11月13日(月)山梨県須玉町にある築200年の古民家で、夜18:00から「田楽塾」が開講されました。集まってきた人たちは皆、農業に熱意を持って取り組んでいる農業者で、年代も幅広く、若い女性の姿も数名ありました。主催は「
NPO法人えがお・つなげて」。来年(2007年)2月9日に、「フリーター・団塊フェア」を行う予定という「えがお・つなげて」に取材を行い、専務の藤木さんにお話を聞く中で、ここで農業者の大学みたいな集まりが定期的に開催されていることを知り、この日出かけて行き覗いてみたのでした。
講師は長坂町で幅広く農業を営むウメズさん。飾らず自然体でお話する様子は、見ていて小沢昭一氏を彷彿とさせます。小沢昭一氏が「私の昭和史」を庶民芸能史織り交ぜて話す話風に似ているナアと。小沢昭一氏に「私の農業談」をやらせたらこんなかな。いやもうちょっとウメズさんの方が土着的かな・・・やはり農業人だからして・・・などと思いつつ楽しく拝聴しました。
私は農家ではないのでそんな聞き方をしていたのですが、参加した受講生たちは、一言も聞き漏らさないぞ、とでも言うように盛んにメモを取っていました。実際、堆肥のこと、野菜の病気のことなど、農業者にとって必要欠くべからざる情報が山のように話されたのですから。
江戸時代に建てられた古民家を「えがお・つなげて」が借りて活動の拠点にしているのですが、その中でこのように車座で行われている「田楽塾」を見ていると、江戸時代に藩士が集まって勉強したという「松下村塾」とか、坂本竜馬の「海援隊」とかいった集まりとかの熱気というものはこういう雰囲気だったのではないかと思い、昔から脈々と続いている日本人の志をここに見た!という感慨を持ちました。「えがお・つなげて」の提唱するキャッチコピー「日本に帰ろう」そのまんまでした。(山本豊美)