですから、「お年寄りまで」というフレーズに興味がわいたのです。「一体どんなゴスペルなのだろう・・・?」と。ほんとに日本人のお年寄りもゴスペルを歌っているのか・・・と。

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桑の木のオーナーになろう

2008-01-13 03:34:44

2008年の幕開けです。私は暖かなお正月を過ごしました。
お正月中、よく食べよく飲みました。メタボな体が気になり、少し運動をしようと、家の付近の街路を散歩しました。
真冬なのに、街路樹のメープルの葉が枯れて茶色になっていてもなかなか地面に落ちていません。キレイな風景には見えず悲しい気持ちになりました。地球温暖化のせいでしょうか・・・。
お正月のテレビ番組でも一番印象に残ったのは地球温暖化の深刻さを訴える番組でした。

地球温暖化の問題を語るのによく例え話としてもち出されるのが「茹で蛙」の話。
ーーーカエルを水に入れて茹でる。水が徐々に暖かくなっていくので、カエルは「まだ大丈夫かな・・・?」と思っていて飛び出す時期を迷っている。そのうちにほんとに熱くなってきたとき、そのときにはもう体が茹でられて飛び出す力も残っていない。ーーー
そんなかわいそうなカエルの話です。「まだ地球は大丈夫さ」と従来の大量生産・大量消費の慣習に胡坐をかいている人間への警告なのです。真冬なのに生ぬるい空気を吸っていると、茹でられていくカエルが自分なのだと思えて怖くなります。「生ぬるいのは怖い!」

さあ、今年は当ブログ「農業・地場産業の助っ人になろう」も今までの生ぬるさを吹っ切って地球を少しでも冷やす力を出すぞ!と決意しました。改めて、皆様どうぞ今年もよろしくお願いします。

さて今回、新たな幕開けの時にふさわしい、ステキな情報をお伝えします。「桑の樹のオーナー制度」の話題です。去年の暮れに「野蚕広報センター」の中塚広志さんから送られてきた情報です。中塚さんのお便りから引用しますと
ーーー「桑の木のオーナーズ倶楽部発足」1本10,000円でオーナーになってもらうと、成木1本で蚕100頭(年2回換算)を飼育でき、100個の繭が採集できるため、それでつくることができるシルクタオルをプレゼントする。ほかにもいろんな催しに参加できる。といった仕組みです。京都の塩野屋さんが取り組んでいるプロジェクトです。
同社は、シルク製品はこれから「農業的発想」が大事だと、桑の栽培からはじめ、製品作り、販売を一貫体制で推進しようと取り組んでいる模様です。桑畑の構想は07年3月にスタートし、すでに700本の桑の木が育っているそうです。この桑からの製品作りを拡充するため「オーナー制度」を採用した模様です。ーーー

中塚さんが塩野屋さんのホームページアドレスも載せてくれていたので、私ものぞいて見ました。件の「桑の木オーナーズ倶楽部」の箇所だけでなく、全体に大変ステキなホームページでしたので、皆さんも是非覗いてみてください。
塩野屋さん http://www.shiono-ya.co.jp

桑の木のオーナーになることも楽しいですが、私は塩野屋さんの催しに興味がわきます。お店は京都にありますが、東京のデパートなどでもいろいろな催しを行っているようで、着物や絹の愛好者には有名なお店なのですね。

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写真は私が2007年5月に市川三郷町で撮影した桑畑。(塩野屋さんの桑畑とは関係ありません)

シルクの話題で思い出したのが、1月10日のNHKの夕方の山梨版のニュース番組の中で「桑都 八王子」を取り上げていました。沢井栄一郎さんという87歳の手織りの名人が登場して驚きました。手織りをするのは女性が一般的だと思っていたので・・・。そういえば奄美大島に行ったとき、そこでの泥染めや手織りは男性も女性も携わっていたという話を聞きました。本土でも男性の織り手がいて不思議はないデスよね。その番組で、八王子にまだ養蚕業を営む人がいるということもわかり、うれしくなりました。37歳と若い長田誠一さん。長田さんの桑畑や作業風景。ご家族の横顔。そして奥さんの晶さんの作った桑の実ジャムや桑の葉茶も登場して、見ていてほんと、「桑の文化は消えていない」とつくづく思いました。

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写真は2007年5月市川三郷町で。桑の葉と桑の実。秋にはこの実も赤紫色に熟して食べられるようになるのです。

ニュースで、そんな様子を見ていたとき、ひらめきました!『養蚕農家でなくとも、1本の桑の木を自分が所有していたら・・・桑の実ジャムも桑の葉茶も自分で作れるのだ!』・・・う〜ん・・・『よ〜し!オーナーになろう!桑の木のオーナーに!』と決めた私です。

塩野屋さんがスタートさせた「桑の木のオーナー制度」。好評のようです。こうした取り組みが八王子や山梨県内の養蚕農家の人たちをさらに元気にしていく要素となればいいですね。
これからも「桑の木オーナー倶楽部」の活躍を追いながら、お伝えしていきたいと思います。(山本豊美)

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